「*トンネルズ・アンド・トロールズ・カザンの戦士たち」カテゴリーアーカイブ

T&T(7)レベル5

ゲームを開始した最初のエリアの宝石屋でサイコロゲームの景品を換金する。これでお金には困らなくなった。

防具を買っておく。盾や左手に持つ武器も買っておくが、最適解にはこだわらず余裕を持った装備にする。能力値は一時的に低下することもあるので、余裕のない状態だとまずいことになるかもしれない。T&Tではでたらめな性能の武具が手に入るので、通常武具にはそれほどこだわらなくてよい。

道具屋で絹のロープを1人1本買っておく。絹のロープは冒険者の必需品だ。ランタンとオイルも買っておく。これは1人だけでよい。できればヘビーブーツを全員買っておく。売り切れてしまったら後日にする。

魔術師の杖を買っておく。手順は以前の記事のとおりだ。同じ場所で魔法も買っておく。今回は別れたメンバーと合流する時、極端に災難を恐れる必要はない。LKが上がっているのであっさり通れることもある。気前よく金を渡してもいい。そうは言っても事前にセーブしておく。

毒を治す薬と能力値が下がる薬を集めて年末のダンジョンに備える。

ゲームを開始した最初のエリアに薬を売っている場所がある。まずセーブする。それから薬を全部買ってみる。1000GP以上の薬はあきらめてもいい。買った薬を飲んでみて、効果をメモする。飲む人物が違うと効果も違うことがあるので注意する。効果がわかったらロードし直して有用な薬だけを買っておく。

有用な薬とは能力値を上げる薬とは限らない。くさった薬を飲むと能力値が下がることがある。これが後で役に立つ。アイテム枠を圧迫してしまうので、本格的に集めるのは後回しにする。

魔術師の杖を売っている場所の近くで、言語を学ぶことができる。もっと多くの言語を学べる場所もあるが、こちらのほうが安い。トラブルが起きたら出直してもいいが、鍵をこじ開ければ間を置かずに学べる。

再度地下へもぐり、サイコロゲームを続ける。

レベルを4にする。4レベルの魔法「毒をもって毒を制す」を使えるようにして年末のダンジョンに備える。

目標の4レベルになったが、5レベルの魔法「能力倍増」も年末のダンジョンで役立つことに気づいた。能力倍増の効果が切れると反動で能力値が半減する。このルールは使えそうだが、以前のプレイでは試したことがないので不測の事態が起こるかもしれない。セーブ番号2番にレベル4のデータを残しておき、戻れるようにしておく。

5レベルになった。魔法を使うにはレベルだけではなく、呪文ごとに決められている最低限のIQとDEXも必要だ。今回プレイする魔術師キャラクターは、「毒をもって毒を制す」と「能力倍増」に必要な値を最初から満たしているので問題ない。ほかの魔法も含めて可能であれば盗賊キャラクターにも教えておく。

ここまでくるのには100回以上セーブ・ロードを繰り返しているだろうが、まだまだ序の口だ。誇張ではない。

地下1階の南東に上陸する。トーチは不要なので消しておく。イベントをうまくこなすと、食料1月分とアイテムが手に入る。

このゲームのイベントには3種類の発生条件がある。

  • 1回だけしか起こらない。
  • 1回起こった後はしばらく起こらないが、時間が経過するとまた起こる。
  • 何度でも起こる。

食料1月分は1週間たつとまたもらえるようになるので、しっかりもらっておく。

波止場で馬を買っておく。馬があれば野外エリアを速く移動できる。レベルが低い時のほうが安かったかもしれないが、まあいいだろう。

大陸の港町で占いをしてもらう。期限は今年中。

次は大陸の港町に向かう。波止場で船を買って乗り込み、町の外へ出る。北東へ進み、陸地の隣まできたら北へ向かう。無事に港町へたどりついた。今回はなにもなかったが、船に乗る時は防具を外しておいたほうがいい。

今回は5時間、累計で12時間かかった。

T&T(6)レベル3

書き忘れていたが、町から地下への道は一方通行だ。地下に入る前にセーブしておく。このセーブデータは町に戻るまで上書きしないで残しておき、地下でのこまめなセーブは別の番号を使う。

