ウィズ6BCF(1)ゲームの紹介と昔の話

「ウィザードリィ6・ベイン・オブ・ザ・コズミック・フォージ(BCF)」をやってみる。オリジナルはアメリカのRPG。アクション性はない。

ワイヤーフレームのウィザードリィと比べると見た目や魔法の名称は大きく変わっている。その点では不評だったようだが、本質に変わりはない。しらみつぶしに調べ回り、自分より弱い敵を倒して強くなり、より強い敵を倒すのは同じだ。

ウィザードリィ1~3と比べると大きな違いがある。ウィザードリィ5もそうだが強制セーブがないので、全滅したとしてもロードしてやり直せばいいだけだ。リセットを多用した人にとってはあまり違いはない。ボスなどに負けてもキャラクターを鍛え直して再挑戦すればいいので、ゲームバランスに問題はない。

ストーリー進行に関するゲームの自由度は高くない。鍵が手に入らないと先へ進めないといった制限が多い。でもあまり気にならない。メインは戦闘とキャラクターの成長で、それらの自由度は高い。そこは昔と変わらない。

謎解きもあるが、旧ウィザードリィのような理不尽さはあまりなかった。ただし昔のゲームなので、答えを一文字間違うと即アウトになったりする。

このゲームはなんどかエンディングまでいっている。旧ウィザードリィではエンディングを終えてからのプレイ時間のほうが長かったはずだが、このゲームではどうだっただろうか。BCFでは最強アイテムのいくつかが確定で手に入るので、昔からのやりこみユーザーには不評だったようだ。

レベル上げに関してはバグがある。ログイン誌でも言及されていたが、全てのスキルが上限100に達すると、レベル上昇時のスキルポイントが余ってしまって割り振れなくなり、キャラクターステータス画面から抜け出せなくなる(フリーズではないがそれに近い)。キャラクターを際限なく鍛えるのがウィザードリィの魅力のひとつなので、これはまずい。