レジオナルパワー(17)追加sc8・帝国の侵攻

追加シナリオ8。「帝国の侵攻」というシナリオ名は本編シナリオ5と同名だが、別物である。3連キャンペーンシナリオの2つ目。前回シナリオで敗れた帝国は要塞惑星を投入して攻勢を開始。降伏しなければ惑星ごと消滅させると脅してきた。

前回シナリオから引き継ごうとしたところ、異常終了。昔そういうことが起こった記憶はなかった。EGG版特有の事象かもしれない。推奨の環境ではないので、バグとは言い切れない。キャンペーンシナリオであっても、単体で行うことはできるのでそうする。

自勢力・ミュラー連邦・青の本拠は左下。単体の場合でも悪くない初期艦隊を持っている。ただ、経済力はそれほどでもない。右上は帝国・緑。要塞惑星は軍事的に強力であるばかりか、工業力も高い。初期の経済力も豊富。

自勢力の位置は微妙。対して、敵は悪くない。主戦場となるであろうマップ中央の中立星系は、自勢力からはジャンプで連結していない。艦隊を展開するのに時間がかかる。対して、敵のほうは普通にジャンプ移動できる。


まず中立星系を占領する。経済力を増やすため、敵とは離れた方面も占領しておく。駆逐艦、巡洋艦、重巡洋艦、コロニーと段階的に強化していくのは従来通り。スキを見て要塞惑星以外の敵星系を攻め取る。

32ターンでクリアした。本シナリオは敵の要塞惑星を破壊すれば終わる。要塞惑星は無敵ではない。たしかに強いのだが、波状攻撃をかけ続ければ破壊できる。経済力が尽きてしまえば、破壊した施設は即座に復活しない。おそらく、本編の敵要塞惑星を破壊できなかったのはチート状態だったからだろう。

ただし、なめてはいけない。こけおどしではなく、本当に隣接した惑星を消滅させられた。ただ、惑星に駐留する艦隊は無傷で済んだ。

キャンペーンシナリオを単体でやった割には、あっけなかった。


今回は2時間半、累計で77時間かかった。

レジオナルパワー(16)追加sc7・ミュラー連邦の危機

追加シナリオ7。手をつけていない残りの7・8・9はキャンペーンシナリオ。謀略めいた事件発生を口実に、巨大な帝国が攻撃を仕掛けてきた。

自勢力・ミュラー連邦・青の本拠は左下。右上には飛び地が2星系ある。飛び地のさらに右上は帝国・緑。マップ上の緑はあくまでも帝国の一部。それなりに強力ではあるが、圧倒的というわけではない。右下には赤。自勢力とは不可侵条約を結んでいる。

敵への進攻ルートはほぼ決まっている。自勢力青は敵緑に対して劣勢ではあるが、この程度なら逆転できる。これは、飛び地の2星系を失ったとしても変わらない。問題は赤の存在。不可侵条約がいつまで有効なのかは不明。両方を同時に相手取ると長引くだろう。

戦略としては、まず緑を弱体化させてから倒す。ただし、赤への防御を並行して進める。


最初に中立星系を占領するのはいつも通り。特に赤方面は後れをとってはならない。飛び地の2星系は防衛力重視。緑に取られてしまうにしても、損害を強いることができる。

造る艦艇は従来通り。まず数をそろえる。駆逐艦、次いで巡洋艦。余裕ができたら重巡洋艦。長丁場になるので、余裕ができたら随時コロニーを建設する。修理ドック・建造ドックのある星系のほか、建造ドックから前線までの補給ルート上にも建設したい。

赤方面の辺境は防衛力を強化。戦闘要塞や建造ドックも配置する。建造ドックで建造した艦隊は、配備するまでは艦隊上限数の制限にかからない。もし赤が突然裏切っても、即座に最低限の対応はできる。

40ターン、赤が不可侵条約を破棄。この時点で緑に優位に立ってはいるが、はさまれる格好となった。本シナリオの艦隊上限数は12と少なめなので、同時に対応しづらい。ずるい。

消耗した艦隊は思い切って廃棄し、新艦隊を前線に送る。経済力に余裕があれば、このほうが効率はいい。本作に経験値の概念はないので、おしくない。

赤の動きは不可解。まず、マップ上部の緑方面に押し寄せてきた。たしかに挟撃される格好ではあるが、既存の前線に近いので対応しやすい。心配していたマップ下端での動きは鈍い。増援は十分間に合った。

