「ゲーム雑記」カテゴリーアーカイブ

ひとこと評価をやめる

心境に変化があった。既存のひとこと評価はやめる。短く評価することは一つの方法。しかし、筆者の感覚と一致しない人には誤解を招きやすいだろう。評価は根拠を含めた文章をじっくり読んでほしい。

代わりにリストには、比較的万人向けに推奨できるタイトルへ印をつけることにする。この観点には内容だけでなく、現在におけるソフト・ハードの手に入れやすさも含める。

既存のひとこと評価は、レトロゲームリストからは削除する。連載記事と要約記事からは、取り消し線で削除して修正する。修正量が多いので、時間をかけてすこしずつ行う。

ブランディッシュ(17)追記

思うところあって、プロジェクトEGG作品の優先順位を実機作品並みに上げる。実機環境と比較しやすい「ブランディッシュ リニューアル」をやってみた。評価はまずまずだが、注意点もある。

「ブランディッシュ」(無印)は、数年前にもオリジナルでプレイしている。リニューアル版とオリジナル版の内容に大きな違いはない。ただ、マシンの違いとEGG特有の環境には慣れるまでとまどった。


EGGでの画面の大きさは、標準・拡大1.25倍・拡大1.6倍・フルスクリーンから選ぶ。実機と比べて拡大1.6倍では、やや小さい。フルスクリーンでは大きすぎる。結局、拡大1.6倍に落ち着いた。ノートパソコンのフルスクリーンなら、ちょうどいいかもしれない。

画面が小さいと見づらくなる。これはなんとかなった。問題は、細かい操作でミスをしやすいこと。具体的には、マップへの書き込みとワープ魔法の移動先指定が難しい(ワープ魔法を急いで使わないと面倒なことになる状況がある)。数年前を含めて、かつてはそれほど苦労しなかったはず。

ではフルスクリーンにするとどうなるか。画面は見やすく、細かい操作もしやすい。ところが、どうも操作感覚が合わない。開けると罠が作動する宝箱でのガードを失敗しやすかった。実機では不意を打たれない限り、たいていガードできたはず。画面の大きさに合わせて、マウスの移動速度などを調整すればよかったのかもしれない。

使うマウスは普段使いから変更した。小さめで軽いクリックのものが使いやすい。このマウスは、どうもしっくりこないので別のものを使っていたのだが、今回の環境には向いていたようだ。


効果音は微妙に遅れる。普段は分からないが、休息をとってみると違和感に気づく。剣技で不覚をとる可能性が高くなるかもと心配したが、影響は感じなかった。効果音が連続すると、遅れやすくなるのだろうか。

音楽は良くなった。細かい微妙な表現が増している。これはスピーカーの違いが大きいだろう。筆者のウィンドウズマシンのスピーカーは、コスト重視で性能は最低限。それでも左右二つのスピーカーから聞こえる音は、元々ビジネス用途で一つしかない昔のPC-9801実機スピーカーよりずっといいはず。あとは、ソフトのリニューアルの影響もあるかもしれない。


以降での違いは、EGG特有の環境と関係ない。

廃墟の不死の敵に「 M.POISON 」が効かないことがあった。時間が経つと解除されるのかもしれない。それとも勘違いで、違う場所に置いてしまっただけだろうか。洞窟の不死の敵で、そういうことはなかった。

塔のラスボスは、やはり1体を倒した後に残り1体の動きが速くなったと思う。今回はミスをして、一撃で8割ぐらいのダメージを食らった。

洞窟の最初の丸石の罠でミスをし、復活の指輪が砕けてしまった。すっかり忘れていたが、数年前もここで失敗している。地獄のほうは問題なくクリアした。

メデューサが初登場するフロアでは3体登場した。オリジナルでは2体だったと思うのだが、記憶違いだろうか。

ソードオブカースはきつかった。ガードしていても結構なダメージを食らう。オリジナルでは、もっと楽に倒せたはず。記憶違いだろうか。それとも、作戦ミスか。単にその時点での最強鎧を装備していなかっただけだろうか。

ダークゾーンは、すごく楽になった。穴が見えるからだ。

カジノでは、50枚くらい使ったところでスペシャルモードに入った。記憶の限りでは、今までで一番運がいい。今回は単に運が良かったのか、そういう仕様になったのかは不明。

