ブルトンレイ(8)風の伝説

設定レベルは10。前回のシナリオからレベル11キャラクターを転送した。仲間はゼナとガウェイン。

一陣の風に愛をのせて.....

北にある城で、王子レドリックを仲間にする。体格はたぶんS。王子には、すぐ適当なものを装備させる。王からは王子用の装備を渡されるのだが、装備の空き枠がないと捨てることになってしまう。城では他にも装備をもらえるが、空き枠がないので後回しにする。このあたりの仕様はすっかり記憶になく、2回リロードした。

町には武器屋がないので、前回シナリオで手に入れた多くの装備を鑑定して整理することもできない。気が利かないのか、意地悪なのか。

町の道具屋では明かりが売っていない。しかし、このゲームのシステムを知っていれば補充できる。前回シナリオ以前で手に入れた道具を売ってから買い直せばいい。例えば「ランプ9」が「ランプ1」に減っていたとする。「ランプ1」を店で売れば、「ランプ9」が売りに出される。金は十分にあるはずだ。


このシナリオはお使い感が強い。一本道で何をすればよいか迷うことはない代わりに、単調さを感じる。

敵は途中まで歯ごたえがない。実際にはそれなりに強く、一撃で体力の半分以上を失ったこともあった。それでも「アシュレの森」と比べると、それほどでもない気がしてしまう。では「アシュレの森」より前に、「風の伝説」をやったほうが楽なのか。その場合は、飛び道具なしで「風の伝説」をやることになる。ただ、キャラクターによっては有効なのかもしれない。「アシュレの森」より「風の伝説」のほうが経験値を稼ぎやすいというのも、大きなポイントだ。

導士シェーネが仲間になった。体格はたぶんS。もらった装備などを渡しておくと強力で頼りになる。魔法も得意なのだが、そのままでは唱えてくれない。唱えてほしければ魔法頻度を調整しておく。

賊が登場するあたりから敵に歯ごたえが出てきた。しかし今回主人公は魔法が得意なので、先制して全力で挑めば労せず倒せる。沈黙・全体雷攻撃・魔力回復・体力回復などを使った。

ラスボスの取り巻きは体力が高いが、これも全力で挑めばいいだけ。ラスボスを倒した後にもエリア移動で復活するので、稼ぎに使ってもいい。


このシナリオには見るべきところも多いが、要素を詰め込み過ぎて消化しきれていないと思う。辛い評価には、一本道で単調だという事情もある。最初に城でもらえる装備を取りに戻るのは面倒なのであきらめた。他に隠しアイテムなどはなかったようだ。武器屋も最後まで見つけることはできなかった。


今回は3時間でクリアした。

新元号に関する懸念は杞憂だった

以前の記事について補足する。以下には裏付けのない推測が含まれている。ただし、そう思った根拠は説明する。

新元号を各国に通知するという報道で思ったのだが、おそらく政府も筆者同様の懸念は持っており十分な配慮をしていた。しかも漢字を使う中国語だけでなく、各国のすくなくとも公用語については可能な限り調べたと思う。

ではなぜ筆者は政府の認識が足りないのではないかと懸念を持ったのか。政府の配慮が伝わってこなかったからだろう。ではなぜ伝わってこなかったのか。

各国語の調査など若干名で行えるものではない。多くの人物、たとえば外務省の職員がたずさわっていたのではないか。つまり、一般に思われているよりも多くの人が新元号を事前に知っていたと推測する。そのこと自体は問題ない。問題なのは、そのことが伝わってこないことである。

報道によると、有識者懇談会のメンバーは短時間ではあるものの外部との接触を制限されたそうだ。事前にそういう条件でメンバーになっているのかもしれないが、軟禁という批判があってもおかしくない。現に野党出身の国会副議長は反発している。これは政府の希望に対して、自発的に対応するということでおさまったようだ。しかし、少数ならまだしも多くの行政職員が事前に知っていたとなると、話がこじれたかもしれない。

