「SUPER大戦略98」カテゴリーアーカイブ

SP大戦略(17)Northeast Plain

11番目は後回しとし、12番目のマップ「 Northeast Plain 」を青国でやってみる。生産タイプはアメリカ1から独自の生産タイプに変更。敵は赤国・ソ連をアメリカ1、緑国・西ドイツを日本、黄国・ワルシャワをスウェーデンに変更。

このマップは中国東北部付近を模しているようだ。青国はハルビン、赤国はウラジオストク、緑国はソウル、黄国は北京付近に位置する。初期勢力は都市数が青:赤:緑:黄=3:6:6:11。青国は他3国とやや接しやすい位置にある。

まずは東にある赤国を攻略する。並行して南や西の都市を占領しておく。赤国は早期に封じ込めれば大きな勢力にならない。山が多いので航空部隊、特に比較的安い攻撃ヘリが有効だ。赤国は緑国からも侵攻されるので、戦闘機などを生産する余裕はないはず。道が狭いので、地上部隊の一部は北側から回り込むとよい。15ターンに赤国首都を占領した。

緑国と黄国は陸路で最短距離をとれば互いに争ってくれるはずだが、序盤はうまくいかなかった。黄国部隊が緑国ではなく、青国に近づいてくる。やはり敵は中立都市よりも、敵国都市や敵国部隊に強く反応するようだ。早期に緑国と黄国の中間にある都市を占領し、衝突を誘発したほうがよかったのだろう。遅ればせながらゲリラ兵を送り込む。ほどなく緑国と黄国が衝突し始めた。

赤国を占領するころには戦況も落ち着いてきた。依然として黄国は大部隊を擁しているが、緑国とも衝突しているので苦しくはなくなった。黄国は資金が潤沢なので航空機を多用してくる。対空部隊を厚めにしておく。

次は緑国を攻略する。赤国方面から海岸沿いに侵攻すれば黄国との間へ割り込む形にはならない。ただし、緑国首都へは大回りになるので地上部隊の増援は早めに送ったほうがいい。緑国も山が多く道が狭いので攻略に時間がかかった。31ターンに緑国首都を占領した。

ここまでくれば先は見えたが、今回は最後までやることにする。41ターンに黄国首都を占領した。

このマップはやりがいがあった。4か国マップで1か国を占領したのにもう十分だと思えないのはめずらしい。

今回は8時間半、累計で86時間半かかった。

SP大戦略(16)Walking in Shadow

10番目のマップ「 Walking in Shadow 」を青国でやってみる。生産タイプはアメリカ1から独自の生産タイプに変更。敵は赤国・ソ連をイギリスに変更。

青国はマップ南西、赤国は北東に位置する。初期勢力は都市数が、青:赤=5:8。これだけならやさしそうなマップだが、青国に不利な仕掛けがある。

青国と赤国は海によって隔てられており、赤国陸地に至る道は3つに限られる。中央に近い橋、北側の橋、南側の橋だ。

青国側からは、それぞれのルートが遠く離れている。なので、ある方面が手薄になっても他から援軍を送りづらい。

赤国側はそうでもない。南側の橋は離れているが、中央と北側の橋はすぐ近くだ。つまり赤国には内線の利があり、部隊の転進が容易にできる。

青国不利の仕掛けがあると言っても、難しいとまではいかない。3方面それぞれの戦線にうまく部隊を配分し、無理をしなければ問題ないだろう。中央の橋付近は主戦場になるので、部隊数を多くする。

中央の橋と北側の橋は航空部隊ならすぐの距離だ。攻撃機を多めにするとやりやすい。地上部隊と違って、方面間の転用も容易にできる。

敵も攻撃機を多用してくる。海の多いマップだからかもしれない。対空部隊を十分に用意しておく。

29ターンの時点で首都近辺の攻防に入った。都市数は青:赤=38:15、部隊数は青:赤=47:24。もう十分だと思うので中断する。

今回は4時間、累計で78時間かかった。

SP大戦略(15)4land Tactics

9番目のマップ「 4land Tactics 」を青国でやってみる。これ以降のマップに手をつけたことはなかったはず。

生産タイプはアメリカ1から独自の生産タイプに変更。敵は赤国・ソ連をアメリカ2、緑国・西ドイツをイスラエル、黄国・ワルシャワをイラクに変更。すこし変化が欲しくなってきたので、生産タイプを変えてみた。

