T&T(9)年末の下準備

「ゲーム内の時間での今年中にやることリスト」に書いていなかったが、これ以上レベルを上げてはいけない。レベルを上げると能力値が上がってしまい、年末のダンジョンで困ることになる。

ゲーム内の時間での年末すこし前までにやることリスト

  • これ以上レベルと能力値を上げない。
  • 能力が必要なイベントには手を出さない。
  • 毒を治す薬と能力値が下がる薬を集めて年末のダンジョンに備える。
  • 時間が余ったらマップを踏破しておく。砂漠は後回しにしたほうがいい。能力が必要なイベントが発生したらロードしてやり直す。オートマップ上でイベントが発生する場所だけを、虫食い状に残すのが理想。
  • 食料を手に入れる。

昔のメモを見るかぎりでは、ノーアの町の寺院のようにレベルが低いうちにこなしたほうがいいイベントはなさそうだ。今気づいたがノーアの町の寺院のイベントは能力値ではなくレベルに関係するはずなので、来年にこなしたほうがよかった。もうやり直す気力はないのでこのまま続ける。

マップを踏破する。砂漠や沼地ではダメージを受けることもある。敵は特定の場所に決まって出現することもあるし、ある程度の範囲でランダムに出現する場合もある。まずいことが起きたらロードしてやり直す。

このゲームはいつ全滅してもおかしくないので、こまめにセーブする。でも一度入ったら生きては出られない場所があるかもしれない。こまめなセーブとは別の番号で安全地帯でもセーブしておき、戻れるようにしておく。命綱があればハマりから抜け出せる。

マップを埋めるのに飽きたので薬を集める。場所はガルの町の最初のエリアにある冒険者ギルドがいい。ここは夜でも開いているからだ。近くのアーチャーギルドも昼間であれば開いている。品揃えは町を出入りすると変わる。以下の手順をなんども繰り返す。

  • まず北の出口から町の外へ出てセーブする。
  • 町に入り冒険者ギルドの品揃えを見る。
    • いらない場合はロードして最初に戻る。
    • 試してみる場合は冒険者ギルドの前でセーブする。薬を買って飲む。
      • はずれたらロードして、最初に戻る。
      • 当たったらロードして、薬を買って持っておく。最初に戻る。

能力値が下がる薬を集める際のヒント:

  • 1000GP以上する高い薬はあきらめてもいい。
  • 能力値を下げるには主にくさった薬が役に立つが、くさっていない薬が役に立つこともある。
  • 英雄剣と絶望剣の2つに挑戦するので、各人の能力ごとに2つずつ用意したい。例えばLKを下げる薬は4人×2=8つ用意する。同じ種類のくさった薬を続けて飲むとなぜか能力値が元に戻ってしまうので、1人につき2つまででいい。ただしCONを下げる薬は例外。
  • 盗賊と魔術師は魔法を使えばSTを下げられるので、その分は必要ない。
  • 推測だが下げても15以上あるのなら、その能力値を下げる意味はない。
  • CHRを下げる薬は必要ない。CHRは後で裏技を使えばいくらでも上げられる。それでもCHRを下げたいならコースト北側の沼地を歩けばいい。

薬がくさっているかどうかはパーティの鑑識眼の魔法ではわからないが、ガルの魔術師ギルドの近くで鑑識眼の魔法に金を払えばわかる。それが正当なやり方なのだろうが、その金はサイコロゲームでセーブ・ロードを繰り返して稼いだものだ。薬を飲んで確かめてからロードし直すのと大差はない。このゲームを続けるなら、セーブ・ロードを繰り返すことに疑問を持ってはいけない。

コーストの町では多くの言語を学ぶことができる。言語を知っておくとイベントが起きたときに展開の幅が広がるので、あらかじめ学んでおきたい。

コーストでは無料で無限に情報を手に入れることができる。ある施設の壁に掲示板があり、向きを変えれば何回でも読むことができる。内容は読むたびに変わる。読んでおけばイベントで役に立つだろう。