これはあくまでも推測であり、実際のところはわからない。ただしこの推測が誤っているのであれば、政府の配慮は十分でなかったことになる。

新元号の発表はつつがなく行われた。しかし、その要因として政府の秘密主義、すなわち国民を対立する存在としてとらえる発想があったのは残念である。

以上は懸念が杞憂だった言い訳だ。


新元号そのものについての批判はない。「令」は命令を意味するというのは、言いがかりだと思う。そのうえで、「令」が命令を意味したとしても問題はない。国民と国・政府の関係において、「令」の主語はだれか。当然に国民である。突飛な発想ではない。株主と会社・経営者の関係と同じだ。この思想については、別途くわしい記事を書きたい。

制定の経緯については思うところがある。有識者懇談会のメンバーは政府が選んでいる。予算を握られている人が、新元号について政府の意向に沿ったとしても驚くことではない。別の大義があるだろうから、筆者は批判しない。批判すべきは、そのような指摘をできないマスコミ等のほうだろう。


和を尊ぶというのは己の主張をしないことではない。そのうえで、中西氏の言動は新元号の「和」という精神を体現しているだろうか。これについても思うところはあるが、「和」に反しているとまでは言えない。

批判に対してまともに反論しているという点は評価する。この点では「和して同ぜず」を体現している。国会での与野党ならびに新元号を制定した現安倍政権は、見習ってほしい。


新元号については筆者の思い込みを覆すことがあった。たとえば、今年は西暦何年・平成何年で間違いなかったかと思うことがある。特に新年1月は間違いが起きやすい。そういう時どうすればいいか。西暦と和暦を変換する計算方法について詳しいサイトはすでにある。ただ、それらの計算方法は筆者のニーズにとって大げさだ。

もし間違えるとすれば、ほとんどの場合1年のずれである。西暦と平成のずれを判別するのに、筆者は以下の命題を利用してきた。

西暦x年・平成h年では、xとhに次の関係が必ず成り立つ。

  • xとhは共に偶数、または共に奇数。

逆に言うと、片方が偶数でもう片方が奇数なら、どこかで間違っている。なお、上記命題は必要条件であって十分条件ではない。満たさなければ間違っているが、満たしているから正しいとは限らない。しかし、もっともよくある間違いの1年のずれは防げる。一瞬で判別できるのも大きい。

この判別方法の弱点として、「『共に偶数、または共に奇数』でよかったのか、それとも逆だったか、不安になったらどうするのか」と思う人がいるかもしれない。筆者は今まで以下のように考えて覚えていた(つもりであった)。

西暦x年・昭和s年では、xとsは必ず片方が偶数で片方が奇数となる。昭和生まれの筆者の場合、このことを忘れる心配はない。もし忘れたとしたら、別の問題で手いっぱいとなり、このような些末な問題はどうでもよくなるだろう。したがって、やはり心配はない。ここまでは正しかった。

ここからは考えが不十分だった。元号が変わった西暦x年・平成h年では、昭和の関係と逆転する。では、西暦x年・令和r年はどうなるか。平成の関係と逆転して昭和の関係に戻る、と今までは思っていた。ところがそうではなかった。西暦x年・令和r年では、xとrに次の関係が必ず成り立つ。

  • xとrは共に偶数、または共に奇数。

関係が逆転するかどうかは、新元号の前年の旧元号が偶数か奇数かで決まる。平成元年の前年は昭和63年。奇数なので関係が逆転する。令和元年の前年は平成30年。偶数なので関係はそのまま。

筆者の認識は不完全であった。なぜ何十年も気づけなかったのか。従来の認識で当面の問題は乗り切れたからだろう。認識を改める動機と機会がなかった。個人的にも普遍的にも、そういうことは他にもいっぱいありそうだ。

ブルトンレイ(7)アシュレの森

設定レベルは10。前回のシナリオからレベル10キャラクターを転送した。仲間はゼナとガウェイン。エンディングの演出に反してキリカを選択することもできる。実際にかつてそうしたこともあったが、今回はやめておく。

レルを探して...

