ブルトンレイシナリオ集(19)哀しき夜の継承

月光の竪琴を求めて..

設定レベルは36。前回のシナリオからレベル37キャラクターを転送した。仲間はゼナとガウェイン。

王と妃が言い争う。妃は夜をもたらす「月光の竪琴」を持ち去ってしまった。それ以来、日照り続きで作物も育たない。もしかしたら日本の神話をモチーフ(昼夜は逆転)にしているかもしれない。

最初の町を巡って情報収集。本作の町と野外では、昼と夜で音楽が違う。夜の音楽にもかかわらず、明るいまま。一瞬奇妙に思ったが、シナリオ設定どおり。町は大きく、同じ顔の人物が二人いた。つまり、一人二役。バグとまではいかないが微妙。

武器屋では妖弓が強力。熱で苦しんでいる人は、道具屋で買えるアイテムで助けることができる。助けると装備をもらえるが、性能はいまいち。

野外探索

町を出て南に向かう。道中の敵は弱い。かなり行ったところに建物を発見。レイを仲間にした。この時点では分かりにくいが、ゲーム進行に関わるはずの重要キャラクター。ステータスはあまり高くない。飛び道具を買って持たせるといい。

主人公の防御力が異常に高いことに気づいた。たぶん、前回のシナリオ「砂漠の大帝 – 灼熱地獄の死闘」で「美学の書」を何度も使ったからだろう。魅力が900以上もあるので、魅力を必要とする防具の効果が高くなる。

町で情報収集し、南東に向かう。マップ中央あたりに小さいダンジョン。抜けると目的地。まず建物に行き、次は北へ向かう。

強力な武器があるというダンジョンを探索。思ったよりも小さい。強そうな敵が登場するも、あっさり倒す。「双龍剣」を手に入れた。両手武器なのでいまいち。どのみち、Sサイズキャラクターには使えない。さらに奥へ進むと謎の敵。戦うことはできない。ここではキーアイテムを使うと解決する。

建物に戻る。リンを仲間にした。途中で重要な道案内をしてくれる。ぜい弱だが、飛び道具を含む専用の装備をもらえるので、なんとかなるだろう。

ワープさせられる。北へ行くとダンジョンがある。途中では人物から「光苔」をもらった。このダンジョンは小さくて、すぐ抜けられる。単なるエリアの区切りなのだろう。

抜けた先は野外。見かけ倒しの敵を倒して「紅水晶」を拾う。このエリアは今までの野外と逆で、昼間でも暗い。東へ行くと門がある。本シナリオには中ボスが多く、要所を守っている。しかし、たいそうな口を利く割に弱い。先へ進む方法はリンが教えてくれる。別のエリアへワープした。

最終ダンジョン

北西にダンジョンが見つかった。ダンジョンの2層では主人公が1回死亡。5月からの再開以降これまでに主人公が死亡したのは、レベル1での1回のみ。レベル1キャラクターの死亡は、「ティル・ナ・ノーグ・ダーナの末裔」なみに起こるのでしかたがない。

今回の死亡はちょっと不満。大コウモリに殴られて一撃で倒れた。防御力はかなり高いにもかかわらず、なぜザコに一撃で。運が悪かっただけだろうか。もしかして、オーバーフローしたのだろうか。

油断しなければ大コウモリはただのザコ。魔法で倒せば楽。ここは本格的なダンジョンで大きい。途中で「月の涙」を拾った。奥にいるのはラスボス、ではない。レイなら話が通じる。ただ、レイの話は唐突。この時点まであまりセリフがなく、重要キャラクターらしくない。もうすこし伏線が欲しかった。

ラスボスには話が通じない。魔法の支援があっても戦闘は長引いた。魔法のおかげか主人公に攻撃が当たることはなかったので、でたらめに強いわけではない。クリア後のエンディングは疑問。結局、ラスボスは命と引き換えに望みを果たしたことになる。この冒険は何だったのか。

本シナリオも長い。全て踏破することをあきらめても、それなりの時間がかかった。最初の状況設定は悪くない。しかし、だんだん細部のあらが目立ってくる。バランス調整は微妙。ラスボスの強さはいいとして、数多い中ボスが弱すぎる。要素の詰め込み過ぎで消化不良を起こしていると思う。


今回は2時間でクリアした。