秋になったら食料をまとめ買いしておく。食料の値段は曜日と月によって変わる。いつ安いのかは説明書を読めばわかるだろう。

11月半ばのデータを3番にセーブしておく。集めた薬に見落としがあってやり直す事態に備える。

ようやく年末が近づいてきた。バルデマートンの町に向かう。

今回は8時間半、累計で23時間かかった。

RFTS(6)超新星

以下の設定でやってみる。

  • 上級ゲーム
  • ゲームは150ターン
  • 敵は全て中級
  • 超新星
  • 自然災害
  • ゼノフォーブ
  • サルガッソー
  • 秘密勝利条件
  • 勝利条件変更

今回は「ジーナス」星系が母星。2ヘクス離れた位置に1つ、3ヘクス離れた位置に1つ、4ヘクス離れた位置に1つ、5ヘクス離れた位置に3つの星系がある。他星系からの位置は平均ぐらい。

3ヘクス離れたハマル星系に有望な惑星が2つあるので植民する。1つは1級惑星、もう1つは工業力が高く環境は低い惑星だ。高工業・低環境の惑星というのは、生存には過酷だが鉱物資源があるような場所だと思えばいい。

高工業・低環境の惑星は早期に生産力を生み出してくれる。さらに低コストで統治できる。惑星の統治には人口と社会レベルに応じたコストがかかる。社会レベルは環境にほぼ一致する。生存できないほど低い環境ではまずいので最初にすこし改善する必要はある。

1級惑星はそれほど高い工業力を当初は持っていない。環境が高いので統治のコストは高くなる。惑星改造をしやすいので長期的にはコストを上回る高い生産力を生み出すが、そうなるまでには時間がかかる。

メグレズでプレイヤー3と、リゲルでプレイヤー4と接触する。プレイヤー4はそれ以上進出してこなかったが、プレイヤー3はハマルにまで進出してきた。

ハマルの惑星防衛力を強化する。惑星防衛力は航宙艦に比べると低いコストですみ、十分に強化しておけば頼りになる。ほかの惑星へ移動させることはできないので強化が無駄になることもある。でも十分に強化するためには時間がかかるので、敵が来ることがはっきりするまで待つのは危険かもしれない。

防衛と並行して敵との接触を避ける位置で新たに植民し、生産力を高めていく。プレイヤー3は執拗に侵攻してくるが乗り切ることができた。植民惑星が増えて地歩が固まったので、ほぼ勝利できるだろう。

ナス星系に植民したので、近くのポラリス星系が航宙艦の移動範囲に入った。偵察のため航宙艦を送ったが、ポラリスには移動していない。どこかへ消えてしまった。戦闘があった場合は全滅したとしても必ず報告がある。バグかと思いもう一度送ったが同じだった。

銀河マップでポラリスを調べて理由がわかった。ポラリスは超新星化していた。超新星化すると惑星は消滅し、移動した航宙艦も消滅してしまう。自勢力の星系でなかっただけましだと思うしかない。

と思っていたら、ハマル星系に超新星化の警告がでた。植民惑星が2つあり、片方は惑星改造も進んでいる。これは痛い。しかたがないので住民を避難させる。通常は住民の一定割合までしか輸送艦を建造できないが、超新星化の警告がでた惑星ではほとんどの住民を輸送艦に乗せることができる。

超新星化は自勢力ではないがほかの星系でも起きてきた。全ての惑星がなくなる前にはゲームが終わると思うが、暗澹とした気分になる。

別の植民星系のチューバンが超新星化した。ゲーム自体は優勢に進んでいるのだが嫌になってくる。131ターンで圧倒的勝利したので、継続せずに終わることにした。

ほかのオプションルールを説明しておく。自然災害が起きた惑星は、工業・人口・環境などが下がる。ゼノフォーブ襲来星系では、前ターンに残しておいた生産力を使えなくなる。航宙艦がサルガッソー地帯を通過しようとすると追加の時間がかかる。秘密勝利条件にすると、自勢力の分も含めて現在のVPを知ることができない。勝利条件変更は4種類のVPのどれを重視するかしないかを決めることができる。

オプションルールの好みは人によって違うだろうが、インパクトは超新星が突き抜けている。築いてきたものが失われるかもしれない不安と、存在できる場所が減っていく絶望は他では味わえない。このルールはもう使わないだろうが、ひとつの経験をした。