最初の町は広い。まず北へ向かう。そうでないと全てのメッセージを聞きたいのでない限り、二度手間になる。普通は「いそがしいから後で来い」などというメッセージを聞きたくないはずだ。

この町には待望の飛び道具があるので買っておく。ただし、主人公は盾も使える片手武器にしたほうがいい。ほかにも高級そうな装備はあるが、これはキャラクター転送なしの場合向けに用意したものだろう。今回は買う必要がなかった。道具屋では明かりを買っておきたい。

町をくまなく回れば森でのヒントを得られる。家の一つには「ショートソード」が落ちている。町の外にはなにもないようだ。森へ向かうにはキーアイテムを使う。森へは一方通行で、エンディングまで町には戻れない。


森を最短ルートで通るには、町で聞いたヒントが参考になる。もしすべてを踏破したいのなら、逆に行けばいい。途中には宿屋があり、宿屋に再度戻れるキーアイテムもある。

ガーゴイルは眠りの魔法を使うので危険。ゼナが倒れてしまった。主人公も眠ったので、生命の水は使えない。ガウェインの頑張りで勝ったのだがリロードした。エンディングまで復活できないのはつらい。

今回主人公は魔法が得意なので、即黙らせる。一度痛い目にあえばガーゴイルは難敵ではない。魔法が不得手の主人公の場合は不明。森を進むとレルが見つかり、新たな探索が始まる。

森には装備・アイテムがいくつも落ちている。「ホーリープレート」「炎竜の鎧」「風の指輪」「ペフェの実」「ブレストプレート」「ベポの実」「プレートメイル」。持ちきれないものは捨てた。


ダンジョンに侵入する。ここは敵がいないように見えても、そうとは限らない。敵はワープ移動もするので、突然攻撃されることもある。ダンジョン奥への入り口は特に危険だ。主人公が一撃死したので一回リロードした。

生存率を高めるにはこうする。自動移動にすべてを任せない。次のエリアへ移動する前に止まって、仲間が追い付いてくるのを待つ。新しいエリアでは、敵が見えなくても沈黙魔法を使ってみる。

魔法でダメージを与えづらい敵には支援魔法を使う。まず敵の攻撃力系を下げる。次に防御力系を下げてから殴る。今回主人公は魔法が得意なので、余裕があれば魔力回復のベセムーラを使う。

ダンジョンにも装備・アイテムが多い。「光の指輪」「雷神の石」「ペフェの実」「プレート+200」「魔法の棒」。それとリロード前は「妖魔の鈴」、リロード後は「隼の剣」を見つけた。この二つのどちらかが手に入るのか、他にもランダムアイテムがあるのかなどは不明。敵が「赤い帽子」を落としたこともあった。

ダンジョンの奥へ進むには、まず捕まっていたNPCを助ける必要がある。NPCは仲間になるかと思ったが、それはなかった。忘れていることも多いようだ。


ラスボス戦では主人公が一撃死したのでリロードした。メッセージが速くてよく分からなかったが、取り巻きの魔法にやられたようだ。ラスボスは無敵らしいので、レルからもらったアイテムをいきなり使うのがいい。たぶん、透明なのがラスボスだ。

このシナリオは危険な敵が多い。しかも途中の補給ポイントに乏しい。こまめにセーブしたほうがいいだろう。リロードによるやり直しを含めても、時間は意外とかからなかった。


今回は4時間でクリアした。

ブルトンレイ(6)時の回廊

2番目のシナリオは途中まで進めて中断した後、1番目のシナリオからやり直した。記事は1回目と2回目の内容を合わせている。このシナリオの設定レベルは5。前回のシナリオからレベル6キャラクターを転送した。仲間も二人まで転送できる。

