ロイヤルブラッド(7)SC4・エアドリック

シナリオ4「ロイヤルブラッド」のテュードリア家・当主エアドリックでやってみる。難易度はふつう。

有利な点:宝石魔術師がいる。当主・家臣の政治力は優秀。領国3つのうち1つは他国に接していない。

不利な点:王家に囲まれている。宝石魔術師の強さは中ぐらいなので、より強い第5部隊には対策がいる。当主の軍事力は並み。

今回は不運とミスが重なった。疫病が重なり兵士数が不足したのにあせって侵攻してしまった。王家に反撃されてせっかく取った国を取り返されてしまう。今回のプレイで初めての敗北だ。残念な音楽が鳴る。

残念な音楽には聞き覚えがあるので、かつても敗北したことはあったのだろう。スピードも大事だが、あせるとかえって遅くなる。

態勢を立て直し、じっくり反撃する。第5部隊はピルムスと契約した。ガンナーより弱いが間接攻撃を持っている。それほど強くない代わりに、早期から契約しても離反されにくい。

ある程度の勢力になれば後は順調だ。今回は縛りとして当主は追放することにした。急死などもあってティリアンと王家の一族が滅亡する。後味がよくないので次は別の縛りを考えたい。

6年目6月の時点で残りはブランシェ家とライル家のみとなったので、中断することにした。

このシナリオは5時間半、累計で24時間半かかった。

ロイヤルブラッド(6)SC3・ティリアン

シナリオ3「ティリアンの戦い」のスレテート家・当主ティリアンでやってみる。難易度はふつう。

有利な点:当主・家臣がやや優秀。宝石魔術師がいる。隣接する他国に本国はなく兵士数は多くないので、当面は脅威がない。

不利な点:こちらより大きな勢力に囲まれている。宝石魔術師の強さは中ぐらいなので、より強い第5部隊には対策がいる。

まずはじっくり内政に取り組む。パスハが1つ手に入った。他国は互いに争っているが、こちらにはやってこない。隣接する他国の兵士数も増えていない。ここまでは理想的だ。

このゲームでは原則として、他国の情報はノーコストで手に入る。かかるのはプレイヤーの手間だけだ。隣接国だけでなく、侵攻予定国の隣接国も調べておく。攻め取ったはいいが守り切れないのでは意味がない。

原則には例外がある。他国の第5部隊の情報を調べるにはコストがかかる。たいていは中程度以下のモンスターを雇っているが、宝石魔術師を使ってくることも多いので調べてもあてにはならない。

ライル家には宝石魔術師が二人いる。ブランシェ家とやり合った直後のタイミングで侵攻したところ、弱いほうの宝石魔術師がでてきた。味方バグベア対敵チルではすこし不利だが、兵士数で優勢なので難なく勝つことができた。強いほうの宝石魔術師がでてきたら、損害も大きかっただろう。なので、タイミングを計ることは無駄ではない。

ライル家から同盟を打診される。このゲームの同盟は不可侵条約だ。いきなり攻め込まれることはなくなるので締結することにした。王家とブランシェ家がいるので、ライル家は脅威ではなくなるだろう。

ライル家と組んだので、南下策を取る。王家に腹背をさらすので、守りを固めておく。同程度の軍事力なら兵士数は50上回っていればいいだろう。低いなら100上回るようにしたい。家臣が足りずに直轄領となる場合、たぶん当主の軍事力の半分が適用されるので兵士数でカバーする。

第5部隊はオーガあたりでいいだろう。名声が高くないのに強すぎる部隊と契約すると、離反されることがある。離反される条件は攻略本がないと正確には分からないが、契約金で見当をつけることはできる。

フェリアス家を滅ぼし宝石魔術師を手に入れた。新たに第5部隊のガンナーと契約する。ガンナーは強力な間接攻撃を持っている。ここまでくれば後は順調だ。

6年目4月の時点で残りはブランシェ家とライル家のみとなったので、中断することにした。

このシナリオは6時間、累計で19時間かかった。

ロイヤルブラッド(5)SC2・レッドワルト

シナリオ2「フェリアス家の危機」のライル家・当主レッドワルトでやってみる。難易度はシナリオ1・エランと同様で、やさしい。

有利な点:当主・家臣が優秀。宝石魔術師が優秀。領国4つのうち1つは他国に接していない。自分より小さな勢力に接しているので、弱い敵から攻略できる。

不利な点:同規模の勢力であるブランシェ家・エランに接している。接している勢力の数が多く、敵のスキを突きづらい。なぜなら、隣接する敵の宝石魔術師(王冠ドラゴンを含む)が全て休養期間中ということはまれだから。絶えず敵の侵攻を警戒しなければならない。そしてもうひとつ不利な点がある。