まず、緑を倒す。片方倒せば時間の問題。92ターンでクリアした。

本シナリオは歯ごたえのあるほう。しかし、赤が裏切るだろうことは明らか。そうでなければ、赤に存在意義はない。このことに気づいていれば難しくなかった。


今回は8時間、累計で74時間半かかった。

レジオナルパワー(15)追加sc4・デスシップ

追加シナリオ4。2・3・4はキャンペーンシナリオ。終了時の状況を次のシナリオに引き継ぐことができる。

ようやくたどり着いたリューン星系には、かつての先住民の遺物が多い。その中に巨大宇宙船があり、突然動き出した。

自勢力・青はマップ左下に星系4、敵勢力・緑は右上に星系1。青は16艦隊と1千万以上の経済力を、前回シナリオから引き継いでいる。わざと長引かせて有利にしたのではなく、自然とそうなった。緑は1艦隊と3万の経済力。


自勢力の初期艦隊は強力ゆえに燃料消費が激しい。しかし、この事態は予測済み。16艦隊のうち2艦隊を燃料満載の大型輸送艦としている。

経済力は有り余っているので、コロニーも造る。結果的には必要なかった。コロニーの効果は大きく、長期的には元が取れる。短期的には赤字となる。元が取れる前に終わってしまった。

敵のデスシップはとてつもない高性能。機動要塞の強さと巡視艦の高速を兼ね備えている。しかし、1隻しかない。おそらく増えることもないはず。

重巡洋艦3艦隊で挑む。勝つことはできたが、逃げられてしまった。戦艦3艦隊で挑む。撃破した。デスシップは大戦艦よりもタフだが、無敵ではない。波状攻撃をかけ続ければ、そのうちに倒せる。

20ターンでクリア。敵勢力はまだ残っていたはずだが、デスシップさえ撃破すればクリアになるようだ。あっけなかった。まあ、前回の暗黒星雲接近よりはまし。

前半には先住民の遺物であろう、ロボット出現のイベントがあった。ロボットが出現した星系が敵に奪われてしまうようなことはない。その後、ロボット解析のイベント。もしかすると、デスシップの弱点が分かるとか、自勢力もデスシップを造れるようになるなどのイベントが起こるのかもしれない。


今回は1時間、累計で66時間半かかった。

レジオナルパワー(14)追加sc3・暗黒星雲接近

追加シナリオ3。2・3・4はキャンペーンシナリオ。終了時の状況を次のシナリオに引き継ぐことができる。

自星系に暗黒星雲が接近してきている。飲み込まれると生きていけない。安全なリューン星系を目指す。

バグ発見。キャンペーンでは前回シナリオの状況を引き継ぐことができる。ところがそうすると、シナリオの制約説明を見ることができない。いったんセーブして終了し、追加シナリオ3を単発で選択することで見ることができた。特別な制約はない。ジャンプは普通に可能。リロードして追加シナリオ2の状況を引き継ぐ。これはバグ対応なので縛りに反するとは考えない。

自勢力・青はマップ左中央に星系1、敵勢力・緑は右中央から下に星系3。緑は前回シナリオの謎の侵入者。敵の本体はまだ滅びていなかった。自星系のステータスは悪くないが、敵には高いステータスの星系が二つもある。初期経済力も高く、最初から4艦隊を持っている。それでも自勢力には引き継いだ10艦隊がある。さらに初期経済力は敵よりも多い。これは前回シナリオで、敵を飼い殺しにして長引かせた報酬だ。

マップ下端には波のようなものがある。これが暗黒星雲。マップはすこしずつスクロールしていき、下端に到達した星系は消滅してしまう。

このシナリオは簡単だった。序盤はつぶしあいになるが、あせらずともよい。初期経済力を使い切れば敵の攻勢はおとろえる。今度こそ謎の侵入者を滅ぼした。

緑を滅ぼしても終わらない。リューン星系を確保しないとクリアにならないようだ。初期マップにリューン星系は存在しない。マップより上のほうにある。

リューン星系が現れるまで、中立星系をひたすら占領する。途中では敵赤と敵黄も登場するがたいしたことはない。油断せずに艦隊と施設を維持・増強していけば楽勝。クリアしたのは240ターン。たぶん、これより早くすることはできない。簡単ではあるが面倒くさかった。このシナリオは、もうやりたくない。せめて敵赤を滅ぼしたところで終わらせて欲しかった。