ラスボスを含めて、要塞で大きな違いは感じなかった。

クリア時のレベルと能力値は全てMAX、脱出時間は25:37、死亡回数はゼロ、復活の指輪が砕けたのは1回、マップ踏破率は86.31%だった。


ゲーム自体の評価は、オリジナルとほぼ同じく「普通」。大きな欠点はない。初めての人でも、いつかはクリアできるだろう。

ただし、画面の大きさ設定・マウスの動作設定・場合によってはマウス自体の交換を、試行錯誤しながら行えることが望ましい。かつてと比べてマシンの多様性は増した。設定も容易にカスタマイズできる。逆にそういった最適化ができないと余計な苦労をしてしまう。いい時代になったと思うことにする。

PC-9801に最近の液晶モニタをつなげた

もう以前のことになるが、CRTモニタがちらついて1時間ほどするとなにも表示されなくなった。再起動しても5分で同じ事象となる。時間をおいて再起動しても、正常なのは30分が限界となった。

購入して3年しか経っていないが、中古品なので文句は言えない。新しいものに入れ替えた。今回は1990年前後発売のPC-9801用モニタではなく、最近のPC用だがPC-9801でも使えるモニタおよび変換コネクタを購入した。


PC-9801と最近のPCではモニタ用コネクタの形状が違う。1990年前後のPC-9801は、D-Sub15ピン(2段)になる。最近のPCは、ミニD-Sub15ピン(3段)になる。なので、変換コネクタも用意する。

変換コネクタのオスとメスには注意する。PC-9801(メス)につなげるD-Sub15ピン(2段)がオスで、最近モニタ(メス)からのびるケーブル(オス-オス)につなげるミニD-Sub15ピン(3段)がメスになる。

最近のPCではコネクタが「D-Sub15ピン」と記述されている場合もあるが、「D-Sub15ピン(2段)」という意味ではない。HDMIなどと区別するための表記なので、「ミニ」を省略しているのだろう。正確な表記ではないと言っても始まらない。こういうことは四半世紀前の骨董品を扱う側が注意しなければならない。


今のところ大きな支障はないが、本来のPC-9801用モニタとはそれなりの違いがある。いちばん大きな違いについては先入観を排除するために、あえて直接言及しない。下記の画像(「項劉記」1993年光栄・PC-9801版)を上から順に拡大参照してほしい。なおこの時点では、コントラストや輝度などの変更をしていない。

新モニタ・位置の調整前

右端が欠けている。

新モニタ・位置の調整後

右端が表示されるようになった。左端も問題ない。

旧モニタ(参考)

CRTモニタ撮影のコツを知らなかったので、ボーダーが入ってしまっている。ブレもあるのかもしれない。もはや撮り直しはできないので、これで比較してもらうしかない。見づらいのは写真撮影の問題であり、本来はもっとも見やすくて違和感はない。

改めて比較してみると、ゲームをしている時の印象以上に違って見える。ただ、実際にゲームをする際はあまり気にならない。没頭するからだろう。昔の映画と同じだ。

上記画像ではわからないが、新モニタのほうが表示される画面は大きい。新モニタの画面は、旧モニタ筐体の白い枠を含めたのと同じぐらいになる。大きくなるので画面の粗さを感じてしまうこともあり得る。例えば「項劉記」はなにも感じないが、「ウィザードリィ6・ベイン・オブ・ザ・コズミック・フォージ(BCF)」は粗さを感じる。


複数のゲームで動作は安定している。価格や耐久性(1年あたりで、いくらになるのか)も考えれば不満はないので、購入した製品を紹介しておく。予算次第では各種問題を軽減できるもっといい製品があるのかもしれない。そこは購入レビューも含めたほかのサイトを参考にしてほしい。

位置およびコントラストや輝度などの変更方法は、取扱説明書を参照してほしい。

言い残しをしたくない

これが最後という覚悟で、昔のゲームをやってみる。あわせて記録も残そうと思う。

なぜこういう気持ちになったのだろうか。残りの人生をあせる気持ちがあるのかもしれない。ゲームにハマったことを後悔する気持ちがあるのかもしれない。よく分からないがやれるだけやってみる。

なぜそういう気持ちになったのか、すこしわかってきた。死期を覚ったわけではないのだが、同級生の事故ではない訃報に接するなどして思うところはある。そういうことがおかしくない年齢になった。

