「雑記」カテゴリーアーカイブ

心の治療には、洗脳という面もある

先日の読売新聞にこういう記事があった。ハイリスクハイリターンとローリスクローリターンのどちらを好むか。サルを使った実験で、この選択に脳のどの領域が関わっているか分かった。依存症の治療に役立つかもしれない。

読んで思ったこと。この知見と技術は有用である反面、悪用もされ得るのではないか。

例えば、極端なリスク回避を植え付けるとどうなるか。搾取・抑圧・奴隷につながる。逆に、極端なリスク志向を植え付けるとどうなるか。自殺的志願・鉄砲玉につながる。悪用に関心を持つ勢力は間違いなくあると思う。

「tencent cloud メール」で検索ヒットするサイトには用心がいる

最近、 “Tencent Cloud” を名乗る(差出人が本当かどうかは不明)英文メールがいくつか届いている。メールが届く覚えはない。新手のフィッシングだろうか。念のため「 tencent cloud メール」などで検索して調べてみた。ところが、この検索するという行為自体が、何者かの思うつぼだったようだ。

検索結果では以下が目についた。全てがそろうのは不自然である。

  • 「 tencent cloud メールが来た」というタイトルのサイトが複数ある。
  • どれも日本語のサイトとしてはマイナーなドメインばかり。
    • マイナーなドメインだから無条件に信用しない、というのは差別につながる。しかし、マイナーなドメインばかりが目につく、というのは不自然。
  • 更新日時が判で押したように同じ。

ここまで調べた時点でやめておけばよかった。しかし、上記サイトをいくつか見てしまった。

どれも外見・構造は似ている。内容はタイトルに関係するようで無関係。いくつか調べた限りでは、どれもコピペだった。すくなくとも筆者にとって見る価値はなかった。

確実なことはわからないが、筆者なりの結論。 “Tencent Cloud” を名乗るメールと「 tencent cloud メールが来た」というサイトは、マッチポンプ。目的は広告収入だろう。筆者のようにサイトを閲覧した時点で失敗。もし広告をクリックしてしまったら大失敗。そこまではいっていないが、腹が立ったのでこの記事を書いた。教訓として欲しい。

昔、グーグルトップページはtableタグだった

以下の話の一部分は、現在では成り立たないかもしれない。しかし結論を含めたトータルでは、現在も将来も通用するだろう。


ウェブサイトのデータは、ある種の規約に従って記述されている。その規約の中に「 table タグ」というものがある。本来は表を作るためのもの。ただ、便利なのでレイアウトの構成(今見ているページの、背景が白部分と黒部分を分けるといったこと)に使われることもある。

table タグをレイアウトに用いることに対しては批判がある。その一部はもっともかもしれない。例えば、グーグルは「入れ子(多重)構造の table タグでレイアウトを作るのは、好ましくない」といった程度の主張をしていたと記憶している(今の主張は未確認)。

より厳格な主張もある。「 table タグは表だけに用いるべき。レイアウトを作る目的には、一切使うべきではない。」といったもの。賛否はともかく、ここまでの論理展開に問題はない。問題なのは、「 table タグでレイアウトを作ると、グーグル検索に嫌われる。」といったもの。それはおかしい。グーグルの主張を拡大解釈している。

実は昔のグーグルトップページは、 table タグで作られていた(過去のウェブサイトを見る方法過去のウェブサイトを探せるサイト(英語)2010年1月1日のグーグルトップページ(英語)。グーグルトップページには検索窓がある。これは結構曲者なので、 table タグを使っていたのかもしれない。なお、現在は使っていないようだ)。

したがって、「 table タグでレイアウトを作ると、グーグル検索に嫌われる。」というのは、すくなくとも昔はでたらめだった。なぜ彼らは自分勝手な拡大解釈をしたのだろうか。正しいウェブサイトを作りたいというのは言い訳で、金が欲しかっただけだと思う。

