ソードダンサー(13)忍者屋敷・v30

V30モード

「V30モード」を思いついた。80386・16Mhzに対して、8Mhzぐらい。処理速度が遅くなってやさしくなる、かもしれない。

マイナーなことほど万一の可能性が高まる。いちおう検索しておく。キーワードは、「ソードダンサー 80286」・「ソードダンサー v30」。スニペットをざっと見る限り、たぶん動作はする。やさしくなる・壊れた、という情報は見当たらず不明。

実際に試してみる。一般的に、マシン起動後にスイッチを変えても変化はない。スイッチをV30に変えた状態で(再)起動する。

V30モードでも動作した。キャラクターの動きは遅い。期待できそうだ。戦闘時の動きも遅い。今までになく楽勝だった。

忍者屋敷・黒穴地獄1

飛び乗った足場が消えるまでに、すこしは余裕ができる。数回ゲームオーバーした後、出口にたどり着いた。80386でゲームオーバーになった回数は、十回どころではない。慣れもあるだろうが、V30の助けは大きい。

最初に飛び乗る足場は、右上のほうがいいだろう。上に行くよりも難しいが、ジャンプ開始場所を調整できる1回目に難しいアクションをもってくるほうがいい。右上であれば、空中ターンを使わずに飛べる位置がある。空中ターンなしなら、安定して同じ位置に着地できる。

忍者屋敷・黒穴地獄2

また黒穴。折れ曲がる通路の角部分がまるまる黒穴。短い距離を飛びたくなるところだが、角に引っ掛かる恐れもある。あえて長めの距離を、左上への斜めダッシュジャンプで飛ぶ。1回でクリアした。

忍者屋敷・黒穴地獄3

またまた黒穴。すこし先に大きめの足場。とりあえずは簡単、と思ったら失敗した。どこまで戻されるか心配になったが、同じエリアの最初からリスタート。助かった。

しかし、こう思ったのは飼いならされている。ここまで難しいとわかっていれば本作に手は出さなかった。場所を問わずにセーブできるのであれば、まだ許せる。そうではないので、セーブできるところまでがんばるか、あきらめるしかない。

大きめの足場にジャンプする時は、できるだけ中央に着地する。足場は乗ると動き始める。すると、慣性でキャラクターは後ろにずれる。端に乗っていると、落とされてしまう。

しばらくは安全。その間に中央付近に位置しておく。足場の動いた先には、また別の足場が複数ある。到着すると別々の方向に動き始める。素早く上方向へ乗り継いでいく。考えていると状況は悪化してしまう。しかし、最初はわけがわからないだろう。死にながら覚えるしかない。本作は死にゲーである。

ダメージオブジェも邪魔をする。たいしたダメージではないのだが、ぶつかるとキャラクターがすこし動いてしまう。できれば避けるほうがいい。

出口が近づいたらジャンプ。「黒穴地獄1」(これは筆者の勝手な命名)よりは、ましだった。ただし、V30の助けを得たうえでの感想。

忍者屋敷・黒穴地獄4

黒穴地獄は続く。大きめの足場が三つ。まず真ん中に乗る。足場が動き出すが、すぐに右側へ飛び移る。また足場が動き出す。

そのまま乗って行く。槍のダメージはたいしたことがない。出口が近づいたらジャンプ。ぐずぐずしていると、足場は下に戻ってしまう。

このエリアは2回目でクリアした。比較的難しくない。ただし、失敗すると「黒穴地獄3」の入口に戻されてしまう。

忍者屋敷・テムジン

宝箱が2つ。めずらしく、どちらも本物。結果的に必要なかったが、ここでキャラクター強化のアイテムを使っておくといい。次のエリアへ移動すると、間髪入れずにボスのテムジンと戦闘になる。

本来であればテムジンは強いのであろう。しかし、V30の世界で勝つのはたやすい。テムジンは遠距離から斧を投げつけてくる。ほぼ全て防御(ガード)できた。この場合でもダメージは受けるのだが、ヒエンが「手裏剣」で与えるダメージのほうが大きい。中距離からの「ヒエン落し」も有効。余裕をもって勝つことができた。

本作でのV30モードは、超EASYモードと言っていい。そのような手段を使っていいのか。今は心を折らずにクリアすることを優先する。


今回は1時間、累計で17時間半かかった。