マイト・アンド・マジック・クラウズ・オブ・ジーン

Might and Magic    Clouds of Xeen

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このゲームには目立つ不満が2つある。

以下はPC-9801版で確認した。
それほどでもないバグなどは後述。

ナイトシャドゥの町の謎はヒントの翻訳に問題がある。発売当時の日本で解くのは困難だったはずだ。謎が解けないとゲーム難易度が高くなる。くわしくは後述する。

一部のダンジョンと一部の塔とダークサイドに今作では行くことができず、次作を購入することで行けるようになるらしい。パッケージや説明書にこの情報は見当たらない。あらかじめ知らないとがっかりする。

評価・特徴

オリジナルはアメリカのRPG。アクション性はない。マイト・アンド・マジック3(MM3)の続編だが、シナリオやキャラクターの連続性は感じられない。動作は重いが前作と比べれば改善されているので、フロッピーディスクでのプレイも許容できる。

戦闘の難易度は高いが、コツをつかめばそれほどでもなくなる。MM3と比べるとバランスはとれている。謎は多いがゲーム中に救済手段が用意されているので自力でクリアできる。重要ヒントはメモしておかなくても、後で読み返すことができるようになった。

ゲームの自由度は高い。示された目標は後回しにしてもいい。全世界を踏破するつもりでやれば自然にクリアできる。条件付きだが自動マッピング機能もある。

使用したソフト

1993年スタークラフト製の日本版。

使用したハード

PC-9801DA(CPUは80386・20MHz)。プレイしたのはフロッピーディスク専用版。MM3をフロッピーディスクでプレイするのと比べればかなりましだが、ハードディスクに比べれば動作は重い。FM音源に対応。

開始直後のヒント

まずマニュアルをよく読んだ方がいい。

ゲームはヴァーティゴの町から始まる。最初から用意されたキャラクターでパーティが組まれているが、新しいキャラクターを使うのであれば後ろを向いて酒場に入る。奥の灰色のテーブルへまっすぐに向かい、スペースを押してキャラクターを作成する。最初から用意されたキャラクターから武器を借りておくと、すこし楽になる。キャラクター作成が終わったらセーブしておく。

警告:町の中は安全ではない。

キャラクター作成

  • 性別:影響なし。
  • 種族:抵抗力に多少の違いがある。半オークとドワーフはHPが多くスペルポイントは少ない。ノームとエルフはHPが少なくスペルポイントは多い。

職業

  • 騎士:武器戦闘が得意。呪文は使えない。
  • 野蛮人:騎士と同じ。防具の制限がある代わりに、HPが多い。
  • 僧侶:僧侶呪文を使える。
  • 戦士:僧侶と騎士の中間。
  • 魔法使い:魔法使い呪文を使える。
  • 射手:魔法使いと騎士の中間。
  • ドルイド:一部の僧侶呪文と一部の魔法使い呪文を使える。
  • レンジャー:ドルイドと騎士の中間。
  • 盗賊:盗賊技能を持つ。呪文は使えない。
  • 忍者:盗賊より武器戦闘が得意。代わりに盗賊技能は劣る。呪文は使えない。
  • 武器戦闘をこなすために、騎士と野蛮人のどちらかはほしい。騎士と野蛮人の武器戦闘能力は、戦士・射手・レンジャー・忍者とは一線を画している。
  • 全ての僧侶呪文を使うために、僧侶と戦士のどちらかはほしい。
  • 全ての魔法使い呪文を使うために、魔法使いと射手のどちらかはほしい。
  • 盗賊技能を使うために、盗賊と忍者のどちらかはほしい。MM3に比べればましだが序盤の忍者は頼りないので、罠ダメージに注意する。

