「#レジオナル・パワー(無印)」カテゴリーアーカイブ

レジオナルパワー(4)sc2・最辺境エリア

本編シナリオ1:デモンストレーション

シナリオ1は、シナリオ2と同じ設定でのデモンストレーション。プレイヤーが操作することなく、自動で進行していく。本作に慣れていないなら見ておくといいだろう。戦力は集中させないと全滅しやすい、ということがわかれば十分。こう着状態になるので、艦隊どうしの戦闘が起こったあたりで中断する。ESCキーを押せばいい。

プロジェクトEGG配信版には一つ問題のあることに気づいた。オリジナルにあった説明書がない。テキストファイルで簡易版の説明はある。プレイは可能だが、説明不足だろう。

本作のプロジェクトEGG配信版は古く、画面の大きさを調整できない。そのままでは小さいので、ウィンドウズの設定で対応する。「ディスプレイ設定-150%の拡大」でちょうどよかった。

本編シナリオ2:最辺境エリア

自勢力はマップ左下、敵勢力はひとつでマップ右上。星系一つずつで始まる。条件はほぼ対等。記憶になかったが、本作では難易度調整ができる。低い・普通・高いの三つで、初期値は低い。低いのままにした。

各星系では生産比率を指定する。なにを生産するのか、あるいは将来的な成長に投資するのかを決める。敵との距離が遠い安全な星系では、最低限の燃料のほかは、GNP(ここでは将来への投資)に回すのがいい。燃料10%・GNP90%を目安に調整する。当面は燃料もいらないので、GNP100%でもいい。

このシナリオでは最初から建造ドックがある。まずは安い艦をそろえる。ユニット情報を調べたところ、駆逐艦と巡視艦は性能が同じなのに巡視艦のほうが安い。駆逐艦の存在意義は謎だ。

戦力は集中させたほうがいいとデモで分かっている。艦隊を2つそろえてから、自星系の右にあるチューアンダーに送る。上にある星系より防衛力が低いのでくみしやすいはず。あっさり占領した。

損害を受けた艦は修理ドックで修理する。すこしの損害であれば応急修理でも間に合うが、大きな損害を修理しきるには時間がかかってしまう。もし、撃破されてしまった艦があるなら、新たに建造して補充する。艦隊2つが万全になったら、同じ要領で別の星系を占領する。

マップ中央にあるチューオー星系を占領する。中央にあるからチューオーという名前らしい。チューオーの下だからチューアンダー。この命名には今回初めて気づいた。この手の名前をいちいち考えるのは面倒なのだろう。

19ターンに敵の艦隊を発見。RFTSと違って、敵星系と敵艦隊がどこにいるかは見える。距離は関係ない。ただし、自勢力ほどの詳しい情報は分からない。それでも推測することはできる。敵艦隊の移動力は20。戦艦などの大型艦がいないのは間違いない。

大型艦は強いが足は遅い。このシナリオは巡視艦だけでもクリアできるだろう。駆逐艦も使ってみたが、巡視艦との違いは感じられなかった。艦隊数には上限がある。上限近くになったら、大型艦を使ってみるのもいい。

敵の母星は防衛力が高い。しかし、波状攻撃には耐えられない。全滅したら何度も艦隊を送り続ければいい。42ターンで終了。「GAME IS OVER」と表示されるが、勝ってもそうなる。負けたわけではない。


ここまでに4時間半ぐらいかかった。

レジオナルパワー(3)今回の目標と縛り

今回は以下の条件でやってみる。
(1)全てのシナリオについてクリアする。
(2)外交などの、あまり使ったことのない要素をすこしは試してみる。
(3)セーブ・ロードを繰り返してやり直すことはしない。ただし、シナリオ開始時からやり直すのは可とする。
(4)他の攻略情報は原則として見ない。

レジオナルパワー(2)ゲームの入手方法

今回プレイするのはプロジェクトEGG配信版。正式な対応Windowsは古いが、Windows10でも動作した。ただし、保証はない。実際に不具合も発生した。クリア自体は全シナリオともできた。

オリジナルは1990年コスモスコンピューター製。マシンは、PC-9801DA(CPUは80386・20MHz)で動作したはず。ソフト・ハードとも中古であれば手に入るかもしれない。ハードはVM/UV以降。メモリは640KB必要。2ドライブ必要。400ラインモニタが必要。ハードディスクは不要。FM音源に対応。記憶の限りにおいて、オリジナルの動作はごく普通だった。避けるべき点はない。

本作には追加のシナリオ集が存在する。追加シナリオは単体では動作しない。本編が必要となる。プロジェクトEGG配信版では、この追加シナリオ集もセットになっている。

プロジェクトEGG配信版には動作保証以外にも問題がある。オリジナルの説明書がない。簡易版の説明はあるので、プレイは可能。それでも説明不足を感じる。特に、追加シナリオではない本編のシナリオに背景説明がないのは残念。

しかしながら、やはりコストは無視できない。一般には、プロジェクトEGG配信版のほうがいいだろう。なお、この記事を公開してしばらくの期間は、プロジェクトEGG会員の月額料金だけで購入できるキャンペーンをしている。くわしくは各自で調べてほしい。

もし手に入れようとするなら、ソフトの状態・ハードの型式・フロッピーディスクの種類・OSの種類・最近のOSであれば何ビット版かなどに注意したほうがいい。入手元が誠実であっても、20年以上前のフロッピーディスクなどが突然読めなくなるのは驚くことではない。諒とせよ。

レジオナルパワー(1)ゲームの紹介と昔の話

「レジオナル・パワー」(無印)をやってみる。ターン制のシミュレーションゲームでアクション性はない。ゲームシステムの水準は普通。難易度は難しくない。

舞台は未来での星系間の戦い。プレイヤーの立場は最高指導者、兼最高司令官、兼現地司令官。舞台としては、「リーチ・フォー・ザ・スターズ(RFTS)」に似ている。以下、RFTSと比べてみる。いちばん大きな違いは、音楽やグラフィックなどによる演出があること。当時のSLGとしては普通の水準で、うるさすぎず適度。

プレイヤーは惑星から生じる富・工業力・燃料などを、宇宙艦や建造物の生産などに振り分ける。将来の生産力の増大に振り分けることもできるので、経営の要素も大きい。この点はRFTSと同様であるが、本作はより分かりやすくなっている。

宇宙艦には戦艦・巡洋艦・駆逐艦・空母といった種類があり、特性を持っている。特性をうまく活かせば有利になるだろう。RFTSでは戦術を駆使するという概念自体がなかった。本作では、ある程度まではできる。

ゲームの自由度は高い。いろいろな要素があり最初はとまどうかもしれないが、初期のやさしいシナリオで慣れればなんとかなるだろう。

本作は追加のシナリオ集を含めて、すべてクリアしていたはず。難しかった記憶はない。