AD&Dカース(19)ビホールダーの洞穴#2

ひとまずは、ビホールダーを避けて洞穴のほかの場所を探索してみる。

説明書に、不完全ではあるが「ビホールダーの洞穴」の地図があるのを見つけた。この情報はゲーム中に手に入れたものではないが、余裕がないのでかまわずに使う。ただし、がせねたの可能性もあるので注意がいる。

と思っていたら、ゲーム内で手に入れることができた。もっとも完全に正確である保証はないので、やはり注意はいる。ゲーム内で手に入れた後は、マップ機能が使えるようになった。地図を手に入れようとするなら、まず北西へ向かうといいだろう。


強力な敵と戦った後は休息がいる。戦闘後はまずセーブする。ドライブ2にセーブディスクを入れたまま休息する。そうすれば邪魔をされたとき、即戦闘とならずにゲームディスク2を入れろと言ってくる。もちろん、リセットする。

リセットした後に休息する際は、ドライブ2にゲームディスク2が入っていたら外しておく。理由は前段の通り。

ドライブ2にゲームディスク2が入っていると、戦闘が始まる前に長いディスクアクセスがある。時間もかかるし、精神衛生上もよくない。この技は迷宮をうろつく際に、ランダム敵を避けるのにも使える。

「ビホールダーの洞穴」に限らないが、このような技を紹介することに意義があるくらい何度もリセットした。「~プール~」でもそういうことはあったが、「~カース~」は輪をかけており閉口する。


敵の一部は、ベイン神殿にあった鏡の間で見かけていた。なので、同じく鏡の間で見かけたハーフリングがどこかにいる可能性が高い。対ビホールダーの助けになると期待して探索する。

鏡の間では一歩進むごとに情報を得られる。一通り見ておくと役に立つかもしれない。

ランダム敵が出なくなった。打ち止めになったらしい。しかし、ハーフリングは見つからない。ビホールダーと戦うしかないようだ。ここまでに考えてきたことを試してみる。

前回はこちらが先手を取ったので呪文が効かなかったのかもしれない。ビホールダーに行動させた後なら、呪文が効くかもしれない。と思ったがやはり効かなかった。呪文が効かないなら、ワンドも意味がないだろう。「グラブ・オブ・シーバリィ」は使うアイテムではないようだ。詰まった。


「ズヘンティル城塞」でマジックアイテムが売っていたのを思い出した。以前のセーブデータが残っているのでやり直す。

「ジャベリン・オブ・ピアシング」が役に立つかもしれない。効果は不明だが、1本で1万GP以上するので期待したい。それと「ポーション・オブ・インビジビリティ」を使えばキャラクターが透明になって、ビホールダーの怪光線や呪文を避けられるかもしれない。攻撃すると効果は消えるだろうが、勝てる確率は高まるはず。


ビホールダーにたどり着くまでは、できれば戦いたくない。ビホールダーに勝てなければ、またやり直しになるからだ。リセットしても同じ場所に出てくる敵以外は避けた。


敵のいる場所は分かっている。戦闘直前に「プレイヤー」・「プロテクション・フロム・イービル・10フィート・レイディアス」・「インビジビリティ・10フィート・レイディアス」をかけておく。「ブリンク」もかけておきたかったが、戦闘時でないとできない。

戦闘開始時にビホールダーはパーティーのキャラクターと隣接していない。期待通りにこちらが透明でいる間はなにもしてこない。勝機がありそうだ。

1ターン目。魔法使いと魔法使い兼盗賊はブリンクを唱える。ブリンクは唱えるのに時間がかからないようだ。この2人は透明ではなくなったが、自分の行動が終わった後は消えてしまう。つまり、先に行動を終えれば攻撃されることがない。僧侶には「プロテクション・フロム・イービル・10フィート・レイディアス」がかかっているので、なるべく多くのキャラクターに接するように動く。戦士3人はなにもしない。

パーティに接しているミノタウロスは攻撃してくるが、当たることはほとんどない。ほかのミノタウロスとビホールダーはなにもしてこない。

問題はメデューサだ。こちらが透明であっても遠距離石化攻撃をしてくる。ところが運よく魔法使い兼盗賊がターゲットになった。ブリンクを唱えた後ならターゲットになるはずはない。記憶違いでブリンクを唱える前に攻撃されたのか、それともバグなのか? 盗賊はシールドが使えないので片手が空いている。それで鏡を持たせていたのが効果を発揮した。メデューサは自分の攻撃で石になった。

