「ジャンル・SLG」カテゴリーアーカイブ

太閤立志伝(8)藤吉郎時代中盤

この記事では、目付時代・奉行時代・中老時代前半の主命以外の出来事を中心に書く。主命については前回記事で書いた。

武力上昇

70を超えて武力を上げるのは難しくなる。織田家中に70超の武将がいないわけではない。しかし当面は、戦術レベルか身分が高すぎるだろう。浪人のほうが有望だが、やはり戦術レベルが高い。

農地開発で武力が下がったら、また師事・剣術で池田恒興に相手をしてもらう。楽勝であれば、下記の武将にも挑戦して武力を上げていく。藤吉郎が出世すれば、丹羽長秀も相手をしてくれるだろう。

  • 堺の町にいる荒木村重
  • 織田家の丹羽長秀
  • 稲葉山の町にいる前野長康
  • 織田家の蜂須賀正勝

師事・剣術で蜂須賀正勝より武力を上げるのは難しい。中老時代後半以降の主命で上げることになる。

不利な個人戦闘後の逃れ方

自信があるならば、相手の城に乗り込んで話を聞きだすという手もある。しかし、危険なので無理はしないほうがいい。城に乗り込むのであるから、敵は武将だけではない。誰が相手でも勝てると思っていると痛い目を見る。

情報収集の主命を帯びて今川家居城に乗り込む。今川家ならば、それほど武力の高い武将はいない。と思っていたら、甘かった。

山田景隆の率いる城兵に囲まれる。この場合、体力が100あったとしても80に下がってしまう。体力が減ると攻撃力も下がる。通常であれば勝てる相手だが、苦戦。途中からは防御に徹する。なんとか生き延びた。

まだ危機は続いている。本作は決してアクションゲームではない。しかし以下のテクニックを知らないと、敵から連続して攻撃されてしまうことがある。

戦闘画面から野外画面に変わる時に、右クリックし続ける。安定したら指を離す。こうすれば、敵から攻撃される前に移動することができる。近くの町へ行って医者に治療してもらう。ただ、医者の家はわかりにくい。敵が追ってきたので、宿屋で妥協した。

藤吉郎隊の右上にいる敵が今川義元隊。義元の首をとれば出世間違いなし。しかし、セーブデータの修正などをしない限り無理。なので、右下にいる別の今川軍へ向かう。

山田景隆とは因縁があり、桶狭間でも戦っている。初めて斬る相手にはちょうどいい。返り討ちにした。

毎月25日は謀反の日

大名に不満を持つ城主は、謀反を起こして独立した大名になることがある。この判定は毎月25日に行われるようだ。ゲームが進行すると、ほぼ間違いなく松永久秀が三好家から独立して大名になる。実はこの出来事は、今後の展開のヒントになっている。

確定のイベントではない。久秀を独立させたくないなら、24日にセーブして独立したらリロードすればいい。そうすれば秀吉が城主となった時に家臣とすることもできる。特にある状況のもとでは、久秀の野心の高さと高い身分はありがたい。

今回リロードはしないので松永家は独立した。たいていの場合、三好家に滅ぼされてしまう。

個人戦闘

武力も戦術レベルも高ければ、たいていの相手には楽勝となる。そうなれば、こちらから仕掛けてもいいだろう。

おすすめの物色ポイントは、難波の町から1マス下。ここであれば、畿内に向かう西国の武将を捕捉できる。堺の町に向かう東国の武将も捕捉できる。

斬り殺す際には注意点がある。むやみに斬ると後悔するかもしれない。

  • 斬った武将の魅力に応じて、藤吉郎(秀吉)の魅力が上下する。魅力60以上の場合は、下がってしまう。
    • 相手を選ぶときは、魅力も考慮する。
  • 死んでしまった武将を調略する(他家から兵士ごと引き抜く)ことはできなくなる。
    • 身分の高い武将は、避けたほうが無難。
  • 斬った武将の所属する大名家は、それなりに弱体化する。
    • 本作の上杉家は強くない。武田家が強すぎるので押されてしまう。それでも本来であれば、長期間持ちこたえる。しかし、藤吉郎(秀吉)が上杉家の武将を斬ってしまうと、早く滅びてしまう。そうなるのは、どういう展開であっても不利だろう。上杉家の武将には手を出さないほうがいい。逆に、武田家の武将は魅力が高くとも可能な限り斬っておきたい。

たぶん身分が高くなると、けんかをしたことのない相手からも付け狙われるようになる。中老になったあたりで、三好家の十河一存が追いかけてきた。この時点での武力は敵のほうが上。しかし、戦術レベルは藤吉郎のほうがずっと高い。

楽勝だった。ここで斬り殺してしまえば武力が高まるはず。あえてそれはしない。十河一存を斬ってしまうと、三好家には大きな打撃となる。まだこの先の展開は読めない。三好家が弱りすぎると困るかもしれない。

