1年目のミスコンは太陽の神賞+ミス王国となったが、2年目は太陽の神賞だけにとどまった。気品への集中が不足していたようだ。隠しエンディングを避けてプリンセスを目指すのであれば、このまま続行でもいい。しかし、束縛されている感じがして納得いかない。文字通り自分でかけた縛りのせいではあるのだが。
方針を変更する。今のセーブデータは残して、あらたに最初からやり直すことにする。
このゲームのコツを思い出せたので、以前の途中から最初の縛りでやってみる。
気品を上げるのに集中したいところだが、金が足りない。メイドと礼法に加えて、人足を組み合わせる。人足は気品が大きく減ってしまい、疲労も大きい。代わりに金は貯まるので、ぬいぐるみを買って疲労を減らす。体力が増えるメリットもある。
武者修行も試してみたが、うまくいかなかった。体力をすこし増やしただけでは難しいようだ。
3年目のミスコンは、気品242・色気30。やはり、太陽の神賞(気品)のみにとどまった。ただ2位との差は、前回の約100ポイントに対して今回は約80ポイントに縮まった。
体力がゲージを振り切るまで高まった。今回は武者修行をあきらめることにしたので、これくらいで十分だろう。人足を停止してメイドを主にする。
4年目のミスコンは、気品575・色気30。太陽の神賞(気品)・月の神賞(プロポーション)に加えて、ミス王国となった。2位との差は、約100ポイント。ただし、前回のミス王国は出場しなかった。出場していれば、ミス王国は微妙だったろう。
気づいたことがある。能力値の差がそのままポイント差になるわけではない。気品では圧倒しているのだが、総合ポイントの差はそこまではいかない。長所を伸ばすだけでは通用しないようだ。弱点の色気も伸ばす必要がある。
酒屋のバイトが可能な年齢になった。酒屋は、+1色気、-1気品。疲労はメイドと人足の中間。お金はメイドより高いのだが、少しだけ。つまり、色気と気品を交換するだけで、お金の割に疲労は大きく効率が悪い。しかし、色気を高めるアイテムはやたらに高く、他にまともな手段はない。おそらく意図的な仕様だと思う。
この時点では年齢が達しないのでまだできないが、あやしいバイトはさせない。かつても含めて今までにさせたこともない。今後もないだろう。
「あやしい」だけなら問題にはしない。「させる」というのが問題だ。これはゲームであり、そういう選択をする人や制作者を批判するわけではない。むしろ、批判をする人のほうがあやしいと思う。そもそも失敗した日の支払いがない時点で、十分あやしいバイトだ。つまり、このゲームのバイトはたぶん全てあやしい。
批判ということであれば、筆者もいろいろなゲームの中で数限りない殺戮をしてきた。だからといって批判は受け付けない。殺人事件が起こる小説を読んだり書いたりしたからといって、批判されるいわれがないのと同じだ。現実の殺人が増えた証拠はない。
しかし、以上ならびに以上に反論する論理は、ことごとく後付けの理由であろう。筆者はやりたいことをやる。したくないことはしない。基準は自分で決める。他人の声なき声に耳を傾けるべき時はあるだろうが、雑音は無視する。
酒屋は「体力のつく仕事」と言われるが、体力は高まらない。もしかしたら、+1体力もあったのを調整して削ったが、セリフだけ変わらなかった可能性もある。よくある話だ。
月のスケジュールは、メイド+メイド+酒屋を基本にする。他の組み合わせでもそうだが、疲労の少ないほうを先に持ってきたほうが有利になる。最終的な疲労が同じであったとしても、平均した疲労は少ないからだ。
これは以下の問題と同じである。処理時間1分の人と処理時間1時間の人を、同時に受け付けたとする。他の条件は同じ。どちらを先に処理すべきか。どちらを先にしても合計処理時間は1時間1分で変わらない。しかし、合計あるいは平均待ち時間は大きく異なる。
5年目のミスコンは、気品740・色気112。太陽の神賞(気品)に加えて、ミス王国となった。2位との差は、約270ポイント。ただし、前々回のミス王国は出場しなかった。
ミスコンが終わった時点で病気になってしまった。体力がかなりあっても、疲労の限界は単純比例して大きくなるわけではないようだ。今まで病気になった時はリロードしてきたので、病気への対処は初めてになる。
まず休息させて疲労をゼロにした。その後、中旬と下旬にバイトをさせたのは失敗だった。病気の時は行動が失敗しやすいだけでなく、能力値がやたらに下がってしまう。一か月休息させたほうがよかったようだ。
翌月には治ったが、大きな後戻りとなった。しかし、このまま続行する。
今回は2時間半、残しておいたセーブデータを含めた累計で6時間半かかった。