今回は8時間、累計で65時間半かかった。

レジオナルパワー(13)追加sc2・トラス戦役

追加シナリオ2。2・3・4はキャンペーンシナリオ。終了時の状況を次のシナリオに引き継ぐことができる。それぞれ単独でプレイすることも可能。

開始前の状況。プレイヤー勢力のトラス星系が謎の侵入者に占領される。彼らは降伏勧告をしてきた。

マップの星系数は少なめ。自勢力・青、敵勢力・緑とも初期星系数は少ないが、初期経済力は多い。最大艦隊数は10と少ない。多目的戦艦までは造れるが、戦艦と大戦艦を造ることはできない。

このシナリオの大きな特徴。マップ中央には恒星があり、他の「星系」は恒星を回ってターンごとに移動する。つまり「星系」は惑星を示している。惑星が公転するスピードは遅く、不規則な移動はしない。艦隊の移動先として惑星を指定した場合、動く惑星を自動的に追尾する。移動先を予測して指定する必要はなく、対応は難しくない。ただし、敵から遠く安全と思えた惑星が前線に近づくといったことはあり得る。また、ジャンプ移動はできない。

このシナリオは簡単だった。まず、多めの初期経済力を利用して母星にコロニーを造る。後のターンにどこが前線になるか分からないので、母星一点集中がいい。

次は、ひたすら駆逐艦を造って数で押す。敵は20ターンぐらいから攻勢をかけてくる。一つ星系を取られても、二つ星系を取るという考えでいい。ただし、母星だけは取られてはならない。軽量級の駆逐艦であっても、3艦隊あれば負けることはないだろう。

敵の本格的な攻勢は序盤のみ。多めの初期経済力が尽きれば勢いを失う。実質的には30ターンぐらいで決したが、このシナリオはキャンペーン。敵を飼い殺しにした状態で、重量級の艦隊を充実させる。64ターンでクリアした。


今回は3時間、累計で57時間半かかった。

レジオナルパワー(12)追加sc6・破られた均衡

追加シナリオ6。開始前の状況説明。優勢なドムリアス・赤は、全てを支配する野望を抱いた。情報によると謎の新兵器も開発している。残る3勢力は同盟を結んだが、あてにならないようだ。

開始時のマップは4勢力。左下のプレイヤー・青、右上の赤、左上の緑、右下の黄。3勢力はマップ三隅だが、例外的にプレイヤー・青はすこし中央に寄っている。星系数は青4・赤7・緑4・黄5。それぞれの間には中立星系1の緩衝地帯がある。

まず中立星系を占領していく。このシナリオの星系の初期防衛力は総じて低い。また、青の位置は攻勢をかけるには有利。なので序盤は楽。

ある程度拡大すると微妙な状況になってくる。多正面作戦は不利だろう。まずは弱い左上の緑に攻勢を絞る。他の方面への進出はひかえて星系を要塞化する。攻勢をかけない方面は、敵の間にある中立星系を緩衝地帯として残しておく。

要塞化する星系にはプラント・修理ドック・コロニー・建造ドックに加えて、機動要塞・建造装置を造る。これらは全て軌道砲で強化する。念のため、防衛力も強化しておく。持てる艦隊数には上限がある。そのため経済力で圧倒していても、全ての敵に対して数的優勢となることはできない。星系の要塞化は移動力こそないものの、艦隊を増やすような効果がある。

緑と接触。外交コマンドで同盟を破棄しようとしたが、そういう選択肢はない。敵対的で戦闘になる。同盟関係はとうの昔に破棄されていたらしい。気にする必要はなかった。


70ターンぐらい。ドムリアス・赤が新兵器を使用。ジャンプ移動をすることができなくなった。転送装置も使えないらしい。この時点で優勢なのはプレイヤー・青。緑は滅びる寸前。赤と黄の勢力はほぼ拮抗で交戦中。まず緑を滅ぼした。