今回は6時間半、累計で27時間半かかった。

RFTS(5)上級ゲーム

以下の設定でやってみる。

  • 上級ゲーム
  • ゲームは150ターン
  • 敵は全て初級
  • オプションルールなし

今回は「スピカ」星系が母星。母星がどこになるかはランダムに決まる。母星には1級惑星がひとつだけあり、人口・工業・環境の値はある程度の範囲におさまる。初期値による有利不利はゼロではないがほとんどない。

上級ゲームでは自勢力の星系から一定の範囲内でないと移動できない。母星の初期位置によって他星系に移動しやすかったり、しにくかったりする。他星系が近くにあって移動しやすい母星が有利とは限らない。敵と早期に接触しやすいということでもあるからだ。

スピカからは3ヘクス離れた位置に1つ、4ヘクス離れた位置に2つの星系がある。他星系からはやや離れているほうだ。

人間プレイヤーは最初は自勢力の星系から3ヘクスまでしか移動できない。航行テクノロジーを開発していくと距離を延ばすことができるので、まずはこれを優先してレベル2にする。そうすれば4ヘクスまで移動できるようになり、進出の選択肢が増える。

次に工業テクノロジーを開発してレベル2にする。工業テクが高まると、生産力にボーナス倍率がかかる。このゲームは生産力で勝負が決まるのでこれは重要だ。

スピカから4ヘクスの「ゲマ」星系が有望なので植民する。説明書では工業力の高い星系が植民に適しているとあるが、1級惑星なら惑星改造しやすいので全て植民に適している。状況によっては2級惑星で惑星改造をめざしてもいい。

ミルザム方面にコンピュータープレイヤー2がいた。ミルザムは惑星なしの星系なので、当分は激しい衝突が起こることはないだろう。でも航行テクが進めば脅威になるかもしれないので気にかけておく。

ファエダ方面でプレイヤー3と、サビク方面でプレイヤー4と接触する。プレイヤー3とプレイヤー4間の戦闘も起こっていて、プレイヤー3が押しているようだ。これはVPを分析すれば推測できる。敵との接触を避けてデュベー方面に進出して植民惑星を増やす。

テクノロジーの開発は次の順番で進めた。

航行2、工業2、工業3、航行3、造艦2、航行4、工業4、造艦3、造艦4

力を蓄えてからサビク・エニフ方面へ進出する。生産力で十分に優位なので負けることはない。

89ターンに圧倒的勝利(ほかのプレイヤーのVP合計よりも大きくなった状態)した。146ターンにはほかのプレイヤーのVP合計の3倍に達し、プレイヤー3とプレイヤー4ともに滅ぼして完勝を確信した。

今回は楽だった。敵との接触がないデュベー方面に多くの植民惑星を増やせたのが原因だろう。プレイヤー2がなかなか成長しなかったこともあるかもしれない。結局プレイヤー2がこちらに侵攻してくることはなかった。

今回は10時間半、累計で21時間かかった。

MM3(40)闘技場

闘技場の敵の位置はランダムに決まるように見えるが、ある程度の法則がある。以下の手順を踏めば敵を見つけやすい。

  • まず中央の開始位置で東を向く。東へ一歩進む。北を向く。北へ一歩進む。
  • 再度東を向き、上記手順を繰り返す。これで敵を掃討できるはずだ。

敵は回数を重ねるごとに強くなっていく。最初は雑魚ばかりだが、そのうちに油断できない敵が出てくる。

40回台だったと思うが、一撃死の遠距離全体魔法をかけてくる敵が出てきた。うまく近づけたので被害はなかったが、以降は一時的なキャラクター強化をして全力でのぞむ。

この敵はでたらめに固くて武器によるダメージがあまりとおらない。呪文ならある程度のダメージがとおるが、それでも時間がかかる。こんなに固い敵だっただろうか? 1人が根絶されてしまう。

69回目では最終ピラミッドにいるあの敵が出てきた。どうやらこの敵に武器は全く通じないようだ。キャラクターの強さが200を超えていても関係ない。でも、こちらのレベルが高いせいか根絶されることなく倒すことができた。ゲームをクリアする力はもう十分にあるだろう。