まずトーチをつける。水場では防具を着けていると危険なので、もし着けているなら盾も含めて外す。ブーツなどは着けていても問題ないようだ。このあたりの仕様は説明がないので試行錯誤するしかない。数歩進むごとにセーブしながら、南東へ向かう。敵がでてきたら逃げる。勝てる敵もいないわけではないが気にしない。まずいことが起きたらロードし直す。

能力が必要なイベントには手を出さない。

貴婦人の難儀には手を出さない。ロードし直して別の道を進む。

地下1階の南東に上陸する。トーチは不要なので消しておく。イベントをうまくこなすと、食料1月分とアイテムが手に入る。イベントで失敗したらロードし直す。次は階段を下りてサイコロゲームだ。

(2)このゲームには次のようなサイコロゲームがある。「56%の確率で宝石(お金)と冒険点(経験値)をもらえる。44%の確率で死ぬ。(常に3つ目の宝石に挑戦する場合、勝率=26000÷46656)」 このサイコロゲームは、ユーザーフレンドリーなおいしいイベントなので逃す手はない。攻略するにはセーブ・ロードを繰り返すしかない。そういう世界だと思うしかない。

サイコロの目は予想しないで常に7以下に賭ける。勝ったらセーブする。負けたらロードし直す。階段を上り下りして何度も挑戦する。

すぐに2レベルになる。レベルアップ時には能力値を上げることができる。高レベルでのレベルアップ時にSPDを上げるのは損なので、今のうちにSPDを上げておく。

サイコロゲームを続ける。3レベルになる。今度はLKを上げておく。いろいろな災難を避けやすくなるだろう。さらにサイコロゲームを続けるが、アイテム枠がうまってきたので地上に戻ることにする。

地下1階の南にある出口に向かう。食料が手に入るイベントの部屋の西側だ。「ケーブルの下をもぐって行く」を選ぶと戦闘になる。戦闘画面は真っ暗でよく分からないが、どうせ逃げるだけなので問題ない。何回か試せば全員無事に逃げられるだろう。地上に戻ったらセーブしておく。またすぐに別の災難が待っているかもしれない。北に向かうとゲームを開始した最初のエリアに戻ることができる。

ここまでくるのには何十回とセーブ・ロードを繰り返しているだろう。このゲームはいったいなんなんだ、と思う人もいるかもしれない。悪いことは言わない。どうせあきらめるなら早いほうがいい。

今回は2時間、累計で7時間かかった。

T&T(5)ゲーム開始

ゲームを開始したらまずはセーブする。セーブ番号は1番。このセーブデータはゲーム終了まで上書きしないでおく。ハードディスクなら5箇所までセーブできる。

フロッピーディスクでは2箇所しかセーブできない。別のディスクにバックアップしてセーブ箇所を増やしたほうがいいだろう。

ゲーム内の時間での今年中にやることリスト

  • まずゲームを開始した最初のエリアで、多少の装備を整える。
  • 能力が必要なイベントには手を出さない。
  • ガルの地下に行き、ある程度の金を稼ぐ。その金で装備・食料・魔法を買う。
  • レベルを4にする。4レベルの魔法「毒をもって毒を制す」を使えるようにして年末のダンジョンに備える。
  • 毒を治す薬と能力値が下がる薬を集めて年末のダンジョンに備える。
  • 大陸の港町で占いをしてもらう。期限は今年中。 時間がたちすぎると、運命のカードを引けなくなってしまう。明確な期限は不明。
  • 時間が余ったらマップを踏破しておく。能力が必要なイベントが発生したらロードしてやり直す。オートマップ上でイベントが発生する場所だけを、虫食い状に残すのが理想。
  • 年末「不運の日々」のすこし前になったら、大陸の東の町のダンジョンに入る。毒攻撃を受けるのであらかじめ備えておく。不運の日々になったら、英雄剣と絶望剣を抜くのに挑戦する。この時に能力値が下がる薬が役に立つ。