序盤(ヴァーティゴの町とすぐ周辺)のヒント

  • 鍛冶屋に向かうまでの道にいきなり敵がいるが、横に移動すればうまく回り込める。戦う前に鍛冶屋で装備を整えたい。
  • 武器と防具を買って装備しておく。お金はすこし残しておく。
  • 店などの陳列品を盗むこともできる。たぶん特定の職業が必要。
  • 寺院へ行ってキャラクターを一時的に強化する。MM3より費用が安くなったので、序盤はありがたい。
  • 今作での序盤は町の中と町のすぐ外にそれほど違いはないが、町の外には役に立つ場所があるのでまず外へ出る。町の中の敵を完全に掃討する前に外へ出てから町へ戻ると、敵は復活してしまうので面倒くさい。どうせ外へ出るなら早いほうがいい。
  • 町のすぐ東にある井戸と、すこし南西にある井戸が役に立つ。キャラクター強化があれば町のすぐ外の敵に出くわしても倒せるだろう。橋の向こうへ行ったり、洞窟へ入ったり、隣のエリアへ入ったりは、まだやめておいたほうがいい。
  • 町へ戻って探索する。地図師のスキルがなければ買う。持っていなければ回復系呪文を買う。探検家のスキルは後でいい。
  • 休息したり夜が明けて朝になると一時的な強化が切れるので、再度寺院や井戸へ行く。
  • なにかを見つけたらその場所でスペースを押すと、イベントが起きるかもしれない。寺院での強化があれば、宝のない罠を避けることができる。
  • 町を解放すると、町の有用な井戸を使うことができるようになる。
  • MMCOX(4)ゲーム開始・ヴァーティゴ

基本

  • 今作ではキャラクターの能力値に恒久的な変化があれば知らせてくれる。アイテムを装備すると一時的に変化することもある。
  • 安全な場所でこまめにセーブしたほうがいい。
  • MS-DOSの機能を使ってファイルのコピーをすれば、セーブデータを複数持つことができる。

情報の入手

  • 町の酒場で情報が手に入る。今作では情報がループするので、一度しか聞けないということはない。
  • いろいろなオブジェでスペースを押すとヒントが手に入る。

探索

  • 一時的な能力アップの井戸や泉は何度でも使うことができる。
  • 呪文や一時的な能力アップの効果は日の出まで有効。
  • 町の鏡とドワーフ鉱山は移動時間の短縮に役立つ。
  • スキルには、1人だけが持っていればよいもの・複数人が持つ必要のあるもの・全員が持つ必要のあるものがある。全スキル(盗賊技能を除く)を購入できるポイントもあり、一部のスキルはそこでしか購入できないようだ。

呪文

  • 移動系の呪文は役に立つ。罠の回避・移動時間の短縮(一時的な能力アップの効果時間を実質的に延長できる)・隠しエリアへの移動・絶体絶命の状況からの脱出など。呪文を使えるキャラクターが倒れてしまう場合もあるので、非常脱出用の呪文を使えるアイテムがあれば心強い。
  • ジャンプの呪文はMM3と違って使えない場所もある。非常脱出の呪文が使えない場所は、知る限りではなかった。
  • 空中浮揚の呪文は、罠の回避・危険な地形の探索で役に立つ。大事なことを忘れないこと。日の出を迎えたり休息をとったら、呪文の効果がなくなる。
  • 寺院での強化の代わりになる呪文がある。僧侶呪文と魔法使い呪文をそれぞれ高レベルで唱えられるようになれば、かなりの助けになる。溶岩地形の探索でも役に立つ。

戦闘

  • ヒントを表示するなので飛び道具を一方的に射かけ続けることができる。
  • ヒントを表示する敵は移動してくることができないので白兵戦にならない。飛び道具で攻撃してくることもできない。ところがこちらからは飛び道具で攻撃できる。
  • 敵の遠距離攻撃をできるだけ受けないように近付く。ジャンプとテレポートの呪文をうまく使う。敵はパーティの側面に回り込むのではなく正面から近づこうとするので、パーティの向きをうまく変えれば遠距離攻撃を受けにくい。
  • ヒントを表示する強力な遠距離攻撃を封じて白兵戦に持ち込める有効な技だ。今作では確認していないので推測だが、一度でもパーティを認識した敵には通用しないかもしれない。
  • 戦闘中に妙な効果音がしたら、そのキャラクターの情報をよく調べたほうがいい。キャラクターの表情が正常でもなにかが起きているかもしれない。
  • 以下はMM3での確認のみで今作では確認していない推測。石化はパーティ内で治してもよいが、死亡と根絶は町の寺院で治してもらったほうがいい。パーティの呪文で治すと、恒久的に耐久度が1下がってしまう。