隣接する8国のクリサリス家は島国で、こちらの7国にしか隣接していない。なので必ず7国をターゲットにしてくる。クリサリス家は弱小だが本国である8国の兵士数は7国を上回っている。しかも当主の軍事力は高い。勝てない敵ではないが、不安はある。

いきなり開始直後に攻めてきた。兵数は7国と同程度だが、軍事力が高いので危険だ。宝石魔術師を動員して迎撃する。宝石魔術師を動員してしまえば難しくない。領主を戦闘力の高いガラリアに代えておいたことも有利に働いた。

問題なのは、ここでほかの国がちょっかいを出してくることだが、そういうことはなかった。力を蓄えてからクリサリス家を滅ぼす。これで宝石魔術師が増えたので楽になった。後の展開は前回と大差ない。

他国を滅ぼすと、家臣になりたいと頼ってくる者がいる。このゲームに登場する人物は寡黙だが、このときはセリフがある。セリフにはいくつかパターンがあり、能力に応じて決まるようだ。たぶん、裏切りやすい人物も推測できる。もっとも筆者の場合、今までに裏切られたことは一度もない。

領国と宝石魔術師の過半を押さえた。残りは王家とかろうじて残っているフェリアス家のみだ。このシナリオは勝ちが見えたので、5年目3月の時点で中断することにした。

このシナリオは6時間、累計で13時間かかった。

ロイヤルブラッド(4)SC1・エラン

シナリオ1「エランとレッドワルト」のブランシェ家・当主エランでやってみる。難易度はやさしい。

有利な点:当主・家臣が優秀。宝石魔術師が優秀。領国3つのうち1つは他国に接していないので軍備を省ける。省いた分は前線国に回せる。

不利な点:同規模の勢力であるライル家・レッドワルトと、もっとも大きな勢力である王家に囲まれている。弱い敵から攻略するということはできない。

序盤は富国を重視する。領主の軍事力が高ければ兵士数は隣接国と同程度でいい。こちらの兵士が多いと敵は競り勝とうとして増やすので、刺激しない。

このゲームで重要なのは取引コマンドによる作物の売買だ。安い時に買って高い時に売る。金に余裕ができたら兵士を増やす。周りの敵国の兵士が200なら、450から500ぐらいに増やしてから半分の兵士で侵攻する。出撃する国も守る必要がある。初戦までに2年はかからないだろう。

第5部隊のうち宝石魔術師と王冠ドラゴンは、出撃すると3か月間は使えなくなる。野球の投手と同じで休養期間がいる。後のことまで考えなければならない。例えば、ライル家へ侵攻した後の休養期間中に王家が侵攻してくると困ったことになる。

対策1:パスハが使えるまで待つ。このゲームでは内政コマンドに力を入れているとよいイベントが起こる。そのうちのひとつに、第5部隊のパスハが使えるようになるというものがある。パスハは強力で王冠ドラゴンとも渡り合える。1回しか使えないが十分役に立つ。

対策2:モンスターと契約して、敵のスキを突く。序盤で契約できるモンスターはそれほど強力ではないが、いないよりはずっといい。宝石魔術師に比べると劣勢だが、敵が休養しているスキを突けばいい。

対策3:時間をかけて兵を養う。第5部隊も無敵ではないので、兵数で圧倒すれば問題ない。兵数で圧倒していれば敵は侵攻してこないはずなので、休養期間を気にせずに宝石魔術師を攻撃に使ってもいい。

たいていは対策1(パスハ)が使えるが運次第で保証はできないので、対策2(モンスターでスキを突く)を基本とする。敵のスキを待っている間に、自然と対策3(兵数)も加味することになるだろう。

ライル家などのほかの貴族を滅ぼせば、彼らの宝石魔術師も手に入る。そうなれば宝石魔術師をローテーションさせられる。控えの投手がいれば、エースの投入にためらいはいらない。

他国に接していない国が増えるにつれて、どんどん楽になる。残りは王家のみだ。王家もほかの貴族を滅ぼしているので、王冠ドラゴンのほかに宝石魔術師がいる。しかし、もはや敵ではない。このシナリオは勝ちが見えたので、6年目5月の時点で中断することにした。

ここまでで7時間かかった。

ロイヤルブラッド(3)今回の目標と縛り

今回は以下の条件でやってみる。
(1)全てのシナリオの全ての当主でプレイする。十分に優勢と感じたら、途中で打ち切ってもいい。
(2)セーブ・ロードを繰り返してやり直すことはしない。
(3)ほかの攻略情報は原則として見ない。攻略本は気が向いたら見てもよい。

シナリオや当主が変わってもエンディングは共通だ。ある程度の勢力になったら、優勢な状況がひっくり返ることはない。全部クリアするのは面倒くさいので、途中で止めてもいいことにする。