酒場のうわさ話では、闘技場で76回以上勝利したものはいない。その理由がわかった。闘技場には~王などのボスはほかに登場しないが、76回目以上ではある最強クラスのボスが毎回登場する。でも今のパーティにとってはもはや脅威ではない。石化の遠距離全体魔法を使う敵などのほうが脅威だが、やはりレベルが高いのでなんとかなってしまう。

101回目まで勝利したが、敵の傾向に変化はない。闘技場はこれくらいでいいだろう。

今回は6時間、累計で75時間半かかった。

RFTS(4)基本ゲーム

まずは以下の設定でやってみる。

  • 基本ゲーム
  • ゲームは20ターン
  • 敵は全て初級
  • オプションルールなし

最初は順調に進む。このゲームの勝敗は勝利得点(VP)で決まる。VPは4種類あり、そのひとつは「植民惑星開発」で惑星の人口と工業力に比例して毎ターン得られる。この上昇幅がほかよりも優位なら、生産力でも優位だと考えていい。すこしずつ差をつけることができた。

中盤から苦しくなった。敵がかわるがわるやってくる。基本ゲームでは、自勢力の星系からどれだけ離れたところにでも航宙艦を移動できる。そのため安全地帯がなく、ゲリラ戦のようになる。全てを防御するのは難しく、星系をひとつ占領されてしまった。

20ターンの時点では負けてしまった。VPには「植民惑星開発」のほかに「航宙艦戦闘」、「植民惑星征服」、「植民惑星破壊」がある。戦闘と征服で敵にVPを稼がれてしまった。手を広げすぎたのが敗因かもしれない。生産力で優位だと思っていたのは慢心だった。

ゲームを継続する。このゲームは何回でも延長して続行できる。惑星開発のVPでは負けていないので十分に逆転可能だ。

まずは奪われた星系を取り戻す。征服された惑星を取り戻すのは比較的容易だ。また惑星征服のVPは惑星開発と同様に毎ターン得られるので、早めに阻止したい。

40ターンの時点では辛勝だった。あいかわらず敵はかわるがわるやってくるが、占領されてしまうことはない。完全な勝利は確信できないのでさらに継続する。

今回のプレイでは新しい洞察を得た。敵はこちらの母星(ゲーム開始当初から植民している最初の惑星)をなかなか征服しようとしない。手加減しているのだろうかと前は思っていたが、別の理由に思い至った。

敵は工業力の高い惑星、つまり征服した時の利益が大きい惑星を優先して狙うのではないだろうか。これは敵も同じだが、母星の工業力はあまり高くない。それで狙わないのだろう。

また敵は侵攻目標を決めるにあたって、征服するのが容易なのか困難なのかの判断をあまり重視しないようだ。今後は敵の行動が読めてきたのですこしは楽になるだろう。

60ターンの時点では、以下のようになり完全な勝利を確信した。

  • 惑星開発のVPの上昇幅で十分な差をつける。
  • 戦闘の損害を補充できるだけでなく、前回の戦闘時以上に増強できる。
  • 戦力差が大きくなり、戦闘が楽になってくる。

ここでやめてもいいが、今回は初期に波状攻撃を受けたうらみがまだ残っている。まだ報復していない敵勢力がいるので、終わらせるわけにはいかない。

結局200ターンまで継続した。うらみというのは恐ろしいものだ。

マニュアルを読む時間を含めて、ここまでで10時間半かかった。

RFTS(3)今回の目標と縛り

今回は以下の条件でやってみる。
(1)基本ゲームと上級ゲームの両方をやってみる。
(2)初級・中級・上級を相手にする。
(3)オプションルールを全て試してみる。
(4)セーブ・ロードはしない。
(5)ほかの攻略情報は原則として見ない。

補足する。

(1)このゲームのルールは難しいので、説明書なしでプレイするのはわけがわからないだろう。その意味でもボードのシミュレーションゲームに近い。基本ゲームのルールは上級ゲームよりもやさしい。