ゲームはこまめにセーブする。いろいろな者が金をよこせと近づいてくるが払わない。有用な者もいるが、今はまだ金を払う必要はない。もしひどい目にあったらロードし直す。このゲームではいつ災難が起こるかわからない。

能力が必要なイベントには手を出さない。

能力を必要としないイベントはこなしてしまってもいいが、ある程度の能力が必要なものには手を出さない。例えば、2匹のオークがこそこそ話をして道の先へ行くのを見かけても追いかけない。ロードしてすこし前に戻り、別の道を進む。

店でも油断できない。能力値が足りなくて装備できない武器を買おうとしてもなにも言ってくれない。テーブルトーク版ルールブックや攻略本などがないと苦労する。

最初の武器は以下の方針で選べば、最適解ではないがまずまずの水準になる。店に入る前にセーブしておき、使えないものを買ってしまったらロードし直す。

  • ホビット以外の戦士・盗賊はトライデント。
  • ホビットの戦士・盗賊はサックス。だめならダーク。
  • 魔術師はダーク。

防具はまだ必要ない。まだ金が足りないはずだ。金があってもガルの地下の大半では装備すると危険なので、あまり役に立たない。

ガルの地下では明りがいる。トーチを5本買っておく。食料も買っておきたい。今回は1人1つずつ買った。

できれば魔術師の杖を買っておきたいが無理しなくてもいい。どうせガルの地下では役に立たない。以下のやり方はおすすめしないが、このゲームの攻略方法を理解するいい例なので書いておく。おすすめしない理由は、ゲームが進めばもっと楽に手に入るからだ。

まず最初のエリアでセーブする。このセーブデータはしばらく上書きしないで残しておき、以降のこまめなセーブは別の番号を使う。

杖は西のエリアで売っているがすこし高い。魔術師の金が足りないならあきらめるしかない。店に入るためには戦士・盗賊と別れなければならない。再度合流するにはまず最初のエリアに戻り、北の入り口からガルの町の外へ出る。野外に出たら南東に1歩進む。このゲームでは障害物がなければ斜め移動ができる。

もし夕方か夜の早い時間でないなら、隣のマス目と往復して時間をつぶす。カーソルが○の状態でクリックすると、その場を動かずに時間をつぶせるがやめたほうがいい。ちょうどよい時間なら西に1歩進んでガルの町に入ると、最初のエリアから見て東のエリアに入る。

ここからが面倒くさい。南に進むと酒場があり仲間はそこにいる。1歩進むごとにセーブする。ここには災難が待っている。

もしひどい目にあったらロードし直す。このゲームではいつ災難が起こるかわからない。

酒場の建物に入れば災難は起こらない。建物の中の店に入る。もし仲間がいなかったら、まず店を離れてから向きを変えて再度店に入ればいい。仲間と合流したらセーブしてから先ほどの道を戻る。やはり1歩進むごとにセーブする。町の外に出れば成功だ。野外を北西に1歩進んでからガルの町に戻る。

まず最初のエリアでセーブする。このセーブデータはしばらく上書きしないで残しておき、以降のこまめなセーブは別の番号を使う。

途中であきらめてもいい。命綱があれば元に戻れる。このゲーム自体をあきらめるというのも、悪くない考えだ。

ゲームを開始した最初のエリアをくまなく探せば、ガルの地下へ向かうことができる。

昔の記憶が薄れているので、しなくてもいい事柄をなんどもセーブ・ロードし直して時間がかかってしまった。

今回は1時間、累計で5時間かかった。

T&T(4)キャラクター作成

別記事で触れたが環境作成では苦労した。次にプレイヤーキャラクターを4人作るがここでも苦労する。7つの能力値は人間の場合、3~18の範囲でランダムに決まる。人間以外の種族の場合も同様だが、種族ごとに補正がかかる。例えばドワーフはSTとCONは2倍になるが、CHRは3分の2になる。可能な限りの高能力キャラクターが誕生するまで粘る。

キャラクターは4人までしか作成できない。4人いる状態でさらにキャラクターを作成したいなら、削除が必要になる。作成したキャラクターを保存するためにはゲームを開始する必要がある。ゲームを開始してから追加で作成することはできない。