戦術レベルを稼がせてもらう。敵の戦術レベルも上がる。武力の高い相手の場合、上がりすぎると脅威。適当なところで重傷を負わせて追い返した。


今回および前回の記事の合算で4時間半、累計で12時間かかった。


本作はすでに、大名・内大臣となったところまで進んでいる。しかし、別タイトルの記事を優先したい。その後で再開する。

太閤立志伝(7)目付・奉行・中老の主命

この記事では、目付時代・奉行時代・中老時代前半にこなした主命を中心に書く。同時代の他の出来事については、次回記事で書く。

目付からは、奉行→中老→家老と出世していく。藤吉郎の場合、家老になると同時に城をひとつ任されて城主となる。城主になると、外交力と内政力を上げることは難しくなってしまう。それまでに上限まで上げておく。他の能力も上限近くまで上げておきたい。

蜂須賀正勝が織田家に仕えることになったので、藤吉郎は評定の末席ではなくなった。当分の間、「兵糧売却」は正勝が受けるだろう。評定では他の仕事を受けることができる。あるいは、命じられてしまう。ここでうまく立ち回ることで、身分も能力も順調に上がっていく。

鉄砲購入

主命をこなすと、内政力と魅力が高まる。鉄砲技能が上がることもある。下がる能力はないので、評定で示されたら受けておくのが無難。内謁でもらう仕事にも適している。

鉄砲鍛冶に頼むと、比較的安定した量を確保できるだろう。反面、時間はかかってしまう。京・難波・堺の商人から買うのが手っ取り早い。

商人は六人いる。二人は南蛮商人。リスクはあるが最初は彼らに頼るのも手。鉄砲購入に関しては、なじみだからといって多くは売ってくれない。代わりに一見であろうとも、在庫さえあれば通常の量を売ってくれる。もし多く売ってくれるとしたら、理由がある。理由に納得できるのであれば、応じてもいい。納得できないのなら、だまされているかもしれない。なお、詐欺は鉄砲鍛冶にも存在する。

残り四人は日本の商人で、得意先かどうかを重視する。一見さんお断りではないが、あまり融通してくれない。茶器などのアイテムを買うことでなじみになり、多めに売ってくれる。そうは言っても、身分の低いうちは金に余裕がない。信長から褒美をもらえるほどの成果を出すのは、出世してからになるだろう。

ひいきを絞るのであれば、当面は堺の今井宗久がいい。アイテムの品ぞろえがよく、比較的なじみになりやすい。ただ、鉄砲が在庫切れの時はあるので承知しておくこと。

なじみの薄い日本の商人も、在庫に余裕があればすこしは多めに売ってくれるかもしれない。野外で蜂須賀正勝などと話せば、在庫に余裕のある商人がわかる。時間との兼ね合いになるが、買う前に複数の商人を回れば有利な店を探せる。ただし、時間が経つと在庫が減るのか、すこし前に調べた時より不利になることもある。

この主命を何度もこなしていれば、鉄砲技能は意識せずとも上限の3まで上がるはず。鉄砲技能は鉄砲鍛冶のアルバイトでも上げることができる。しかし、面倒かつ危険。ろくなお金にもならない。技能のためにする必要はない。ただ、それぞれの町で一度くらいはしておくのも面白いだろう。

馬購入

この主命は、できるかぎり避けるほうがいいだろう。面倒くさい。ゲーム内の時間もかかる。評定で受けた場合、同月に内謁で仕事をもらうのは難しい。主命失敗と能力値減少のリスクまである。幸い、黙っていて命じられることはほぼない。

各町を回って馬を購入することになる。傾向としては畿内に近いと高く、遠いと安い。また、一つの町で売っている数には限りがある。東国の町を巡るのがいいだろう。高い馬を買ってしまうと、最低限の要求数にとどかなくなるので注意。

店で値切ることはできる。しかし値切りすぎると怒らせてしまい、藤吉郎の魅力が下がってしまう。ではどこまでなら値切ることができるのか。何度もやればコツをつかめるかもしれないが、そういう気にはなれない。

メリットとして、騎馬技能が上がる可能性はある。しかし技能が目的なら、馬屋でアルバイトをすればいい。この主命は割に合わないと思う。

前回本作をやったのはだいぶ前のようだ。以上のことをすっかり忘れており、くたびれもうけの末に魅力が下がってしまった。

城の改修

この仕事はおいしい。こなすと統率力などが上がる。下がる能力はない。短期間で終わる。信頼の上昇幅も大きく、早く出世できる。

受けるには築城技能が必要。これは、おいしい仕事を受けられる資格のようなもの。本来であれば、誰もただでは教えてくれない。前田利家なら無償で教えてくれる。今回はキャラクター作成時に内政型を選んだ。築城技能1は最初から持っている。利家もこれ以上は教えようがない。

