マイト・アンド・マジック3

Might and Magic 3    Isles of Terra

「マイト・アンド・マジック3」カテゴリーアーカイブ

関連(シリーズ続編):

重いバグもしくは度を超えた仕様

以下はPC-9801版で確認した。
それほどでもないバグは後述。

F2エリアの座標(4,2)には、ゲームがフリーズするバグがあるようだ。慎重を期すならF2(4,2)には入らないほうがいい。

F1ピラミッドにある緑の水晶(一部を除く)に触れると、6年の時が過ぎてしまう。これは一時的な老化ではないので、元には戻せない。しかもこの罠に引っ掛かったことを伝えるメッセージは全くない。(罠ではない緑の水晶もある。それらはなんらかのメッセージが表示される。)

条件を満たしたはずなのに、恐怖の墓の奥へ進めない場合がある。そうなると王の究極の力のオーブが2つ手に入らなくなる。この2つは手に入らないかもしれないという前提で、ゲームを進めたほうがいい。

評価・特徴

ひとこと評価は「バグが多い」とした。

面白いのだが、ここまで瑕疵があると無条件にはすすめられない。オリジナルはアメリカのRPG。アクション性はない。世界を探索するなかで豊富なイベントがあり楽しませてくれる。動作が重いのが難点だ。

戦闘の難易度は高い。特に序盤がきつい。最初の町をうかつにうろつくと全滅する。コツが分からないと投げ出してもおかしくない。しかし、いったんコツをつかめばやさしくなる。謎は多いがゲーム中に救済手段が用意されているので自力でクリアできる。謎も含めてかなりの数のイベントがある。ある程度のメモは必要だろう。

ゲームの自由度は高い。示された目標は後回しにしてもいい。全世界を踏破するつもりでやれば自然にクリアできる。条件付きだが自動マッピング機能もある。

このゲームにはバグが多い。特にひどいものは前記したが、ほかにもいろいろある。私見だが、生理的に嫌なグラフィックとアニメーションがある。気にする人は要注意。

ここにいるカマキリはグラフィックが生理的に嫌だ。このゲームにはクモや毛虫も登場する。それらは平気だがカマキリだけはぎょっとする。

使用したソフト

1991年スタークラフト製の日本版。

使用したハード

PC-9801DA(CPUは80386・20MHz)。

ハード条件

ハー ドディスクがなくてもプレイ可能だが苦痛だろう。FM音源に対応している。

攻略情報

ひどいバグまたは仕様については前述した。

開始直後のヒント

まずマニュアルをよく読んだ方がいい。レベル1だけの特権を把握しておく。

ゲームはファウンテン・ヘッドの町から始まる。最初から用意されたキャラクターでパーティが組まれているが、新しいキャラクターを使うのであれば後ろを向いて宿に入りキャラクターを作成する。宿を出たらセーブしておく。

警告:町の中は安全ではない。

キャラクター作成

  • 性別:あるひとつのイベントに影響する。パーティに特定の性別のキャラクターがいないとクリアできない。(これは昔のゲームだ。) でもハイアリング(傭兵)を一時的に雇って手伝ってもらうことはできるので、偏ったパーティ構成にしても問題ない。
  • 種族:抵抗力に多少の違いがある。以下は推測だが、HPやスペルポイントの上限にも影響がある。半オークとドワーフはHPが多くスペルポイントは少ない。ノームとエルフはHPが少なくスペルポイントは多い。
  • 属性:ほとんど影響しない。気にしなくてもいい。

職業

  • 騎士:武器戦闘が得意。呪文は使えない。
  • 野蛮人:騎士と同じ。防具の制限がある代わりに、HPが多い。
  • 僧侶:僧侶呪文を使える。
  • 戦士:僧侶と騎士の中間。
  • 魔法使い:魔法使い呪文を使える。
  • 射手:魔法使いと騎士の中間。
  • ドルイド:ドルイド呪文を使える。
  • 野伏:ドルイドと騎士の中間。
  • 盗賊:盗賊技能を持つ。呪文は使えない。
  • 忍者:盗賊より武器戦闘が得意。代わりに盗賊技能は劣る。呪文は使えない。
  • 武器戦闘をこなすために、騎士と野蛮人のどちらかはほしい。騎士と野蛮人の武器戦闘能力は、戦士・射手・野伏・忍者とは一線を画している。
  • 僧侶呪文を使うために、僧侶と戦士のどちらかはほしい。
  • 魔法使い呪文を使うために、魔法使いと射手のどちらかはほしい。
  • ドルイド呪文を使うために、ドルイドと野伏のどちらかはほしい。
  • 盗賊技能を使うために、盗賊と忍者のどちらかはほしい。ある程度ゲームが進むまで忍者の盗賊技能は頼りないので、一時的なレベルアップの助けが必要になる。

