同じことの記事なのに、なぜ印象が違うのか

引用始まり

2017.1.12 (木)読売新聞・夕刊15面
防犯メールに被害者名
女子高生突き飛ばし 警視庁が誤配信

警視庁は11日、東京都内の犯罪情報を希望者にメール配信するサービス「メールけいしちょう」で、被害者となった女子高生の実名を誤って配信したと発表した。

(省略)

配信する際には、配信元の署幹部が内容を確認することになっているが、今回は同署の男性巡査が入力し、幹部に無許可で配信していた。

(省略)

引用終わり


引用始まり

2017.1.12 (木)日本経済新聞・夕刊13面
被害者名 伏せず配信
警視庁の犯罪情報メール 登録6500件に

警視庁が都内の犯罪の発生情報などを一般にメールで知らせるサービス「メールけいしちょう」で11日夜、暴行事件の被害者の女子高生の氏名を誤って配信するトラブルがあった。

(省略)

事件を担当した同庁赤羽署で、文面を入力する権限の無い男性巡査が上司の指示で入力して送信した。上司は内容を確認していなかったという。

(省略)

引用終わり


読売新聞の記事によると、主として巡査の行為に問題があると受け取れる。ところが、日本経済新聞の記事によると受ける印象は違う。

読売新聞の記事は誤報というわけではない。しかし、ミスリードではないだろうか。

警察幹部に媚を売ったのだろうか。そうでないのなら、まともな理由を説明をしてほしい。