水彩の章

この地では昔、激しい戦いがあった。水の神子は最後の力を振り絞り、悪を食い止めた。しかし、それも時間稼ぎにすぎない。このままでは、もうすぐ悪の支配が完成するだろう。

いきなり野外から始まる。主人公と仲間は、なぜかこの地の岸に打ち上げられた。開始位置の北に城はあるが、ここは敵の勢力下。城の東の建物で情報が得られる。

町に着いた。ほとんどのシナリオで進め方は同じ。すべての人に話しかけるようにすれば、自然と情報が得られてゲームも進行する。町のある人物にはあやしい印象を持った。15年以上前ではあっても、すこしは記憶が残っているようだ。

このゲームは古い。各イベントシーンでのオリジナルグラフィックは最小限。使い回しのグラフィックによる演出が多い。

前回ラスボスと同じ顔のNPCが、町の人物として登場したりする。これは役者の人数が限られた劇団による演劇だと思えばいい。ただ、せめてゼナとガウェインのグラフィックは使い回して欲しくなかった。遠い記憶だが、プレイヤーキャラクターのグラフィックもNPCに登場したような気もする。


昼でも暗闇のエリアは後回しにして深入りしない。南の町を巡った後に、北の城の東にある建物へ行くと、話が進行する。城はやや危険性が高いので、慎重に進む。

水の一族の生き残り・キリカが仲間になった。体格はS。装備は手ごろなものでいい。この先でキリカ用の強力装備が1つずつ手に入る。キリカの体力は低いが、仲間にした時点で城は安全になるのでなんとかなる。


中盤では各地に3体いる中ボスを倒す。中ボスはたいした敵ではない。危険なのはトール村の建物にいる敵。主人公でも二撃は耐えられないかもしれない。キリカが一撃で倒れたこともあった。この敵は最初のうち、泥に偽装している。すべての敵が偽装している間は、魔法で先制攻撃しようと思ってもできない。縦横(斜めは含まない)2マスまで近づくと偽装が解ける。

安全に倒すにはこうする。建物には遮蔽物があるので、遮蔽物ごしに2マスまで近づく。そうすれば偽装を解いた敵はすぐに近づくことができない。そこを魔法で攻撃すれば一方的に倒せる。敵の配置はランダムなので遮蔽物ごしに近づけないこともある。その時は、いったん建物を離れて再度入りなおせばいい。やり方が分かれば稼ぎポイントになる。

上記記述を大幅に修正する。2マスまで近づいても、敵は偽装を解かない。隣接して初めて偽装を解く。なので、ゼロリスクで倒すことはできない。それでもうまくやる方法はあるので、別記事に書く。

なぜ上記のように書いてしまったのかは不明。主人公が2マスまで近づいた時に、偶然にも仲間が隣接したのだろうか。稼ぎをしていれば間違いに気づいたはずだが、あえてしなかったのだろうか。たった2年前でも思い出せない。


「御馳走」というアイテムは店で売ることができない。できれば捨てたいのだが、そういうコマンドは見当たらない。安全な場所で体力を最大にしてから使うしかないようだ。アイテム枠がいっぱいになった状態でアイテムを取った時に、捨てることができるかもしれない。

「水」という文字が入る装備はキリカ用。よく調べてはいないが強力なはず。たぶん他のキャラクターでもサイズが合えば装備できるとは思う。それでも体力が低いキリカ用にしたほうがいいだろう。

「錆びた~」とか「こわれた~」というアイテムは文字通りで価値がない。

「風雲の鎧」「烈風の剣」は、おそらく主人公用の強力装備。しかしサイズが合わないので、ゼナに装備させた。

このゲームでは飛び道具が有利だ。ここまで登場しなかったが、ようやく「激痛の弓」が手に入った。マヒの効果がある。しかしこれもサイズの関係で、ゼナに装備させた。

野外で「黄金の兜」を見つけた。キャラクターによっては有用かもしれない。

ダンジョンで「強いお酒」というアイテムがあった。一応プラスの効果はあるようだが、売ってお金にする。道具屋に売っているアイテムもそうだが、効果があっても冗談アイテムを保持する余裕はない。アイテム枠の制限がきついからだ。

