1970年代のレトロテニスゲーム

ポリシーとして最初に書いておく。この記事のゲームは、単純で奥は深くない。さすがに古すぎる。ほとんどの人は数時間もあれば飽きるだろう。


かなり昔に自宅でテレビゲームをやったことがあるのを思い出した。ファミコンやインベーダーゲームが登場するよりも前。テレビゲームという言葉があったとしても、一般に知られていたかどうかわからない時代。希少な経験かもしれない。覚えていることを書いておく。ただし、昔の記憶は当てにならないことがあるのを承知してほしい。

  • 1975年ぐらい。メーカー名は記憶にない。外箱は細長く、青基調の厚紙製。
    • ゲーム機とコントローラーの外観は、思い出せない。分離していたかどうかも分からない。
    • テレビのVHFに有線でつないだ。
    • タイトルは不明。タイトル画面は記憶にない。なかったかもしれない。オープニングやエンディングなどは、なかったはず。
  • シングルスのテニス。他に、すくなくともホッケーがあった。プレイヤーとしての白いバーの数以外は、ほぼ同じ。
    • 自分一人vsCOM。もしかしたら、二人プレイ機能があったかもしれないが、記憶にない。
    • コートは青。ラインは白。テニスプレイヤーは白いバー(人の形ではない)。ボールも白。
    • 音楽はなかったはず。効果音はあったかもしれないが、記憶にない。
    • 点数表示は記憶にない。
      • 筆者はデュースやアドバンテージという概念を、後になって知った。可能性としては三つ考えられる。
        • 点数表示はなかった。
        • 点数表示はあったが、本来のテニスとは違う簡略化されたものだった。
        • 実はデュースやアドバンテージも盛り込まれた点数表示だったが、毎回そうなる前に勝ってしまった。
    • 記憶違いでなければ、自分は画面下、相手は画面上。プレイヤーとしての白いバーを横に動かして球を打つ。
    • 難易度調整機能があった。ボールのスピードが遅い・速いの二択。テニスプレイヤーに相当する白いバーが長い・短いの二択。もしかしたら、ゲームの歴史的には重要なことかもしれない。
  • 単純で奥は深くない。
    • 相手の打った球に追いつけば、必ずインになる。アウトにはならない。
      • 代わりに、意識して球をコントロールすることはできない。白いバーを横に動かすだけ。ドライブ・ボレー・スマッシュといった概念はない。
      • いつか、相手はミスをする。それまで、自分が球に追いつけ続ければ勝ち。
      • 慣れると、ボールが速いかつバーが短いでも、ほぼ勝てるようになる。
    • 友人とやったことはない。このゲームのことを友人に話したことすらない。秘密にしたのではなく、忘れてしまったからだ。
    • 今買うとしたら、いくら出せるか。100円なら買いたい。1000円は難しい。10000円は無理。