自分に集中したい

以前、こう書いた

うまみがあるから激辛料理に挑戦するのであって、単に痛いだけなら食べたくないという感じだ。

ゲームの難易度は、カレーの辛さに似ている。甘口・中辛・辛口・激辛。どれにするかは、各自の判断である。

そもそも、辛いから食べるわけではない。うまい、あるいは栄養があるから食べるのだ。そのうえで、より辛いカレーに挑戦することに意味はあるのか。それも各自の判断である。してもいいし、しなくてもいい。より辛いカレーに挑戦することには意義がある。かつ、より辛いカレーに挑戦しないことを否定しない。

筆者が否定するのは相対的な優劣をつけることである。激辛を選ぶ人に劣等感を抱く。甘口を選ぶ人に優越感を抱く。どちらも踊らされていると思う。

なぜ読売新聞は共産党除名問題に意見しないのか

党首公選制などを著書で提起した党員を、日本共産党が除名という重い処分にした。共産党の言い分としては、内部で異論を言うことを禁じているわけではない。しかし、著作という形で外から言うのは党に対する攻撃である、ということのようだ。この件について思ったことは二つ。

まず、日本共産党の「エスタブリッシュメント」は楽でうらやましい。なるのには苦労するかもしれないが、いったん地位を確立すれば自ら勇退するまで安泰だろう。しかし、それでいいのか。エスタブリッシュメントを否定することに共産党の存在意義があるのではないのか。

もう一つ。読売新聞の反応が鈍い。朝日・毎日・産経のように社説で取り上げていない。記憶にある限りでは各コラムも鈍く、強い意見は読者投稿ぐらいだった。なぜだろうか。共産党の「著作という形で外から意見を言うのは攻撃」という主張に意見はないのか。読売新聞社の「エスタブリッシュメント」も、自ら勇退するまで安泰ということだろうか。

正解はないが不正解はある

以下の話は、1人でのプレイかつ記録の認定を求めないことを前提とする(例えば協力プレイの場合、勝手なことをして足を引っ張るな、といった議論がでてくる)。

攻略情報べったりでゲームをすることに意味はあるのか。序盤に助けを借りるのはともかく、以降はひとり立ちすべきではないのか。詰まった時に助けを借りるのはともかく、最初から最後までおんぶにだっこというのはどうなのか。

逆に、ゲームを自力で攻略することに意味はあるのか。楽をできるのにしない。ところが、後になってきついとか面倒くさいとか言い出す。しかも、助けを借りようとしない。なにがしたいのか。大いなる時間の無駄ではないのか。

以上に対する答え。唯一の正解はない。各自の判断で好きにすればいい。そして、その方針を最後まで貫くのも、二転三転するのも自由である。

一方で、不正解はある。攻略情報を見る、あるいは見ない他人に対して、間違っていると言うのはおかしい。もう一度書くが、1人でのプレイかつ記録の認定を求めないことを前提にしている。そうであれば各自は独立しており、互いに影響はない。なぜ他人に介入するのか。

そういう人は、自分の判断に自信がないのではないだろうか。異なる判断をする他人の存在を知ることで、動揺してしまうのだろう。

他の情報を参考にした際のポリシー

「ザナドゥ」を今後記事にする予定のリストから削除する際に、こう書いた。再考したので、補足・訂正する。

やるとしても、他の攻略情報を大幅に参考にしたい。これは詰まった時に頼るのとは違う。一歩間違えると、人のふんどしで相撲を取ることになる。それは避けたい。ゲームをすること自体に限れば、他の攻略情報にいくらでも頼っていい。個人の勝手である。ただ、記事にするなら話は別。

ひそかに他の情報を参考にして、表現はまねせずに記事を書いていいのか。おそらく合法だろう。しかし、筆者はそういうことをされたくない。ならば、筆者もそうすべきではない。

参考にして記事を書くことを全面否定するわけではない。参考にするならリンクして引用すればいい。当サイトを含む攻略サイトの記事を無断転載することはNGだが、認められる範囲の引用であればOKである。サイトオーナー(当サイトなら筆者)の許可は不要。そのように法律で決まっている。


前段(やるとしても~話は別)。大きく訂正する。他人の攻略情報に頼って記事を書いてもいいのか? かまわない。結果的に頼るだけでなく、最初から頼ってもいい。ただし、条件を満たすべき。

