プリメ(4)開始・やり直し

このゲームをハードディスクでプレイするには、ある程度のMS-DOS知識が要求される。インストーラはないので、ディレクトリの概念やコピーコマンドを扱える必要がある。

PCの構成によっては、起動ディスク(メモリ節約のために最低限のMS-DOSシステムだけで起動する)が必要かもしれない。説明書ではこの点について知らない人にはっきり分かるように書いていない。このサイト開設以降に見た限りでは、一番不親切だ。

取扱説明書p5にある次の表現は特に問題がある。

3 ゲームをはじめるときは、「Aディスク」をドライブ1にセットして、 AUTOEXEC ⏎とキーをタイプすると、ゲームスタートです。

AUTOEXEC ファイルは、Aディスクにはない。ハードディスクに作成したディレクトリに移動してから AUTOEXEC ⏎とする必要がある。分かってしまえばどうということはないが、自力では気づけないかもしれない。人によってはハマるだろう。


誕生日は1659年4月1日~1660年3月31日から選ぶ。サイコロを振って8月7日に決めた。血液型はO型。

このゲームの1660年には2月29日が存在している。4で割り切れるので現実の暦と同じようだ。このことで面白いことを思い出したので、そのうちに別途記事を書きたい。


何回言ったか分からないが、昔の記憶というのは本当にあてにならない。

大半のスケジュール行動で疲労がたまっていく。疲労がたまると行動が失敗しやすくなり、やがては病気になってしまう。疲労を回復する手段はあるのだが、お金がかかったり別の問題が発生したりする。

上記問題に対処するにはどうしたらいいか。序盤は予定を入れなければいい。そうすれば、お金もペナルティもなしに体力が回復していく。と記憶していたのだが、全くそうではなかった。予定を入れない、ということはできない。どうしてこういう記憶が形成されたのか、見当もつかない。

このゲームは発売直後にプレイしたわけではない。それでも前回やったのは15年か20年前だろう。攻略法をすっかり忘れており、なかなか思い通りにならない。病気になるなどして嫌になり、序盤を何度もやり直した。人間の行動パターンは変わらないものだ。


体力が増えると疲労に抵抗しやすかったはず。序盤は体力が高まる宿屋でのバイトを中心にしたい。宿屋は、体力+、お金+、疲労+となる。

疲労を減らす方法はいくつかある。それぞれメリット・デメリットがあるので、組み合わせて使う。

  • 休息は、お金-、疲労-、モラル-となる。疲労完全回復は有用だが、モラルが減るのは痛い。初期値より大幅に減るとまずいことになるはず。
  • バカンスは、お金-、疲労-、モラル+となる。疲労を完全に回復するには、かなりのお金と時間がかかる。バカンスだけでは難しい。
  • アイテムを買って与えると能力値に増減がある。疲労を減らすアイテムもあり、時間も経過しない。しかし、バカンスよりもさらにお金がかかる。
  • アイテムは武者修行で手に入れることもできる。武者修行は成功すればいいことづくめだが、序盤にそれは無理だ。

収穫祭の時、かつては武闘会だけに出ていた。今回はミスコンテストだけに出る。

ミスコンテストの評価は3つの観点でなされる。気品(太陽の神賞)・プロポーション(月の神賞)・色気(星の神賞)。3点の総合評価でミス王国が決まる。

プロポーションについてできることはあまりない。身長と体重のバランスで決まるのだが、これを気にすると他の能力値を伸ばしづらい。また、プロポーションでの得点差はつきにくいので月の神賞はあきらめることにする。

色気を伸ばすには、対応するバイトやアイテムがある。しかし、序盤ではどちらも難しいのであきらめる。そもそも11歳には無理だろう。

気品を伸ばすには、対応するバイトやアイテムの他に、礼法の教育がある。礼法は比較的安い。したがって最初に伸ばすのは気品となる。ただし礼法の疲労は激しいので連続させないほうがいい。


1年目のミスコンは太陽の神賞+ミス王国となったが、2年目は太陽の神賞だけにとどまった。気品への集中が不足していたようだ。隠しエンディングを避けてプリンセスを目指すのであれば、このまま続行でもいい。しかし、束縛されている感じがして納得いかない。文字通り自分でかけた縛りのせいではあるのだが。

方針を変更する。今のセーブデータは残して、あらたに最初からやり直すことにする。


ここまでに、4時間かかった。