#ポピュラス(無印)

Populous

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評価・特徴

ひとこと評価は「普通」とした。今でも通用するゲームだ。ただし難しいので、全面コンプリートを求めないことが前提。

リアルタイムで進行するシミュレーションゲーム。最近の言葉ではRTS(リアルタイムストラテジー)。ポーズ(一時停止)はできるが、敵のスピード調整はできない。操作性は悪くない。ゲームの自由度は高い。

プレイヤーは神になり信仰する民族を導く。地形を隆起させたり、天災を起こしたりすることができる。自分の民族を繫栄させ、敵の邪魔をするのに使う。

征服編のマップ数は約500。しかし、クリア時の成績により自動的に面を飛ばすので、実質は1周100面程度。地形は4種類あり、特性に違いがある。

攻略法を確立した後は、似たようなことの繰り返しで飽きやすくなる。一方で、厳しい面も登場する。人によっては投げ出してもおかしくない。そこでがんばって新たな攻略法を生み出せれば、大半の面はクリアできる。対コンピュータに限れば、器用さによる超絶テクニックや超絶スピードは求められない。作戦のほうが重要だ。

使用したソフト

1990年イマジニア製の日本版。

使用したハード

PC-9801DA(CPUは80386・20MHzなど)。

ハード条件

PC-9801VM以降。VMは要16色対応。メモリは640KB必要。2.11以降のMS-DOSが必要。バスマウスが必要。アナログディスプレイが必要。ハードディスクは不要。FM音源に対応。

手に入れる際は付属品がそろっていることに注意する。上記の版では説明書の中に起動時のパスワード(マニュアルプロテクト)がある。

フロッピードライブは2台以上の使用に対応しているが、1台しか使わないことも可能。

このゲームは外付けのフロッピーディスクドライブでも動作した。

RS-232Cケーブルを使った対人戦が可能。

攻略情報

最初のヒント

操作方法は独特だが、入門編を説明書の通りにやれば基本的操作は身につく。征服編も最初のうちは簡単。徐々に慣れていける。

このゲームの基本は味方の人口を増やすこと。町の近くに平坦な地形を用意してやれば、自然に人口は増えていく。

海などに平坦な地形を素早く用意する技。3マス四方計9マスの海の中央を2回高くしてから1回低くする。すると9マスの海は、海より1段高い平地になる。この技は「セットアップマニュアル – キーボードでの操作」にヒントがある。

面クリア後は謎の顔の画面、または直後の新しい面の情報画面で、新しい面の名前をメモしておく。そうすればセーブデータがなくても、その面から再開できる。

ほぼ最初のうちの面でしか通用しないが、知っていれば楽になる技。 “WATER IS FATAL” だと、水に落ちておぼれたら即死する。敵の騎士やリーダーは、地面を削って水に落とせばいい。

最終面到達への最低限のヒント

劣勢になってしまったら、耐えるよりも最初からやり直すほうがいい。

試行錯誤をする。例えば、早期に敵をたたくほうがいいかもしれないし、敵との接触を遅らせるほうがいいかもしれない。

詰まったら説明書を読み直す。あまり使っていないコマンドを思い出すかもしれない。他にも有用なヒントが書いてある。

どうしてもクリアできない面からは撤退する。一つ前の面で違うスコアなら、違う面に行けるかもしれない。ハイスコアを稼いでもいいし、あえて低いスコアにとどめる手もある。

人口を増やす基本

手持無沙汰になったら、城の横をあえて1マス上げる。城は町に後退するが、この時に町からあぶれた人口が新たな民衆として登場しやすい。民衆が出たら、あるいは出そうになかったら城に戻しておく。

難関面では時間もパワーもおしいので、上記をより精密に行う。城や町にシールドアイコンをつければ、民衆が出るのか出ないのかはっきり分かる。

コマンド

リーダーを強くしたい場合、集合場所をでこぼこにすれば沼を防げる。

リーダー移動はリーダーを強くするためではなく、民衆を前線などへ移動させるためにも使える。

一時停止を積極的に使う。高難易度のコンピューター敵はでたらめに速い代わりに、どれだけ一時停止しても文句を言わない。「Z」キーが便利。

地震

地震による被害はたいしたことがない。むしろ、城が町に後退することで新たな民衆が登場しやすくなったりする。復興はすべきだが、後回しにしてもいい。ただし、おぼれている民衆は助けておく。

