(5)あるアイテムを使うと耐久度を1上げることができる。このアイテムは本来であれば、1つだけしか手に入らない。でも技を使うといくつも手に入れることができる。キャラクターの耐久度が20になると、おもしろいことが起こるのだ。
「メンダーの図書館」では、耐久度を1上げるアイテムが手に入る。しかしほかの確定の宝と同じで、1回の冒険につき1回だけだ。
だが「1回の冒険につき1回」ということは、何回も冒険すれば何回も手に入るということだ。やり方は以下の通り。
- 念のため、現在の状態をセーブしておく。「ザ・ボス」を倒す前でも後でもいい。
- パーティにNPCを加える。冒険の途中で会ったNPCでも、訓練所で契約したNPCでもいい。
- 訓練所で「パーティからのキャラクター離脱」を使い、プレイヤーキャラクター6人をセーブディスクに移す。
- リセットする。ゲーム起動後にセーブデータのロードはしない。
- 「パーティへのキャラクター参加」を使い、セーブディスクのプレイヤーキャラクター6人でパーティを編成する。
- 「冒険の開始」を選ぶと、ロルフがやってくる。
前回で町の警備兵と戦ったが、新しい冒険を始めると全てがリセットされる。店は普通に使えるし、テンポス神の神殿へ行っても何事もない。
「スラム」と「クトの井戸」を通って、「メンダーの図書館」へ行く。耐久度を1上げるアイテムを取って使ったら、新フランへ引き返す。
「メンダーの図書館」には恐ろしい仕掛けがあり、ただでは帰らせてくれない。
耐久度を1上げるアイテムを取るだけなら、なにも起きない。余計なことはしないでおく。
問題は「スラム」と「クトの井戸」にわいて出るランダム敵だ。こちらのほうが圧倒的に強いのだが、交渉はうまくいかないことが多い。状況によっては逃げるのが有効だが、不意を打たれると戦闘を避けられない。勝つのはたやすいが、数が多く面倒くさい。何度もやっていると飽きてくる。
本作では耐久度を20まで上げても問題ない。しかし続編の「AD&Dカース・オブ・アジュア・ボンド」では、もしかしたら予測のつかないことが起こるかもしれない。耐久度20のキャラクターを「~カース~」に移行すると、種族の上限値(18か19)に下がってしまう。HPはたぶん変わらない。念のため、パーティ全員の耐久度を19まで上げたセーブデータを別に取っておく。
耐久度が20になると何が起こるのか。休息せずに単に歩いているだけで、すこしずつ自動的にHPが回復する。さすがにトロールのように、戦闘ラウンドごとの回復はない。それでも大いに役立ってくれるだろう。
今回は9時間半、累計で64時間半かかった。