条件とは、頼ったことを明らかにすること。ひそかに人のふんどしを借りるのは、合法であってもあつかましい。明らかにすれば問題ない。人のふんどしで相撲を取っている、という批判があっても気にする必要はない。


中段(ひそかに~そうすべきではない)。訂正はない。ここには核心が書かれている。

筆者はそういうことをされたくない。ならば、筆者もそうすべきではない。


後段(参考にして~決まっている)。補足・訂正する。論文を書いているわけではない。「引用」・「参考」の定義、実践する際の体裁に厳密なこだわりは必要ないだろう。核心をクリアできればいい。

今後はこういう方針とする。

  • なにかを参考にしたら、参考にしたことを明らかにする。
    • 他の攻略サイトであれば、原則としてリンクする(具体例)。すくなくとも、たどり着けるようにする(具体例)。
      • 必要と判断したら、引用も行う。
    • まだクリア未済(必要以上のネタバレは避けたい時)で、スニペットしか見ていない場合はどうするか。検索ワードなら明らかにできるだろう。
    • 昔のことは、わかる範囲でいい。あいまいでもいい。「たしか、昔読んだ攻略雑誌」でいい。
  • もし例外があるとしても、せめて例外とする理由は説明したい。

今までも詰まったときにヒントをもらったら、リンク等をしてきたつもり。ただ、完全ではないだろう。今まで書いた記事については、すこしずつ見直して修正していく。

英国の政治環境がうらやましい

ここでは「政治環境」という言葉を、「政治体制」の代わりとして使う。政治家が主、国民は従あるいは客、という印象を避けるためである。

英国のトラス氏が首相辞任に追い込まれた。一方的な減税案が大きな反発を招いたのが理由。減税するのであれば、どこかで帳尻を合わせなければならない。その見通しを示せなかった。

思ったこと。英国の政治環境はうらやましい。恥であるとか混乱を招いたという声もあるようだが、たいしたことではない。恥や混乱を気にして、見せかけの安定を優先するほうが問題である。

失敗したら、失敗を認めてやり直せばいい。失敗を認めることができない、試みないので失敗すらしないに比べれば、はるかにいい。

だから、英国の政治環境がうらやましい。

トランプ氏とヒラリー・クリントン氏にグッド・イービルの違いはない

以前(2018年1月23日)に「トランプ氏のことをイービルとは思わない」と書いた

このゲームに限らないが、ケイオティック( chaotic )とイービル( evil )の違いは一般的な日本人にはわかりにくい。一応筆者は理解していたつもりだったが、最近のニュースにわかりやすい例を見つけた。現在アメリカでベストセラーとなっている「 Fire and Fury 」(炎と怒り)の説明で、今のホワイトハウスをケイオティックと言っている。

ケイオティックとはトランプ政権のようなものだと思えばいいだろう。なお、トランプ氏のことをイービルとは思わない。グッド・イービルの軸については、トランプ氏とヒラリー・クリントン氏に違いはないと思う。

ドナルド・トランプ氏は近いうちに訴追されるかもしれない。しかし、訴追はもちろん有罪となっても上記文章を訂正するつもりはない。理由を説明する。

トランプ氏を支持はしない。しかし、ヒラリー・クリントン氏にも疑惑がある。先物取引により通常では考えられない利益を得た。しかも、本来であれば差し入れるべき追証(損失を担保するお金)を免れている。自分で行った取引ではなく、実質的な贈与ではないかと疑われるのは当然だ。

以上の件は、 “Hillary Clinton futures” で検索するとすぐに出てくる。フェイクニュースではない。アメリカの主要紙も報じている。ところが、「ヒラリークリントン 先物」で検索しても上位には見当たらない。日本におけるヒラリー・クリントン氏の報道と評判は偏っていると思う。

速く書きたい

ジャンル問わず書きたいことは多い。しかし、時間が足りない。最近は要約記事を書けておらず、積み上がってしまっている。このままでは、この借金を返せない。

そこで、今までよりも速く書くことにする。ある程度納得できる内容まで仕上げたいところだが、従来よりは妥協する。

品質よりも納期を優先したという印象だ。

他者に上記のような批判をしておいて、それでいいのか。余裕ができたら後日補足する。そういう気持ちがあればよしとし、今はスピードを優先する。