AD&Dプール(23)ヴァリェヴォ城

最終目的地の「ヴァリェヴォ城」へ行く。「ストジャナウ門」の北側にある。

城は壁の外周と内側の2つに分かれている。目的地は内側にあるが、まずは外周を回る。反時計回りがいいだろう。

ここは敵の本拠地だ。「ポドル・プラザ」や「ストジャナウ門」と同様に隠密行動を心がける。うまくやれば警報が鳴りだした時のパトロールをやり過ごすこともできる。ただし、偽装が通用しない相手もいる。

どうしてもパトロールと戦闘になってしまう場合は、こういう手もある。

左を向いて進むと突き当りなので、ここがちょうどいい。「調査」コマンドを使うと敵がわいて出る。しかし、「コ」の字型の地形に邪魔されて小部隊しか出現しない。

1マスだけの小部屋もしくは道の突き当りで、「調査」コマンドを使う。敵が出現しても数は少ないのでやりやすい。「調査」コマンドは敵を引き付けやすいが、普通に歩くよりも時間は経過する。何回か使えば警報は鳴りやむ。

外周をくまなく探すと、宝や情報が手に入る。外周でのパスワードと、内側に入るためのパスワードも手に入るはずだ。

壁の内側は迷路になっている。四隅にはイベント敵がいるが、ここまで来たパーティなら余興だ。中心部にはラスボスとダミーが潜んでいる。四隅のイベント敵を回るのは難しくないが、中心部へたどり着くのは難しい。

迷路は複雑でワープポイントもある。以前に迷路攻略法として紹介した左手法(右手法も)は使えないようだ。左手法は完璧ではない。例えば「甲」の字型の迷路を考える。下に突き出ているのが外への出入り口だ。左手法を使うと外周を回るばかりで、「田」の字型の中心部へはたどり着けない。

攻略法1:東西南北の方向は必ず表示されるので、それを頼りにしてがんばる。壁も目印になる。ワープポイントは踏み込まないと分からない。行き止まりだと思って踏破しないと、見過ごすかもしれないので注意する。

攻略法2:面倒だがマッピングする。ワープポイントではメッセージが出るので、混乱することはないだろう。

攻略法3:ゲーム付属のマニュアル「冒険者ジャーナル」の中にある「冒険日誌」を見てしまう。4区画のうち3区画の地図がのっている。ただし、地図は仕様なのかバグなのか分からないが、誤っている箇所があるので注意する。

攻略法4:セーブしてから生け垣を強行突破する。何回か試せば抜けられるはず。

何もないような建物を見つけたら、そこにラスボスの潜む場所への入り口がある。入り口は「調査」コマンドでは見つからない。内側と外側の両方からよく観察すれば、建物の奇妙な点に気づける。「冒険日誌」の地図もヒントになる。

階段を使うと音楽が変わるので、まずはセーブしておく。ここにはNPCがいるので仲間にしておく。あまり役に立たないのだが、いないよりはましだろう。

ラスボスと戦う前に衛兵と対決する。有効な呪文はスティンキング・クラウドとホールド・パーソン。ファイアボールはあまり有効ではないので、代わりにホールド・パーソンを使うほうがいい。衛兵を倒したら、戦闘中にHPを回復しておく。最後にプレイヤーをかけておく。

ラスボスは凶悪な攻撃力を持っている。しかもパーティが持っている呪文は効かない。たまにスティンキング・クラウドがすこし効いているようなメッセージは出るが、たぶん効果はない。ここでは戦士が頼りだ。

今気づいたが、パーティの能力を上げるアイテムなら有効だ。ジャイアント並みの力を得られるアイテムがあったのを忘れていた。昔も使ったことはなかった気がする。使うべきなのはこの場面だろう。もったいないことをした。

1ラウンド目に先手を取られてしまい、左斜め上にブレスがきた。戦士一人が40ポイントのダメージを受け、僧侶は死んでしまった。

筆者の感覚では、ブレスは斜め方向に来ることが多い。壁にぶつかると跳ね返るので、縦に位置するのも危険だ。なので敵の横に位置するのがいいだろう。役に立ちそうにないキャラクターは、壁の後ろに隠れると安全だ。

はっきり覚えていないが、桂馬跳びの位置にいればブレスは当たらないと思う。もしかしたら、無意味なブレスを誘発できるかもしれない。

HPが1になったところで、ラスボスは恐慌状態になった。初めて見る事象のはずだ。ただ逃げ道があるにもかかわらず、移動せずに攻撃だけをした。どうもラスボスには特殊な処理がなされている気がする。

なんとか倒すことができた。死亡1名は運のいいほうだと思う。リセットを繰り返せば死亡ゼロも可能だが、このまま続行する。

パーティはぼろぼろだが、ラスボスを倒せば即新フランへ戻れる。寺院で死者を復活してから報酬をもらいに行く。これでゲームの目的は達成したが、筆者の冒険はまだまだ先がある。

今回は5時間半、累計で52時間かかった。