プレイヤーのやることは簡単。目的の城に行ってコマンドを実行するだけ。逆に、その場で成功率を高めることはできない。10回やって全て失敗なら、主命は失敗。不安なら事前にセーブしておくといいだろう。

築城技能が高ければ失敗の可能性を減らせる。そのためには、価値のある贈り物を用意しなければならない。目付になった時点では難しいだろう。おすすめは、堺の今井宗久から買える茶器。鑑定は町にいる茶人に頼む。特に価値のある茶器が一つあるので覚えておくこと。価値は価格に比例するとは限らない。

築城技能2にするには、普通に価値のある茶器を贈る。なお、茶人から買える茶器の中には、かなり安いものがある。安い茶器には別の利用法があるので、それは手元に残しておくといい。教わる相手は、織田家の森可成がいいだろう。築城技能以外の能力はそこそこ。後で取り戻す機会があった時に、ためらいがなくていい。

築城技能3にするには、特に価値のある茶器を贈る。教わる相手は、織田家の明智光秀がいいだろう。他の人物は難しい、もしくは城主となった秀吉の有能な家臣となるはず。光秀ならば取り戻す機会があるかもしれない。

この主命で褒美をもらえることは、おそらくない。また、この主命は評定にしか登場しない。いつもあるとは限らないので、「城の改修」をねらうと「農地開発」を命じられやすくなる。

農地開発

この主命は、内政力が高まる代わりに武力は下がってしまう。トータルではプラスなので、内政力が低いのであれば積極的に受けるのも手。内政力が高いのであれば避けたいところ。ところが、そういう時ほど黙っていても命じられる。なので、評定で鉄砲購入の仕事があったら受けておくと無難。

命じられたら、しかたがない。まず、四種類の作業につくリーダーを決める。リーダー候補には得手不得手がある。あえて攻略本を見ない時はどうするか。

リーダーにつくかどうか打診すると、答えは三種類。ほとんどの場合は、たんなるOK。この時はキャンセルする。しつこく繰り返していると、得意だと答える時と苦手だと答える時がある。これを活用することで、すこしは結果が違うだろう。

次は期限の交渉。まず説得。だめなら翌日にまた説得。最低でも、月末までには終わらせたい。

余裕があるなら金で釣る。けちるとムダ金になってしまう。法外に出すか、あきらめて翌日の説得に期待するのがいい。金で釣った場合は、同月に内謁で別の仕事をもらうこともできるだろう。

武力は下がる反面、メリットもある。達成までに一定の時間はかかる代わりに、対象の城から離れてもいい。師事・けんか・町へ行くといったことを並行できる。褒美も比較的もらいやすい。馬購入よりはましな主命だと思う。

情報収集

この主命は外交力が上がる。下がる能力はない。能吏型の場合は内政力が高いので、評定で受けることはまずない。その前に農地開発を命じられてしまう。内謁でもらう仕事には適している。内謁の場合、どの大名の情報を調べるかも藤吉郎が指定できる。

仕事のレベルも自分で選べる。居城の情報は必ず調べておく。それ以外の城も可能な限り調べておきたい。余裕があれば、宿屋・酒場のうわさと、外交にくわしい僧などからの情報も調べたい。

自信があるならば、相手の城に乗り込んで話を聞きだすという手もある。しかし、危険なので無理はしないほうがいい。城に乗り込むのであるから、敵は武将だけではない。誰が相手でも勝てると思っていると痛い目を見る。逆に、ゲーム前半の浅井家などは安全に乗り込める。

外交力アップが目的なら、織田家に近い小大名がねらい目。短期間で終わるので、同月に何度も繰り返すことができる。斎藤家・六角家・(独立していれば)松永家などがいいだろう。

褒美が目的なら三好家がいい。多くの城があり、かつ回りやすい。まず大和方面。大和の町では、入り口近くにいる人物に般若湯代(酒代)を渡すと、有力情報が手に入る。堺の町でもいいのだが、入り口から遠いので大和のほうがいい。大和付近→堺付近→三好家居城の芥川城付近→摂津付近→北へ向かって丹波付近→南東へ向かって京付近を調べる。慣れれば半月はかからない。

月の下旬になると内謁しても仕事をもらえなくなる。斎藤家などを早めに終わらせても時間は余ってしまう。なので、月後半は三好家の情報収集が向いている。もし時間に不安があったら丹波付近は省略し、摂津からすぐに東へ向かって京へ行けばいい。


かかった時間は次回の記事で合算する。

太閤立志伝(6)墨俣築城

墨俣築城

物頭に出世しても、織田家評定の末席であることは変わらない。あいかわらず「兵糧売却」を命じられる。このままではらちがあかない、と思われたところで墨俣築城のイベント発生。