今回を最後のプレイにするつもりなので、できるだけ自力でやってみる。でも、攻略本をもう一度見てみたいとも思う。その時は明記する。

もうすこし縛りをかけてみたいが、やりながら考えることにする。

ロイヤルブラッド(2)ゲームの入手方法

今回プレイするのは1991年光栄製。マシンは、PC-9801DA(CPUは80386・20MHz)。ソフト・ハードとも中古であれば手に入るかもしれない。

PC-9801VM以降・PC-286、386に対応。2ドライブ必要。メモリは640KB必要。400ラインモニタが必要。ハードディスクは不要。FM音源に対応。

光栄のゲームではめずらしいと思うが、外付けのフロッピーディスクドライブでも動作した。

ファミコン版やWindowsでの復刻版もあるようだ。(PC-98版との内容の差は不明。)

最近、同時代の旧光栄作品が Steam で配信され始めている。じっくり待てば最新Windowsなどの環境が廉価で手に入るかもしれない。

もし手に入れようとするなら、ソフトの状態・ハードの型式・フロッピーディスクの種類・OSの種類・最近のOSであれば何ビット版かなどに注意したほうがいい。入手元が誠実であっても、20年以上前のフロッピーディスクなどが突然読めなくなるのは驚くことではない。諒とせよ。

ロイヤルブラッド(1)ゲームの紹介と昔の話

「ロイヤルブラッド」をやってみる。ターン制のシミュレーションゲームでアクション性はない。システム・難易度ともすこしやさしく、プレイにかかる時間も短めだ。パッケージにはこう書いてあるが、その通りだ。

「ロイヤルブラッド」はSLGの経験不問。

舞台は中世ヨーロッパ風の世界で、ファンタジーの要素もある。システムは同時代の光栄シミュレーションゲームとほぼ同じ。領国ごとに内政をして、隣国との戦闘時には戦闘フィールド画面になる。

戦闘時の部隊数は双方とも4つが基本で、その国の兵数が自動的に4分割されて騎兵・歩兵×2・弓兵になる。加えて第5部隊というものがあり勝敗の鍵を握る。第5部隊は魔術師・モンスター・特殊傭兵隊といったもので強力だが制限もある。

光栄のシミュレーションゲームはキャラクターゲームだと思えば楽しめる。このゲームでは能力値が並みのキャラクターが主力でもあまり困難ではない。能力上昇のイベントも多い。

このゲームは昔、4本のシナリオでそれぞれ選べる4人の当主のほとんどでクリアしたはずだ。このゲームをひと通りやりきるのにそれほど時間はかからない。

英雄伝説(8)第3章開始

第3章には注意点が多い。

まず、リーゼルの町で武器と防具を買った。ナッシュの町とヨルドの港まで待てばすこしお金を節約できる。当分これ以上のものは手に入らない。この時に買っておかないと、困るかもしれない。ワプの翼もいくつかほしい。

第3章ではソニアが仲間になる。レベルアップ時には、強さ・かしこさ・運の良さ・素早さに1点ずつ割り振った後、①強さ②素早さに割り振る。

敵も強くなるが、「聖なる杖」とソニアの持っている「銀の杖」が役に立つ。状態異常は逃げれば治る。ストーリーが進行しないと先へ行っても新しい装備は手に入らないので、無理はしない。後述するが、まだストーリーを進めてはいけない。記憶違いだった。先へ進みすぎてはいけないが、この時点で止めるのは早すぎる。

デスクラブは「ハイパー660」を落とす。使うとHPの最大値が660になる。普通はソニアの分だけあればよいが、今回はセリオスも脆弱なので早期に2つ集めたい。

このゲームにはクリアに大きな支障はないものの、プレイヤーに精神的なダメージを与える容赦のない仕様がいくつかあるので注意する。

「ハイパー660」には注意がいる。最大HPが660を超えているキャラクターに使うと、660に下がってしまう。その時はロードし直すしかない。

ソニアの分は確保したが、セリオスの分がなかなか落ちない。あきらめたくなってきた。

今回は7時間、累計で25時間かかった。

英雄伝説(7)第2章クリア

4人パーティのままでマスクーンの町まで行き、防具を重視して装備を買っておく。途中のきつい敵からは逃げる。それから「グエンの塔」で15レベルまで鍛えた。防具が整っていれば、バラムは哀れなほど弱い敵だ。しかもこの時点では使える武器をたまに落とすのでおいしい。今回は「レスの杖」があるのでオート戦闘でもいいくらいだ。

