プリメ(1)ゲームの紹介と昔の話

「プリンセスメーカー」(無印)をやってみる。育成型シミュレーションゲームのはしりで、アクション性はほとんどない。

プレイヤーは養親になり、10才の孤児少女を8年間養育する。旬(三分の一か月)単位で行動を指定し成長を見守る。

実際には少女の立場になってコマンド選択することも結構多い。なのでシミュレーションゲームと称してはいるが、RPG的な要素もある。すくなくとも、多数のユニットを動かすシミュレーションゲームとは全く感覚が違う。

大半のスケジュール行動で疲労がたまっていく。疲労がたまると行動が失敗しやすくなり、やがては病気になってしまう。疲労を回復する手段はあるのだが、お金がかかったり別の問題が発生したりする。

このゲームは上記疲労対策のコツをつかむまで何度か序盤をやり直してから、一回だけエンディングまでいっている。いきなり隠しエンディングに到達してしまったので、やり方が分かれば難しいゲームではない。

シムシティ(14)ゲームを終えて

要約記事を作成した。

川沿いの土地は地価が高くなりやすい。それで速く成長しやすいのだろう。

攻略本をよく読んだところ、上記に関する情報は書いてあった。筆者も、攻略本の著者とその友人も、自分のスタイルを崩せなかったことがダルズビルシナリオの敗因だったと思う。

難しいシナリオやゲームは他にもある。気を取り直して挑戦したい。これは無理だという自分の声や他人の声が、正しいとは限らない。そのことがよく分かったのは、いい収穫だった。

いいゲームだった。

シムシティ(13)ダルズビル1900退屈#3

攻略動画 “Let’s Play SimCity Classic 2.0 – 12 – Dullsville 1900 Scenario (German 4K) – YouTube” (ドイツ語のはず)を見てみた。話しているドイツ語は全く聞き取れないが、クリアするのに十分な情報は得られた。 m games 氏に感謝したい。

住宅地などの開発は川沿いに行っている。おそらくこれが攻略の決め手になる。川沿いの土地は地価が高くなりやすい。それで速く成長しやすいのだろう。また最初のうちの税率は、8%でも成長を阻害しないようだ。

プレイ内容には理解しがたい内容もあった。具体的には、スタジアムを作ったのがずいぶん後だったことと、森をわざわざ公園に作り変えたりしたことだ。バージョンの違いによるものだろうか。


動画からの情報も合わせて、攻略記録と手順をまとめる。動画は全部は見ていないので、さらなる情報があるかもしれない。

  • 最初の大きな出費はスタジアム。要求されてすぐには作らなくてもいいが、翌年には作りたい。「スタジアム - 翌年の自由予算分」のお金は残しておく。
  • 道路を鉄道に置き換える。金がかかるので、当面は最小限にとどめる。余分な道路は壊してしまう。
  • 住宅地などの開発は川沿いに行う(攻略動画からの情報)。内陸の開発は、人口増加率マップで人口の増えている土地だけにとどめる。
  • 当面の予算は8%でも成長を阻害しないようだ(攻略動画からの情報)。序盤は金が足りないので、そのほうがいい。人口が増えているなら、住民の税金に対する不満は後回しにする。
  • 人口2万人になりそうになったら、スタジアムを作る。
  • 人口2万1千人ぐらい(正確には人口で決まるわけではない)で、発電所を要求される。あらかじめ火力発電所の予算を確保しておく。
  • 人口4万人ぐらい(正確には人口で決まるわけではない)で、港を要求される。翌年には作れるように予算を確保しておく。
  • 港と前後して再度発電所を要求される。あらかじめ火力発電所の予算を確保しておく。今回はここで原子力発電所を作ったのだが、クリアまでにまた要求されたので火力のほうがいい。
  • 1916年6月に人口5万人になった。
  • 前回火力発電所を作ったのなら、人口6万人ぐらいで原子力発電所の予算を確保しておく。今回は人口8万4千人ぐらいで火力発電所を作った。
  • 以降の大きな出費は必要ない。なので税率を7%あるいは、さらに下げる。今回は終盤に空港を要求されたが作らなくてもクリアできた。