青国はマップ南東、赤国は北東、緑国は北西、黄国は南西に位置する。初期勢力は都市数が、青:赤:緑:黄=2:7:6:4。中立都市の数は十分にあるので、この程度は容易に逆転できる。このマップは簡単そうだ。

まずは黄国を攻略する。黄国方面の地形は思うより険しい。歩兵戦闘車より、輸送ヘリのほうが使いやすい。ゲリラ兵も役立つ。

赤国方面は両国首都の中間より少し下がったあたりで防御に徹する。あまり踏み込むと赤国部隊を引き付けてしまうので、自重しておく。

9ターンの時点で都市数は、青:赤:緑:黄=18:11:7:9。やはりこのマップは簡単だった。ここまでくれば攻撃機を次々に投入できるので、さらに優勢となる。

赤国は攻撃機を差し向けてきたりもするが、こちらもすぐに戦闘機を生産して対抗できるので脅威ではない。複数の戦線があるマップでは、ある程度軍事費を貯めておき急な増援に対応できるようにしておく。

黄国の攻略は順調に進む。22ターンに黄国首都を占領した。

この時点で都市の数は青:赤:緑=33:18:7。もう十分だと思うので中断する。

このゲームのマップの難易度は、順番とあまり関係ないようだ。普通はマップリストの上から順番にプレイすると思う。ところが「 Island Campaign 」を別にして、リストの上になるほどやさしく、下にいくほど難しいとはなっていない。

まだ2番目のマップなのに、こんなにきついゲームだっただろうか。

マップリストの順番のせいで、挫折した人がいるかもしれないと思う。なぜこういう順番にしたのだろうか。なんとかならなかったのだろうか。

今回は2時間、累計で74時間かかった。

SP大戦略(14)CENTRAL ISLAND

8番目のマップ「 CENTRAL ISLAND 」を青国でやってみる。昔このマップに手をつけたかどうかわからないが、クリアはしていないはずだ。

生産タイプはアメリカ1から独自の生産タイプに変更。敵は赤国・ソ連、緑国・西ドイツ。

青国はマップ中央からすこし西、赤国は南東、緑国は西に位置する。初期勢力は都市数が、青:赤:緑=6:13:9。この比率程度なら今までにもクリアしてきたが、青国は挟まれているのでかなり苦しくなりそうだ。制作者のコメントでは「気楽にやってください」とあるのに、どういうことなのか。全然違うではないかと思ったが、あることに気づいた。

緑国には空港がない。首都から5ヘクス以内に中立空港もないので、航空部隊を使うことができない。さらにもう一つの仕掛けにも気づいた。

青国と緑国の間は海で隔てられているが、島伝いに移動できる。この島が「 CENTRAL ISLAND 」なのだろう。この島は周りを川ヘクスで囲まれている。橋はないので、川ヘクスに入れない部隊は青国側へ進出できない。特に緑国の生産タイプは西ドイツなので、2種類の対空車両はどちらも進出できない。うまく事を運べば、なんとかなりそうだ。

「 CENTRAL ISLAND 」を含む自国周辺の都市を占領するだけではジリ貧になるので、新天地を求める必要がある。北にある島の都市に輸送ヘリでゲリラ兵を送る。北東にある都市群にも歩兵を送りたい。いつかは敵に取られてしまうとしても、それまでに十分な収入となる。赤国と緑国が衝突しやすくなる効果もある。