2ターン目。魔法使いはファイアボールの呪文、魔法使い兼盗賊はワンド・オブ・ファイアボールを使う。メデューサを倒したので、優先ターゲットはパーティに接しているミノタウロス。戦士と僧侶はなにもしない。あせらずに待つ。

3ターン目。魔法使いと魔法使い兼盗賊は2ターン目と同じ。これでミノタウロスはいなくなるはず。場合によっては、マジック・ミサイルを使ってもいい。

戦士3人はビホールダーの行動が終わるのを待ってから、「ジャベリン・オブ・ピアシング」を1マス離れたところから投げる。「ジャベリン・オブ・ピアシング」は外れたことがなかった。1本1万GP以上で使い捨てだが、必ず当たるのなら納得できる。

4ターン目。戦士は「ポーション・オブ・インビジビリティ」を使う。ビホールダーより先に行動できた。ビホールダーはなにもできない。

5ターン目。まず、ビホールダーの行動が終わるのを待つ。戦士3人は「ジャベリン・オブ・ピアシング」を投げる。高価なので2本ずつしか買っていない。これで最後だ。宝石をもっと換金しておけばまだ買えた。筆者の悪いくせ(吝嗇)だ。

後は接近戦しかない。僧侶の攻撃が運よく当たった。

6ターン目。魔法使い兼盗賊の攻撃が運よく当たり倒す。ビホールダーは最後までなにもできなかった。ミス(吝嗇)もあったが幸運に助けられた。


被害ゼロで勝つまでには3回失敗している。失敗1:ブリンクの効果に慣れていないため、魔法使いの行動を待機させてしまった。ビホールダーの怪光線は運よく避けた。フィアの呪文も避けることができたが、ミノタウロスがフィアにかかってしまった。逃げるミノタウロスを戦士が背後から攻撃し、透明でなくなってしまう。そこに怪光線。

失敗2:メデューサに石にされた。失敗3:ミノタウロスの攻撃が当たってしまった。「~プール~」では、ダメージを受けると透明でなくなってしまうが、「~カース~」では透明なままだ。続行しても問題はなかった。


激闘の成果をセーブする前にランダム敵が現れた。場所固定の敵を倒した直後にランダム敵が現れることは、「溶岩の洞穴」の入り口でも起きている。「~プール~」でそういうことはなかったはず。バグもしくは度を越えた仕様だと思う。勝つことはできたが、いいかげんにしろと言いたい。