参考にした動画では1917年2月に5万人となっている。それよりも早かったので油断したようだ。後半にペースが落ちてしまった。税率を下げたところ、成長が速まり取り返せた。1929年開始時点で9万5千人だったが、税率をゼロとして8月に10万人となり、なんとかクリアできた。

攻略情報が分かってしまえば難しくはない。しかし、自由度の高いゲームではあるが、あるいは自由度が高いゆえなのだろうか、なかなか自分のスタイルを自発的に大変更することはできない。川沿いの土地は地価が高いというのは知っていたのだが、全く考えが及ばなかった。


いったんゲームクリアとしたが、正確性が気になったので再度プレイしてみた。結論としては、攻略手順に大きな変更はない。ただし、「人口~万人ぐらい」は大雑把な数字だと理解してほしい。1回でクリアできなくても、2~3回試せば要領がつかめてクリアできると思う。


今回は6時間、累計で43時間かかった。これでゲームクリアとする。

シムシティ(12)ダルズビル1900退屈#2

攻略本をすべて読んでみたが、やはり決定打となる情報はない。攻略情報を検索(「 dullsville シムシティ」)してみたところ、 Wikipedia にクリア不可能ではないと書いてあった。具体的な攻略情報を探すのはもう少し待つ。

昔作った町を見てみた。メガロポリスどころか20万人台がせいぜいだったようだ。税率は4%と少なく犯罪も少ない。鉄道だけで道路はないので交通渋滞もない。しかし就職難が問題となっている。これは今回一連のプレイではなかったことだ。

住民は工業地域での職を求めているらしい。工業地域は作ってあるのだが、なかなか埋まらない。すぐに理由が分かった。昔は住宅地域へ公害が及ばないように、工業地域を独立させて離れた場所に置いていた。これでは住宅地域と工業地域の距離が大きすぎる。ある程度は公害を受け入れないと就職難になってしまう。昔は妥協を知らなかったようだ。若かったということだろうか。


シナリオモードでリロードするとクリア扱いにならないが、まずはどうすれば人口が増えやすくなるか試行錯誤してノウハウを蓄積する。いくつか知見を得られた。

  • 重要なので再度書いておく。道路はできるだけ鉄道に置き換える。全て置き換えるのではなく、余分は壊すだけにする。
  • 人口増加率マップを活用して、人口の増えている土地から開発する。人口の増えていない土地を整備しても、なかなか人は増えていかない。
  • スタジアムを要求されるので、開始年か遅くとも翌年には作りたい。他で金を使いすぎると作れなくなる。
  • 数年の余裕はあるが発電所を要求される。資金を準備しておく。

しかし、まだ不十分のようだ。これ以上時間を割きたくない。あきらめて具体的な攻略情報を探してみたところ、よさそうな動画を見つけた。すぐに全部を見るのではなく、すこしずつヒントをもらいながら攻略してみたい。


今回は6時間半、累計で37時間かかった。

座れない原因は、だれにあるのか

以前述べたことについて補足する。

筆者は、早稲田大学が小保方晴子氏の博士号を取り消したことを支持する。しかし同時に、早稲田大学は小保方氏に課程で受け取った費用を返還すべきだった。後からよく読んでみたら博士論文と認められないというのは、まともな課程ではない。

小保方氏の博士号はただちに取り消されたのではなく、論文再提出の機会が与えられた。このことに公平性の確保や温情を感じた人がいるかもしれない。しかし、金を返したくない、組織を守りたいというのが真の動機だと思う。


小保方氏を擁護するわけではない。STAP細胞はあるのかないのか? そういう質問をするから答えが発散してしまう。STAP細胞の研究に予算をつけるべきか否かと問うべきだ。答えは、見込みがなく割に合わないと収束する。

そんなことはない、予算をつけろという考えを全面否定はしない。しかしそういう人達は、なぜ集まって出資しないのだろうか。日本人の1%が千円ずつでも、相当な額になる。

STAP細胞に限らない。自分の賛同するアイデアに大多数が反対するのは、むしろ朗報である。割のいい宝くじを独占できるチャンスが到来したということだからだ。おいしい宝くじを買わない愚かな他人を憐れむならともかく、不満を感じるというのは奇怪である。本心では信じていないとみなされるのが当然であろう。


データのねつ造はあってはならない。では、防ぐにはどうすればいいのだろうか。研究者への倫理教育が決定打とは思えない。それだけでは足りない。差別主義者は悪人だと言い張っても、差別が解消しないのと同じだ。

