ブルトンレイシナリオ集(17)騎士の誓い

勇者シオンの願い

設定レベルは30。前回のシナリオからレベル32キャラクターを転送した。仲間はゼナとガウェイン。

主人公の友人の妹が呪いにかけれらた。呪いを解くべく探索に向かう。突然、謎の声。主人公は異世界に召喚された。召還したシオンはラナンシーに殺されたらしい。かたきを討つように依頼される。ラナンシーは魅力の高い妖女。「ティル・ナ・ノーグ・ダーナの末裔」にも敵や味方として登場する。

マップのうち野外は初期時点で全て見えている。まずは南にある町へ行き探索する。その後は都度お使いを頼まれるので、マップを見て向かえばいい。町以外のイベントポイントもそれらしい地形なので、とまどうことはないだろう。道中の敵は魔法で倒せば楽。東の町で当初使えない店は、ゲームが進行すると使えるようになる。

準備が整ったら鉱山へ行く。入り口は野外にある。鉱山の敵は強いが、これも魔法で倒せばいい。キーアイテムなどが手に入った。鉱山の後はラスボスとの対決。そこそこ魔法が効く。それほど強敵ではなかった。


序盤では、いろいろな要素が詰め込まれ過ぎている。と思ったが、しっかり収束した。イベントポイントが分かりやすいのも好印象。対決前のラスボスのセリフはありきたりだが、まあ許容範囲。本シナリオはよくできている。

「冥土の土産に教えてやろう」というセリフを吐いた敵キャラには、どうしてフラグが立ってしまうのか。物語の作り手は受け手に対して、ある程度は理解できるように種明かしをする必要がある。全てを明示しなくてもよいが、詳細不明が多すぎてはよくない。かと言って、最初からバレバレだったり、不自然な種明かしだったりするのもまずい。そういうもろもろの事情をうまく解決できるのが「冥土の土産に教えてやろう」というセリフ。絶好のタイミングで事情をよく知る人物が、本人にとっては合理的な理由で惜しみなく教えてくれる。作り手にとっては便利。それで多用されるのだろう。

次のシナリオで鑑定して分かったが、途中で手に入る「モーラの灰」には迷宮脱出の効果がある。うまく使えば楽ができるはず。


今回は1時間半でクリアした。