緑国方面は「 CENTRAL ISLAND 」の防衛に徹する。戦車2部隊と攻撃ヘリ1部隊あれば十分だろう。攻撃ヘリは戦闘機や対空車両にもろいのだが、緑国は使うことができない。

赤国方面にこちらから攻勢はかけない。首都近辺と首都から南西に離れた都市の防衛に徹する。赤国方面は空港間の距離が離れているのを利用して緩衝地帯にする。早めに戻らなければ墜落してしまうので、敵の航空部隊の威力を緩和できる。

赤国の攻撃は強力だがひとまずは耐えきり、17ターンに小康状態となった。北の島で赤国と緑国が衝突しだしたので、反撃の機会をうかがう。ここで、またも面白いことに気づいた。

緑国の部隊数が上限の48に達している。

不安なら生産可能な部隊数をすこし余らせておく。これは他のマップでも有効だ。歩兵を乗せたヘリが首都をねらってくることはよくある。

敵首都防衛の思考ルーチンには穴があった。歩兵と輸送ヘリ3組を送り、がら空きの首都を奇襲する。

首都までの距離はそれなりにある。念のため、まず緑国の陸地から2ヘクス離れた海に移動する。この行動は正解だった。敵は到達できない部隊には反応しないようだ。

次のターンに2組を首都へ近づける。1組は降下して「 CENTRAL ISLAND 」に向かっている部隊の反転を阻止する。

赤国との戦闘で緑国2部隊が全滅し、首都近辺にゲパルト2部隊が出現してしまった。しかし、うまく陽動に引っ掛かり再度がら空きになった。奇襲した部隊が1組足りなかったら、失敗しただろう。22ターンに緑国首都を占領した。

この時点で都市の数は青:赤=32:25。ここまでくればもう十分だと思うので中断する。

トリッキーなマップだった。

今回は3時間半、累計で72時間かかった。

SP大戦略(13)SUPER BATTLE

7番目のマップ「 SUPER BATTLE 」を青国でやってみる。昔このマップまでは進んだようだが、セーブディスクがだめになったのでクリアしたかどうかもわからない。

生産タイプはアメリカ1から独自の生産タイプに変更。敵は赤国・ソ連、緑国・西ドイツ、黄国・ワルシャワ。

青国はマップ北東、赤国は南西、緑国は南東、黄国は北東・青国のすぐ左下に位置する。初期勢力は都市数が、青:赤:緑:黄=2:23:11:10。露骨なマップだ。

黄国首都を攻略するには、まず青国首都南西4ヘクスにある黄国都市を占領したい。3ヘクス以上移動できる歩兵なら2ターン目に占領できる。ところがここは黄国首都から5ヘクス以内の生産可能都市なので、あっさり占領できるかどうかは運しだいだ。うまくいかないので最初からやり直し2ターン目に無血占領した。

(3)セーブ・ロードを繰り返してやり直すことはしない。

露骨なマップだと縛りをかける気がなくなる。

依然として黄国のほうが優勢なので苦しい戦いになる。黄国は他方面に部隊を派遣して勢力を増やすので差は縮まらない。ただ、これは悪いことばかりではない。首都の守りが手薄になることがあるのだ。

首都とそこに至るまでの道がからっぽになる状況はまずないが、首都はからで途中の敵1部隊を排除すれば占拠できる状況はある。首都周辺を自部隊でふさいで生産できないようにして、歩兵を近づける。

9ターンに黄国首都を占領した。この時点での都市数は、青:赤:緑=15:27:20。赤と緑は激しく争っている。これなら勝てそうだ。

現金なもので勝てそうだと思うと物足りなくなってきた。最初からやり直して2ターン目に無血占領できないパターンを試してみる。青国首都と黄国首都の中間にある都市に敵部隊が生産されるかどうかの確率は、半々といったところのようだ。

敵都市の歩兵を装甲車2部隊で排除する。無血ではないが2ターン目に占領できた。その後の展開はあまり大差ない。やはり黄国首都周辺が手薄になるのを待って奇襲するというのが有効なようだ。敵は輸送ヘリと歩兵に反応しやすいので陽動しても面白いだろう。8ターンに黄国首都を占領した。