プレゼンテーションに振り回された側も、変わらなければならない。実態を評価すべきである。もちろん大半の人は研究の評価はできない。しかし、「評価をする人やシステム」を評価すること(メタ評価)、あるいはメタメタ評価はできる。これは研究組織・行政・政治・主権者である国民の役割である。自分は無関係だと逃れることはできない。


いす取りゲームで、座れなかった人がいる。なぜその人が座れなかったのか。その人に大きな原因がある。一方で、なぜ座れなかったのか。参加者全員にすべての原因がある。両方を見なければならない。片方だけしか見ないのは、くさいものにふたをする責任放棄である。

博士になったとしても、ふさわしい待遇の職は乏しい。そういう説明は十分だったのだろうか。大学は博士を養成するよりも、博士課程にともなうポストと金と労働力に関心があったのではないか。人を食うようなことをした結果、それに適応した人物が生み出されてしまったのではないか。

早稲田大学だけに限らない。また、研究者にも限らない。労働力を除けば、法科大学院にも似た構造を感じる。最近、大学人から国の締め付けが厳しいと訴える声が聞こえてくる。しかし、一般の目は冷たい。こういうことに気づいているからだと思う。


小保方氏は研究職をやめて文筆業で身をたてるらしい。小保方氏が現時点で刑事責任を問われていないのは承知しているが、その上でオー・ヘンリーや佐藤優氏の例もある。フィクションである限り、期待できる。

期待できることなど何もない、と言う人がいるかもしれない。しかしそれでは、プレゼンテーションに振り回されるのと同じだ。小保方氏だからといって全てを否定しないのが、実態を評価するということである。そういう態度をとれないことが、不正や差別を生み出しているのではないか。

政治の闇は深い


引用始まり(太字による強調は筆者によるもの。ただし、記事の中で一番大きな文字だったのは事実。)

2019.1.3 (木)読売新聞・朝刊4面
新春対談2019 小泉進次郎・下
「明るさ」指導者の条件

(省略)

橋本(五郎特別編集委員) ジャーナリストにも健全な相対主義が大切です。「正義」は一つではないのです。自分を疑う「適度な懐疑心」も重要です。

小泉(進次郎) 加えて、リーダーには「明るさ」が無条件で必要だと思っています。自分も意識しています。

(省略)

引用終わり


上記引用は本文だけなら、どうということはない。しかし、『「明るさ」指導者の条件』というタイトルは不穏だ。小泉氏が先の自民党総裁選で石破茂氏を支持したこと、石破氏が麻生太郎氏から暗いと揶揄されたこと(「政治家 暗い顔」で検索するとわかる)を考え合わせると見過ごせない。小泉氏が石破氏との間に距離を置いたと印象付ける誰かの意思を感じる。偶然とは思えない。

おそらく小泉氏だけでなく橋本氏もタイトルを事前には知らなかったと思う。知っていたとすれば、明るさが必要と言いながらその発言自体がダークであるとか、取材相手を裏切ったということになってしまう。それに比べればましではあるが、ひどいことに変わりはない。当事者の知らないうちに意図しないメッセージが付加されたことになる。

しかも、誰もうそはついていない。やはり政治には闇を感じる。

シムシティ(11)ダルズビル1900退屈・失敗

1900年アメリカのダルズビルの住民は、退屈から解放されるべく大都市になることを望んでいる。(ダルズビルは退屈な場所という意味で、たぶん架空の設定。) 人口10万人まで成長させるのがテーマとなる。説明書によると、難易度は少し難しい。

実際にはかなり難しい。1回目は終了前年の1929年で6万ほどにしかならなかった。2回目は警察署を作らずに税率を可能な限り下げた。それでも1回目と大差はない。攻略本を見てみる。

昔から知っていたが、攻略本でもこのシナリオだけはクリアしていない。バグかもしれないとまで書いてある(「シムシティ ハンドブック」真留木優 著・BNN 刊・p60)。筆者もそう思う。根拠は二つ。まず、説明書p33に「21世紀までに…大都市に変貌させるのが、あなたの仕事です。」とある。つまり、説明書によると期限は100年と読み取れる。しかし、実際のゲームでは30年しかない。それと、他のシナリオに比べて難しすぎる。