ここでは積極的に行動すればいい。消極的に行動した場合、墨俣の空き地は斎藤家の城に変わる。たぶん、すぐに織田家が落とすだろう。なので詰まることはないのだが、せっかく一気に出世する機会を逃すのでもったいない。

たいていは築城前に斎藤家の横槍が入って野戦となる。この野戦は特殊な設定。物頭という低い身分にもかかわらず、十分な兵数を率いることができる。まず負けることはない。

今回は、野戦なしで築城。たまにこういうことが起こる。イベント開始後に藤吉郎は清州城から離れなかった。そのため最小時間で進行し、横槍を入れてくるはずの斎藤軍が間に合わなかったのかもしれない。楽で安全だった代わりに、勝てるはずの戦の経験を逃した。すこし損。

内謁・仕事

このイベントをこなすと大きな評価になる。目付へ出世。目付になると、内謁することで評定以外でも信長から仕事をもらうことが可能。一か月に複数の仕事を受けることで早く出世できる。

あるいは、こうしてもいい。仕事が終わっても、あえて報告するのを遅らせる。「兵糧売却」と違って期限は長いので問題ない。清州城から織田家の武将が何人も出てきたら、月初めの評定は終わっている。それから信長に報告する。翌日、内謁して仕事をもらう。この方法で、やりたくない仕事を避けることができる。ただし、信長自身が出兵した場合は帰るまで内謁できない。また、比較的おいしい仕事である「城の改修」は評定でしか受けることができない。


今回は1時間、累計で7時間半かかった。

太閤立志伝(5)序盤

キャラクター設定 #2

本作の序盤は親切。求めればいくつもヒントがある。まず、説明書をよく読む。ゲームを起動したら、「織田家家法を聞く」。

次はキャラクター設定。「能吏型」を選ぶのは変わらず。タイプは能力値の初期値と最初から持っている技能に関係する。

  • 能力値の上限は100。技能はゼロ~3。
    • 外交力46
    • 内政力85
    • 魅力83(ボーナス値を割り振った)
    • 統率力90(ボーナス値を割り振った)
    • 武力60(ボーナス値を割り振った)
    • 野心37
    • 築城技能1
    • 芸術技能1
    • 鉄砲・騎馬・弁舌・調略・茶道の各技能はゼロ

桶狭間の戦い

いきなり緊急の評定。実は、この評定に応じなくてもペナルティはない。しばらく放っておくと織田軍が出発。この時、信長と藤吉郎の会話がある。別に怒られるわけではないが、せっかくの出陣機会を逃してしまうので損。評定に出ない手はない。普通は見ないだろうメッセージを見たいだけなら、開始直後にセーブしておくといいだろう。

野戦に入るまでは自動的に進む。藤吉郎の身分は足軽頭。率いる兵数は少なく、たいした活躍はできない。それでも経験を積むことはできるので、可能な限り積極的に行動する。運が良ければ、戦術レベル2に上がることもある。

藤吉郎隊の右上にいる敵が今川義元隊。義元の首をとれば出世間違いなし。しかし、セーブデータの修正などをしない限り無理。なので、右下にいる別の今川軍へ向かう。安全を期すなら、1ターン目は「鼓舞」で士気を回復するのがいいだろう。

義元が討たれると今川軍は毎ターン士気が低下していく。そこを可能な限り追撃したい。敵が逃げ始めて追いつけなくなったら、「威嚇」をする。この戦に影響しなくとも、経験を積めるはず。本作の半分はRPG。経験は重要だ。

序盤

城に着くと前田利家からアドバイスがある。家でねねと話した時もアドバイスをもらえる。他の織田家の武将もアドバイスをくれることがある。

他家の武将に話しかけるのは危険。アドバイスをくれることもある一方で、いきなり斬り殺されることもある。本作に慣れていないのであれば、当面はやめておいたほうがいいだろう。

次の評定までには間がある。まず「機能」-「情報切替」をして、画面右下には藤吉郎(秀吉)のステータスを表示するようにする。もし道に迷ったときは、日本地図を表示するといい。

稲葉山の町は後回しでいい。当面は武力のアップを重視する。織田家の武将から剣術を習うには、清州城などで「師事」-「剣術」とする。

剣術では、藤吉郎より高い武力の持ち主に個人戦闘を挑む。大きく勝てば大きくアップ(ただし、相手の武力を超えることはない)。いい勝負に持ち込めば、1だけアップ。それ以外では効果なし。望ましい相手の条件は三つ。

  1. 武力が藤吉郎より、すこしだけ高い。
    • 高すぎると、一方的に負けてしまう。
  2. 戦術レベルが低い。
    • 個人戦闘の有利不利には、武力だけでなく戦術レベルも影響する。
  3. 身分があまり高くない。
    • 身分差が大きいと、相手をしてくれないことがある。