次は赤。マップ上方面で右に攻勢をかける。青の母星からは離れているので建造ドックを追加していく。ジャンプ移動ができないと作戦のペースは落ちるが、決定的な不利ではない。しかもどうやら赤自身もジャンプ移動ができないようだ。それなら有利不利の差はない。赤、次いで黄を倒す。142ターンでクリアした。時間はかかったが、苦労はそれくらい。

時間がかかると敵母星はかなりの防衛力を持つようになる。これには大戦艦が有効。大戦艦×6の艦隊×3・大戦艦の合計18で防衛力6500の星系に攻め込んだところ、大戦艦10が生き残って占領できた。損害は全て、建造ドックなどに付随する軌道砲によるもの。大戦艦であっても一撃で撃破されてしまう。敵は軌道砲の強化が好きらしい。

要塞化作戦は微妙だった。役に立ったのは黄方面の1回だけ。その時もある程度の艦隊は用意できたので、わざわざ要塞化する必要はなかったかもしれない。赤方面の要塞化星系に敵が来ることはなかった。要塞化には経済力と時間がかかる。間に合わないと失敗してしまう。逆に、敵が進出してこないと空振りとなって無駄になる。堅実性がない。このシナリオでは素早く攻勢をかけるほうがいいだろう。役に立つとしたら、四方を囲まれている状況だろうか。


今回は9時間半、累計で54時間半かかった。

レジオナルパワー(11)追加sc5・彼方からの侵略者

追加シナリオ5。(仮想)ディスクとタイトルリストの順番にやっているのだが、1の次は5となっている。開始時マップは左下のプレイヤー・青と、左上の赤が対立している。赤優勢だが、この程度をくつがえすのは難しくない。問題は突然現れる謎の第三勢力。

まずは駆逐艦を造り、周囲を占領していく。第三勢力はなかなか現れない。中立星系の多いマップ右側への進出は控えめにして、左上の赤を倒すことを優先する。

駆逐艦の次は巡洋艦を造る。巡洋艦に必要な経済力は駆逐艦の2倍。建造時間も2倍。経済力の負担は1回のみなので、建造ドックが1つなら、どちらを造っても経済力の負担は変わらない。ある程度駆逐艦の数をそろえたら巡洋艦に切り替えるのがいいだろう。なお、工業力の負担は高いので得をするわけではない。

経済力に余裕ができたら重巡洋艦を造りたい。撃破されにくくなり、戦果が安定する。建造時間は巡洋艦と変わらない。戦艦などに比べるとパワーは劣るが、展開するスピードは優れておりバランスがいい。

40ターンぐらいでマップ右上にエイリアン艦隊が現れた。毎ターン続々とやって来る。10艦隊ぐらいでようやく打ち止めとなった。本作の敵情報はある程度は明確だが、詳細は不明。敵艦隊が存在することは明確に分かる。各艦隊に所属する艦艇数も分かる。移動力も明確。損害の程度はおぼろげに分かる。艦艇の種類は全く示されない。しかし推測はできる。エイリアン艦隊の多くは移動力10。おそらく重量級の艦艇中心なのだろう。次から次に周囲の中立星系を占領していく。

エイリアン登場時点でプレイヤー・青優勢だが、まだ赤は残っていた。まず赤を倒す。それからマップ上端で左から右に攻勢をかける。エイリアンの重量級艦隊は強力だが無敵ではない。思ったほど難しくなかった。波状攻撃をかければ、いつかは消滅する。73ターンでクリアした。追加シナリオのエンディングは、それぞれ違うグラフィックのようだ。結構忘れていることが多い。本作も長いことやっていなかったのだろう。

エイリアンがそれほど強敵ではなかった理由。地の利を活かすことができた。マップ上端は星系間の距離が比較的離れている。たびたび後方へ戻ることが多かった。おそらく補給に困難をきたしていたのだろう。プレイヤー青との接触時に、多数の艦隊が一気になだれ込んでくることはなかった。重量級艦隊であっても、3倍の重巡洋艦にはかなわない。

マップ北端はプレイヤー・青の母星とは離れている。これは建造ドックを追加しておけば問題ない。建造ドックは高価だが、コロニーを造るなど投資しておけば後半には有り余る経済力を持てるようになる。

このシナリオでも大損害を受けた残敵が逃げ続けてマップから消えないことがあった。しかも、なぜか長距離戦闘が起こらない。これは自艦隊をすこし移動させることで長距離戦闘が起こるようになって解決した。