もうひとつ入門ゲームというものもあるが、初めての人が操作に慣れるためのガイダンスなので筆者にはもういいだろう。

(2)ゲームには4つの勢力が登場する。人間プレイヤーが1人なら、コンピュータープレイヤーは3人になる。それぞれのコンピュータープレイヤーは3段階の難易度から選べる。しばらくやっていないので、まずやさしいほうから始めてみる。

(3)オプションルールの半分以上を試してみたことはあるが、ランダム性を与えるものが多く筆者の好みに合わなかった。今回はいろいろと挑戦してみたい。

(4)ほかの記事でもそうだが筆者の「セーブ・ロードはしない。」というのは、裏技としてのやり直しはしないという意味である。

このゲームでは宇宙を探索する要素が大きい。最初は敵の勢力がどの方面にあるのかもわからない。ゲームが進行するとだんだん見当がついてくる。敵の位置がわかった後で、過去に戻ってやり直せばかなり楽になる。戦闘のやり直しの比ではない。でもそれはしない。

もしかしたら、まだやったことのない強化ゲームで挫折するかもしれない。その時は解禁を考える。

(5)このゲームの情報は少ない。スニペットから判断すると感想記事はあるようだが、日本語の攻略情報はないかもしれない。いずれにしても、くわしく見るのはおあずけにする。

RFTS(2)ゲームの入手方法

今回プレイするのは1989年ホビージャパン製の日本版。マシンは、PC-9801DA(CPUは80386・16MHz)。ソフト・ハードとも中古であれば手に入るかもしれないが、ソフトの入手は厳しいかもしれない。ハードはVM~RA・RXおよびPC-286に対応とあるが、RA以外の386マシンでもたぶん問題ない。メモリは640KB必要。2.11~3.30のMS-DOSが必要(以降のバージョンは説明書に記述なし)。ハードディスクは不要。FM音源に対応している。

確認した限りにおいて、外付けのフロッピーディスクドライブでは動作しなかった。

このゲームは海外のほうがメジャーなようだ。さがせば英語版が廉価で手に入るかもしれない。信頼性は各自で判断されたい。

英語のハードルは微妙。ルール難易度が高く、あやふやな理解だと不利になる。一方でルールさえ把握できれば、コマンド操作は単語の把握だけでいい。

もし手に入れようとするなら、ソフトの状態・ハードの型式・フロッピーディスクの種類・OSの種類・最近のOSであれば何ビット版かなどに注意したほうがいい。入手元が誠実であっても、20年以上前のフロッピーディスクなどが突然読めなくなるのは驚くことではない。諒とせよ。

RFTS(1)ゲームの紹介と昔の話

「リーチ・フォー・ザ・スターズ(RFTS)」をやってみる。オリジナルはアメリカのSLG。アクション性はない。

舞台は未来での異星人との星系間の争い。プレイヤーの立場は最高指導者。舞台としては「レジオナル・パワー(無印)」に似ているが、グラフィックなどによる演出はほとんどない。「天下統一」よりもさらに地味だ。 fog of war が実現されている以外は、ボードのシミュレーションゲームに近い。

プレイヤーは惑星から生じる生産力を、惑星統治・航宙艦の生産・惑星防衛・新技術の開発に振り向ける。また生産した航宙艦を移動させる。

航宙艦の種類は少ない。戦闘艦と輸送艦と偵察艦しかない。戦闘艦にはさらに種類があるが、旧式・新式の世代という位置づけになる。戦艦・巡洋艦・駆逐艦といった種類はない。

敵と遭遇すると戦闘がおこる。プレイヤーは戦うか逃げるかの判断、敵の惑星を爆撃するかの判断、敵の惑星に上陸するかの判断をするだけ。戦術を駆使して劣勢の部隊で優勢な部隊を撃破するなどという芸当はできない。プレイヤーは最高指導者でしかない。

プレイヤーに求められるのは戦略的な判断だ。新しい惑星に植民して開発していかないと敵との生産力に差が出てしまう。植民と開発に傾きすぎると、敵を防ぎきれなくなる。新技術は役にたつが、短期的にはほかへ回す生産力が少なくなる。舞台は違うが、「シヴィライゼーション(無印)」に似ている。

