太閤立志伝(4)試し

本作は十年以上やっていなかったと思う。覚えていることもあるが、あやふやなことも多い。序盤の展開が納得できず、何回かやり直した。

キャラクター設定

主人公キャラクターは木下藤吉郎と決まっている。初期能力の設定は、まずおおまかなタイプを選び、さらにボーナス値を割り振るというもの。自由度は高いほう。

選べるタイプは、猛将型・知将型・能吏型・武芸者の四つ。ごくまれに、かなり有利なタイプもしくはかなり不利なタイプとなることもある。この事象は数値をランダムに決める時ではなく、タイプを選択する時に起こる。粘ればいつかは出るだろうが、かなり面倒。今回はしない。

能力値は外交力・内政力・魅力・統率力・武力・野心の六つ。さらに技能というものがある。鉄砲・騎馬・築城・弁舌・調略・茶道・芸術の七つ。文化は七つの平均なので、ここでは気にしなくていい。

タイプによっておおまかな能力値が決まる。例えば能吏型の場合、内政力は80~89と高く、武力は30~39と低い。ボーナス値は50あるので、弱点一つをカバーすることは十分可能。

本作は自由度が高い。いろいろな考えがあるだろう。これは一つの参考意見。筆者は以下の特徴を持つ能吏型が好み。なお能力値と技能は、最終的には全て上限まで持っていきたい。

  • 初期外交力は40台。低い。しかし、外交力は比較的上げやすい。
  • 初期内政力は80台。高い。内政力を大きく上げるのはやっかい。平均以上でないと後で困る。
  • 初期魅力は60台。やや高い。魅力は後半になっても上げる手段があるので、なんとかなる。
  • 初期統率力は70台。やや高い。すこしボーナス値を割り振っておきたい。
  • 初期武力は30台。低い。ここから上限まで上げるのは可能だが面倒くさい。ボーナス値を割り振ることで楽になる。
  • 初期野心は30台。低い。野心は後半になっても上げる手段があるので、なんとかなる。
  • 初期鉄砲技能はゼロ。これは後でなんとかなる。
  • 初期騎馬技能はゼロ。これは後でなんとかなる。
  • 初期築城技能は1。築城技能1は、ただでもらえる。なので、実は損。
  • 初期調略技能はゼロ。これは後でなんとかなる。
  • 初期弁舌技能はゼロ。実はゼロのほうが有利。ゼロだとトラブルが起きやすくなる。これを逆手に取る攻略法がある。
  • 初期茶道技能はゼロ。これは後でなんとかなる。
  • 初期芸術技能は1。序盤では役に立たないが、後で金の節約になる。

やり直し

序盤でネックになるのは武力の低さ。ある程度までボーナス値を割り振っておきたい。そうでないと、つらくなる。

武力を上げる有力な方法は、織田家中あるいは浪人への剣術指南。しかし30台からでは、なかなかうまくいかない。今回はここで失敗し、何度も最初からやり直す羽目になった。

昔の記憶では、30台からでも可能だったはず。攻略本などで武将データ一覧を見ていれば、すこしは楽になったかもしれない。

珍事

珍しいバグが発生。最初の桶狭間の戦いで無理をして、藤吉郎が捕まってしまった。この場合でも、織田軍が勝つので大事にはならない。信長の不興を買うこともない。ただ、軍列からは離れるので一人で清州城に戻る。この時、通常であれば前田利家からいろいろとアドバイスをもらえる。ところが今回はなかった。軍列を離れたせいかもしれない。

捕まった時に体力は大きく低下している。帰宅して休む。翌朝にねね曰く、「殿には城より討って出られる~」。藤吉郎こたえて曰く、「いかん、いけませぬぞ~」。両方とも桶狭間の戦い前の、織田家評定のセリフ。初めて見るバグだ。再度帰宅して休むと、通常のセリフに戻った。

本作はバグが多い。自由度が高いゲームにはありがち。そのぶん面白ければいいと割り切る。頓死も起こりやすいので、ある程度の間隔で複数箇所にセーブしておくといいだろう。


あらためて最初からやり直すことにする。


ここまでに4時間半ぐらいかかった。