SSサイズの装備が売っている武器屋もある。小妖精用だと思う。実際には、キリカ以外に新しい仲間は登場しなかった。

昼でも暗闇のエリアで爆睡の鎚矛を見つけた。文字通りの効果がある。暗闇には武器屋もあった。高級品のようだがMLサイズの装備しかないので、今回主人公には役立たない。Lサイズ主人公には役立ちそうだ。


ラスボスにたどり着くとキリカの武器が強化される。しかし、地形が邪魔してキリカはラスボスから遠い。主人公も近づけない。そこで、まず支援魔法でラスボスを弱体化させる。それから攻撃魔法を試したところ一撃で倒れた。キリカの武器強化も支援魔法も意味はなく、あっけなかった。

このシナリオはよくできていると思うのだが、一点気に入らない。最後に主人公が名乗る名前は唐突だろう。例えば、このシナリオのヒロコは主人公の味方かもしれないし、言動や服の色があやしいといった正反対の解釈もできる。それでいい。はっきりしないほうがよいこともある。今の筆者はあやしいと思うのだが、最初は気づけなかった。それくらいあいまいでいいと思う。


1回目の中断までに1時間半、2回目は6時間でクリアした。

ブルトンレイ(5)魔道士デミトル#2

アイテム情報はある程度調べたが、全部書くのは面倒くさい。どう書くかは後で考える。

野外やダンジョンでのアイテム、特に隠しアイテムについては触れるようにする。店売りの網羅はしない。一部のアイテムは前回記事と重複して書いた。


アイテム探しにはコツがある。マップは可能な限り踏破する。宝箱は行き止まりのエリアにあることが多い。宝箱は隠されていることもある。宝箱のマス目に入らなくても見つかるが、エリアに入ってから中央付近まで数歩進むと見つかりやすい。暗いなら明かりをつけたほうがいいかもしれない。

装備についてはレアであるほどいいとは限らない。このゲームの装備システムについて再掲する。

装備システムは独特で、各装備には必要とする能力値が決められている。力強さのない者に力強さを必要とする武器を与えても、あまり攻撃力は上がらない。逆にそういうキャラクターへ敏捷さや器用さを必要とする武器を与えると、かなりの攻撃力を持ったりする。ダガーよりロングソードがいいとは限らないというわけだ。この仕様は防具についても同じ。装備は武器屋で鑑定してもらうのが一番いいが、実際に装備して確認すれば見当はつく。

消費アイテムを使い切った場合は、使い切ったシナリオの道具屋で売りに出される。つまり、また手に入るので極端に温存しなくてもいい。


生命の水は倒れた仲間を助けることができる。ただし、時間制限あり。道具屋で売っているが高い。全員に話しかけるようにしていれば、個数は少ないが無料で手に入る。

詳細を思い出せないが「青い水」というようなアイテムがあった。

1回目のプレイでは砂漠のラージスパイダーだったはずだが、「青い水」というようなアイテムを落とした。体力か魔力か疲労を回復するアイテムだったはず。特定の場所なら手に入るのか、確率で手に入るのかは不明。たいしたアイテムではないので、2回目はあきらめた。

「金を掘るのに取りつかれる」というような表現は単なる状況説明ではない。探せば実際に金塊があり、全部で6つ見つかった。

たぶんダンジョンにあった「パルシーロッド」、店売りの「こころの杖」「しびれの牙」にはマヒ効果がある。

野外で手に入る「毒よけの盾」には文字通りの効果がある。

後半のダンジョンなどでは、魔法防御の「銀のヘアピン」、火防御の「竜のウロコ」、必要能力値が精神力である「鉄仮面」が手に入る。精神力は他の能力値と違ってレベルに比例する。キャラクターごとの特徴による高低がない。「鉄仮面」は特殊効果こそないものの、新しく仲間になるキャラクターに渡す予備の装備に適している。

