今回プレイするのは1992年マイクロプローズジャパン製の日本語版。マシンは、PC-9801DA(CPUは80386・20MHz)。ソフト・ハードとも中古であれば手に入るかもしれない。PC-9801VM21以降・PC-286(原型は除く)・386・486に対応。メモリは640KB必要。ハードディスクに対応しており、その際はMS-DOS5.0と386以上のCPUとUMB環境が必要。FM音源に対応。
音楽は常時鳴るわけではない。オープニングやイベント時のみ。FM音源がなければ、BEEPの音楽が鳴る。FM音源には、それほどこだわらなくてもいいだろう。
動作は計算処理・ディスクアクセスともに重い。386以上のマシンをすすめる。ハードディスクは必須ではないがあったほうがいい。フロッピーディスクでのプレイは苦痛だ。ただ、環境によってはメモリ不足となってフリーズする。対応法は後述した。
本作フロッピーディスクは、正当な理由であればコピーすることができる。フロッピーディスクドライブの代替品があれば、使うことができるはず。なお、マニュアルプロテクトは存在する。
入手の際は説明書などがそろっていることに注意する。横長のマニュアルと、文明発展チャートと、テクニカル・サプルメントの三点が必要になる。
プレイステーション版などもあるようだ。(PC版との内容の差は不明。) 各自で調べてほしい。
このゲームは海外がオリジナルだ。さがせば英語版が手に入るかもしれない。信頼性は各自で判断されたい。
英語のハードルは高い点と低い点がある。横長のマニュアルは厚い。たとえ自動翻訳の助けがあっても、理解するのはやさしくない。一方、ゲーム中の表記はそれほど心配ないだろう。
もし手に入れようとするなら、ソフトの状態・ハードの型式・フロッピーディスクの種類・OSの種類・最近のOSであれば何ビット版かなどに注意したほうがいい。入手元が誠実であっても、20年以上前のフロッピーディスクなどが突然読めなくなるのは驚くことではない。諒とせよ。
ハードディスク使用時における CONFIG.SYS 設定
以下は筆者の環境における経験からの試行錯誤だが、参考にはなるだろう。
デフォルトの設定は “BUFFERS=3” 。起動はできたが、国を選択するあたりでフリーズした。かつて内蔵ハードディスクでのプレイ時に、そういうことはなかった。今回は外付けハードディスク(の代替品)を使っている。SCSIボードが原因かもしれない。
“BUFFERS=2” としたところ、BEEP音であればフリーズしなくなった。FM音源では依然としてフリーズした。
“BUFFERS=1” としたところ、FM音源であってもフリーズしなくなった。
CONFIG.SYS を設定していて気づいたが、説明書と異なり “EMM386.EXE” と “SMARTDRV.SYS” がなくても動作はする。5.0のシステム付きフォーマットに加えて、 “HIMEM.SYS” があれば動作する。
筆者の手元にあるMS-DOS5.0は、5.0のシステム付きフォーマット+ “HIMEM.SYS” のみ。他は失われた。動作に最低限なぎりぎりのところだった。貴重な機会を大切にしたい。