項劉記(17)シナリオ4・上級・項羽

シナリオ4・上級・項羽で始める。

ここまでリロードはしていない(やりようがない)ので、項羽でのシナリオ4であってもゲームレベル初級では難しくないようだ。

前回初級を改めて考えてみると、有利な点と不利な点があった。韓信軍の一部を捕らえたことで兵数を回復できたのは有利だった。特に運がよかったわけではないが、不運でなかったのもたしかだ。

不利な点は手番が最後だったこと。手番が先なら、士気をすこし回復できた。

劉邦軍と戦う前により弱い韓信軍との戦闘になったのは、有利だったと思うが断言はできない。

項羽・劉邦・韓信の手番のパターンは6つある。現時点での情報で考察した。対彭越戦は独立しており、しかも楽勝なので考えない。

  • 1.項羽→劉邦→韓信:前回6より不利かもしれない。ただ、一戦目で劉邦を捕らえるチャンスがある。
  • 2.項羽→韓信→劉邦:前回6よりすこし有利。
  • 3.劉邦→項羽→韓信:1より不利かもしれない。
  • 4.劉邦→韓信→項羽:1よりすこし不利。
  • 5.韓信→項羽→劉邦:前回6よりすこし有利。
  • 6.韓信→劉邦→項羽:前回のパターン。韓信戦の消耗をどれだけ抑えられるかがテーマ。

本当のところはやってみなければわからない。何も考えなくても楽勝かもしれないし、一戦目でどれだけ敵を捕まえて兵数を補充できるかの運ゲーかもしれない。


まずは項羽の手番。前回はなかった提言があった。一部軍隊で突破口を開けて彭城へ退却すべし。そうかもしれない。でも、前回は連戦を勝ち抜くことができたので垓下に留まる。

韓信が攻めてきて、パターンは2となった。前回は野戦を挑んだので、籠城してみる。勝つことができた。前回の韓信戦はいつもと違う音楽だったが、今回はいつもどおりだった。コンピューターは籠城のほうが有利だと考えているのかもしれない。運よく韓信を含む2部隊を捕らえる。韓信を処刑し、勢力もなくなった。

逃げた一部隊は、劉邦軍である灌嬰(かんえい)が率いていた。これが影響したのかもしれないが、劉邦軍は攻めてこなかった。

彭越軍も彭城に攻めてこなかった。上級ではあきらかに負ける戦闘は仕掛けてこないのだろう。単純に積極的な行動をとるわけではないようだ。

パターン2となったが、虞美人のイベントはなかった。初期配置では垓下の隣に劉邦本隊がいないらしい。ではどういうパターンなら起こりやすいのか。パターン3だろうか?


しばらく垓下にこもったが、劉邦軍は攻めてこないで近くの盱眙(くい)に撤退した。兵を補充しているようだ。盱眙の人口は多く、垓下は少ない。このままでは不利なので、彭城へ撤退する。途中で劉邦軍の敗残兵を蹴散らしておく。敵は隠蔽していることもあるので、君主情報を調べてから慎重に進む。

隠密軍団の存在は敵の君主情報で見破れる。敵の軍隊数が3なのに2つしかマップ上にないなら、隠れているということだ。

彭城の隣にいる彭越軍を包囲殲滅し、彭越を配下にする。彭城ではある程度の兵を徴兵できた。元から彭城にいた兵の一部も合わせて垓下へ戻る。

劉邦軍4軍団も垓下付近へ戻ってきている。しかし、愚かにも分散していた。慎重に進んで隠密軍団を発見しながら、垓下の劉邦を含む2軍団を包囲する。軍隊情報で君主が存在とあってもそうとは限らないが、アイコンで剣をもっていれば君主がいるはず。

項羽の「こんな城などすぐに…」というセリフは笑えた。垓下を包囲していた劉邦を逆に包囲するというのは、たしかに面白い展開だ。分散していなければ劉邦軍の兵数のほうが多い。それでも項軍は強いので野戦なら勝てただろう。ましてや半分なら楽勝だ。

劉邦などを処刑して滅ぼす。中立勢力となった諸王もすべて滅ぼしてクリアする。最後の戦闘はぎりぎりで勝つことができた。油断して兵数が十分ではなかった。大都市にこもる中立勢力を侮ってはいけないようだ。


今回は都市への入城がなかなか成功しなかった。上級では成功率が低いのかもしれない。

エンディングでは初めて見る事象があった。「項羽は力で押さえつけようとはせず、民は自然に平伏した」というようなセリフだ。今までは「項羽は真っ先に戦場に駆けつけた」という感じだった。条件ははっきりしないが、脅迫外交を行わなかったせいだろうか。脅迫外交の代わりに戦闘をしたので納得しがたいが。


項羽でのシナリオ4を見切るには、もっと数をこなす必要がある。ただ、絶望的な状況ではなく勝てるチャンスがあることは分かってきた。

今回は9時間半、累計で91時間かかった。