終活とか遺作と言うのには大げさで早すぎるのだが、やり残しや言い残しをゼロに近づけたい。ゼロは無理でも、やれるだけのことをやることに意味はある。

とは言え時間には限りがあるので、選択と集中をせざるを得ない。さらにレトロゲームリストの整理・追加・復活をするかもしれない。理解しがたい選択があったら、すりこみなど筆者の思い入れの問題だと思ってもらいたい。


今後はゲームと関係のない雑記にも力を入れていきたい。そんなものに興味はないという意見に従うことはしない(そもそも聞く耳を持っていない)が、配慮はする。「カテゴリーを選択」から「ゲーム」を選ぶなどで対応してほしい。

PC-9801に各種ボードを取り付けるコツ

PC-9801にSCSIインターフェースボードやサウンドボード(FM音源ボード)を取り付けるのは難しい。ボードの差込口が異常にきついからだ。壊れるのが心配になるくらい力を加えても入らない。

それ以前の段階で挫折することもあり得る。差込口にカバーがあるかもしれない。このネジがまた異常にかたい。その場合は、通販なら1本で送料込みが600円前後のプラスドライバーを使えばよい。「固いネジも外せる」という評判があればメーカーは問わない。


自己流だがボードを取り付けるコツを紹介する。まず、床に座布団やクッションなどを置く。別にタオルなども用意する。座布団にPC-9801を置く。ボードの差込口が上になる。差込口は床と平行にしたいが、FDのレバーのせいでうまくいかない。そこはタオルで調整する。

向きに注意して、垂直にボードを差込口へ挿入する。垂直を維持して、あせらず、すこしずつ力を加えていく。垂直なので自分の体重を利用できる。「パチン」という音とはっきりした手ごたえを感じられるはず。


なぜこれほど異常にきついのか。誰の何のためだったのか。

最近のゲーム機を自力で修理しようとすると、一度はがしたら貼りなおせないシールに邪魔をされる。はがしてもいいのだが、ゲーム機メーカーは以降の修理を受け付けない。メーカーはいちおう理由を説明しているようだが、最大の理由は自社の利益であろう。(これについては、状況が変わるかもしれない。プレステ・Xboxなどで横行する「剥がすと保証は無効」のシールは違法だとFTCが大手企業に警告書を送付 ゲーム機に貼られている「剥がすと保証は無効」シールについて任天堂やソニーが保証を見直し) もっともらしい理由でお金を取るのは、『 manipulation and extortion 』と言っても過言ではない。

それと同じ構造を感じる。あの異常なきつさは、NEC影響下のショップで高い純正品を定価で売るための不当な参入障壁だったと思う。

だから、筆者にPC-9801愛というものはない。すくなくともNEC愛はない。むしろ憎んでいる。以上は時間よりお金が貴重だったころ、安物買いの銭失いをした恨みである。

レトロゲームリストの整理2018/03

心境に変化があった。「大航海時代(無印)」と「プリンセスメーカー(無印)」は、レトロゲームリストから外さないでおく。思い切ってしまってもいいのだが、思い切らなくてもいいという考えになった。時間もそれほどかからないはずだ。

「DIABLO(ディアブロ無印)」は悩む。時間がかかるからだ。▲のままにしておく。

やりたくても外すこともあり得る。把握している限りでは「リングマスター1」が正常動作しない。ソフトではなくハードの問題かもしれないので、まだ保留にしておく。

レトロゲームリストの整理2018/01

レトロゲームリストを整理し、個別の記事を書けるものは書いた。未経験かそれに近いものは下記にまとめる。

ルナティックドーン・前途への道標

ほとんど手をつけていないが、もういいだろう。「ルナティックドーン・開かれた前途」に外見上は似ているが、戦闘バランスは大きく違う。「開かれた前途」の感覚でいると、序盤に瞬殺される。

何回かやり始めたが、そのたびに序盤でやる気をなくした。挫折というよりも期待と違うという感じだ。全く新しいものをやると思えば問題ないのだろうが、そういう気になれなかった。前作が刷り込まれたということだろう。ウルティマ4と5の関係に似ている。