ブルトンレイ(4)魔道士デミトル

最初のシナリオは1回クリアした後、新しいレベル1キャラクターでもう一度やり直した。理由はアイテムなどの情報を、できる範囲で調べておこうと思い直したから。記事は1回目と2回目の内容を合わせている。

このゲームにはセーブディスクが残っていた。キャラクターの名前から判断すると、前回やったのは15年以上前のようだ。

シナリオは7本あり、それぞれ独立している。プレイヤーキャラクターはシナリオごとに5人用意されているが、クリア済みのシナリオから転送することもできる。転送の際はレベルだけでなくアイテムも保持される。バランスはあまり問題ない。

1本目のシナリオなので新しいキャラクターを作る。2回目のキャラクターは、ボーナス値を全て体力に振って、体力17・魔力16・力強さ6・器用さ13・魅力16・敏捷さ16・知性16・精神力10・回復力4とした。このキャラクターは生存率に不安があるのだが、それもまた一興だろう。

行方不明になった領主の孫娘

このゲームは古い。各イベントシーンでのオリジナルグラフィックは最小限。使い回しのグラフィックによる演出が多い。しかし、この演出が優れており能を連想した。資源は少なくても、工夫すれば多彩な表現ができることを実証している。この技術が失われたとすれば残念だ。

町では少女の行方不明が相次いでいる。このシナリオでは、最初の町で戦闘は起こらない。すべての人に話しかけるようにすれば、自然と情報が得られてゲームも進行する。最初は丸腰だが装備も手に入る。2つある暗い部屋の片方で明かりをつけて探せば、キーアイテムが見つかる。

少女たちを救出したら、再度町の人すべてに話しかけるようにする。占い師のヒントはメモしておいたほうがいい。買い物はすぐ買わずに保留して、奥へ進んだ後に買ったほうがいいだろう。道具は体力回復薬と松明を買っておく。

ゼナを仲間にした。ゼナの体格はM。体格は装備に関係するが、このシナリオではあまり気にしなくていい。基本的に仲間になりたいと言われたら、そのまま受けていい。酒場で酒をねだられたら、おごっておく。ゼナの装備を整えて、ようやく町の外へ出る。


戦闘などのシステムは「ティル・ナ・ノーグ」に似ているが、難易度は高くない。

1回目のプレイではレベル1の段階で、プレイヤーキャラクターが1回、ゼナが2回死亡してしまった。仲間は死亡しても助けることができる。その場で体が残っていれば生命の水を使い、間に合わなくても町でなんとかなるはず。しかし、プレイヤーキャラクターが死亡するとゲームオーバーになってしまう。

今回のレベル1キャラクターはぜい弱だ。一撃は耐えられても、もう一回食らったら死亡してしまうかもしれない。しかし、「ティル・ナ・ノーグ」に比べればたいしたことではない。レベル2への必要経験値は少なく、苦労は最初だけ。

経験値稼ぎはこうすればいい。これは強くなった状態でも応用できる。下記で1・2・3・4は稼ぎに使うエリア。xは無関係のエリア。上が北。

xxx
x21x
x34x
xxxx

夜は視界が悪いので、暗くなり始めたら安全地帯に引き返す。間に合わないなら明かりを使う。敵が出るまで以下を繰り返す。

  • 1エリアの南西端から2エリアに入る。
  • 2エリアの南東端から3エリアに入る。
  • 3エリアの北東端から4エリアに入る。
  • 4エリアの北西端から1エリアに入る。
  • 最初に戻る。

一番弱い敵は、ラージスパイダー。最初は少数のラージスパイダーだけをねらう。そうでない場合は危ないので、2回エリア移動する。そうすれば敵は消える。よほど運が悪くない限り、逃げられるはず。一番弱い敵であってもダメージを受けることはあるので、まだオート戦闘はやめておく。