その他

  • 火や毒などの効果を持つ武器を手に入れたら、通常武器より劣っていたとしても予備で持っておくといい。役に立つことがあるかもしれない。
  • 火への耐性を高める防具などを集めておくと、溶岩地形の探索で役に立つ。

攻略案

  • ヴァーティゴに近いエリアから攻略するのが基本。溶岩地帯は例外。井戸や神殿に行くまでは問題ないが、それより北へは行かない。
  • ドワーフ鉱山1ドワーフ鉱山2以降:能力値上昇などのイベントが多い。ヴァーティゴをクリアしてすぐに全部攻略するのは危険。きついと思ったら後回しにして、もっと楽に探索できる場所を優先する。これはゲームを通して言えることだ。外への出口は5つあるが、鉱山5の外の敵は強いので最初は危険。
  • リバーシティの町:鏡を使っても行ってもいいし、船を使ってもいい。リバーシティの町にいる敵の強さは4種類。中央から東側は早期でもなんとかなる。役立つスキルが多くある。特に泳ぐスキルがあれば探索の幅が広がる。西側はまだ危険。攻略順は南・北・中央。
  • ヴァーティゴの町の近くでクエストを受けて解毒薬を手に入れる。
  • 魔女の塔:対応する呪文が手に入るまで、塔の屋上は後回しにする。
  • 溶岩地帯に近いが、ドワーフ鉱山2の東方面にいる敵はこの段階でも倒せるかもしれない。
  • 川:リバーシティの町でスキルを手に入れてから探索する。マップ中央の湖より先は後回し。
  • 死者の森:ヴァーティゴの町でスキルを手に入れてから探索する。全部踏破すれば、いい経験値になる。
  • 野外エリアを探索するコツ:一時的なキャラクター強化が切れないようになるべく短時間で、かつ敵を集中させないように攻略する。
  • ナイトシャドゥ:危険だが、ボスを倒せば有用な井戸が使えるようになる。謎は後述。
  • ヤクの古代寺院1ヤクの古代寺院2:D4のクエストをクリアするだけなら、それほど難しくない。奥は危険。スイッチが分からないならヒントを表示する
  • アスプの町:まず、ヒントメッセージを探す。
  • ウィンター・キルの町:最初の敵がきついようなら、出直して後回しにする。ヒントを表示する
  • ほかの砂漠地帯と違ってB2エリアは難しくない。重要ポイントがあるので先に攻略しておいたほうがいい。
  • バーロック城と上階:宝箱は危険。王女のクエストはそれほど難しくないが、王女の間の扉を開けるほうは危険かもしれない。
  • 幻影の洞窟:ダンジョン最奥部で操作をすると、新しい敵が現れて宝も手に入る。
  • ハイ・マジックの塔:危険な敵が1匹いる。スペルポイントがゼロだと全滅するかもしれない。
  • ダルゾグの塔:ボスは危険。ヒントを表示する
  • バーロックのダンジョン:危険な敵が1匹いる。ヒントを表示する
  • 砂漠エリア(A1・A2・B1):強敵に対しては、ヒントを表示する
  • バセニー城:敵は遠距離攻撃をしてくる。抵抗力を高めておくとよい。能力アップのポイントは敵を全て掃討してから試すほうが効率的。
  • 北スフィンクス:罠による状態異常に対しては、能力値上昇の井戸が役に立つ。謎はヒントを表示する
  • 千の恐怖の墓:王のメガクレジットが手に入る。慎重に進めば比較的攻略しやすい。
  • ニューキャッスル:リバーシティよりもレベル上限が高い訓練所がある。
  • ゴーレムのダンジョン:王のメガクレジットが手に入るが、謎・敵ともに高水準。日の出を迎えてキャラクター強化が切れたら、再度出直して強化し直すのが安全。ゲームクリアするだけなら、完全に攻略しなくてもいい。謎は後述。
  • 溶岩エリア:ダメージを受けるので、マップを全て踏破するには根気がいる。ヒントを表示する
  • 竜の洞窟:いやらしい仕掛けがいくつもある。マップを全て踏破するには根気がいる。敵は遠距離攻撃をしてくる。知性を要求されるイベントポイントがあるが、100あっても足りないポイントもある。
  • 火山洞窟:敵は遠距離攻撃をしてくる。レベル1では溶岩の奥にイベントポイントあり。ダンジョン最深部に拠点と各地謎解きの答えがある。
  • ウォーゾーン:キャラクター強化をして慎重に臨む。エンディング直前ならレベル10×20匹の敵でも十分に倒せる。
  • ジーンの城:先にニューキャッスルのダンジョンを攻略して対ラスボス武器を手に入れておく。ラスボス以外はたいしたことがない。