今回は6時間半、累計で37時間半かかった。

項劉記(12)シナリオ1・上級・項羽

シナリオ1・上級・項羽で始める。初級と中級の違いは、あまり実感できなかった。上級ならどうだろうか。

もしかしたらだが、敵軍隊の移動・攻撃が積極的になるのかもしれない。

はっきりわかった。コンピューターの移動・攻撃が積極的に、正確には活動的になっている。たとえば、黥布軍は劉邦勢力の宛を落としてくれた。なかなかの働きだ。

敵も活発に動く。スキを見せると都市を取られるかもしれない。素早い展開と外交による防御体制がいる。


前後するが、最初のターゲットは斉。主力が高密に向かったところ、田斉軍は高密を放棄して臨淄(りんし)に撤退した。初級・中級では見られなかった動きだ。

彭城に張良が現れたが無視する。どうせ登用はできないだろう。敬慕度がかなり高ければ可能かもしれないが、開始直後の項羽には無理だ。

高密を慰撫してから臨淄を包囲攻撃する。臨淄には元から1軍隊いたので敵は2軍隊。こちらは4軍隊だが、兵数は開始時の主力3軍隊マイナスアルファ。

敵の1軍隊の兵数は2千を超えている。上級では増強も素早いようだ。それでも勝つことができた。


臨淄の西にある平原と鉅鹿(きょろく)に入城する。1ターン遅れたら同盟勢力に取られていたかもしれない。項羽軍を睢陽(すいよう)に向かわせ、ほかの主力は鉅鹿を守る。

睢陽を首都とした。人口の多い睢陽では最大人数近くを徴兵できた。

彭城を首都とした。首都からは最大人数を徴兵できると昔の攻略雑誌に書かれていたが、そうではなかった。

朝歌(ちょうか)を落とした。もはや主力が戦闘で負けることはないだろう。ただし、兵糧をどんどん消費するので後方からの補給がいる。


范増が老衰で死んでしまった。もう『天下は定まっている』ので、それほど打撃ではないが残念だ。初級・中級でこういうことはなかった。上級は厳しいのか、それとも運が悪かっただけなのか。あるいは途中から気がゆるんでペースが遅くなっていただろうか。

突然、劉邦軍が洛陽に現れた。たぶん宛の敗残兵だろう。どこかにいるはずだとは思っていたが、よく見つからなかったものだ。

主力で洛陽を落とす。さらに西進して劉邦勢力の魏豹と劉邦を滅ぼした。

項羽でのシナリオ1はほぼ見切った。慣れないうちは諸侯が次々と劉邦になびいていくので、互角だと思っていた。ところが、劉邦直下勢力が弱く咸陽付近で立ち往生してしまう。司馬欣などが劉邦勢力とならない限り、負けることはないだろう。

今回は9時間、累計で53時間かかった。

項劉記(11)シナリオ1・中級・項羽

シナリオ1・中級・項羽で始める。中級は劉邦にしようかと思っていたのだが、項羽に思い入れが出てきた。

初級と中級では、なにが違うのか。たしか「三国志2」では内政が厳しくなり、パラメーターがプレイヤー有利に変化しづらくなっていた。「項劉記」では変わりがないようだ。もしかしたらだが、敵軍隊の移動・攻撃が積極的になるのかもしれない。

敵軍隊の移動には納得できないことがあった。下記に敵軍隊の移動経路を示す。「0」が敵軍隊の移動開始前の位置。「数字」は移動先の順番。敵軍隊の用兵力は80未満なので強行軍を行っている。「隠」は味方の隠蔽された主力軍隊。「都」は味方の都市+弱小軍隊。□は無関係の空白地。

□□□□□
□01隠都□
□□234□
□□□□□□

つまり、敵は見事に隠蔽を避けて後方の弱小軍隊を攻撃している。1に進んだ時点で隠蔽を見破って避けたのは理解できる。理解できないのは強行軍で4の位置まで到達していることだ。強行軍をするかどうかは0にいる時点で決めなければならないはず。付近に隠蔽軍隊がいると予想していたのか。コンピューター敵は1に進んだ時点で強行軍に切り替えることができるのか。それとも最初から全て見えているのか。

もっとも、見事な思考ルーチンには穴がある。都市にいる弱小軍隊を攻撃されたら、野戦で主力軍隊を援軍に呼べばいい。容易に勝つことができた。もしかしたら、敵を誘い込むうまい方法を見つけたのかもしれない。


前回は司馬欣が咸陽を守り切って劉邦は自滅した。覚えていたので司馬欣が中立勢力になった時は、すぐに引き戻した。今回は司馬欣軍の一部が攻勢に出て負けてしまい、咸陽を取られた。それでも劉邦の進出はそこまでで、以降はじり貧のようだ。敬慕度もゼロまで下がった。

韓信・蕭何が項羽支配の都市に現れたのは、そのせいかもしれない。蕭何は項羽の配下になるのを断った。敬慕度が100必要なのだろうか。もっともこのゲームでの蕭何は、いなくてもいい。

劉邦勢力で功績があった蕭何は現代日本においては空気のような存在で、重要だが分かりにくい。今は地方も含めて行政組織が整っている。汚職・情実・傲慢(例えば財務官僚に取材すると苦痛を感じるといった、本来ないはずのマイナス)による損失で国が傾いているわけではない。異論を唱える気持ちは分かるし、改善は永久になされなければならない。それでも歴史的・世界的に考えれば、かなりましだ。

昔はそうではない。後方の補給国からの物資の輸送を邪魔する最大の障害は、盗賊でも虎でもない。信頼できる有能な人物が後方にいないと補給に大きな制約がかかる、ぐらいにすれば蕭何の功績が再現できただろう。