ねねが教えてくれるのは、上記1と3に見合う武将。うまくいかない場合は、すこし武力は高いが戦術レベルは低い武将を試してみる。武力60の場合、簗田広正がいいだろう。運もあるので粘り強く取り組む。

剣術の勝負はあくまでも練習。死んでしまうことはない。ただ、無傷というわけでもない。剣術で受けたダメージの半分が、実際のダメージとして残る。この仕様は有利。体力が低いと攻撃を当てにくくなる、かつ藤吉郎の体力は回復させやすいからだ。相手の体力だけが低下した状態をねらえば、勝てる可能性は高まる。ただし、95を下回ると断られてしまう。そうなったら、しばらく待つ。

簗田広正の次は池田恒興がいい。70まで上げられる。序盤は、ここまででいいだろう。

評定

原則として毎月初めに評定がある。可能な限り前月末までに清州城へ戻っておく。1日に間に合わなくても信長は怒らない。しかし、有利な展開を逃してしまうかもしれない。後で説明する。

開始時の藤吉郎は織田家評定の末席。必ず「兵糧売却」を命じられる。まず北にある稲葉山の町へ行く。米屋の言い値では売らない。店から追い出されても、三日三晩粘るつもりで何度も交渉する。三回、最低でも二回は値上げできるはず。

本作に慣れていないなら、いったん清州城に戻って信長に報告しておく。セーブもしておいたほうがいいだろう。

騎馬技能

稲葉山の町には馬屋がある。馬屋でアルバイトをすると、たまに騎馬技能が上昇する。騎馬技能を上げる手段は他にもあるが面倒。折を見て最大限まで上げておきたい。

アルバイトは体力を消耗する。近くの宿屋で回復すれば効率がいい。アルバイトは「兵糧売却」と並行してもいいのだが、主命達成の期限には注意すること。

戦術レベル

序盤・足軽頭の時点でここまで進める必要はないが、説明しておく。

70を超えて武力を上げるのは難しくなる。織田家中に70超の武将がいないわけではない。しかし当面は、戦術レベルか身分が高すぎるだろう。浪人のほうが有望だが、やはり戦術レベルが高い。この状況を打破するため、実戦で藤吉郎の戦術レベルを上げる。当然危険なので、事前にセーブしておく。

実戦では命を失うほかに、もう一つリスクがある。こちらから戦闘を挑んで逃がした場合は、告げ口されるかもしれない。この告げ口リスクをゼロにする、うまい方法がある。相手のほうから仕掛けさせればいい。

初期弁舌技能はゼロ。実はゼロのほうが有利。ゼロだとトラブルが起きやすくなる。これを逆手に取る攻略法がある。

他家の武将に野外で話しかけると、条件次第では藤吉郎をスパイとみなして斬りかかってくる。もちろん、自分よりも弱い相手をねらう。条件は下記のとおり。

  • 藤吉郎の弁舌技能が低い。
  • 織田家とは悪い関係にある大名の武将。
  • 藤吉郎よりも武力が低い。
  • 戦術レベルが高くない。

三好家の高山友照あたりがちょうどいい。返り討ちにするのは損。こちらにダメージを与えない程度まで体力を減らしたら、防御に徹して生かしておく。そのほうがおいしい。

しばらくの間、彼らはけんかしたことを覚えている。藤吉郎を付け狙ってくればしめたもの。前回話しかけた時は、彼らは主命の途中だったはず。なので、戦闘後は立ち去っただろう。対して、今回は藤吉郎を斬るのが目的。重傷を負わない限り、延々と戦闘を仕掛けてくる。この方法で、かなりの戦術レベルを稼ぐことができる。彼らの戦術レベルも上がるだろうが、たいした脅威ではない。


物頭に出世した。まだ足軽頭と大差はない。


今回は2時間、累計で6時間半かかった。

太閤立志伝(4)試し

本作は十年以上やっていなかったと思う。覚えていることもあるが、あやふやなことも多い。序盤の展開が納得できず、何回かやり直した。

キャラクター設定

主人公キャラクターは木下藤吉郎と決まっている。初期能力の設定は、まずおおまかなタイプを選び、さらにボーナス値を割り振るというもの。自由度は高いほう。

選べるタイプは、猛将型・知将型・能吏型・武芸者の四つ。ごくまれに、かなり有利なタイプもしくはかなり不利なタイプとなることもある。この事象は数値をランダムに決める時ではなく、タイプを選択する時に起こる。粘ればいつかは出るだろうが、かなり面倒。今回はしない。

能力値は外交力・内政力・魅力・統率力・武力・野心の六つ。さらに技能というものがある。鉄砲・騎馬・築城・弁舌・調略・茶道・芸術の七つ。文化は七つの平均なので、ここでは気にしなくていい。