なので今日はここまでにして、後は明日がんばろうということはできない。時間に余裕がある時に、一気に作成しなければならない。このゲームは非常に厳しいので最初に妥協すると後悔する。今回は2時間ぐらいかけた。

名前 種族 職業 ST IQ LK CON DEX CHR SPD 平均
SNG 人間 戦士 11 14 14 17 15 16 18 14.8
ZARZAG ホビット 盗賊 8 16 15 22 23 9 16 14.8
FEF エルフ 盗賊 11 23 16 12 21 30 17 15.1
@ ドワーフ 魔術師 26 16 10 26 13 6 16 13.5
  • ST(体力度):強さ。武器戦闘だけでなく、魔法にも影響。
  • IQ(知性度):魔法に影響。
  • LK(幸運度):武器戦闘と罠やアクシデントに影響。
  • CON(耐久度):ヒットポイント。
  • DEX(器用度):武器戦闘と魔法に影響。
  • CHR(魅力度):NPCとの交渉と一部の魔法に影響。
  • SPD(速度):戦闘に影響。
  • 平均:CHRを除く6つの能力値(種族による補正前)の平均。

7つの能力値で最重要なのはSPDだ。16以上は欲しい。SPDはレベルアップ時に上げづらいのでキャラクター作成時に妥協してはいけない。

IQとDEXも、SPDに比べればましだがレベルアップ時に上げづらい。ほかの能力値よりも重視する。

CHRは無視していい。バグ技で容易に上げることができるからだ。

ようやくゲームを開始する。恐怖の街ガルから始まる。

マニュアルを読む時間を含めて、ここまでで4時間ぐらいかかった。

T&T(3)今回の目標と縛り

今回は以下の条件でやってみる。
(1)プレイヤーキャラクターは4人。
(2)セーブ・ロードは自由。
(3)裏技をガンガン使う。
(4)昔のメモを見てもよい。さらに攻略本を見てもよい。
(5)ほかの攻略情報サイトは原則として見ない。

補足する。

(1)プレイヤーキャラクターは4人まで作ることができる。このゲームの戦闘システムでは、ある程度レベルが上がると3人と4人の攻撃力は大差がない。一方、高レベルキャラクターでも運が悪いとあっさり倒れる。例えば各人が70%の確率で生き残るイベントをこなす場合に全員が生き残る確率は、以下のように3人パーティのほうが高くなる。(1人でも生き残ればいいのであれば人数が多いほうがいいが、このゲームでは復活のコストが高い。)

  • 3人パーティ:(0.7)の3乗=0.34
  • 4人パーティ:(0.7)の4乗=0.24

なので、3人パーティでプレイするというのは一つの手だ。でもプレイヤーキャラクターが選べる種族は4つあるので4人でプレイしてみる。

(2)このゲームには次のようなサイコロゲームがある。「56%の確率で宝石(お金)と冒険点(経験値)をもらえる。44%の確率で死ぬ。(常に3つ目の宝石に挑戦する場合、勝率=26000÷46656)」 このサイコロゲームは、ユーザーフレンドリーなおいしいイベントなので逃す手はない。攻略するにはセーブ・ロードを繰り返すしかない。そういう世界だと思うしかない。

(3)敵意に満ちた世界で生き残るために、プレイヤーに有利な技を積極的に使っていく。

(4)このゲームを知らない人には甘いように見えるかもしれないが、これくらいでないとやっていられない。攻略本なしでこのゲームを攻略したらすごいとは思うが、人生は短い。無理はしない。

このゲームは謎解きだけではなく理不尽な戦闘難易度・デストラップ・ハマりでも挫折するゲームなので、攻略本があってもべらぼうに難しい。

自分のメモを記事にするのは問題ないが、攻略本からの転載はできないので、以後の記事は今までよりも曖昧な部分があったり飛躍したりするかもしれない。

攻略本からの転載を避ける配慮であいまいな箇所があると思うが、容赦されたい。

(5)このゲームの攻略情報サイトはゼロではないようだ。スニペットによるとクリア不可能ではないらしい。希望がわいてくる。くわしく見るのはゲームが終わるまでおあずけにする。