上記段落を訂正する。説明書p33はおかしいが、バグではない。このゲームのある仕様を活用すれば難しくはない。しかし、そこに思い至るのは難しい。自分のスタイルを持っている人はなおさらだろう。

決定打となる情報はなかった。どうするか考えてみたい。


今回は5時間、累計で30時間半かかった。

シムシティ(10)ハンブルグ1944火災

1944年ドイツのハンブルグは爆撃にともなう火災に苦しんだ。(これは実際に起きた。) 火災の被害から復興するのがテーマとなる。説明書によると、難易度はすごく難しい。

対処法は地震シナリオおよび怪獣シナリオとほぼ同じ。爆撃は6か所ほどで、一地点につき10マスぐらいが火災となる。つまり、火災は集中して起こる。なので、消防署の増設が比較的有効だ。延焼が速いようなら破壊消火も併用する。戦争は1945年まで続いたので、爆撃は波状的に複数回に及ぶかもしれないと思ったが、それはなかった。

このシナリオも空港を要求されたが、あきらめてほかを優先する。あっさりクリアできた。

今回は2時間半、累計で25時間半かかった。

シムシティ(9)サンフランシスコ1906地震

1906年4月アメリカのサンフランシスコに大地震が起きた。(これは実際に起きた。) 地震およびそれにともなう火災の被害から復興するのがテーマとなる。説明書によると、難易度はすごく難しい。

地震は町の一部をがれきに変える。これはさら地にしておけば自然に復興するのでそれほどでもない。火災による被害のほうが大きい。対処法は怪獣シナリオと同じ。被害はマップのあちこちに及ぶが、スピードを「停止」にして対処すればいい。消防署の増設には金がかかりすぎるので、高価な施設を別として破壊消火を主とする。停電にも注意がいる。

地震の前から空港新設を要求されていた。空港がないと商業の発展が頭打ちになる。しかし資金は1万もかかる。交通網の整備をして予算を黒字体質にすることを優先し、あきらめた。犯罪も多いので終了前年から力を入れる。あっさりクリアできた。


今回は2時間半、累計で23時間かかった。

シムシティ(8)リオ2047洪水

2047年ブラジルのリオデジャネイロには、地球温暖化にともない北極と南極の氷が溶けだしたことで、洪水が押し寄せてきている。原作は1980年代後半で架空の設定だが、このシナリオは十分にあり得る。

おそらく赤道に近い途上国から被害が起こるだろう。先進国は現在オランダのように対応できるとは思うが、相応の経費はかかる。国土の割に海岸線が長い日本にとっては大きな問題となるはずだ。

「北極と南極の氷が溶けだしたことで」という説明には微妙な点もあるが、温暖化によって大半の海面が上昇するのはほぼ間違いない。コップの水に浮かぶ氷が解けても水の高さは変わらない、というのは複雑な地球にそのまま適用できない。実際に、氷期の海面は現在より低かった。仮に氷が溶けなくても水温が上がるだけで、地球に比べてはるかに小さい人間には甚大な影響がある。

洪水で破壊された町を再建するのがテーマとなる。説明書によると、難易度はやや難しい。


リオの町は混沌としている。交通網は全く碁盤状ではないので整理したい。犯罪も多い。ただ、洪水がどこに来るか分からないので、まずは様子を見る。

洪水が起こったマス目はさら地になる。洪水はゲーム中盤ぐらいまで断続的に続く。1回の洪水で破壊されるのは10マスに満たないので、運が悪くなければそれほどの被害は受けない。港や空港が破壊されると痛いだろうが、それはなかった。洪水とその被害を把握するには、電力網マップにすると見やすい。

犯罪対策と都市の発展にも力を入れる。マップ左中央にある未開発の森林地帯に住宅地などを置く際は、間隔を置けば犯罪が起こりにくい。クリアすることができた。思ったほど難しくなかった。


終わった後で攻略本を読んでみた。どうやら攻略本は英語版に基づいており、日本語版とは違うらしい。英語版ではマップ半分ぐらいが水没する洪水が1回だけ起こるようだ。たぶん、日本語版のほうがやさしい。調整したのだろうか。これはバージョンの違いによるものかもしれない。


今回は3時間、累計で20時間半かかった。

レトロゲームの思い出と攻略