今回は7時間、累計で45時間かかった。

レジオナルパワー(10)追加sc1・リベリオン

追加シナリオ1。追加シナリオではゲーム開始時に状況説明がある。開始時マップの全星系はプレイヤー・青勢力だが、直後に上半分は反乱勢力・赤となる。中立星系はない。当初星系数は青優勢だが、ストックの経済力は赤優勢。敵は反乱にともない資源を奪取したという設定。

星系数は少なめで、空白地帯が多い。位置はばらつきが大きく、敵の主要な侵攻ルートはだいたい予想がつく。

このシナリオでは、ランダムな場所に「流星雨爆発」というイベントが起こり、艦隊がいればダメージを受ける。施設がダメージを受けたことはなかった。起こる場所は星系の時もあれば、そうでない時もある。スタックした全艦隊がダメージを受けてしまう。ダメージ量は致命的ではないが、予定していた戦闘が不利になることはある。

追加シナリオでは、ユニット(艦だけでなく施設を含む)情報に大幅な変更がなされた。バランスを調整したようだ。実は、本編(追加シナリオ以外をこう呼ぶ)でもシナリオごとに微妙なユニット情報の変更はある。もともとそういうシステム。ただ、意識するほどの大きな変更はなかった。

本編では軽量級の巡視艦あるいは駆逐艦だけを造り続ければ、ほぼ足りた。空母以外の重量級は割に合わず、造る意味は薄い。追加シナリオの重量級はタフ。コストに見合うので造る価値はある。軽量級はあっさりやられてしまうが、素早く展開できる機動性は健在。空母は少し遅くなった。つまり、どれも一長一短ある。

本編と比べると追加シナリオの難易度は高い。同じ調子でいると苦戦する。このシナリオでは、序盤の敵攻勢を防ぎきることはできない。星系のいくつかは占領されてしまう。ここまではしかたがない。

問題は、反撃ポイントの見定め。間違えると苦労する。どうにもならなくなったわけではないが、やり直すことにした。最初に戻る。


まず建造ドックを造る。造れるのはマップ左下の母星のみ。端にあるので艦隊を展開するのに時間はかかるが、他に手はない。

敵に近い星系はどうやっても占領されてしまう。明け渡す星系の生産力は防衛力に100%とする。これにはある程度の効果があり、敵を消耗させてくれる。

反撃ポイントには修理ドックを造っておき、軌道砲で強化する。生産力の割り振りは燃料を重視。防衛する艦隊の燃料をまかなう必要がある。艦隊戦で勝てば不要なので、防衛力には割り振らない。余裕がない状態で複数に手を出すと、あぶはち取らずになる。

追加シナリオでは、新たに「プラント」という施設を造れるようになった。工業力と燃料を高めてくれる。効率はいまいちだが、必要な工業力は100と少ない。本編では300になるまで待つしかなかった。「プラント」の戦略的な意味は大きい。

とは言え、工業力100の状態から修理ドックまで持っていくには経済力も時間もかかる。反撃ポイント設定の際は、あまり欲張らないほうがいいだろう。

敵のアドバンテージは最初のストック経済力のみ。前半の攻勢をしのげば、後半は難しくない。艦隊を造り続けて敵を叩き続ければ、いつかは勝てる。

こちらが攻勢に転じると、前線での燃料不足が問題になってくる。占領し返した星系は工業力が落ちている。そこでプラントや修理ドックを造ると燃料生産にブレーキがかかってしまう。一つの解決法は、後方から輸送艦を送り込むこと。燃料を届けた輸送艦を輸送艦自身に必要な燃料のみで後方に送り返す際は、手動補給に切り替えればいい。自動補給だと前線に届けた燃料を持ち帰ってしまう。経済力に余裕があるなら片道輸送とし、燃料を渡した輸送艦はスクラップとして処分する。

「コロニー」は本編にもあった施設だが、追加シナリオでは大きな変更がなされた。工業力と燃料を大幅にアップしてくれる。ただし、かなりの経済力が必要。序盤で造るのは難しいが、長期的には割に合う。コロニーをいくつも造れるようになれば、勝ちが見えてくる。