序盤のヒント

  • 武器と防具を買って装備しておく。お金は半分残しておく。
  • 寺院へ行ってキャラクターを一時的に強化する。
  • 町の中はきついので、外へ出る。ダメージを受けたら呪文で回復するか、町へ戻って休息する。休息すると一時的な強化が切れるので、再度寺院へ行く。
  • 町の外を東・北・東・南と進むと井戸がある。この井戸は序盤で役に立つ。
  • 荷車のようなものを見つけたら入ってみる。敵の巣であれば破壊するとかなりの経験値になる。レベルアップした後はファウンテン・ヘッドの町を攻略してもいいし、さらに野外を探索してもいい。
  • MM3(4)ゲーム開始
  • MM3(5)ファウンテン・ヘッド

基本

  • キャラクターの能力値をメモしておく。イベントの前後で変化があれば分かるようにしておく。アイテムを装備すると一時的に変化することもある。
  • 安全な場所でこまめにセーブしたほうがいい。
  • MS-DOSの機能を使ってファイルのコピーをすれば、セーブデータを複数持つことができる。

情報の入手

  • 各エリアに入ったらコーラックのメモを読んでおく。
  • 町の酒場で情報が手に入る。一度しか手に入らない情報が多いので、メモしておく。
  • 謎の答えは全てピラミッドにあるはず。

探索

  • 一時的な能力アップの井戸や泉は何度でも使うことができる。場所をメモしておくといい。
  • 呪文や一時的な能力アップの効果は日の出まで有効。
  • スキルには、1人だけが持っていればよいもの・複数人が持つ必要のあるもの・全員が持つ必要のあるものがある。全スキルを購入できるポイントもあり、いくつかのスキルはそこでしか購入できない。
  • ほとんどのイベントはとりあえずNoと答えても、再度来訪した時に同じイベントが起こる。お金などに余裕がなければ後回しにしてもいい。ただし例外もある。全てのイベントを見たいなら、セーブする前にその場で向きを変えるなどして同じイベントが起こることを確認するほうがいい。
  • 各ダンジョンで入り口付近の敵が強いように思えるなら、引き返した方がいい。

呪文

  • 移動系の呪文は役に立つ。罠の回避・移動時間の短縮(一時的な能力アップの効果時間を実質的に延長できる)・隠しエリアへの移動・絶体絶命の状況からの脱出など。呪文を使えるキャラクターが倒れてしまう場合もあるので、非常脱出用の呪文を使えるアイテムがあれば心強い。
  • いくつかの移動系の呪文(ダンジョン脱出を含む)が使えない場所もある。
  • 町やダンジョンの壁に情報が書いてあることもある。普通に移動したら読まないはずの壁に情報が書いてあることはたぶんない。なので全部の壁を見る必要はない。でもダンジョン最奥部からダンジョン脱出の呪文で帰ったら、見落としてしまうことがあるかもしれない。
  • テレポートを使わないと入れない場所のあるエリアもある。発見にはウィザードの目が役に立つ。

戦闘

  • 飛び道具の裏技1。野外でこちらが森や水場にいると、森や水場にいない敵は移動してくることができないので白兵戦にならない。飛び道具で攻撃してくることもできない。ところがこちらからは飛び道具で攻撃できる。
  • 飛び道具の裏技2。すばやくコマンド入力すると敵が1回行動する間に、パーティは2回射かけることができる場合がある。
  • 敵の遠距離攻撃をできるだけ受けないように近付く。ジャンプとテレポートの呪文をうまく使う。敵はパーティの側面に回り込むのではなく正面から近づこうとするので、パーティの向きをうまく変えれば遠距離攻撃を受けにくい。
  • 表示する
    強力な遠距離攻撃を封じて白兵戦に持ち込める有効な技だが、一度でもパーティを認識した敵には通用しないようだ。
  • 戦闘中に妙な効果音がしたら、そのキャラクターの情報をよく調べたほうがいい。キャラクターの表情が正常でもなにかが起きているかもしれない。
  • 石化はパーティ内で治してもよいが、死亡と根絶は町の寺院で治してもらったほうがいい。パーティの呪文で治すと、恒久的に耐久度が1下がってしまう。

その他

  • 表示する
    効果を持たない敵がいる。対抗できる武器やアイテムが手に入ったら、呪文が使えないキャラクターに渡しておく。
  • 王の究極の力のオーブは、3つの城の王に10個ずつ渡しておく。31個目のオーブはどの王に渡してもよいが、残り2つの城は滅びるので最後まで待った方がいい。恐怖の墓には2つのオーブがあるが、バグで手に入らないかもしれないので注意する。

攻略案(スレイザーカルトの要塞まで)