タイプによっておおまかな能力値が決まる。例えば能吏型の場合、内政力は80~89と高く、武力は30~39と低い。ボーナス値は50あるので、弱点一つをカバーすることは十分可能。

本作は自由度が高い。いろいろな考えがあるだろう。これは一つの参考意見。筆者は以下の特徴を持つ能吏型が好み。なお能力値と技能は、最終的には全て上限まで持っていきたい。

  • 初期外交力は40台。低い。しかし、外交力は比較的上げやすい。
  • 初期内政力は80台。高い。内政力を大きく上げるのはやっかい。平均以上でないと後で困る。
  • 初期魅力は60台。やや高い。魅力は後半になっても上げる手段があるので、なんとかなる。
  • 初期統率力は70台。やや高い。すこしボーナス値を割り振っておきたい。
  • 初期武力は30台。低い。ここから上限まで上げるのは可能だが面倒くさい。ボーナス値を割り振ることで楽になる。
  • 初期野心は30台。低い。野心は後半になっても上げる手段があるので、なんとかなる。
  • 初期鉄砲技能はゼロ。これは後でなんとかなる。
  • 初期騎馬技能はゼロ。これは後でなんとかなる。
  • 初期築城技能は1。築城技能1は、ただでもらえる。なので、実は損。
  • 初期調略技能はゼロ。これは後でなんとかなる。
  • 初期弁舌技能はゼロ。実はゼロのほうが有利。ゼロだとトラブルが起きやすくなる。これを逆手に取る攻略法がある。
  • 初期茶道技能はゼロ。これは後でなんとかなる。
  • 初期芸術技能は1。序盤では役に立たないが、後で金の節約になる。

やり直し

序盤でネックになるのは武力の低さ。ある程度までボーナス値を割り振っておきたい。そうでないと、つらくなる。

武力を上げる有力な方法は、織田家中あるいは浪人への剣術指南。しかし30台からでは、なかなかうまくいかない。今回はここで失敗し、何度も最初からやり直す羽目になった。

昔の記憶では、30台からでも可能だったはず。攻略本などで武将データ一覧を見ていれば、すこしは楽になったかもしれない。

珍事

珍しいバグが発生。最初の桶狭間の戦いで無理をして、藤吉郎が捕まってしまった。この場合でも、織田軍が勝つので大事にはならない。信長の不興を買うこともない。ただ、軍列からは離れるので一人で清州城に戻る。この時、通常であれば前田利家からいろいろとアドバイスをもらえる。ところが今回はなかった。軍列を離れたせいかもしれない。

捕まった時に体力は大きく低下している。帰宅して休む。翌朝にねね曰く、「殿には城より討って出られる~」。藤吉郎こたえて曰く、「いかん、いけませぬぞ~」。両方とも桶狭間の戦い前の、織田家評定のセリフ。初めて見るバグだ。再度帰宅して休むと、通常のセリフに戻った。

本作はバグが多い。自由度が高いゲームにはありがち。そのぶん面白ければいいと割り切る。頓死も起こりやすいので、ある程度の間隔で複数箇所にセーブしておくといいだろう。


あらためて最初からやり直すことにする。


ここまでに4時間半ぐらいかかった。

太閤立志伝(3)今回の目標と縛り

今回は以下の条件でやってみる。

  1. あえて長浜城の城主となる。
  2. 本能寺の変は、起きても起きなくてもよい。
  3. 有利な展開のためにセーブ・ロードを繰り返してやり直すことは、原則としてしない。ただし、最初からやり直すのは可とする。頓死時にリロードするのもOK。
  4. ほかの攻略情報は原則として見ない。
  5. 攻略本は原則として見ない。ただし、記事の正確を期すため、武将や城の名前などを攻略本で確認するのは可。

このゲームは結構やったが、オーソドックスな展開は少なかったはず。今回はそれを試してみる。なにも見ない、かつ効率を求め過ぎなければ自然とそうなるだろう。忘れていることも多いだろうから、序盤のやり直しは可とする。

ほかの展開はまたの機会としたい。本作は今回で終わりとせずに、まだ続けるつもり。

太閤立志伝(2)ゲームの入手方法

今回プレイするのは1992年光栄製。マシンは、PC-9801DA(CPUは80386・20MHz)。ソフト・ハードとも中古であれば手に入るかもしれない。

PC-9801VM以降・PC-286、386に対応(VMは16色専用)。2ドライブ必要。メモリは640KB必要。400ラインモニタが必要。ハードディスクは不要。FM音源に対応。