赤国は緑国と衝突しているせいで、マップ北側にはあまり進出してきていない。この地域の都市を占領できれば有利になりそうだ。緑国方面は戦線の維持だけにとどめておく。緑国を叩きすぎると赤国が有利になってしまう。

青国からマップ北側に進出するには川を渡河しなければならない。橋を通ると赤国と衝突しやすくなる。生産タイプによってはやりづらいかもしれない。

マップ北側を制圧することはできたが、赤国部隊を引き寄せてしまう。大きな戦闘になってしまった。マップ北側に進出する戦略は微妙なようだ。

勝てないわけではない。すこしずつ赤国を押していき、マップ中央を制覇した。ところが気がついてみると緑国も赤国を押して太ってきている。余裕ができた緑国は青国方面にも進出しようとしてくる。赤国首都は遠いので緑国から叩くことにする。

緑国首都のすぐ手前には空港がない。航空部隊を使えないわけではないが、遠くの空港を拠点にするので効率が悪くなる。赤国が弱っているのであれば、マップ中央に近い空港も使うといい。48ターンに緑国首都を占領した。

この時点で赤国都市の数は15。もう十分だと思うので中断する。

このマップは時間がかかってしまった。黄国を倒したらすぐに緑国を倒したほうがよかったのかもしれない。

今回はやり直しを含めて9時間半、累計で68時間半かかった。

SP大戦略(12)FUKUOKA city

6番目のマップ「 FUKUOKA city 」を青国でやってみる。昔もクリアしたと思うがセーブディスクがだめになったので、どの国でクリアしたかなどはわからない。

生産タイプはアメリカ1から独自の生産タイプに変更。敵は赤国・ソ連、緑国・西ドイツ、黄国・ワルシャワ。

マップは福岡市近辺を模している。青国はマップ中央・姪浜、赤国はマップ北・海の中道、緑国はマップ東・春日市、黄国はマップ西・糸島市付近に位置する。初期勢力は青がやや少ない。

青国は他3国に囲まれているが、勝機は十分ある。赤国・海の中道は半島なので、地上部隊は東に大きく回り込まないと青国にはたどり着けない。途中で緑国と衝突することになる。緑国は対赤国に手間取るので、青国への圧力は大きくない。

最初に倒すべきは西にある黄国だが、東や北へも部隊を派遣する。このマップの都市の数は多く、特に青国から東の博多付近は密集している。占領できれば初期勢力の差を覆して優位に立てるはずだ。序盤は歩兵を多めに作るといいだろう。ここではゲリラ兵が大いに役立つ。北の能古島にはエリート兵を派遣して占領しておく。

緑国の主力が到着すると博多の都市を全て守り切るのは難しい。川の西岸に引いて守勢に回る。そのほうが緑国と赤国の衝突を誘える。

黄国首都の手前には川があり、攻略には思ったよりも時間がかかった。黄国北方から回り込んだほうがよかったかもしれない。緑国方面から余った歩兵を転進させるという手もあった。時間がかかるのであれば、敵の都市群を占領して軍事費を減らすのも有効だ。20ターンに黄国首都を占領した。

勝ちは見えたと思うが続ける。黄国方面の部隊の転進を待って緑国に攻勢をかける。この時点で部隊数は最大に近いので、あとは難しくない。航空部隊を多用するのであれば、空港の確保を忘れないようにする。34ターンに緑国首都を占領した。

残り赤国を首都から5ヘクスのところまで追い込んだ。この時点で軍事費は15万以上貯まっている。もういいと思うので43ターンで中断する。

北の能古島にはなんどもエリート兵を送ったのだが、ほとんど赤国攻撃機に撃破されてしまった。都市と空港を占領した後は戦闘機だけを配備しておけばよかった。能古島を無視すると青国首都の脅威になるので、占領はしておいたほうがいいだろう。

