AD&Dプール(5)スラム

最初のガイドが終わった地点から先にはスラム地区がある。まずはここを探索・掃討する。敵には、場所固定のイベントで現れる敵と、ある地域をランダムにうろつく敵の2種類がある。(ゲーム全体では、一部例外あり。)

ランダム敵の数はパーティの強さによって調整される。小金を持っていることはあるが、魔法のアイテムを持っていることはなかったはずだ。(スラムについてはそうだが、エリアによっては異なる。)

ランダム敵に対しては、こちらから不意を突けることがある。確実に逃げることもできるが、スラムではパーティが弱っているのでない限り積極的に戦うのがいいだろう。スラムのランダム敵は有限だからだ。ただし、イベント敵(ロープ・ギルド跡を除く)を全滅させるまでは、ランダム敵が発生するようだ。

イベント敵は種類・数・宝などが決まっている。魔法の武器・防具を持っていることもある。戦闘が終わって宝を取る時に「ディテクト・マジック」を使うと、魔法のアイテムを見抜くのに役立つ。スラムに限っては、イベント敵を倒した場所で休息をしても安全だろう。

特定の場所固定の宝もあり、パターンは2つある。1つはイベント敵を倒した部屋および奥の部屋。「調査」コマンドを使うと見つかるかもしれない。

敵がいないパターンもある。その部屋に入った時に思わせぶりなメッセージがあったら、「調査」コマンドを使うといい。宝があるかもしれない。別のイベントで宝の情報が手に入ることもある。

宝のうち、CP(銅貨)は重いのであきらめる。SP(銀貨)もあきらめていい。EP(エレクトラム貨・金と銀の合金)以上は持ち帰りたい。ちなみにPPはプラチナ貨だ。プルトニウムの貨幣ではない。

なぜこんなことを書いたかというと、AD&Dの前身であるD&Dのルールブック(1980年代)にそういう誤訳があったからだ。 platinum と plutonium は似ているかもしれないが、普通は素人でもおかしな訳だと気づくだろう。

しかし、こういう場合に責を負うべきは翻訳担当者ではない。この翻訳担当者は、たしかに一般常識に乏しい。だが、そのことが表に出てしまったのには、別の原因がある。

このゲームの翻訳に関しては全く心配いらない。かなりの文章量だが、よくできている。まともな体制だったのだろう。

経験値が貯まっても、すぐにレベルアップはしない。新フランの訓練所で行う。持ち物の整理なども含めて、スラム攻略の際は何度か戻ることになるだろう。

経験値がすこしだけ足りないという時は、訓練所で決闘をするという手もある。低レベルであれば、死んでしまうことはまずない。

決闘ではバグらしきものを見つけた。ダートを持っている敵に隣接したところ、「ダート(飛び道具)を使おうとする←→隣接する敵がいて使えないのでキャンセルする」という無限ループの症状を呈した。

イベントでの選択肢を選ぶのはあまり難しくない。使命とパーティの状態を考慮すれば、たいていは問題ない。スラムより先の話になるが、ひとつだけ忠告しておく。このゲームの究極の敵(ラスボスではないが)はベイン神だ。すくなくとも、同じ失敗はしないようにしたい。

ロープ・ギルド跡は危険地帯だ。入る前には必ずセーブをしておく。依頼の件は、東側を探索すれば達成できる。スラム地区を完全に探索・掃討するためには、西側も探索しなければならない。しかし、この時点では無謀なので別の探索へ移る。

今回は6時間、累計で11時間かかった。