太閤立志伝(7)目付・奉行・中老の主命

この記事では、目付時代・奉行時代・中老時代前半にこなした主命を中心に書く。同時代の他の出来事については、次回記事で書く。

目付からは、奉行→中老→家老と出世していく。藤吉郎の場合、家老になると同時に城をひとつ任されて城主となる。城主になると、外交力と内政力を上げることは難しくなってしまう。それまでに上限まで上げておく。他の能力も上限近くまで上げておきたい。

蜂須賀正勝が織田家に仕えることになったので、藤吉郎は評定の末席ではなくなった。当分の間、「兵糧売却」は正勝が受けるだろう。評定では他の仕事を受けることができる。あるいは、命じられてしまう。ここでうまく立ち回ることで、身分も能力も順調に上がっていく。

鉄砲購入

主命をこなすと、内政力と魅力が高まる。鉄砲技能が上がることもある。下がる能力はないので、評定で示されたら受けておくのが無難。内謁でもらう仕事にも適している。

鉄砲鍛冶に頼むと、比較的安定した量を確保できるだろう。反面、時間はかかってしまう。京・難波・堺の商人から買うのが手っ取り早い。

商人は六人いる。二人は南蛮商人。リスクはあるが最初は彼らに頼るのも手。鉄砲購入に関しては、なじみだからといって多くは売ってくれない。代わりに一見であろうとも、在庫さえあれば通常の量を売ってくれる。もし多く売ってくれるとしたら、理由がある。理由に納得できるのであれば、応じてもいい。納得できないのなら、だまされているかもしれない。なお、詐欺は鉄砲鍛冶にも存在する。

残り四人は日本の商人で、得意先かどうかを重視する。一見さんお断りではないが、あまり融通してくれない。茶器などのアイテムを買うことでなじみになり、多めに売ってくれる。そうは言っても、身分の低いうちは金に余裕がない。信長から褒美をもらえるほどの成果を出すのは、出世してからになるだろう。

ひいきを絞るのであれば、当面は堺の今井宗久がいい。アイテムの品ぞろえがよく、比較的なじみになりやすい。ただ、鉄砲が在庫切れの時はあるので承知しておくこと。

なじみの薄い日本の商人も、在庫に余裕があればすこしは多めに売ってくれるかもしれない。野外で蜂須賀正勝などと話せば、在庫に余裕のある商人がわかる。時間との兼ね合いになるが、買う前に複数の商人を回れば有利な店を探せる。ただし、時間が経つと在庫が減るのか、すこし前に調べた時より不利になることもある。

この主命を何度もこなしていれば、鉄砲技能は意識せずとも上限の3まで上がるはず。鉄砲技能は鉄砲鍛冶のアルバイトでも上げることができる。しかし、面倒かつ危険。ろくなお金にもならない。技能のためにする必要はない。ただ、それぞれの町で一度くらいはしておくのも面白いだろう。

馬購入

この主命は、できるかぎり避けるほうがいいだろう。面倒くさい。ゲーム内の時間もかかる。評定で受けた場合、同月に内謁で仕事をもらうのは難しい。主命失敗と能力値減少のリスクまである。幸い、黙っていて命じられることはほぼない。

各町を回って馬を購入することになる。傾向としては畿内に近いと高く、遠いと安い。また、一つの町で売っている数には限りがある。東国の町を巡るのがいいだろう。高い馬を買ってしまうと、最低限の要求数にとどかなくなるので注意。

店で値切ることはできる。しかし値切りすぎると怒らせてしまい、藤吉郎の魅力が下がってしまう。ではどこまでなら値切ることができるのか。何度もやればコツをつかめるかもしれないが、そういう気にはなれない。

メリットとして、騎馬技能が上がる可能性はある。しかし技能が目的なら、馬屋でアルバイトをすればいい。この主命は割に合わないと思う。

前回本作をやったのはだいぶ前のようだ。以上のことをすっかり忘れており、くたびれもうけの末に魅力が下がってしまった。

城の改修

この仕事はおいしい。こなすと統率力などが上がる。下がる能力はない。短期間で終わる。信頼の上昇幅も大きく、早く出世できる。

受けるには築城技能が必要。これは、おいしい仕事を受けられる資格のようなもの。本来であれば、誰もただでは教えてくれない。前田利家なら無償で教えてくれる。今回はキャラクター作成時に内政型を選んだ。築城技能1は最初から持っている。利家もこれ以上は教えようがない。