レベル2になれば能力値が段違いにアップする。オート戦闘でもだいじょうぶだ。たまにダメージを受けることはあるので、その時は回復しておく。もしプレイヤーキャラクターの魔法の覚えが遅いなら、その分体力があるので安全地帯までもつはず。道具を使ってもいい。仲間の魔法は偶然に左右されるので、期待はできるが最後の手段になる。

レベルアップ時に現在の体力と魔力は上昇しない。疲労の概念もあるので長旅を続けるためには、安全地帯(できれば宿屋など)での休息・魔法による回復・アイテムによる回復が必要になる。


町から西に向かうと、まず安全地帯のオアシスがある。次は宿屋。その次は金鉱。情報を手に入れていれば全マップを踏破する必要はない。ただ、全て踏破すればアイテムが手に入ることもある。野外でもダンジョンでも、金鉱地帯の行き止まりには金塊のあることが多い。全部で6つあった。

ここまでに野外では「毒よけの盾」を手に入れた。多分ダンジョンだったと思うのだが、武器の「パルシーロッド」も手に入った。お金に余裕ができたので、町の武器屋で「しびれの牙」を買う。この先にはもう一人仲間がいるので、手ごろな鎧と盾も買っておく。むしろ重い防具はよくないだろう。

装備システムは独特で、各装備には必要とする能力値が決められている。力強さのない者に力強さを必要とする武器を与えても、あまり攻撃力は上がらない。逆にそういうキャラクターへ敏捷さや器用さを必要とする武器を与えると、かなりの攻撃力を持ったりする。ダガーよりロングソードがいいとは限らないというわけだ。この仕様は防具についても同じ。装備は武器屋で鑑定してもらうのが一番いいが、実際に装備して確認すれば見当はつく。


町から南へ進む。もしマッドベアーがいたら東に行き過ぎている。まず野外にいるNPCに会う必要がある。夜は気づけないかもしれないので明かりを使っておくといい。

ガウェインを仲間にした。体格はS。ガウェインの体力はぜい弱すぎる。2回目のプレイではレベル4でも20しかなかった。レベルアップ時にリロードしたほうがよかったかもしれないが、気づいた時には遅かった。

ユニコーンの長を探す。行き止まりのエリアにいた。次はラスボスの居場所に乗り込むところだが、今回は情報調査のために、マップ踏破と金稼ぎをする。マッドベアーは強そうだが、レベル4ならだいじょうぶだろう。金稼ぎはオアシス付近で行った。レベルが上がると、弱い敵からの経験値は打ち止めになる。しかし、得られる金は減らない。

1回目のプレイでは砂漠のラージスパイダーだったはずだが、「青い水」というようなアイテムを落とした。体力か魔力か疲労を回復するアイテムだったはず。特定の場所なら手に入るのか、確率で手に入るのかは不明。たいしたアイテムではないので、2回目はあきらめた。


ラスボスのいる塔の手前南東付近にNPCがいる。会うのは必須ではないようだが、安全地帯でもあるので利用しておく。

ラスボス直前の階段エリアは、町で聞いたヒントを思い出せばいい。そうでなくてもオートマップを利用すれば難しくはない。本作オリジナルに、オートマップ機能はない。

ラスボスは強い。1回目のプレイではレベル5で挑み、勝つことはできたがガウェインが死亡してしまった。2回目はレベル6で挑む。全体魔法を食らったが、一撃は耐えることができた。ゼナの攻撃によるマヒが効いたこともあり、死亡者は出なかった。

強敵に出くわしたら、いったん逃げて態勢を整えてからにするのも有効だ。体力と疲労を回復し、行動速度を最大にし、仲間が近づいている状態で再突入するといい。今回は使わなかったが、道具屋で売っている攻撃魔法アイテムも有効かもしれない。