地震は敵に使うよりも、自分の領土の山を素早く崩すのに役立つ。打ち込まれた火山や沼に使う手もある。

だれかが沼に落ちた時は効果音がする。一時停止してから、沼のありかを探す。まずは全ての沼地を高くして無効にする。その後で低くして元に戻す。

敵は味方の強いリーダーを狙って沼を作ってくる。沼は落ちるまで効果音がしないので気づきにくい。味方リーダーの周囲には注意する。もしリーダーが飲まれたら、新しいリーダーを作らないという手もある。そうすれば敵が沼を使ってくることは、ほとんどない。リーダーを作るにしても強くはしないこと。強くすると、また狙われる。

海の上の一本道なら沼はできない。これは味方リーダーを守るのに有用だが、敵の騎士を沼に落としづらくなる場合もある。リーダーの段階で落とすほうがやりやすい。あるいは、自分の領土に来るまで待つ。

どうしてもクリアできない面で沼が使えるならリロード技が有効。平地にいる敵のリーダーや騎士を確実に沼へ落とせる。敵がハルマゲドンを使う直前に打ち込めば、逆転のチャンスができる。

自分も敵も沼を使えない面でも、ブルフロッグが悪さをするかもしれない。

騎士

騎士は強いが無敵ではない。波状攻撃をかければ最後には倒れる。敵に作られても人口で優っていればなんとかなる。互角でもチャンスはある。

敵騎士による被害が大きくても、それを上回るペースで人口を増やせばよい。焼かれた不毛の地が目立つようになったら、まとめて造成し直す。敵地との境が焼かれた場合、緩衝地帯になるので状況によっては放っておく。

人口で劣っている場合は厳しい。騎士に負けるとパワーが落ちていく。パワーがなくなってしまうようなら、あきらめてやり直したほうがいい。

敵の騎士は進路先にある沼をよけて通る。ただし目前であればよけることはできない。

騎士はまだ敵が残っているのに目標を見失って、その場をうろつくことがある。

火山

火山を使われたら、基本的にあきらめて放っておく。元に戻すよりも、新天地を開発したほうが早いからだ。敵は新たな火山を使う時、以前に作った火山の近くに発生させる傾向がある。その意味でも新天地開発を重視する。

火山は草原でも強力だが、草原以外ではさらに効果的。住む場所を失ってさまよい歩く民衆が消耗しやすい。

洪水

“WATER IS FATAL” でなければ、必要なパワーに比べて洪水の効果は薄い。

敵は基本的に低地で城を作ろうとする。そうせずに山から降りようとしないなら、洪水をたくらんでいるかもしれない。しかし、洪水をおこすのに必要なパワーは大きいので、先に倒してしまえばいい。筆者は敵に洪水を起こされたことは一度もない。心配ならある程度の高台領地を確保して保険をかける。

ハルマゲドン

ハルマゲドンで倒せば、スコアは高くなる。

ハルマゲドンを使えるかどうか開始画面では分からない。開始後にゲームバランスアイコンをクリックすれば分かる。

ハルマゲドンには大きなパワーがいる。騎士などで追い詰めすぎると、パワーの貯まる前に終わってしまう。特に氷河マップではそうなりやすい。

手動火山

「手動火山」とはなにか。敵の侵攻が早くてどうにもならない。火山を使って制圧したいところだが、そんなパワーはない。ならば自力で敵の土地を盛り上げて火山(正確には岩がないので火山ではなく普通の山)を作ればいい、という(筆者の場合は追い込まれて思いついた)発想。

手動火山を打ち込むためには、まずリーダーを敵の領土近くまで進める。長い距離を進むと、それだけで消耗してしまう。草原以外のマップでは特にそうなる。一方でリーダーが強いと沼の標的になりやすい。

敵の領土近くに味方の町ができたら、味方の町を画面四隅のどこかに表示させる。それから味方の町の対角を、素早く何度も盛り上げて高い山にする。敵領地の城をいくつも壊して、火山のようなダメージを与えることができる。

