項劉記(18)シナリオ2・上級・項羽

シナリオ2・上級・項羽で始める。

イベントはあきらめて勝つことだけを考える。平原は放棄し主力は全て沛へ向かう。開始時の沛は項羽側だが、劉邦軍にすぐ入城されてしまう。項羽軍は近くの彭城にもいるが、単独行動はせずに主力を待つ。

沛では用兵力80以上の人物を配下にしておく。このためだけでも沛へ向かう価値はある。このゲームの用兵力80と79の人物の能力差は大きい。大きすぎる。ここにも調整不足を感じる。

中立の睢陽(すいよう)へ入城し、劉邦軍のいる外黄(がいこう)も攻める。外黄にも用兵力80以上の人物がいる。外黄は劉邦主力に近いので、援軍に注意しつつ捕らえておきたい。


内政も怠らない。そうすれば兵を集めやすくなる。彭城と睢陽は人口も多いので首都にしたい。沛などは離反されない程度に上げておけばいい。

しばらくすると北西方面から昌邑(しょうゆう)に劉邦軍1部隊が向かってきた。昌邑へ移動するのを待ってから包囲殲滅する。用兵力80以上の人物は二人いた。配下にできないこともあるが、主力に割り振るには足りるだろう。


上級では懐柔がなかなか成功しない。嫌になったので放っておいたところ、諸侯は次々と劉邦勢力となった。黥布だけでも引き込んでおけばよかった。

人口の多い盱眙(くい)を優先して守ったため、劉邦勢力となった黥布に垓下を取られてしまった。垓下を取られると補給線が切れるので不利だ。ただ、無理をして負けてしまうよりはましではある。結果的には問題はなかった。どうすればベストだったのかは、なんとも言えない。


劉邦軍の2部隊が固陵(こりょう)に進出してきた。睢陽の守りに専念して、外黄は放棄する。主力で固陵に向かったところ、韓王信軍2部隊も近づいてきた。

韓王信軍に野戦を挑む。韓王信軍には劉邦軍2部隊も隣接しているので援軍も来るだろう。包囲はできないが、1回けちらせば優位に立てるはず。

援軍に来た劉邦軍は、なぜか1部隊だけだった。もしかしたら、思考ルーチンの穴を見つけたのかもしれない。

項軍のほうが総兵数も部隊数も多い。追い込まれてやぶれかぶれになったのか、劉邦部隊が項羽本隊に一騎討ちを挑んできた。樊噲(はんかい)だった。ということは、劉邦本隊のはずだ。

樊噲の戦闘力はゲーム中二番でも三番でもないが、項羽と一騎討ちする可能性の高い人物としては、一番戦闘力が高い。それでも今までに負けたことはない。一騎討ちでの項羽は圧倒的だ。項羽には専用のセリフが用意されているのだが、万一負けた時のセリフもあるのだろうか。


劉邦本隊の兵数をゼロにして劉邦を捕らえた。処刑して滅ぼす。中立勢力となった諸侯は懐柔するか滅ぼすかしてクリアした。

エンディングでは初めて見る事象があった。「項羽は力で押さえつけようとはせず、民は自然に平伏した」というようなセリフだ。今までは「項羽は真っ先に戦場に駆けつけた」という感じだった。条件ははっきりしないが、脅迫外交を行わなかったせいだろうか。

懐柔の際は、全て金を贈って脅迫はしなかった。しかし、エンディングのセリフは「項羽は真っ先に戦場に駆けつけた」のほうだった。「民は自然に平伏した」になる条件は不明だ。


今回は4時間、累計で95時間かかった。上級でも全てのシナリオをクリアしたので、これでいったんゲームクリアとする。