今回は8時間半、累計で59時間かかった。

SP大戦略(11)At the Orient

5番目のマップ「 At the Orient 」を青国でやってみる。昔もクリアしたと思うがセーブディスクがだめになったので、どの国でクリアしたかなどはわからない。

生産タイプはアメリカ1から独自の生産タイプに変更。敵は赤国・ソ連、緑国・西ドイツ、黄国・ワルシャワ。

マップは中近東の一部を模している。青国はイラク、赤国はアルメニア、緑国はエジプト、黄国はトルコ付近に位置する。初期勢力はほぼ同等だ。北側は山が多いが、道路は十分にある。南側は砂漠が多く、都市のない不毛地帯も多い。

マップコメントには、「東西の戦線をどう維持するかが、腕の見せ所」とある。まず赤国か緑国を倒すことになるが、残りの片方をうまくあしらう必要がある。

と思っていたが、このマップは「 Island Campaign 」の次に簡単だった。マップ東半分にとどまって対赤国に集中し、緑国と黄国を刺激しないだけでいい。「戦線を一つしか作らない」のが腕の見せ所というわけだ。

同程度の勢力のコンピュータ国と1体1の戦いなら、負けるわけがない。赤国は黄国方面にも戦力を割くので、首都に迫るほどむしろ楽になった。20ターンに赤国首都を占領した。

早いがこのマップは見切ったと思うので、この時点で中断する。

緑国と黄国は一進一退の攻防を続けている。ここから先の戦略としては、遠回りになるが黄国から攻略したほうがいいだろう。黄国が緑国と衝突しているスキを背後から突くようにする。緑国から攻略しようとすると、敵同士のけんかを仲裁して両方と戦う形になってしまう。

だいじょうぶだとは思うが、黄国を倒す前後に緑国が青国首都に殺到したら危ない。この当時の思考ルーチンにそういう芸当はできないだろうが、もし突然緑国を人間が指揮するとしたら負けてもおかしくない。

不安なら生産可能な部隊数をすこし余らせておく。これは他のマップでも有効だ。歩兵を乗せたヘリが首都をねらってくることはよくある。

今回は3時間半、累計で50時間半かかった。

SP大戦略(10)Nクローバー

4番目のマップ「Nクローバー」に戻り、青国でやってみる。

生産タイプはアメリカ1から独自の生産タイプに変更。敵は赤国・ソ連、緑国・西ドイツ、黄国・ワルシャワ。

マップ中央には6つの都市が密集している。そこから4つの半島が四つ葉のクローバーのように伸びており、それぞれに各国の首都がある。

4勢力は対等ではない。四つ葉のうち赤と緑は大きく、青と黄は小さい。さらに青は都市と空港の数もより少ない。昔は青国より少しはましな黄国でプレイしたようだ。今回は青国で挑戦する。

序盤は黄国との間で中央6つの都市の争奪になる。上側3つは確保したが、下側3つは取られてしまった。結果的には問題なかった。下側3つを取った場合、収入は増えるが緑国と黄国に挟撃されやすい。下側3つを取らない場合、緑国と黄国の地上部隊がうまく衝突してくれる。敵同士が衝突している間に戦力を蓄えられる。

中央部には戦車・装甲車・対空車両・エリート兵を送る。これで敵の地上部隊はほぼ防げるが、航空部隊は海を越えてちょっかいを出してくる。特に緑国はうるさい。最低でも緑国側の海沿いの都市2つには対空車両を配備する。余裕ができたら少し増やしておく。不用意に侵入してきた敵航空機を包囲すると、脱出をあきらめて無抵抗のまま墜落することが多い。

さらに余裕ができたら航空部隊を配備する。空港が足りないならハリアーを活用する。ヘリに対しては十分強い。攻撃機の掃討に使ってもいいが、損害の補充は空港に寄る必要がある。補給車では補充できない。