敵も対処しようとして土地を下げてくるはず。敵の行動速度が非常に速いと、らちがあかない。その際は画面をすこしずらしてから、別の位置を盛り上げる。敵はたとえ非常に速くても、同時には対処できない。本物の火山を併用できるなら、なおいい。

火山ほど多くはないが手動火山にもパワーを使う。敵と同じだけのパワーを消耗しあうのは、あまり効率がよくない。複数箇所を盛り上げるという技で消耗合戦を緩和できる。

手動火山の効果は大きい。それでも敵の行動速度が「非常に速い」と、本物の火山であっても比較的速く平地に戻ってしまう。手動火山はなおさら。手を緩めてはならない。

手動火山も万能ではない。まず、草原マップでの手動火山は他のマップと比べると効果が薄い。また、敵との距離が長いとやりづらい。

手動火山は味方の成長がすこし犠牲になる。使わないで味方の人口とパワーの増大に集中したほうがいい場合もある。

各面序盤のヒント

敵の展開には2~3のパターンがある。活用すれば難関面クリアに役立つかもしれない。

初期人口だけでなく、初期位置も重要。位置が悪いと不利になる。山の上は建物を作っても大きくなりにくい。周辺が開けていないので耕作地が小さくなるからだ。周辺を整地するには時間だけでなくパワーも必要になる。初期のパワーは小さいので、相対的な負担は重い。対して海沿いは狭いように見えても、海を埋め立てればいいだけなので有利だ。

悪い初期位置へ対処する一つの方法。位置によってはシンボルへ移動させると、山を降りてくれる。町が見えていなくても、海を1段だけ盛り上げて平地にすることはできる。山から少し離れた城を作れる位置に移動させてから町を作らせれば、悪い初期位置のハンデを減らせる。

最初の人口は全て生かすようにしたい。合体コマンドを使えば、地形による消耗に耐えやすくなる。土地が足りずにあぶれた民衆を救えることもある。

地形の特性

草原での町や城の人口増加率は、表示する

さらに、草原にはもうひとつ秘密がある。これは説明書24ページのQ&Aにヒントが書かれている。

くわしくは、各地形の検証を参照。

氷河での序盤は地形の上下を1マスずつ慎重に行う。それでもパワー不足になることもある。なので、素早く9マスの海を陸に変える技を使ってはいけない。9マス分の上昇に対して11マス分のコストがかかるからだ。人口の増えにくい氷河での序盤では、スピードよりもコストを優先すべき。

氷河は序盤を乗り切れば、むしろ一番楽な地形となる。手動火山の効果が高く、敵の業は少ない。人口の増えにくさは、城を町に後退させて民衆を生み出せる人間側にとって有利。

敵も味方も業が多くなる地形は、手動火山という疑似業を使える人間にとって強みが減ったのと同じ。さらに草原では手動火山の効果が薄い。相対的に考えれば、草原は一番難しい地形だと思う。

面スキップ

連続する一連の面(だいたい7面程度)は似たような設定が続く。ただし、味方と敵の初期位置の違いが難易度に影響する。クリアできるかどうかの違いになることもある。

スコアがかなり高ければ、一連の似た設定の面を全て飛ばせる。難関面を回避することも可能。スコア稼ぎは敵を飼い殺しにした状態で、地震や火山などの業を延々と使えばいい。

土地を上げることはできるが下げることはできない面への対策

面倒そうだが、実は楽。手動火山を使えばいい。

民衆があふれて造成が間に合わない時は、9マスの海の中央を2回上げる。こうすれば素早く8マスの平地を作ることができる。城は作れなくても、民衆の行き場がないよりはましだろう。

その他

494面をクリアすると0面に戻る。クリア時のメッセージが他と少し異なるだけで、エンディングらしいものはない。この時の0面の中身は最初の0面と同じ。名前が違うだけ。この違う名前を知ったことが、一周クリアの証かもしれない。

味方と敵を合わせた数に上限があるようだ。マップの大半を味方の領土にすると、町から民衆(リーダーを含む)が生まれないこともある。リーダーが出てこない場合は、町を壊せばいい。

このゲームには、プレイヤーも敵もコントロールできない3種類の怪物が登場する。スコア稼ぎ時は特に発生しやすい。

レトロゲームの思い出と攻略