斉や中立勢力を攻め滅ぼし、劉邦勢力の宛(えん)も落とした。残るは劉邦主力だけ。咸陽にこもる劉邦を包囲し滅ぼしてクリアする。全土を巡って攻略したので時間がかかったが、思い残しはなくなってきたので良しとする。

今回は10時間、累計で44時間かかった。

項劉記(10)シナリオ4・項羽

シナリオ4を項羽で始める。項羽と主力は垓下で包囲されている。状況の把握もできないうちに、いきなり攻め込まれた。

野戦を挑んでみる。敵は韓信軍4部隊。こちらは3部隊。韓信軍は韓信本人を除くと戦闘力の高い人物がいないようだ。一騎討ちをすべて断ってきた。

項羽部隊の士気がゼロ近くまで下がるなど危険だったが、勝つことはできた。運よく捕らえた韓信は、登用を拒んだので処刑する。これで韓信勢力もなくなった。


彭城に彭越軍が攻め込んできた。籠城する。彭城の防御度はそれほど高くないが、すぐに落ちるわけではない。籠城側は一度だけ徴兵ができる。彭城は人口が多く支持率が高いせいか、多数を徴兵できた。彭越軍の兵数は多くない。危なげなく守りきれた。運よく捕らえた彭越は登用する。登用を受け入れるか拒否するかは、人物ごとに傾向があるようだ。これで彭越勢力もなくなった。


再び垓下に攻め込まれる。まだ兵は残っているが、消耗しているので籠城した。垓下の防御度はそれなりにある。その代わりに徴兵できる人数は多くない。さらに劉邦軍は兵数が多い。

守りきることができた。損害は激しいが、ひとまず虎口を脱することはできたようだ。残念ながら劉邦を捕らえることはできなかった。

ここまでリロードはしていない(やりようがない)ので、項羽でのシナリオ4であってもゲームレベル初級では難しくないようだ。垓下の一戦目で野戦を選んだのが良かったのか悪かったのかは、なんともいえない。もし野戦を選んだ場合は、勝ちが見えた段階で士気の回復をしておいたほうがいい。2戦目に引き継がれるからだ。


やっと手番が回ってきた。敬慕度は45で50より低い。攻め込まれた場合でも敬慕度が下がるのだろうか。それとも処刑をしたせいだろうか。あるいは攻め込まれたときに徴兵をしたからだろうか。

垓下の周囲にはまだ敵が残っている。これ以上の戦闘は危険と思い、彭城のある北へ逃げたが間違いだった。垓下の周囲にいる敵は劉邦の敗残兵で兵数は少なく、こちらのほうが多い。リロードする。

垓下の項羽主力軍は3部隊なので、4部隊に再編する。4部隊ないと平地の敵を包囲できない。劉邦の位置はわかっている。次ターンに包囲殲滅した。

劉邦および、張良など有能だが配下に加わることを拒んだ者は処刑する。あとは従来通り、懐柔してクリアした。


ゲーム付属の紙ずもうセットの裏に書かれてある条件は満たしていたはずだが、四面楚歌のイベントはなかった。項羽の手番になった時は、劉邦軍を蹴散らしていたからかもしれない。

