英雄伝説2(11)ゲームを終えて

要約記事を作成した。

昔のことを思い出した。最初のプレイでは、ラスボスの強烈な強さに心が折れてしばらく放っておいた。当時はアイテムをフル活用するという発想ができなかったのだろう。

その後再開しようと思ったら製品ディスクが変質したらしく、起動しなくなっていた。中古品を買い直してクリアしたので、ラスボスまでたどり着いたという意味では今回で3回目になる。それほどではないがお金も余分に使った。筆者の悪印象はそういう背景もあったことに気づいた。

それを割り引いても無印と2のどちらがいいかと問われたら、迷わず無印になる。本作はいろいろな場面で制作者による『圧政』を感じてしまう。

それでも、エンディングを迎えてそれなりの感慨はあった。

なぜ自然な順序に逆らって、無印より先に2を終わらせたいと思い立ったのか。果物を食べる時は、いまいちなところを先にして、おいしいところを後にしたい。それと同じだ。

終章は無印のエンディングの後でプレイしても、よかったかもしれない。今回ラスボス戦が難しくなかったので、そう思えるようになった。

悪口が多かったので、すこしはこのゲームを評価しておこう。音楽、特にボス戦はよくできている。この点では無印に劣らない。

プレイヤーが発売当時の雑誌の攻略記事などを読んでいることを前提としている感じが、このゲームの評価を微妙なものにしている。逆に言えば、この文章を目にした人にとってはそれほど悪いゲームでないのかもしれない。

いいゲームだった。