A列車で行こう4

財務諸表の操作に興味があったのだが、もはや失せてしまった。

ディガンの魔石

なんとなく宣伝文句につられて買ってしまった。背景世界の設定・雰囲気に凝っている反面、NPCがわがままでプレイする人を選ぶらしい。評価が分かれるゲームのようだ。

味わい深さがある反面、苦痛が大きいと予想される。もったいない気もするが、全ての困難に挑戦するわけにもいかない。熟成させすぎてしまった。

卒業(無印)

「プリンセスメーカー」(無印)がまずまずだったので買ったのだろう。手間をかけて指導すれば応えてくれるという設定に、情熱がわかない。やはり熟成させすぎてしまった。

開かれた前途・ゲームの紹介と昔の話

「ルナティックドーン・開かれた前途」は何回かクリアしている。RPGでアクション性はない。

自由度が高いのが特徴。イベントは似たようなパターンが多いので、人によっては飽きやすいかもしれない。自由度が高い代償だろうかバグも多い。ゲーム続行はできたが、納得できない事象が起きた記憶がある。

ごく一部を除いて戦闘難易度は高くない。危険な相手であっても、たいていは先手を打って逃げることができる。敵との相性によっては成長限界に達していても危険なので、逃げる選択肢は重要だ。

魔法の種類は多いがよく使うものは少ない。魔法を使うには種類に応じたアイテムを持っている必要がある。持てるアイテム枠には限りがあるので厳選することになってしまう。

以下はあいまいな記憶による記述。ソフトは Windows95 対応だが、 XP と Vista でも動作した。 Vista は音楽がループせずにしばらくすると止まってしまうが、場面が切り替われば鳴る。手動で音楽OFF・ONとしてもいい。

相性があえば長く楽しめるだろう。かなりの時間をかけた気がする。希少品のはずのイベントアイテムを世界にあふれさせたり、世界を破滅させたりしたこともあった。全てをやりきったわけではないが、もういいだろう。

気が変わった。もう一度やってみる。

三国志2・ゲームの紹介と昔の話

「三国志2」はもういいだろう。ターン制のシミュレーションゲームでアクション性はない。システム・ルールの水準は普通。難易度の水準はシナリオ・勢力によって幅広いが、たいていは普通だと思う。

舞台は中国の後漢末期から三国時代・五丈原の戦いあたりまで。領国ごとに内政をして隣国との戦闘時には戦闘画面になるなど、システムの基本は同時代の光栄シミュレーションゲームとほぼ同じ。

戦闘部隊に騎馬や水軍など兵科の違いはない。武将は能力値だけでなく性格づけもあり、個性が目立っている。能力は高いがいつ裏切るか分からないような武将もいるし、信頼できるが能力はそこそこという武将もいる。

戦場での一騎打ちや策略コマンドもある。策略はなかなか成功しないが、うまく決まれば効果は大きい。知力・魅力の低い韓玄を用いて、劉備配下の張飛をそそのかし独立させたことを覚えている。万一を思うなら、独断専行の相がある武将を太守にするのはやめたほうがいい。

このゲームは何回かクリアした。シナリオ1・2の劉備・曹操・袁紹・袁術・董卓・李傕・呂布が記憶にある。金旋など弱小勢力でのクリアはしていない。三国鼎立時代のシナリオもクリアしていなかったはず。新君主でプレイして、他国の武将の寿命が尽きれば楽に攻略できると思い試したら失敗した。

時間はあるがお金はとぼしい頃なので、買うかどうか悩んだ。コンピューターシミュレーションゲームの経験がなかったせいかもしれない。三国志のキャラクターゲームだと思えば楽しめるだろうと決断した。

その期待に十分応えてくれた。でも、もう思い残すことはない。

ティルナノーグ・ゲームの紹介と昔の話

「ティル・ナ・ノーグ・ダーナの末裔」は何回かクリアしているが、もういいだろう。RPGでアクション性はない。

固定シナリオはなく、シナリオジェネレータにより自動生成された無数のシナリオを楽しめる。もっとも、シナリオの大まかなパターンには限りがある。

後発の固定シナリオの短編集である「ブルトン・レイ」には、このゲームの影響を感じる。すくなくともこの時代のシナリオ自動生成に、過大な期待はしないほうがいい。

戦闘難易度は高く容赦のないダメージを受けるが、こまめにセーブすればクリアできないレベルではない。

続編も出ており、そこそこ楽しめるゲームではあるが、筆者は「ブルトン・レイ」のほうが好みだ。