項劉記(15)シナリオ3・上級・項羽

シナリオ3・上級・項羽で始める。前回初級と同じく、ただちに広武にいる劉邦へ決戦を挑む。

今回はミスと運の悪さが重なった。一騎討ちに負けてしまい、項荘と季布が捕まる。この結果、軍隊の一つが人物不在となった。鍾離昧も追い込まれたが、ぎりぎりで逃げ帰る。初めて見る事象だ。この場合も兵士数と士気は下がるが、捕まるよりはましだろう。

後から項羽が挑んだ一騎討ちはすべて断られた。先に挑んだほうがよかったかもしれない。野戦から逃げた敵は広武に籠城した。

人物不在の軍隊の士気がかなり下がっていて不安だったが勝てた。広武には水攻めをすることもできるので、たいていは勝てるだろう。劉邦と張良などは処刑する。新たな中立勢力は登場しなかった。前回同様に韓信はいきなり項羽勢力となった。


もう十分だと思ったが続ける。中立勢力を懐柔しようとしたが、なかなか成功しない。もしかすると、上級・項羽では「金を贈る」よりも「脅迫」のほうが成功しやすいのだろうか。以前のように検証してみた。この時、検証すると決めた以前の結果はカウントしていない。そうでないと恣意的になってしまう。

結果は、成功率はどちらも30%程度でほとんど差はなかった(脅迫=7/21、金を贈る=6/21)。以下は筆者による推測。劉邦の場合は未検証だが、たぶん同じだと思う。

  • 初級・項羽の懐柔成功率は約3分の2
  • 中級・項羽の懐柔成功率は約2分の1(初級と上級の中間のはず)
  • 上級・項羽の懐柔成功率は約3分の1
  • すくなくともPC-9801版では、「脅迫」と「金を贈る」で項羽の懐柔成功率に違いはない。

項羽でのシナリオ3はまだ見切ったとは言えない。劉邦の手番が先になると移動や隠蔽をされるかもしれないからだ。今回どちらが先手だったのかは、見逃してしまった。

今回は5時間半、累計で80時間半かかった。