時間を歪めるの呪文を使えるようになれば、危険はかなり減る。ただし、突然スペルポイントがゼロになることもある。油断はできない。

ナイトシャドウの謎が分からない。

ヒント1:ヒントを表示する

ヒント2:ヒントを表示する

キャラクターが不自然に老化してしまった。

野外にヒントを表示する

を順番に訪れると回復する。溶岩地帯にはいない。

ゴーレムのダンジョンが難しい。

まず、ゲームクリアするだけなら完全に攻略しなくてもいいので、あきらめるという手もある。

次に、ヒントを表示する

を使えば謎解きはいらないかもしれない。

その上で正攻法を示す。木の家と石の家については記事を参照。

鉄の家:ウィザードの目を使うと分かりやすい。

「タンブラー」とは複雑な鍵のこと。例えばダイヤルを右に7目盛り回してから左に9目盛り回せと指示されたら、その通りでなければならない。合わせて左に2目盛りでいいだろうという考えは通用しない。

なので、スイッチを1つ動かしたらそのたびに先へ進んで変化を確認する。面倒だが、急がば回れということだ。

奥の強敵:案1は遠距離魔法。強力な攻撃呪文をかけてからジャンプで距離を取り再度呪文で攻撃する。敵は遠距離攻撃を持っていないので時間はかかるがノーダメージで倒せる。

案2はキャラクター強化をして白兵戦に臨む。レベル・強さ・正確さ・素早さ・好運度・防御力などを強化しておく。

マップの四隅にある機械はなにか?

不明。次作の「マイト・アンド・マジック・ダークサイド・オブ・ジーン(DOX)」に関係するのかもしれない。とりあえず動かしておいたが、よくわからなかった。

野外で探索したはずの場所が未探索に戻ってしまっている。

たぶんバグ。まだ鍵を持っていないダンジョンに入ろうとすると拒否される。それから別のエリアへ移動すると、鍵を持っていないダンジョンのあるエリアで踏破したはずの場所が未探索へ戻ってしまうようだ。敵が復活することもある。もう一度探索すれば問題ない。

湖を歩いていたら動けなくなってしまった。

日の出を過ぎて水上歩行の呪文が切れると、その瞬間から深い水場へは移動できない。周囲がすべて深い水場であってもだ。MM3での救済仕様はなくなっている。水上歩行の呪文をもう一度唱えることができないなら、ロードし直すかミスターウィザードに頼むしかない。

ゴールドやジェムを使い切ってしまった。どうにかならないか?

ハイ・マジックの塔の雲である行為をすると、塔の周りにある樽にジェムが落ちてくる。ジェムがあればゴールドも生み出せるはずだ。

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