ゲームの自由度は高い。入門ゲームなどのガイダンスがしっかりしているので、最初になにをしたらよいか分からないということはない。

操作性はすこしくせがある。操作は全てマウスで行い、数字入力も含めてキーボードは使わない。慣れるまでとまどうが、アクション性はないので問題ない。

強化ゲームを除くと難易度はそれほど高くない。コンピュータープレイヤーは初級・中級・上級から選べるが、上級であっても全く勝てないということはないだろう。ただし、初期状態で敵に囲まれてしまうと苦戦する時もある。

このゲームはそこそこやったが、極めるというところまではいっていない。ランダム性のあるルールは好みではないので、あまり手を出さなかった。また強化ゲームはやったことがない。

T&T(8)ノーアの占い

ノーアの町に入る。お金は安いうちに払っておく。

寺院では訓練を受けることができる。このイベントはすっかり忘れていた。レベルが低いうちに来たほうがよかったかもしれない。すこし失敗した。

訓練が成功するとLKが1上昇する。訓練できる回数は2回しかないので失敗したらロードし直す。レベルが低ければ訓練できる回数は増えるかもしれない。成功する確率は低いのでなんどもロードを繰り返す。IQが高いと確率が高くなるようなので、能力倍増の魔法が役にたつ。

大陸の港町で占いをしてもらう。期限は今年中。

占い所で「運命のカード」をひく。1人につき1回だけなので妥協はできない。目当ては「月のカード」または「運命の輪のカード」だ。能力値のどれか1つが上昇する。今回はSPDを最低9上げるのを目標にする。100回以上ロードを繰り返すことになるだろう。

STやLKが上がるカードもあるが、その程度で妥協してはいけない。驚異的な剣を手に入れるかもしれないが、中盤以降はたいした武器ではないので見送る。「忍耐のカード」は一時的な能力値が変わるだけなので意味がない。

能力値は以下のようになった。これだけSPDが高ければほとんどの敵に先手が打てる。

名前 種族 職業 ST IQ LK CON DEX CHR SPD
SNG 人間 戦士 18 14 22 19 15 16 30
ZARZAG ホビット 盗賊 17 16 23 22 23 9 26
FEF エルフ 盗賊 13 23 24 19 21 30 27
@ ドワーフ 魔術師 31 16 26 26 13 6 27

目標の4レベルになったが、5レベルの魔法「能力倍増」も年末のダンジョンで役立つことに気づいた。能力倍増の効果が切れると反動で能力値が半減する。このルールは使えそうだが、以前のプレイでは試したことがないので不測の事態が起こるかもしれない。セーブ番号2番にレベル4のデータを残しておき、戻れるようにしておく。

能力倍増の効果が切れても反動が起きないことに気づいた。説明書とは違うが、文句を言うべき相手はずいぶん前に「お星さま」になっている。あきらめて最善をつくすしかない。4レベルのセーブデータは残っているが、やり直さずに続けることにした。

今回は2時間半、累計で14時間半かかった。

MMCOX(33)ゲーム再開と停止

ゲームを始めからやり直す。内容が頭に入っているので順調に進む。ドワーフ鉱山は能力値上昇のポイントをさらっと流し、深入りしないで奥は残す。ほかのイベントをこなしたほうがレベルは上がりやすい。

オークの討伐・ゾンビの討伐・魔女の塔の攻略などを行う。リバーシティも半分攻略する。泳げるようになったので、さらに野外エリアのイベントをこなす。

また、非常が起きてしまった。前回と同じでセーブデータが壊れた。今回は定期的にバックアップしていたので被害は1時間分ですんだが、しばらくMMCOXは休むことにする。

昔のプレイ時にこのようなことは起きなかった。再開後のプレイでは新しい(買ったのは昔だが)別のフロッピーディスクを使用しているので、ほかに問題があると思う。PC本体のフロッピードライブの劣化が原因だろうか。

様子を見るのを兼ねて別のゲームをしてみたい。386マシンで動作するフロッピーディスク主体のゲームで、できればキャンペーン性のないSLGがいい。なにかが起きても被害を抑えられる。何十時間の成果がなくなるということはないはずだ。

MM3とT&Tはほぼハードディスクでプレイするので、続けてもいいだろう。

再開してからここまでで、9時間かかった。

レトロゲームの思い出と攻略