ローのレベルアップ時には、強さ・かしこさ・運の良さ・素早さに1点ずつ割り振った後、運の良さだけに割り振る。これは自動的な割り振りと同じだったはずだ。ゲイルのレベルアップ時には、強さ・かしこさ・運の良さ・素早さに1点ずつ割り振った後、①運の良さ②強さに割り振る。

能力の割り振りはきまぐれだ。これが有利だというわけではない。後で苦労したくなかったら、すくなくとも4つの能力に最低1点ずつは割り振っておく。そうしておけばなんとかなるだろう。今回はそうしていないが、セリオスの強さは重視するほうがいい。

4人パーティのままでドロップアイテムを集める。ストーリーを進行していないので、ネリアの港へ戻らないと休息をとることができない。でも「レスの杖」があるので問題ない。

試練の洞窟はレベル16あればだいじょうぶだ。敵が落とす「不幸のタロット」は、ここぞという時に役に立つだろう。

「~の手下」は、あるイベント前の固定の敵だけが「グラディウス」を落とすようだ。このことを思い出すまでに、野外で何時間も無駄にしてしまった。

ドロップアイテムを集めたのでストーリーを進める。第2章にはたちの悪い仕様があり、アイテムを失くすと戻ってこないこともあるので注意する。特に、「聖なる杖」を失くしてはいけない。このゲームのセーブデータは多数使えるのでうまく活用する。

マスクーンの町を解放すると、「あらわしの鈴」を買えるようになる。次の章に備えて、すこし買っておく。

第2章のボスはきついが攻略法はいろいろある。攻略法1。ある程度ダメージを与えたらサイレスで敵の回復呪文を封じる。こちらの回復はレスの葉とレスの杖を使う。

攻略法2。ボスは「聖なる杖」に抵抗力がない。敵の攻撃に耐え続ければいつかは効く。今回はこの方法で倒した。

ボスはある呪文を嫌っている。強さが足りないキャラクターはそれを唱えてもいい。第2章をレベル17でクリアした。

今回は12時間、累計で18時間かかった。

英雄伝説(6)第2章・オセロ、流血の洞窟

第1章をクリアした後は、ルディアの城の宝箱を取ることができる。すぐに取ってもいいが、第3章まで待てばもっといいアイテムが取れる。第5章まで待てばさらにいいアイテムが取れる。今回は第5章まで待つことにする。

ネリアの港から船に乗り、ロンドの港へ渡る。武器・防具とたいまつを買っておく。ロンドの港付近の敵はまだそれほどでもない。4人パーティなら問題ないだろう。

ロンドの港から北西に庵があり、オセロをすると魔法を教えてもらうことができる。負けても教えてもらえるので以下はおまけだ。

オセロ

敵の思考ルーチンは次のように思われる。まともに相手をすると結構強い。

  1. 四隅に打つ。
  2. 端に打つ。
  3. 次の番で四隅や端に打てるようにする。
  4. こちらが四隅や端に打つのを阻止する。
  5. こちらに四隅や端に打たせないために、端から1つ内側には可能な限り打たない。

以上は敵のセリフに注意すれば見当がつく。敵にうまくしてやられた時のセリフには、感情的になってしまうのが自然ではある。しかし、翻弄されてはいけない。敵がもらしてくれた情報を、自分の有利につなげることが肝心だ。

常にこちらは先手番で敵は後手番なのだが、これは思考ルーチン5の関係で敵が有利だ。こちらも上記の思考ルーチンをまねようとしても、端から1つ内側へ先に打つ必要があるからだ。

おおむね妥当な思考ルーチンだが穴がある。上記のルールを優先しすぎてしまうので、うまくやると数手で頓死する。思考ルーチン5を逆手に取るのがコツだ。やり方をすっかり忘れており、5回ぐらいリセットして頓死させることができた。

(2)セーブ・ロードによるやり直しは、原則としてしない。

気付いてみると縛りを外してしまっていたが、本筋には関係ないのでまあいいだろう。

流血の洞窟

ロンドの港の西には流血の洞窟がある。たいまつを2本続けて使うと探索しやすくなる。予備も持って行くといい。

流血の洞窟も含めて第2章で危険なのは、アジン3匹だ。ゲーム中で一番危険かもしれない。対策は先手を打たれたら一度逃げることだ。アジン3匹は「レスの杖」を落とす。今回は運よくすぐ手に入った。

ボスも強いが適当な魔法を使えば難しくない。宝箱は全部取っておく。

ストーリーを進めるには、流血の洞窟のボスを倒してからロンドの港へ戻って町の人に話しかける。でもそれはしないでこのままキャラクターを鍛える。ストーリーを進めないと回復するのに手間がかかるのが欠点だが、今回は「レスの杖」があるので助かる。

今回は1時間、累計で6時間かかった。

レトロゲームの思い出と攻略