これで全てのシナリオをクリアして目標を達成したが、面白いのでまだ続ける。ちょっとペースが速すぎる気もするので、別のゲームを始めるかもしれない。

今回は2時間半、累計で34時間かかった。

項劉記(9)シナリオ3・項羽

シナリオ3を項羽で始める。いきなり選択を迫られた。広武(こうぶ)にいる劉邦へ決戦を挑むか。いったん引いて決戦を避けるか。ただちに決戦を挑んだ。

いったん引いた場合、彭越軍を撃破することは難しくないだろう。問題は斉の韓信軍だ。劉邦軍との2正面作戦になると不利になる。

広武近くの軍隊は全て参加させる。離れると失ってしまう都市もあるが気にしない。

兵数ではこちらが有利だ。一騎討ちに負けることもあったが勝つことができた。さらに、運よく野戦で兵数をゼロにして劉邦を捕らえることができた。


一騎討ちには注意がいる。負けた側の兵数が減るのだが、一定の割合で減るような気がする。そうだとすれば、兵数で優っている側のリスクは大きい。

このゲームでは君主である項羽が勝手に一騎討ちをする。一般的な項羽のイメージ通りなのだろうが、納得いかない思いはある。

理由は「史記」(項羽本紀)にこういう感じの話があったからだ。うろ覚えなので細かい表現は筆者の創作だが、大意では間違っていないはず。

なんども書いたことだが、昔の記憶というのは本当にあてにならない。「史記」を読み直したところ、思っていた以上に記憶と違っていた。ただ、大意は間違っていない。

以下は「史記」を下敷きにした筆者の創作。創作だと伝える限り訂正する必要はない。歴史小説や大河ドラマと同じだ。

項羽が剣のけいこをしないので、父親が注意した。項羽曰く「剣をふるうのは兵の役目。将たるものは指揮をすればよい。」 つまり、戦闘力よりも用兵力が重要だと言っている。まあ、このゲームの項羽も悪くはない。


登用しなかったほかの人物は解放する。張良が独立した。

劉邦および、張良など有能だが配下に加わることを拒んだ者は処刑した。十人並みの人物は解放する。新たな中立勢力は登場しなかった。韓信はいきなり項羽勢力となった。

彭越以外の君主はすべて懐柔する。四方を取り囲んでから彭越を攻め滅ぼしてクリアした。

今回は2時間、累計で31時間半かかった。

項劉記(8)シナリオ2・項羽

みたび、シナリオ2を項羽で始める。序盤の戦略は以前と同じ。主力の大半は平原から転身して沛を落とす。彭城の西にある昌邑(しょうゆう)と睢陽(すいよう)へ入城する。

彭城を首都とした。首都からは最大人数を徴兵できると昔の攻略雑誌に書かれていたが、そうではなかった。しかも一回徴兵すると、しばらくは徴兵できなくなる。とは言え、5千人以上徴兵できたので意味はあった。


兵が集まったので攻勢に出る。まず、昌邑と睢陽の西にある外黄(がいこう)へ入城する。外黄の防御度は強化して備えておく。

主力は南下して寿春(じゅしゅん)の黥布を滅ぼす。さらに南下して、何度も離反した邾(しゅ)の呉芮(ごぜい)も滅ぼした。余裕が出てきたので新たな軍を編成し斉の国も滅ぼす。劉邦もちょっかいを出してきたが負けなしで、韓信などを捕らえることができた。韓王信は処刑して滅ぼした。


南方から戻った主力で滎陽(けいよう)にいる劉邦と決戦する。2回も一騎討ちで負けたが、なお優勢で余裕をもって勝つことができた。逃げるのに失敗した劉邦曰く「これからどうなるのか…生きて帰れればよいのだが…」。

もちろん生かしてはおかない。登用しなかったほかの人物は解放する。登用を拒否した張良が独立した。なぜか敬慕度は100もある。

索敵すると張良軍は滎陽のすぐ近くにいる。四方を囲んでから攻撃したところ、野戦で降伏した。説明書にはない事態だ。逃げるためには周囲に空きが必要らしい。

今後は、君主は処刑・ほかは解放を原則とする。

今後は、その時の状況に応じて処理する。今まで君主は処刑してきたので、解放した場合どうなるのかは知らない。野戦での降伏という珍しい現象を見せてもらった礼として、試しに解放してみる。張良は引き続き君主として存在していた。ということは、これまで君主を処刑してきたのは正解だったわけだ。

今回はほとんど終わっているので、正解でなくても問題ない。張良を含めたほかの君主をすべて懐柔してクリアした。


このシナリオは虞美人のイベントを見るいい機会だったが見逃した。このゲームには不満もあるのだが、やっていて楽しいのも確かだ。もう一度やることがあるとしたら見逃さないようにしたい。

今回は12時間、累計で29時間半かかった。

AD&Dカース(18)ズヘンティル城塞

前回モーンダーの祭壇で「グラブ・オブ・シーバリィ」を手に入れていた。効果はよく分からない。ネットで検索したスニペットによると、シーバリィとは騎士道のことらしい。パラディンに関係するのかもしれない。戦士に装備させておく。

