三国志2・ゲームの紹介と昔の話

「三国志2」はもういいだろう。ターン制のシミュレーションゲームでアクション性はない。システム・ルールの水準は普通。難易度の水準はシナリオ・勢力によって幅広いが、たいていは普通だと思う。

舞台は中国の後漢末期から三国時代・五丈原の戦いあたりまで。領国ごとに内政をして隣国との戦闘時には戦闘画面になるなど、システムの基本は同時代の光栄シミュレーションゲームとほぼ同じ。

戦闘部隊に騎馬や水軍など兵科の違いはない。武将は能力値だけでなく性格づけもあり、個性が目立っている。能力は高いがいつ裏切るか分からないような武将もいるし、信頼できるが能力はそこそこという武将もいる。

戦場での一騎打ちや策略コマンドもある。策略はなかなか成功しないが、うまく決まれば効果は大きい。知力・魅力の低い韓玄を用いて、劉備配下の張飛をそそのかし独立させたことを覚えている。万一を思うなら、独断専行の相がある武将を太守にするのはやめたほうがいい。

このゲームは何回かクリアした。シナリオ1・2の劉備・曹操・袁紹・袁術・董卓・李傕・呂布が記憶にある。金旋など弱小勢力でのクリアはしていない。三国鼎立時代のシナリオもクリアしていなかったはず。新君主でプレイして、他国の武将の寿命が尽きれば楽に攻略できると思い試したら失敗した。

時間はあるがお金はとぼしい頃なので、買うかどうか悩んだ。コンピューターシミュレーションゲームの経験がなかったせいかもしれない。三国志のキャラクターゲームだと思えば楽しめるだろうと決断した。

その期待に十分応えてくれた。でも、もう思い残すことはない。