CIVIL(11)地ロシア皇帝・アメリカ大陸

まだユーラシアとアフリカを探索しきってはいないが、残りの敵は別の場所にいるだろう。

1900BCごろ、ユーラシアとアフリカを全て探索した。やはりライバル国はいない。後は植民すればいいだけなのだが、時間はかかる。できれば1000BC、遅くとも紀元前には全土を文明化したい。


皇帝レベルは全体的に難しく、しかも説明がなかったりする。例えば、兵舎の維持費がそう。説明書では文明の発展に応じて0→1→2と増えていくとあり、皇太子レベルではその通り。ところが、皇帝レベルでは何の説明もなく最初から2。序盤にこの負担はきつい。

より大きな問題は不幸な市民が発生しやすいこと。都市の市民は基本的に一定数までは満足、一定数を超えると不幸になる。この一定数が難易度上昇により減っていき、皇帝レベルでは2しかない。3以降は不幸となる。対処をしないと暴動が起こってしまう。

これだけならまだ納得できる。実際はさらに厳しい。仕様なのかバグなのか、あるいは両方が入り混じっているのか、説明書と異なるおかしな状態が起こる。おかしな状態の現れかたは、都市ごとに違う。

  • 2市民ではなく、1市民しか満足とならない。2つ目の市民の時点で不幸となる。
    • よりひどくなると、満足な市民がおらず全て不幸となる。
  • 不幸な市民を満足にする寺院の効果が2市民ではなく、1市民にしか及ばない。「神秘主義」を発見していてもそうなる。
  • 七不思議「J.S.バッハの大聖堂」は本来であれば、同じ大陸の全ての都市それぞれで不幸な2市民を満足にする。ところが、1市民しか満足にならない。この事象は全都市で起こった。
  • 権威主義的な体制(共和政治と民主主義以外)では、戒厳令(軍事ユニットによる市民の抑圧)により、不幸な市民が満足になる。この戒厳令の効果が不安定。例えば重装歩兵1ユニットで不幸な市民を満足にするのは2市民の時もあり、1市民の時もあり、ゼロの時もある。
    • あきらかなバグ。軍事ユニットが都市を離れると、不幸な市民が満足になる時もある。

皇太子レベルでも似たようなことは起こっていた。それでも都市人口がある程度に達するまでは発生しないので我慢できる。皇帝レベルでは小都市でも異常が起こるので厳しい。時間が経つにつれて、よりひどくなっていく。ユニットを生産した都市では、特に異常が発生しやすいようだ。

根本的な対処法はある。共和政治か民主主義にすれば、説明書通りの仕様に戻ったはずある程度は改善される。しかし、この2つの体制は都市の数を増やしていく段階には向かない。

今回は七不思議の「空中庭園」を造ってみた。全都市の1市民を幸福にする。これにより不幸な1市民を相殺してくれる。「発明」の発見で無効化されるので、普通は使わない。「発明」は「火薬」と「蒸気機関」へ続く重要技術。軍事重視でも内政重視でも必要となる。ただ、皇帝レベルでは科学技術の進展が遅い。ある程度は役に立つだろう。


自大陸の植民と並行して、アメリカ大陸沿岸を探索しておく。北米にイングランド、中南米にアステカ、南米にアメリカがいた。あいかわらず昔の記憶はあてにならない。かつても北米で補充文明に遭遇したことがあったような気がしてきた。ただ、南米に比べればまれなのは間違いないはず。イングランドはギリシャの補充。ギリシャは早期に滅んだので、補充文明の現れる余地があったのかもしれない。

自大陸の植民はなかなか終わらない。専制政治のまま、小規模の侵攻を始めることにした。最低でも大使館を設置したい。大使館があれば、相手国の政治体制・国庫残高・他国との外交状態などが分かる。新たに取得した科学技術も教えてくれる。ここで負けていると危うい。

南米に上陸。戦力はチャリオット×2と外交官×2。リロード技を使えば、この戦力でも成果を上げられる。ただし、都市を占領することはしない。今回の目標の1つはバーバリアン指導者との交渉。アメリカ大陸の文明を支配するのではなく、『石器時代に戻してやる』のがベスト。占領してしまったらリロードしてやり直す。

アメリカとアステカへの大使館設置は成功。都市の破壊は1つにとどまった。敵の人口を減らしてはいるのだが、ゼロにするには時間がかかる。撤退するわけにもいかない。敵の科学技術はロシアに劣るが、それなりに進んでいる。

第二陣を送り込む。戦力は騎士×3と外交官×1。「騎士」はチャリオットの上位互換で、「火薬」以前における最強ユニット。チャリオットの攻撃力・移動力に加えて、重装歩兵の防御力を兼ね備える。使いやすく役に立つ。弱点は「騎士」を生産するために必要な技術「騎士道」を発見するコストが高いこと。「騎士道」は技術開発ルートの行き止まりであり、以降の役には立たないのもマイナスポイント。かつてアステカで孤立主義をとった時は、あまり使わなかった。


ここまでに七不思議は、「アポロ巨像」・「空中庭園」・「コペルニクスの天文台」・「J.S.バッハの大聖堂」・「シェークスピアの劇場」・「マゼランの探検航海」・「ピラミッド」を造った。「シェークスピアの劇場」と「マゼランの探検航海」は、モスクワではなくフランス付近の港湾都市ヤクーツクに造っている。派兵ユニットは全てヤクーツク所属。こうすれば民主主義でも不幸な市民が発生しない。

ただし、専制政治ではなくなるとユニットを維持するだけでコストがかかる。資源が足りないとユニットを失ってしまう。ヤクーツク近郊には石炭(ボーナスのある丘陵地形)がある。掘削して資源生産が増えるのを待ってから民主主義に移行したい。


今回は14時間、累計で36時間半かかった。