シムシティ(6)ベルン1965交通渋滞

1965年、スイスの首都ベルン市民は交通渋滞に不満を持っている。(正確な史実は不明だが、自動車の普及にともなって当時の先進国の都市はおおむねそうだったのだろう。) 交通渋滞を解消するのがテーマとなる。説明書によると、難易度はやさしい。

実際にはコツをつかむまで時間がかかった。抜本的な解決法は、道路を鉄道に置き換えることである。これは説明書にも書いてある。しかし、全て置き換えるのはもちろん主要ルートだけであっても金が足りない。

そもそも何もしなくても毎年大きな赤字になる。資金が底をつき、自動的に警察予算が削られた。予算は手動にもできるが、交通・警察・消防のどれかを削るしかない。警察・消防予算を減らしたところに竜巻やら地震やらが起こり、嫌になって2回やり直した。


攻略本を読んでみる。このシナリオではなく、まずはクリアしているボストン2010と東京1957を読む。それでも十分なヒントが得られた。開始時の道路が不必要に多すぎて維持費がかさむらしい。ベルンの交通網は以下のイメージになっている。■は住宅地など、□は道路・鉄道をあらわす。(正確には住宅地は3×3マス単位で、道路・鉄道は1マス単位)

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住宅地は道路・鉄道に接しているべきだが、周りを全て囲む必要はない。以下のイメージで十分だ。この仕様は昔から知っていたはずだが、与えられた状況を疑う気持ちが不足していた。すこし、ぼーっとしていたかもしれない。

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余分な道路は赤字の原因になるので壊してしまう。跡地を有効利用したいところだが、住宅地は3×3マス単位なので無理だ。放っておくことにする。行き先のない道路も壊す。マップ外へ伸びる道路に意味があるかどうかは、よくわからない。半分ぐらいに減らしておく。

道路の一部は鉄道に置き換える。木に例えると、住宅地などは葉、鉄道と道路は幹・大枝・小枝に相当する。まず幹を鉄道にする。次は大枝を鉄道にするが、交通渋滞の状況を観察しながらすこしずつ行う。予算は限られているので、優先順位をつけなければならない。優先順位といえば、『二位じゃだめなんでしょうか』という言葉があった。余裕があれば雑記のテーマにしたい。

都市の発展もおろそかにできない。特に工業地域がうまりやすいので、新規の区画を作っておく。これでもまだ赤字になるので、警察・消防予算を減らす。それでも見通しは立った。事故や竜巻は起こったが、クリアすることができた。何度も試行錯誤したが、やり方さえ分かれば難しくはない。


今回は5時間半、累計で8時間かかった。