ちなみに slug とはナメクジのことだ。筆者の感覚では、なじみのない英単語は英語発音のままカタカナにするよりも、日本語に訳したほうがいいと思う。

今回はネット検索でなんとかなったが、「シーバリィ」と言われても分からない。カタカナ表記にこだわるなら、思い切って「グラブ・オブ・パラディン」とすればよかった。「パラディン」なら説明書にものっている言葉だからだ。発売当時の日本では、AD&Dに詳しいか、攻略雑誌・本を持っていなければ意味不明だったはず。

しかし、以上はまだましなほうだった。どこで手に入れたのか覚えていないアイテムに「ワンド・オブ・デフォリエイション」があった。「デフォリエイション」と言われても分からない。検索したところ、このゲームの攻略情報のスニペットがあった。まだスニペットしか見ていないが、呪文が効きづらく面倒くさかったシャンブリング・マウンドに有効だったらしい。しなくてもいい余計な苦労をしたようだ。

「デフォリエイション」は、 “deforestation” (伐採・森林破壊)のことかもしれない。英語版と同様にゲームが進められるような翻訳は無理だったのだろうか。それとも攻略雑誌や攻略本を買えという呪いをかけたのだろうか。

ズヘンティル城塞

この時点でのセーブデータを別に保存しておき、以降のこまめなセーブは別の番号を使うのがいいだろう。

ランダム敵の大半は「おだてる」で、やりすごせる。戦闘になってしまっても勝つのは難しくない。

ハーフリングと遭遇した。YESと答えると目的地に潜入できる。

ベイン神殿

ここからは危険なので、こまめなセーブがいる。

まずNPCを救出する。その後は右手にそって進むと次のエリアへ進みやすい。

鏡の間では一歩進むごとに情報を得られる。一通り見ておくと役に立つかもしれない。

フードの女にYESと答えると次のエリアへすぐに進めた。ただ、それが正解かどうかはわからない。

ビホールダーの洞穴

やはりこまめなセーブがいる。

最初のイベントが起こったあたりの場所で休息するのは危険かもしれない。北側の洞穴エリアへ入れば休息しやすい。もちろん、セーブしてから休息する。

北西へ進んでから回り込むとビホールダーがいた。でたらめに強い。一撃で葬る怪光線をラウンド毎に何回も浴びせてくる。こちらの呪文は効かない。2回全滅した。今まではアイテムを使えばなんとかなったが、決定打となるアイテムは見当たらない。100回試せば勝てるかもしれないが、ほかに方法があるはず。

ひとまずは、ビホールダーを避けて洞穴のほかの場所を探索してみる。

今回は4時間半、累計で31時間かかった。

AD&Dカース(17)モーンダーの穴

モーンダーの穴1階

マップ機能が使える。NPCが二人仲間になった。パッケージの絵はこの二人らしい。一人はパラディンなのだが、イービルキャラクターと同行することに疑問はないのだろうか。

この時点では、1階にランダム敵はいないようだ。

モーンダーの穴2階

マップ機能が使えなくなった。敵が逃げていくこともある。体感だが、敵が逃げていなくなった場所は休息しやすい。

ボス戦は連戦になる。1戦目は難しくない。人間はファイアボールで倒せる。

シャンブリング・マウンドには呪文があまり効かない。火のダメージは通らない。電撃は逆効果になる。冷気なら通るが、それでもダメージは半減する。マジック・ミサイルならダメージが通る。後は戦士が頼りだ。

スティンキング・クラウドが効いて無力化できることもあるが、なぜかすぐに効果が切れてしまう。呪文を使うキャラクターと無慈悲なとどめをさすキャラクターを敵の行動が終わるまで待機させれば、うまくいく確率が高まるかもしれない(未確認)

2戦目は強化されたシャンブリング・マウンドが複数でてくる。1戦目で消耗していることもあり、とても倒せない。リセットした。

これは無理だと思ったが、アイテムを活用する手を思い出した。アイス・ストームとマジック・ミサイルの呪文とワンドを使う。ワンドには使用回数の限度があるはずだが、かまってはいられない。なんとか倒せた。倒した後は祭壇の宝をもらっておく。


