Ultima4 Quest of the Avatar
関連(オリジナルではシリーズ旧作、日本語版は本作以降の発売):「ウルティマ1」カテゴリーアーカイブ
評価・特徴
ひとこと評価は「古くて面倒」とした。古いゲームなので操作性は悪い。いいゲームだと思うが難しさではなく、面倒と操作性の悪さに辟易する。筆者にとっては思い入れがあり今でも見るべき点はある。しかし、古さはまだしも面倒に耐えられない人にはすすめられない。
このダンジョンは面倒くさい。入り組んでいる部屋が多い。このゲームは8人のキャラクターをそれぞれ1マスずつ動かさなければならない。何も障害物がない部屋であれば、どれかひとつの方向キーを押し続ければいい。でも入り組んでいる部屋では一人ずつ別方向に、上・上・右・上・下・上・下・右などと入力しないといけない。うんざりする。
オリジナルはアメリカのRPG。アクション性はほぼない。戦闘の難易度は低い。なれないうちは全滅するかもしれないが、ペナルティは少ない。謎の難易度は高い。考えるのが難しいのではない。多数の人間に多数の事柄を聞き回らなければならない。自力でやるならメモは必須だ。ゲームの自由度は高い。
使用したソフト
1987年ポニーキャニオン製の日本版。
使用したハード
PC-9801DA(CPUは80386・16MHz)。
ハード条件
マニュアルでは8MHzで使用せよとあるが、12MHz(80286)でも16MHz(80386)でも動作した。
ハードディスクは不要。FM音源に対応している。
攻略情報
開始直後のヒント
「歴史の書」を読む。多くのヒントがあり、助けになるはずだ。開始直後、まずはセーブする。Zコマンドでステータス画面を開く。自分が地図のどこにいるのか、じっくり確認する。(吟遊詩人以外は)ムーンゲートを使用してブリタニア城へ行く。
まごついて全滅するかもしれないが、それもよし。本作にバッドエンドはない。ロードブリティッシュが助けてくれる。
序盤のヒント
しばらくはブリタニア城とブリティンの町を拠点にする。人々に話を聞く。ブリティンの町の奥にいるイオロを仲間にしておくと心強い。ロードブリティッシュに「からだ」を聞くと、無料で治療してくれる。このゲームでは飛び道具が基本なので、持っていないならスリングを買って装備する。話しに飽きたら外をうろついて、金と経験値を稼ぐ。
経験値がたまってもすぐにはレベルアップしない。ロードブリティッシュに会う必要がある。食料が尽きると困ったことになるはずなので注意する。金がたまったらポウの村(場所は後述)へ行き馬を買ってくる。馬の値段はパーティ人数×100なので、序盤に買った方がいい。
魔法(断りがないかぎり序盤では不要。この項は私見が強いだろう。)
総論:治療系は必須、移動系は便利、弱い戦闘系はなくてもいい、強力な戦闘系は(準備の面倒さも含めて)コストが高いので使わない。ただし最終ダンジョンは別格なのでコストを惜しまずに使う。
- Awaken ほとんどの場合は、これを使わなくても、なんとかなる。そうは言っても、十分に用意したほうがいい。(最終ダンジョンでは、よく使う。)
- Blink 探索に必須。失敗する場合もあるので、十分に用意したほうがいい。
- Cure 序盤から必須。十分に用意したほうがいい。
- Dispel 探索に必須。これがないと先に進めない。十分に用意したほうがいい。
- Energy field あまり使わない。
- Fireball ほとんど使わない。
- Gate travel あまり使わない。便利かもしれないがコストが高い。すこしでいいので用意したい。いざという時にハマりから脱出できるかもしれない。
- Heal あまり使わない。このゲームの戦闘難易度は低いからだ。そうは言っても、十分に用意したほうがいい。(最終ダンジョンでは、よく使う。)
- Iceball ほとんど使わない。強力かもしれないがコストが高い。
- Jinx ほとんど使わない。(最終ダンジョンでは助けになる。)
- Kill ほとんど使わない。強力かもしれないがコストが高い。
- Light 探索に必須。十分に用意したほうがいい。同じ効果を持つ道具を使ってもいい。
- Magic missile ほとんど使わない。
- Negate ほとんど使わない。(最終ダンジョンでは助けになる。)