このシナリオはまだそれほど難しくない。軽量級の艦隊中心でも勝つことができた。軽量級で力不足だったのは、こういうケース。大損害を受けた敵艦隊は撤退し、たいていは修理のために後方へジャンプする。ところが、ジャンプせずに前線に居座る場合がある。おそらく燃料が足りないのだろう。こうなった敵艦隊は、戦闘に入っても即逃げてしまう。そこで、移動時に行われる長距離戦闘でダメージを与えることにした。重巡洋艦あたりが使いやすいだろう。

より重量級の戦艦も使ってみた。本編とは異なり、かなり強い。ただ、やはり機動性には劣る。このシナリオでは星系の空白地帯を越えたゲリラ的な攻撃が有効。そういう任務には軽量級が適している。重量級の本領発揮は以降のシナリオとなるだろう。空母はあいかわらず揚陸艦を使えないことがあった。

流星雨爆発は面倒くさかった。損害を受けたことで攻勢作戦を中断することが多く、時間がかかった。85ターンで終了。

今回の失敗。途中で嫌になって最初からやり直した。たぶん、やり直さずにがんばっても勝てただろう。ひいきのスポーツ選手やチームが絶望的な試合。ほぼ負けるのは明らか。しかし、そこで見るのをやめると、たまに起こる逆転劇を生で見るチャンスを失う。不快を回避しすぎると、人生の幅を狭めてしまう。せめて中断時点のセーブデータを残しておけばよかった。


今回は6時間半、累計で38時間かかった。

レジオナルパワー(9)sc5・帝国の侵攻#1

本編シナリオ5。初期難易度は普通。初期自星系は左下に一つ。初期の敵勢力はいない。敵が登場するまでの間に、できるだけ中立星系を占領しておく。スピード重視で駆逐艦を使うのがいい。

マップ右上に敵の要塞惑星が登場。すこしずつマップ左下に移動してくる。これがとんでもなく強い。工業力・防衛力ともに1万ぐらいある。ダメージを与えても、次のターンに工業力と防衛力は元に戻ってしまう。普通にやったのでは占領できない。

しかしゲーム中の説明とは異なり、占領する必要はない。敵要塞惑星は最後にマップ外へ出るようだ。その時点で敵の全滅扱いとなって勝利。このことは昔から知っている。

勝てることは分かっているのだが、可能であれば占領してみたい。しかし、やはりきつい。嫌になってしまった。しばらくは途中で放っておき、後で挑戦する。


今回は4時間半、累計で31時間半かかった。

レジオナルパワー(8)sc4・計画銀河の崩壊#2

本編シナリオ4を始めからやり直す。代わりに難易度は高いにした。

バグらしきものを発見。最初に持っている艦隊は「ジェイスン・P・ワカバ」という司令官が指揮している。各司令官には攻撃・防御・外交の能力がある。うち、外交能力の重要性は低い。各能力はA~Cの三段階。ワカバはAAC。AAxは3人しかおらず、かなり優秀。ところが艦隊情報では、なぜかBBBとなっている。司令官の交代を繰り返すと元に戻ったが、気づく前に最初の戦闘を行ってしまった。損をした。

前回と同じく、一つ目の星系は空母搭載の揚陸艦を使って工業力にダメージを与えずに占領する。以降の戦略は違う。スピード重視。ひたすら駆逐艦を造って数で押す。敵対する星系の占領時には工業力へダメージを与えてしまうが、ためらわない。

敵二つの勢力は、どちらも50ターンぐらいになると本格的に動き出す。それまでに可能な限り自勢力を拡大しておく。初期勢力は全て赤だったが、一部は離反して中立となっているはず。敵赤勢力の占領を、中立勢力の占領よりも優先したい。また、防衛力の割に工業力の高い星系の占領も優先したい。

防衛力の高い星系への攻撃は、大損害を受けて失敗することもある。もう一度攻撃すれば占領できる見込みがあっても、工業力が減っていれば後回しにしてもいい。

敵勢力(中立は含まない)の工業力が300以上の星系には、施設を造られている可能性がある。優先して破壊しておきたい。

90ターンぐらいで勝利した。ほぼ駆逐艦だけで勝利できる。むしろ、そのほうが利口。前回よりはるかに楽だった。余裕ができた時点で空母搭載の揚陸艦を試してみたのだが、やはり指定しても使ってくれなかった。当てにならない。(実は、方法があった。)


今回は5時間、累計で27時間かかった。

レトロゲームの思い出と攻略