ラスボスは倒されてからのセリフが長い。本作に限らずゲームではよくあることだ。セリフではない心情表現という、小説にありがちな逃げの手が使えないのでやむを得ない。

クレアを助けても、ゼナがエリアに入らないとイベントは進行しないようだ。もしゼナが死亡してしまったら、町まで戻らないといけないかもしれない(未検証)。ガウェインは死亡したままでもエンディングで生き返る。1本目のシナリオをクリアした。


アイテム情報はある程度調べたが、全部書くのは面倒くさい。どう書くかは後で考える。


最初の準備なども含めて1回目はクリアまでに4時間、2回目は4時間かかった。

プリメ(15)ゲームを終えて

要約記事を作成した。

思っていたとおり、あまり時間はかからなかった。かつてを含めても50時間ぐらいだと思う。短めだが、これくらいでいいのかもしれない。払ったお金に見合う手ごたえがなければ、不満を抱くのはもっともである。だからといって、やたらに時間がかかったりしても困る。

このゲームはそれほど時間をかけなくても、それなりのエンディングを見ることができる。逆にその気があるなら、すべてのエンディングを見ようとしてもいいだろう。

「プリンセスメーカー」なのに、プリンセスエンディングを見なくていいのか。今回が最後なのにそれでいいのか。別にいいと思う。心残りはない。

他の攻略情報を見ればプリンセスになるのは簡単なはず。でもこれでいい。逆に攻略情報をあっさり見てしまっても、納得すればかまわない。今後も自分の基準で続けていく。

いいゲームだった。

ブルトンレイ(2)ゲームの入手方法

今回プレイするのは1989年システムソフト製。マシンは、PC-9801DA(CPUは80386・20MHz)。ソフト・ハードとも中古であれば手に入るかもしれない。

PC-9801E~VM~RA・RX、PC98-DOなどに対応となっているが、ほかの386マシンでもたぶん問題ない。1MBのFDD×2が必要。メモリは640KB必要。2.11~3.30AのMS-DOSが必要(以降のバージョンは説明書に記述なし)。アナログディスプレイが必要。ハードディスクは不要。FM音源に対応している。

このゲームは外付けのフロッピーディスクドライブでも動作するはず。

プロジェクトEGG(PC-9801などのレトロゲームをWindowsで利用できる)でも配信されている。対応OSについては、各自で調べてほしい。ただし、追加シナリオの「ブルトン・レイ・シナリオ集」をプレイするには、本作も含めてレトロ環境を用意するしかない。

「ブルトン・レイ・シナリオ集」には追加シナリオだけでなく、パワーアップ機能がある。うち、重要なのはオートマップ機能。なければ難易度が上がる。EGG版については未確認だが、なくてもオリジナル通りであり文句は言えない。中古ソフトの場合、運良く組み込まれている可能性はあるが、起動しないとどちらなのか判断できない。

もし手に入れようとするなら、ソフトの状態・ハードの型式・フロッピーディスクの種類・OSの種類・最近のOSであれば何ビット版かなどに注意したほうがいい。入手元が誠実であっても、20年以上前のフロッピーディスクなどが突然読めなくなるのは驚くことではない。諒とせよ。

ブルトンレイ(1)ゲームの紹介と昔の話

「ブルトン・レイ」をやってみる。RPGでアクション性はない。

ゲームの自由度は高くない。シナリオはだいたい一本道。ゲーム進行に応じて、~へ行ってきてほしい、~を取ってきてほしい、~を倒してほしいといった依頼をこなしていきクリアする。NPCの会話をよく聞いていれば詰まることはないだろう。

各シナリオのマップは広くて面倒くさいが、オート移動の機能があるので挫折することはないはず。

戦闘などのシステムは「ティル・ナ・ノーグ」に似ているが、難易度は高くない。戦闘にもオート機能がある。強い敵には手動で対応すればいい。手に入るアイテムは割と多彩。

このゲームは何回か全てのシナリオをクリアしている。あまり大きくうたってはいないのだが、テーブルトークRPGの香りを感じられる。かつ、コンピューターゲームとしても楽しめる。

レトロゲームの思い出と攻略