2ドライブ(内蔵)必要とあるので、外付けのフロッピーディスクドライブでの動作を保証していない。

スーパーファミコン版などもあるようだ。(PC-98版との内容の差は不明)。

STEAMでも配信されている。対応OSについては、各自で調べてほしい。

もし手に入れようとするなら、ソフトの状態・ハードの型式・フロッピーディスクの種類・OSの種類・最近のOSであれば何ビット版かなどに注意したほうがいい。入手元が誠実であっても、20年以上前のフロッピーディスクなどが突然読めなくなるのは驚くことではない。諒とせよ。

太閤立志伝(1)ゲームの紹介と昔の話

「太閤立志伝」(無印)をやってみる。この記事のカテゴリーは「SLG」としたが、正確には「リコエイションゲーム」といってRPGとSLGを融合したもの。前半はRPG要素が強く、後半はSLG要素が強い。アクション性はほぼない。

舞台は日本の戦国時代。プレイヤーの立場は木下藤吉郎(羽柴秀吉)。最初の身分は足軽頭。織田家の評定では末席にいる。地味な仕事から始めて実績を積み、能力を鍛えていく。

認められるにつれ出世する。出世すると収入と合戦時に率いることのできる人数が増えていき、より活躍しやすくなる。

難易度は難しくない。厳しい展開を選択することも可能だが、それでもなんとかなってしまう。ただ、頓死はよくあること。ある程度のセーブは必要となる。

本作は自由度が高い。ゲームクリアのためには出世が必要だが、ペースは手探りでだいじょうぶ。その気になれば信長の命令を無視してしまうこともできる。最後は、全ての城を落とすまでやってもいいし、そこまでしなくてもいい。

このゲームは何回かクリアしている。いろいろな楽しみ方ができるのだが、何度もやっていると慣れた攻略法を繰り返してしまい、同じパターンの展開になりがちだった。

バリエーションを持たすためにセーブデータの修正をしたこともある。覚えていることを書いておく。

  • 桶狭間の戦いで織田軍が負けても、今川家は氏真が継ぎ、家康は独立する。義元がどうなったかは失念。
  • 勢力を伸ばす大名と滅んでしまう大名は、ほぼ決まっている。初期設定を少し変えた程度ではひっくり返らない。大名ごとに性格が決まっていることが原因かもしれない。
  • 藤吉郎は城主に出世した時に秀吉へ改名し、肖像グラフィックも変わる。このことが理由だと思うが、セーブデータの中に人物名と肖像に対応する数値が記録されている。なぜか、藤吉郎(秀吉)だけでなく全ての人物(武将に限らない)がそうなっている。そのため、誰かの肖像を別人と差し替えることが、比較的容易にできてしまう。以下は未確認。たぶん、名前を変えることもできるだろう。ただし、イベント時のセリフの名前までは変わらないかもしれない。

大戦略4(44)アメリカ・再開

再開した。今回使用するのはWindows用のリメイク版「大戦略4 コンプリートボックス」。対応OSはWindows10など。筆者の場合、Windows10で問題なく動作している。

リメイク版はオリジナルPC-98版を包含し、かつデータに追加がある。マップの数はすごく増えた。5倍以上ある。難しいマップもあるようだ。大幅ではないが、新兵器も追加されている。

システム的にも、ほぼオリジナル版を包含しているようだ。細部はところどころ違う。全体的には改善されているのだが、マイナス点もある。しかし今のところは、微々たるもの。

現時点での判断。総合的にはリメイク版のほうがいいだろう。よほどオリジナルへ思い入れがない限り、リメイク版のほうをすすめる。ただし、動作環境には注意してほしい。

ゲキトウ!! メガネジマ

メガネジマについては、ずいぶん記事を書いた。ゲーム展開の同じような詳細は繰り返さなくていいだろう。

使うモニターによっては、画面の大きさが小さい。本作のウィンドウの大きさを変更することは可能だが、縦横比率を一定に保ってはくれない。なので、ウィンドウズの機能で調整するほうがいい。デスクトップで右クリック-「ディスプレイ設定」-「拡大縮小とレイアウト-テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」-「125%」などとする。

画面の「大戦略Ⅳ」をクリックしても、オリジナル版と異なりヘルプは表示されない。しかし、あのヘルプはいまいちだった。PDFマニュアルが別途あるので、それほどマイナスではない。

ゲーム開始。オペレータは健在。ただ、しゃべる時に効果音が鳴らなくなった。すこしさびしい。では、このためにオリジナル版に戻るかといったら、それはない。その程度のことである。


リメイク版とオリジナル版とでは、操作法が微妙に違う。最初はすこしとまどった。ただ、慣れればリメイク版のほうがやりやすい。

ポーズ(一時停止)したいときにはどうするか。オリジナル版では、右クリックし続ける。しかしリメイク版では、右クリックするとマップのドラッグになる。リメイク版でポーズしたいときは、左クリックをすればいい。