スキを突いて中央6つの都市から北東に離れた赤国側の都市1つを占領しておいたが、これは有効だった。占領したエリート兵は全滅してしまったが、なぜか赤国は歩兵を移動して占領しようとしなかったのでいい収入になった。

黄国は赤国と緑国に挟撃されるので、いずれは押される。中央下部3つの都市が緑国に占領された段階で攻勢に出る。標的は緑国だ。どうせ緑国とぶつかるなら、攻勢に出てしまおうという発想だ。

緑国は思ったよりもあっけなかった。なぜか対空ミサイルのローランド2を作らずに、対空砲のゲパルトばかりを作ってきた。ところが、ゲパルトはこちらの攻撃機に手出しをしてこない。44ターンに緑国の首都を占領した。

緑国攻略の間は、赤国と黄国に戦力を割きすぎてはいけないが、全く介入しないのもまずい。おそらく赤国が有利になるはずだが、有利になった側は青国にも向かってくるからだ。敵の対空車両の移動範囲外で攻撃機による空爆を行うのがいい。それと、黄国は歩兵を乗せたヘリを飛ばしてくるので注意がいる。

緑国を倒せばあとは時間の問題だ。52ターンに黄国の部隊を全滅させた。部隊が全滅した場合、都市や空港は自国のものとならずに中立化するようだ。それでも先が見えたので、この時点で中断する。

(1)全てのマップについて、いずれかの生産タイプでクリアする。

時間短縮のため、戦況有利でもう十分だと思ったら中断してもよいことにする。

今回は11時間、累計で47時間かかった。

SP大戦略(9)Center Park青国

3番目のマップ「 Center Park 」に戻り、青国でやってみる。

生産タイプはアメリカ1から独自の生産タイプに変更。敵は赤国・ソ連、緑国・西ドイツ、黄国・ワルシャワ。

黄国は残り3か国に囲まれている。初期勢力は大きいが最も不利だろう。

青国・赤国・緑国の初期勢力は対等。青国は黄国と近く、中央の島への陸路がある。赤国は黄国と遠く、中央の島への陸路がある。緑国は黄国と近く、中央の島への陸路がない。赤国が有利だと思う。序盤は激しい戦いから距離を置きやすく、さらに中央の島を取りやすいからだ。

部隊を緑国方面と、赤国方面の二手に分ける。緑国方面の部隊はマップ左上の都市群を占領・防御する。黄国には手を出さず防御に徹する。

赤国方面の部隊はマップ中央の島の下部にある都市群を占領・防御する。中央の島には手を出さない。余裕があれば赤国方面の都市も占領する。

うまくやれば敵3か国は互いに争ってくれる。力が整うまでは敵同士の争いに割り込んだりはしない。


外付けのフロッピードライブ(1台で2ドライブ)の2ドライブ目が壊れた。読み込みが失敗するだけではない。読み込もうとしただけで、MS-DOSのファイルやフォーマットが壊れて認識できなくなってしまう。セーブディスクがだめになり3時間の成果がなくなった。

半年前の「マスター・オブ・モンスターズ2」の時よりもひどい。記事に書いていなかったが、「ロイヤルブラッド」も何回か読み込みに失敗していた。

しかし、製品ディスクを失うよりはずっとましだろう。よくここまでもってくれたと思うことにする。

外付けの1ドライブ目はまだ使うことにする。「SUPER大戦略98(スーパー)」に関しては、外付けの1ドライブ目で製品ディスクを起動・セーブは内蔵の1ドライブ目を使用、といったことが容易にできる。ありがたいことだ。

筆者はまだそういう環境を用意していないが、PC-9801のフロッピードライブをエミュレートすることも可能なようだ。残念ながら、製品ディスクの起動に使えるケースはまれだろう。それでも、ユーザが作成したセーブディスクなどのドライブとしては期待できるかもしれない。

失われた独自の生産タイプも新たに作成し直して、手を加えた。

独自の生産タイプは、昔のものに手を加えて新しく編集した。アメリカ1+西ドイツ+最新鋭+いくつか修正という感じだ。強いユニットはそれだけ高価になるので、バランスもとる。

