SP大戦略(1)ゲームの紹介と昔の話

「SUPER大戦略98」をやってみる。ターン制のシミュレーションゲームでアクション性はない。

舞台は80年代付近の現代戦。ユニット(部隊)は戦闘機、戦車、歩兵などをあらわしている。生産・燃料・弾薬の概念もある。「大戦略2スペシャル」と大幅な違いはない。

大戦略では、戦闘機>戦闘ヘリ>戦車>対空ミサイル>戦闘機、などという明確な相性がある。対空ミサイルが戦車に向かっていくなどあり得まずない。

ユニットどうしの優劣の相性は、一部を除いてはっきりしている。よほど不利な状況設定でない限り、敵の苦手な兵科をぶつけていけば難しくない。

「大戦略2…」と違う点を列記する。

  • 全体的にすこしシンプル。その結果だと思うが、敵の思考ルーチンを手強く感じる。そうは言っても勝てないわけではない。
  • 最大ユニット数がやや少ない。
  • 間接攻撃がない。
  • 工場がない。工業力という概念がない。
  • ユニットを生産する価格は、一定範囲で変動する。
  • マップエディタが付属している。
  • プレイヤー独自の生産タイプ(アメリカ型・ソ連型などに相当するもの)を作成・使用することができる。

このゲームの1ユニットはどういう規模なのか? 1ヘクスはどういう広さなのか? などということは気にしないほうがいい。兵器単位のユニットとヘクスマップを使った、かなりリアルな軍人将棋だと思っておけばいいだろう。「本来のシミュレーションゲームとは…」という議論を否定はしないが、対戦相手はいるのか? そもそも実際にプレイ可能なものなのか? ということも重要だ。

古いゲームだが操作性は問題なかったように思う。音楽があるのはクリア時など一部のみ。キャンペーンという概念はまだなく、各マップは独立している。ゲームの自由度は高いと言っていいだろう。

このゲームはかなりやった。全てのマップをなんらかの勢力でクリアしたはずだ。昔、半分ぐらいのマップをクリアした。