リメイク版ではスピード調整ができる。開始直後は最遅とし、状況に応じて調整するといい。

冷たい目と比べると、笑顔は一瞬。しかし、うまく右クリックすればポーズできる。

「勝ちました」。オペレータの笑顔は、オリジナル版より長く表示される。軽蔑と同程度。なので必要性は少なくなったが、右クリックではなく左クリックでポーズできる。


本作は先が長い。他と並行してすこしずつ進めようと思う。


ここまでに4時間ぐらいかかった。

VM(20)normalソードマン・クリア

各マスターのセーブデータ作成

長期的な目標。
(1)全てのマスターでシナリオモードNORMALかエキスパートモードのどちらかをクリアする。
(2)普通の難易度のマスターでエキスパートモードに挑戦する。
(3)難しい難易度のマスターでエキスパートモードに挑戦する。

直感とランダムと、なによりも試行錯誤で全マスターのセーブデータを作成した。現時点ではシスターとソードマンを除いて、マスター決定直後の状態。ここまでだけで1時間以上かかった。自分でマスターを選びたい人はこのようなことをせずに、攻略本や他の攻略情報を頼ることをすすめる。

すべてクリアすれば、長期的な目標の(1)と(2)を達成できる。(3)については、その後で考える。

シナリオモードNORMAL・ソードマン

今回はソードマンを選ぶ。筆者の感覚では、シスターと比べるとやや難しくなる。マスター全体では、平均よりやさしいほう。全マスターをやるのであれば、今はこれくらいがいいだろう。

魔力は平均よりすこし高い。魔法防御も高い。早さは並み。弱点は防御。なぜ剣士の防御が低いのかは不明。攻撃は高いのだが、あまり役には立たない。

重要なので何度も書く。以上は「ヴァンテージ・マスター」(無印)の話であって、「V2」は異なる。「V2」ではマスターの攻撃にボーナスがつくようになり、攻撃の高さが無用の長物ではなくなった。もっともソードマンの場合は防御が低いので、「V2」であっても積極的に攻撃の高さを活かすのは難しいかもしれない。

シスターと大差のないことは省略し、ポイントを絞る。

#8 浸水の廃宮

敵マスターはアジャン。レベル8のシーフ。

1回失敗した。敵マスターは「コンジュレイト」の魔法だけでなく、射程のある攻撃を持っている。たいした攻撃力ではないが、防御の低いソードマンには脅威。とん死してしまった。

やはりこのマップは危険。うっかりミス1回で終わってしまう。マスターにもよるが、なるべく後に回したほうがいいだろう。このマップを終えるまでキュリア・ベルは使えないが、当分ギュネ・フォスでなんとかなるはず。

#27 安寧の審判

極端に難しくはなかった。あらためて攻略ポイントをまとめておく。

  • 自マスター周囲とマップ左下の魔晶石を確保。
  • 自マスターはマップ中央茂みのある小さな高台を目指す。
  • ネイティアルは水場に入れるものが有利。当面は昼なのでザミルペンが特に有効。
  • 敵マスターを圧迫したり誘導したりして、右下の魔晶石群から遠ざける。右下の魔晶石群を占領できれば、勝利は目前。
  • 敵のアップタイドとダウンタイドに注意する。

#28 忘却の理想郷

やはり極端に難しくはなかった。あらためてまとめておく。

序盤は魔晶石数で不利となり投げ出したくなる。しかしこのマップには仕掛けがあり、敵マスターは自マスターに直接向かってこない。すぐに川を渡らずに、マップ下側から魔晶石伝いに攻勢をかけてくる。

このとき、敵マスター初期位置近くの魔晶石が手薄となる。スキをついて占領すれば逆転できる。

#29 未知なる輝き

このマップは「安寧の審判」以降の終盤としては難しくない。敵が手薄な方向の魔晶石を奪っていくことで、初期の不利は挽回できる。

2回リスタートした。前回難しくなかったので、油断してしまった。

メルレットの助言のとおり、このマップは守りだけでは勝てない。攻めて魔晶石を取らないと、じり貧になってしまう。

#30 遙かなる牙城

1回リスタートした。やはり油断したのだろうか。ソードマンは防御が低く、グリオンとレグナ・クロックスの2体に近づかれると厳しい。

2回目はグリオンを使ってみた。グリオンはあまり好みではない。コストが高すぎる。しかし、このマップでは有効なネイティアルだった。

今回は敵マスターが高台を降りた時、うまく威嚇して立ち往生させることができた。この任務には飛行する天のネイティアルが向いているだろう。


ソードマンのエンディングは見たことがあったはずだが、シスター同様に全く記憶になかった。一番難しいナイトでクリアしたのは間違いない。細かいことは気にしないことにする。


今回は23時間半かかって、シナリオモードNORMALをソードマンでクリアした。今回のリスタートは4回だった。