  • 航空機:ファントム2、イーグル、F-117、コルセア、F-111、ハリアー

  • ヘリ:ホッカム、ブラックホーク、アパッチ、Mi-24ハインド

  • 車両:レオパルド2、テレダインAGS、AMX-10RC、ADATS、ゲパルト、91式歩兵戦闘車、トラック

  • 歩兵など:エリート兵、ゲリラ兵、補給車

AMX-10RC(装甲車)は使うことがなかったので、F.ファルコンに代えた。ファントム2とイーグルの中間に位置する戦闘機だ。

ブラックホークはシュペルピューマに代えた。ブラックホークは輸送ヘリとしては攻撃力があるはずだが、いまいち成果を感じられなかった。シュペルピューマはさらに攻撃力は低いが、移動力は多い。輸送ヘリの本分に特化する。


再開後のほうがすこし苦労した。赤国首都につながるマップ右下に早く進出しすぎて、赤国部隊の派遣と衝突を招いてしまった。もうすこし力を蓄えてから攻勢に出たかったが、そのまま押し切る。36ターン目に赤国を倒した。

赤国を倒せば楽になる。ただ「大戦略2スペシャル」と比べると、自国有利の状況にブレーキをかける仕掛けがある。これは意図的なものだろう。

まず、最大ユニット数が少ないので上限ユニット数に達しやすい。自国の軍事費が大幅に余るということは、それだけハンデをつけられているのと同じだ。

さらに、自国の軍事費が余ってくるとユニットを生産する価格相場が下がってくる。これは敵に有利だ。

ルール上そうはならないが、相場が10あるいは1000になったらと想像すれば理解できるはずだ。このような関係は、極端な数値を考えると直感的に理解しやすくなる。ただし、線形に推移する関係であることが前提だ。

納得いかない思いもあるが、自国有利の状況が逆転するわけではない。45ターン目に黄国を倒し、49ターン目に緑国を倒してクリアした。

今回は9時間半、累計で36時間かかった。

SP大戦略(8)Dragon Fortress青国

次のマップ「Nクローバー」を途中まで緑国でプレイしたが、心境に変化があった。2番目のマップ「 Dragon Fortress 」に戻り、青国でやってみる。

生産タイプはアメリカ1から独自の生産タイプに変更。敵は赤国・ソ連と黄国・ワルシャワ。

三つどもえのマップで中央には都市が密集する島がある。青国は島に通ずる陸路が遠い。初期勢力では赤国が有利だ。

島にはブラックホーク(輸送ヘリ)を使って、エリート兵×1を送る。敵2か国を誘引して互いに戦わせるのが目的だ。いつかは全滅してしまうだろうが、やむを得ない。できればすこしでも都市を占領して収入の足しにする。

島への派遣を行わないと、敵2か国の衝突が遅くなるかもしれない。敵は中立都市よりも敵対勢力の都市に強く反応するようなので、派遣すべきだ。

敵は敵対勢力のユニットにも反応するようだ。なのでいったん衝突が起これば、さらに激しく衝突する。ねらい通りの展開になった。派遣したエリート兵は全滅してしまったが、思った以上の収入になった。

敵2か国は衝突してくれたが、やはりきつく感じる。それでも我慢してやりくりしているうちに戦力も増えて、チャンスがやってきた。黄国は戦闘機の生産に力を入れており、地上部隊はそれほど多くない。あまり抵抗されずに首都に近づき占領することができた。

首都に近づいた時は、あえて敵の生産可能な空港を占領・占拠しなかった。敵が航空ユニットの生産をしてくれれば、そのぶん地上ユニットの生産を減らせる。味方の対空戦力が強力ならば、このほうがやりやすい。

黄国を倒して1体1の戦いに持ち込めば、後は難しくなかった。31ターン目にクリアした。

今回は4時間半、途中で止めた「Nクローバー」に2時間半、累計で26時間半かかった。