英雄伝説2(1)ゲームの紹介と昔の話

無印のアイテム集めに疲れたのと、無印より先に終わらせたいという理由で、「ドラゴンスレイヤー英雄伝説2」をやってみる。RPGでアクション性はほとんどない。

町・野外・ダンジョンなど全てが2D画面。ストーリー進行に応じて敵を掃討していく。謎はよく覚えていないが難しくはなかったと思う。ここまでは無印と大差ない。

ゲームの自由度は無印よりさらに低い。終盤を除くと、同じ敵と戦って手に入る経験値はキャラクターのレベルが上がるにつれて低くなり、最後はゼロとなる。つまり、ストーリー進行に応じたレベル上限がある。なので戦闘難易度のバランスはよいが、こういうやり方は気に入らない。無印をやったことがあればなおさらだ。

呪文システムは変更されている。前作の一般的なMP制ではなく、呪文を使うと「カプセル」を消費するという形式になった。持てる「カプセル」の上限数は決まっており、使った「カプセル」は空になる。時間経過で空の「カプセル」は充填されて、満タンになれば再びその呪文を使えるようになる。

設定上、地下世界の探索が多い。やり方を知っていれば難しくないものの、迷路が嫌いな人はうんざりするかもしれない。

アイテム集めの要素はなくなった。敵はごく少数例外ひとつを除き、店で買えるようなアイテムしか落とさない。無印にはいろいろなドロップアイテムがあり、それが魅力だった。本作にも期待していたのだが失望した。登場するアイテムを募集するという企画が、コンプティーク誌上でもあったはずだ。なぜこうなってしまったのか。

同じ敵と戦って手に入る経験値はキャラクターのレベルが上がるにつれて低くなり、最後はゼロとなる。なので戦闘難易度はバランスがとれている。

もしかしたら、戦闘難易度のバランスにこだわりすぎたのではないか。

ごく少数のひとつある例外は、たいしたことのない武器だ。手に入れた章では役に立つが、店で売っていないドロップアイテムがあることの、アリバイ作りだろう。こうしておけば、表面上は登場アイテム募集の約束を破ってはいない。ますます気に入らない。

ストーリーや背景世界の作り込みは無印以上かもしれないが、自由度が低いのでこれくらいの作り込みは当然だろうと感じてしまう。

なぜ自然な順序に逆らって、無印より先に2を終わらせたいと思い立ったのか。果物を食べる時は、いまいちなところを先にして、おいしいところを後にしたい。それと同じだ。

このゲームは1回エンディングまでいっている。ラスボスはかなり強い。ほかに対抗手段がわからなければないので、レベルを上げるしかない。