プレイヤーのやることは簡単。目的の城に行ってコマンドを実行するだけ。逆に、その場で成功率を高めることはできない。10回やって全て失敗なら、主命は失敗。不安なら事前にセーブしておくといいだろう。

築城技能が高ければ失敗の可能性を減らせる。そのためには、価値のある贈り物を用意しなければならない。目付になった時点では難しいだろう。おすすめは、堺の今井宗久から買える茶器。鑑定は町にいる茶人に頼む。特に価値のある茶器が一つあるので覚えておくこと。価値は価格に比例するとは限らない。

築城技能2にするには、普通に価値のある茶器を贈る。なお、茶人から買える茶器の中には、かなり安いものがある。安い茶器には別の利用法があるので、それは手元に残しておくといい。教わる相手は、織田家の森可成がいいだろう。築城技能以外の能力はそこそこ。後で取り戻す機会があった時に、ためらいがなくていい。

築城技能3にするには、特に価値のある茶器を贈る。教わる相手は、織田家の明智光秀がいいだろう。他の人物は難しい、もしくは城主となった秀吉の有能な家臣となるはず。光秀ならば取り戻す機会があるかもしれない。

この主命で褒美をもらえることは、おそらくない。また、この主命は評定にしか登場しない。いつもあるとは限らないので、「城の改修」をねらうと「農地開発」を命じられやすくなる。

農地開発

この主命は、内政力が高まる代わりに武力は下がってしまう。トータルではプラスなので、内政力が低いのであれば積極的に受けるのも手。内政力が高いのであれば避けたいところ。ところが、そういう時ほど黙っていても命じられる。なので、評定で鉄砲購入の仕事があったら受けておくと無難。

命じられたら、しかたがない。まず、四種類の作業につくリーダーを決める。リーダー候補には得手不得手がある。あえて攻略本を見ない時はどうするか。

リーダーにつくかどうか打診すると、答えは三種類。ほとんどの場合は、たんなるOK。この時はキャンセルする。しつこく繰り返していると、得意だと答える時と苦手だと答える時がある。これを活用することで、すこしは結果が違うだろう。

次は期限の交渉。まず説得。だめなら翌日にまた説得。最低でも、月末までには終わらせたい。

余裕があるなら金で釣る。けちるとムダ金になってしまう。法外に出すか、あきらめて翌日の説得に期待するのがいい。金で釣った場合は、同月に内謁で別の仕事をもらうこともできるだろう。

武力は下がる反面、メリットもある。達成までに一定の時間はかかる代わりに、対象の城から離れてもいい。師事・けんか・町へ行くといったことを並行できる。褒美も比較的もらいやすい。馬購入よりはましな主命だと思う。

情報収集

この主命は外交力が上がる。下がる能力はない。能吏型の場合は内政力が高いので、評定で受けることはまずない。その前に農地開発を命じられてしまう。内謁でもらう仕事には適している。内謁の場合、どの大名の情報を調べるかも藤吉郎が指定できる。

仕事のレベルも自分で選べる。居城の情報は必ず調べておく。それ以外の城も可能な限り調べておきたい。余裕があれば、宿屋・酒場のうわさと、外交にくわしい僧などからの情報も調べたい。

自信があるならば、相手の城に乗り込んで話を聞きだすという手もある。しかし、危険なので無理はしないほうがいい。城に乗り込むのであるから、敵は武将だけではない。誰が相手でも勝てると思っていると痛い目を見る。逆に、ゲーム前半の浅井家などは安全に乗り込める。

外交力アップが目的なら、織田家に近い小大名がねらい目。短期間で終わるので、同月に何度も繰り返すことができる。斎藤家・六角家・(独立していれば)松永家などがいいだろう。

褒美が目的なら三好家がいい。多くの城があり、かつ回りやすい。まず大和方面。大和の町では、入り口近くにいる人物に般若湯代(酒代)を渡すと、有力情報が手に入る。堺の町でもいいのだが、入り口から遠いので大和のほうがいい。大和付近→堺付近→三好家居城の芥川城付近→摂津付近→北へ向かって丹波付近→南東へ向かって京付近を調べる。慣れれば半月はかからない。

月の下旬になると内謁しても仕事をもらえなくなる。斎藤家などを早めに終わらせても時間は余ってしまう。なので、月後半は三好家の情報収集が向いている。もし時間に不安があったら丹波付近は省略し、摂津からすぐに東へ向かって京へ行けばいい。


かかった時間は次回の記事で合算する。