ボス戦の後も気が抜けない。リセット技を使って安全に休息し、生きて戻ることができた。

今回は4時間半、累計で26時間半かかった。

AD&Dカース(16)ユーラッシュ再び

このゲームはしつこい。溶岩の洞穴で倒していなかったドラコリッチが追いかけてきた。障害物の多い森でドラゴン系のようなデカキャラと出くわすと、敵が動けないことがある。ドラコリッチには遠距離攻撃があるので、動かないとかえって難しくなる。1回リセットして2回目に倒した。呪文はマジック・ミサイルが有効だ。

安全地帯に戻ったらまずは訓練所へ寄っておく。このゲームでは一度に2レベルアップすることはない。2レベルアップする直前まで経験値が削られてしまう。心配していたが、やはりそうなってしまった。「ハップ」から「魔術師の塔」の一連の冒険は長すぎる。

ユーラッシュの廃墟を探索する。ここでもマップ機能が使えない。

理由は不明だが、ユーラッシュではマップ機能が使えるようになった。

ズヘンティルの手先と戦うのは面倒くさい。勝つことはできても休息が必要になる。その休息中にまた邪魔が入る。体感だが、道から外れて鍵のかかっている建物に入ってから休息すると邪魔されにくいかもしれない。ちなみに、見張り所であっても安全に休息することはできない。

こまめにセーブしながら奥へ進む。回避できる戦闘は避ける。2回目以降のズヘンティルの手先はリセットで回避した。もしかしたら、ズヘンティルの手先が出現する回数には限度があるのかもしれない。でもそれを知らない身としては、正攻法を試す気になれない。

モーンダーの穴にたどり着いた。入った入り口からは戻れなくなるので、セーブデータを残しておくといい。

今回は2時間半、累計で22時間かかった。

項劉記(7)シナリオ2・項羽・やり直し

シナリオ2を項羽で始めたが2回失敗した。

4つあるシナリオの2番目の開始時点で、もう劉邦勢力のほうが優位に思える。中立勢力なども続々と劉邦になびいていく。これから先の史実で、まだ何回も項羽が劉邦を蹴散らしていることのほうが驚きだ。

1回目は自重しすぎて失敗した。こちらが不利と判断したので、じっくり態勢を整えてから臨む。ところが劉邦勢力はなかなか仕掛けてこない。差が広がるばかりなので、決戦の前に中断した。こちらから打って出ないと項羽の強みを活かせないようだ。


2回目。開始時に項羽の主力は斉の平原に遠征している。大半を中央に撤退させて項羽の拠点・彭城(ほうじょう)近くの沛(はい・劉邦出身の地)にいる劉邦軍を討つ。この時、用兵力80以上の人物が手に入る可能性があるので、攻め手の軍団には空きを作っておく。できれば攻城戦で城の防御度をゼロにして落城させたい。そうすれば兵士が丸ごと手に入る。

平原には斉の田氏が攻めてくるかもしれない。それまでに徴兵をしておけば勝つのは難しくないはず。敵は隠密して近づいてくることもあり、油断すると対応が遅れる。隠密軍団の存在は敵の君主情報で見破れる。敵の軍隊数が3なのに2つしかマップ上にないなら、隠れているということだ。


シナリオ1では起きなかった首都設定のイベントが起きた。12月や6月には項羽であれば彭城の近くに戻るのがいい。これまで起きなかったのは、首都候補の近くにいなかったからだろうか、それとも軍師の范増を別軍団にしたからだろうか。


開始時にマップ西方にいる劉邦軍の移動は遅いが、いつかは中央に進出してくる。もしかしたらだが、隠密した伏兵を警戒して遅いのかもしれない。こちらも伏兵を警戒しつつ劉邦軍を叩く。

野戦では負けなしだったが攻城戦で失敗した。城の防御度を攻撃し続けたが落とせそうにない。敵の兵士の損害は少なく、味方の被害だけが大きい。電源を切る。

できれば攻城戦で城の防御度をゼロにして落城させたい。そうすれば兵士が丸ごと手に入る。

欲をかいてしまった。

まだこのゲームには慣れていないようだ。心機一転して、もう一度シナリオ2の初めからやり直す。ただ、いつまでも時間をかけるわけにもいかない。これから当面はリロード(ロードしてやり直す)してもいいことにする。

今回は6時間半、累計で17時間半かかった。

レトロゲームの思い出と攻略