- Open ほとんど使わない。罠に引っ掛かった後に治療するほうがコストは安い。
- Protection あまり使わない。
- Quickness 強敵相手や狭い通路などで役に立つ。ナイトシェードもマンドレイクも使わないので、準備の手間がそれほどでもない。(最終ダンジョンでも助けになる。)
- Resurrect ほとんど使わない。そうは言っても、すこしは用意しておきたい。
- Sleep あまり使わない。
- Tremor ほとんど使わない。(最終ダンジョンでは助けになる。)
- Undead あまり使わない。
- View ほとんど使わない。同じ効果を持つ道具を使うほうがいい。
- Wind change 探索に必須。十分に用意したほうがいい。
- Xit よく使う。使わないと手間がかかる。
- Yup よく使う。使わないと手間がかかる。
- Zdown よく使う。使わないと手間がかかる。
道具(特定の村で買う)
- たいまつ 探索に必須。十分に用意したほうがいい。 Light の魔法を使ってもいい。
- 地図の珠 よく使う。使わないと手間がかかる。十分に用意したほうがいい。
- 魔法の鍵 町の中での探索に使う。複数持っていないと意味がない場合もある。十分に用意したほうがいい。
- 六分儀 Lコマンドを使うためには、これを手に入れる必要がある。1つあればいい。
地図に書かれていない場所
陸路で行けない場所へ行くには、ブリンクの魔法が助けになる。7つのダンジョンは最深部で別のダンジョンに通じている。それを利用して行くのも手。
- マジンシアの廃墟:ムーンゲートを使う。
- ポウの村:表示する
馬が手に入る。最終武器と最終防具の情報も手に入る。 - バッカニアーズデンの村:表示する
道具と強力な武器を売っている。ほかの町では高い黒真珠が安い。 - ベスパーの村:表示する
道具を売っている。あまり怪物に邪魔されずに行きやすい。マジンシアから逃れてきた人達から情報が手に入る。 - コーブの村:表示する
ゲーム終盤の謎のヒントが多く手に入る。 - deceit ダンジョン:表示する
- despise ダンジョン:表示する
- dastard ダンジョン:表示する
- wrong ダンジョン:表示する
- covetous ダンジョン:表示する
- shame ダンジョン:表示する
- ヒスロスダンジョン:表示する
キャラクターの鍛えかた
宝箱の道を作ると便利になる
よく通る険しい場所には、怪物を倒した後の宝箱を開けずに残しておく。宝箱のある場所は平地扱いになるので、後で楽になる。ただし、宝箱・馬・船などの総数には限度があるようだ。宝箱を残しすぎると古い物が消えてしまう。船が消えるとキツイので注意したい。
徳と原理のヒント
ダンジョン名(超訳・石の色)/通じる祭壇の間 | 真実 | 愛 | 勇気 |
---|---|---|---|
deceit (お金をちょろまかす・あお) | ○ | ||
despise (貧者への軽蔑・きいろ) | ○ | ||
dastard (敵前逃亡する卑怯者・あか) | ○ | ||
wrong (出来レースで不公平な裁判・みどり) | ○ | ○ | |
covetous (自己犠牲と対極の、弱者を食い物にする強欲・おれんじ) | ○ | ○ | |
shame (誉められることのない恥しらず・むらさき) | ○ | ○ | |
ヒスロス(あらゆる悪徳・しろ) | ○ | ○ | ○ |
?(-・くろ) |
こちらの世界にもダンジョンがあることに気づいた。深いゲームだ。
邪悪な生き物と邪悪でない生き物が混在しているときの対処法
邪悪な生き物は倒す。邪悪でない生き物は、できれば倒さないのがいいが、倒してしまってもやむを得ない。
アビイスでの言葉(英字3×3=9文字)のヒント
表示するアビイスでの最後の答え(8文字)のヒント
表示するアビイスでの最後の答え(8文字)の情報を、もう一度得る方法
上記8文字は、普通はゲーム中1回ずつしか表示されない。もう一度情報が欲しい時は以下のようにすればいいはず。ただし、未確認の提案。
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