VM(1)ゲームの紹介と昔の話

「ヴァンテージ・マスター」(無印)をやってみる。ターン制のシミュレーションゲームで、アクション性はない。

プレイヤーは配下のネイティアル(精霊ユニット)を召喚するマスターとなる。ヘクス表示される各マップで、敵マスター一人を相手に戦う。もちろん敵もネイティアルを召喚してくる。敵マスターを倒せば勝利となる。

ネイティアルは4属性6種類ずつ、合計24種類がある。4属性には優劣の相性があり、四すくみの状態にある。6種類ずつあるネイティアルに強さの差はあるが、強力なものほど召喚コストも大きい。どのネイティアルもHPは一律10と決まっている。どのマップでもこれさえ召喚すれば楽勝、というものはない。

ゲームは分単位で進行する。マスターやネイティアルは移動・攻撃・待機などを行うと、行動種類に応じた時間が経過するまで自分のターンを待つ。

戦闘に運の要素はない。攻撃ユニット・防御ユニット・防御ユニットの向き・地形ですべて決まる。したがって、戦闘時にセーブ・ロードを繰り返すというのは意味がない。将棋やチェスに似ている。

続編の「ヴァンテージ・マスターV2」と異なり、マスターの優劣の差は激しい。シナリオモードNORMALで最初に不利なマスターを選んでしまったら、投げ出してもおかしくない。逆に有利なマスターを選べば、エキスパートモードであってもあまり難しくない。したがって、全マスターでシナリオモードNORMALをクリアするのは「V2」のほうがやさしい。逆に、自分が有利と思えるマスター一人を選んでエキスパートモードをクリアするのは「無印」のほうがやさしい。

このゲームは全てのマスターで、シナリオモードNORMALかエキスパートモードのどちらかをクリアしてエンディングを見ている。ひととおりはやったと言えるだろう。