  • A1:レベル上げ。
  • ファウンテン・ヘッドの町:地図師のスキルがなければ買う。回復系呪文を買う。
  • ファウンテン・ヘッドの洞窟:各種スキルがなければ買う。泳ぎ手のスキルは全員持っておく。
  • A2
  • ベイウォッチの町:不浄の穴は避ける。道探し(金があるなら登山家も)のスキルは2人が持っておく。高いが元はすぐにとれる。
  • A1・B1:能力アップのポイントを見つけて覚えておく。商人のスキルは当面1人でいい。
  • ベイウォッチの町:不浄の穴を攻略。
  • ベイウォッチの洞窟:空中浮揚の呪文があれば楽。
  • A3:金が手に入り次第、能力値をアップする。
  • A4:井戸は危険なのでまだ調べない。
  • B4
  • ムーの古代寺院(A1):空中浮揚の呪文があれば楽。
  • ヴィルダバールの町:各種スキルを買う。
  • ヴィルダバールの洞窟
  • B2
  • アークノイド洞窟(A4):黄色の要塞の鍵を手に入れる。隠し戸の奥には青い不浄な鍵があるが、危険なのでまだ行かない。
  • サイクロプスの洞窟(B1):奥は危険なのでまだ行かない。池も危険なので近づかないほうが無難。赤い戦士の鍵と緑の眼球の鍵を手に入れる。
  • スレイザーカルトの要塞(B1):不幸にそなえてこまめにセーブしておく。

テレポートと時間を歪めるの呪文を使えるようになれば、危険はかなり減る。ただし、それらの呪文が使えない場所もある。突然スペルポイントがゼロになることもある。油断はできない。

攻略の要点(スレイザーカルトの要塞以降)

  • 恐怖の要塞:敵を掃討するまでレバーには触らない。ボスを倒した後は呪文などを使わないと脱出できない。テレポートか時間を歪めるの呪文が使えないと困ったことになる。
  • 暗黒の戦士の居留地:ダンジョンの近くにある防御力を上げるポイントを利用する。
  • 狂気のホール:ベイウォッチで幸運度を上げておく。全スキルを購入できるポイントがある。
  • グレイウィンド城:ダンジョンに入る前にセーブしておく。
  • ブラックウィンド城:ダンジョンに入る前にセーブしておく。ダンジョンに挑むのはプレイヤーの時間に余裕がある時にする。
  • E2・E3・F2・F3:危険な地形は、
    表示する
    で避けられる。
  • トルーベリー王女のクエスト:
    表示する
    に手伝ってもらう。
  • F3とF4の像:F3でお金を支払うとF4で対価を受け取ることができる。はずなのだがバグが起きて受け取れないこともある。

FAQ:B2エリアの小屋を訪れたが、メッセージの意味がよく分からない。

たぶんバグ。全ての町の寺院に寄付した後に再訪すればイベントが起きるはず。

FAQ:クエストに関係するらしい人物を発見したがイベントが進まない。

たぶんバグ。気にしなくてもなんとかなる。このゲームにはバグが多い。バグをいくつ発見できるか探してみるぐらいのつもりでいたほうがいい。

FAQ:宝のあるエリアに近づこうとすると、テレポートさせられてしまう。

表示する


の呪文を使う。

FAQ:壁のメッセージに示された場所にテレポートしようとしたが失敗する。

表示する

FAQ:ピラミッドに入れない。

表示する


でアイテムを手に入れる。

FAQ:そのアイテムが取れない。

一時的に
表示する


を上げておく。

FAQ:キャラクターが不自然に老化してしまった。

ピラミッドで合言葉を入力すると、若返りの泉が海の底から現れる。合言葉はそのうち手に入る。多少老化してもあまり影響はないので、当分は気にしなくてもいい。

FAQ:やはり気になる。若返りたい。

合言葉は、
表示する


形容詞ではない英単語5文字。

FAQ:海賊の女王に若さと美の貴重な真珠を渡したが、金と名誉が手に入らない。

たぶんバグ。あきらめよう。

あやふやな記憶による推定だが、できるだけほかのイベントよりも先に海賊の女王に接触すればバグは起こらないかもしれない。

FAQ:アルファエンジンセクターへ行くパスワードを入力したはずなのに、アルファエンジンセクターへ行くことができない。

たぶんバグ。本当のアルファエンジンセクターのパスワードは別の場所で手に入る。

FAQ:グレイウィンドの魂を解放したという名誉がパーティの先頭1人だけにしか与えられていない。経験値が入ったのも先頭1人だけのようだ。

たぶんバグ。あきらめるしかない。

無限に金と経験値を稼ぐ技

取っておきたいアイテムが多すぎて持ちきれないときの対処法

攻略済みダンジョンの鍵など当面不要なアイテムは、宿屋でNPCに預けるといい。

C2エリア・ピラミッドの固い敵を倒す方法

表示する

そこまでする必要はないが、一撃で倒すことも不可能ではない。

レトロゲームの思い出と攻略