T&T(2)ゲームの入手方法

今回プレイするのは1989年スタークラフト製の日本版。マシンは、PC-9801DA(CPUは80386・16MHz)。ソフト・ハードとも中古であれば手に入るかもしれない。ハードはおそらくVM以降が必要。ただしメモリは640KB必要。3.1以降のMS-DOSが必要。ハードディスクはなくてもプレイ可能だが、できればあったほうがいい。このゲームは厳しいので環境だけでも整えたい。

動作しない場合、もしかするとCONFIG.SYSの設定を変えると動作するかもしれない。筆者は詳しくないので、遭遇した事象だけ書いておく。

  • かつてハードディスクなしの環境でフロッピーディスクで起動した時、T&TのCONFIG.SYSで動作した。
  • かつて内蔵ハードディスクで起動した時、T&TのCONFIG.SYSで動作した。
  • 今回外付けハードディスクで起動した時、T&TのCONFIG.SYSで動作しなかった。(メッセージ:プログラムが大きすぎてメモリに入りません)
  • 今回外付けハードディスクをつなげた状態でフロッピーディスクで起動した時、T&TのCONFIG.SYSで動作しなかった。(メッセージ:プログラムが大きすぎてメモリに入りません)
  • 今回外付けハードディスクのコネクタをSCSIボードからはずした状態でフロッピーディスクで起動した時、T&TのCONFIG.SYSで動作した。
  • 今回外付けハードディスクで起動した時(上から3番目と同じハード構成)、「マイト・アンド・マジック・クラウズ・オブ・ジーン(フロッピー版)」のCONFIG.SYSで動作した。

あいかわらず苦労させられるゲームだ。

オリジナルは海外なので、さがせば英語版が廉価で手に入るかもしれない。信頼性は各自で判断されたい。

英語のハードルは高い。数多いイベントのそれぞれに長文の状況描写がある。リアルタイムではないので辞書を引く時間はあるが、理解不十分ではゲームをする意味がないだろう。

もし手に入れようとするなら、ソフトの状態・ハードの型式・フロッピーディスクの種類・OSの種類・最近のOSであれば何ビット版かなどに注意したほうがいい。入手元が誠実であっても、20年以上前のフロッピーディスクなどが突然読めなくなるのは驚くことではない。諒とせよ。

T&T(1)ゲームの紹介と昔の話

「トンネルズ・アンド・トロールズ・カザンの戦士たち」をやってみる。オリジナルはアメリカのRPG。アクション性はない。同名のテーブルトークRPGのシステムと世界観を元にしている。ゲームの自由度は高く、制約はあるもののイベントをこなす順番はプレイヤーが選べる。古いゲームだが操作性そのものはあまり問題ない。

このゲームの難易度は非常に高い。筆者の持っているレトロゲームで一二を争うだろう。常軌を逸した水準だ。バグなのか仕様なのかよくわからないハマりもある。

戦闘システムはテーブルトーク版と大きく違う。テーブルトーク版ではパーティグループ対敵グループによる一つの集団戦闘だった。コンピュータ版では戦闘フィールド内での個人戦闘というよくあるシステムになっている。

個人戦闘になった影響なのかコンピュータ版ではSPDという能力値が追加されていてその順番で行動するが、これが曲者だ。強くて素早い敵に出くわすと、なにもできないうちに葬られてしまう。

仕方がないことではあるが、コンピュータ版でプレイヤーが創造性を発揮することはできない。ゲーム制作者があらかじめ想定した場面以外では、空中に浮かぶ呪文を絶妙に使うといったことはできない。

ストーリーやイベントはよくできていると思う。テーブルトークの原作者が強く関与しているようで世界観はよく反映されている。敵意に満ちた危険な世界ではあるが。

このゲームは途中であきらめている。レロトラーを倒すあたりまでいったが、そのエリアから外に出ることができなくなってしまった。ある程度前からやり直すこともできたが、気力を失いそのままになってしまった。攻略本を持っているにも関わらずあきらめたゲームはほかにない。やったことのある人には驚きではないだろう。そういうゲームだ。