ロイヤルブラッド(11)SC4・レッドワルト

シナリオ4「ロイヤルブラッド」のライル家・当主レッドワルトでやってみる。難易度はやさしい。

有利な点:当主が優秀。家臣は優秀で数も多い。宝石魔術師が二人いる。領国が多く他国に接していない国もある。自分より小さな勢力に接している。

不利な点:同規模の勢力であるブランシェ家・エランに接している。

いきなりブランシェ家・エランが攻めてきた。猶予があれば領主の入れ替えや兵の移動を行えたのだが、どうにもならない。敵の軍事力は高く味方の軍事力はいまいちだが、兵士数は同数なので応戦する。

敵の宝石魔術師はサンダラス。強力な間接攻撃を持っているが、隣のマスへは攻撃できない。こちらの宝石魔術師と歩兵で作った壁に隣接してくるが、攻撃はしてこない。今回気づいたが、敵の思考ルーチンは移動を優先するらしい。うまく立ち回れば撃退できそうだ。

味方の宝石魔術師も間接攻撃なので、一歩ずつ後退しながら攻撃する。しばらくするとサンダラスは逆方向から回り込もうとしたので、後ろから追撃して撃退できた。

敵の一般部隊は移動力の高い騎兵が突出してくる。後続が追いつく前に囲んで打撃を与えれば撃退できるだろう。

撃退したものの、敵エランの軍事力が高いこともあって無傷というわけにはいかない。波状攻撃を受けると危ないが、それはなかった。領主の入れ替えと兵の移動をする。思い切って1国は放棄した。

正確には国を放棄するというコマンドはない。金と兵糧と兵士を全て隣接国に移動して直轄領にする。余裕があれば、金をすこしだけ残して探索をしてもいい。

序盤の奇襲さえ乗り切ればすぐに兵を増やせる。後は難しくなかった。

第5部隊はファハンと契約した。体力(実質的には兵士数と同じ)の初期値は100でオークと同じだが、攻撃力などは強いようだ。ファハンの特徴は、2マス以内の全てのマスに間接攻撃ができることだ。隣接するマスにも間接攻撃ができ、自分の損害はないので使いやすい。

16か国を制したので、3年目10月の時点で中断することにした。

このシナリオは4時間、累計で40時間かかった。

ロイヤルブラッド(10)SC3・エラン

シナリオ3「ティリアンの戦い」のブランシェ家・当主エランでやってみる。難易度はやさしい。

有利な点:当主が優秀。家臣は優秀で数も多い。宝石魔術師が二人いる。領国が多く他国に接していない国もある。

不利な点:同規模の勢力であるライル家・レッドワルトと王家に囲まれている。弱い敵から攻略するということはできない。

序盤は領主の入れ替えと兵の移動を行う。敵領主の軍事力のほうが高いなら、兵士数で上回っておきたい。こちらの領主の軍事力のほうが高いなら、あえて兵士数を劣勢にしたままにするという手もある。敵はせっかく兵士数で上回っているのに、こちらと同数で侵攻してくることが多いので、返り討ちにできる。

あせらずに兵を養ってから侵攻すれば、ほとんど苦労はないだろう。

第5部隊はオログハイと契約した。兵士数の初期値は110なので、オークより強いようだ。その代わりに移動力は2で歩兵と同じ。

15か国を制したので、3年目4月の時点で中断することにした。

このシナリオは4時間、累計で36時間かかった。

ロイヤルブラッド(9)SC2・イリアス

シナリオ2「フェリアス家の危機」のフェリアス家・当主イリアスでやってみる。難易度はふつう。

有利な点:宝石魔術師がいる。領国3つのうち1つは他国に接していない。

不利な点:王家に囲まれている。宝石魔術師の強さは中ぐらいなので、より強い第5部隊には対策がいる。

シナリオ4・エアドリックの状況に似ているが、こちらのほうが難しい。強大な王家に兵士数で圧倒されてしまう。当主の軍事力はエアドリックよりも高いのだが、跳ね返すには不十分だ。

他国に接していない領国から兵士を持ってきても足りない。27国に攻め込まれてしまう。消耗するとじり貧なので、抵抗せずに退却することにした。さいわい無事に退却できたが、最初から27国を放棄しておけば金と兵糧を失わずにすんだ。

25国の守りを固めて兵を養う。敵も兵士数をやたらと集めてきた。25国には敵の24国と27国が接している。片方を攻め取ることはできるけれども、残したほうが脅威になるように思える。でも、兵糧が不足していれば攻めてはこれない。

フェリアス家には家臣が二人しかいない。領国が増えるにつれて、質以前に量が足りなくなってくる。今回は北方スレテート家の滅亡にともなって、優秀なティリアンを家臣とすることができた。それでも足りないので、弱っているライル家レッドワルトからメイルガンを引き抜く。人物の説明にある通り、メイルガンは引き抜きやすい。

第5部隊はガーゴイルと契約した。強さは中ぐらい。単独で王冠ドラゴンに対抗するのは厳しいが、ほかの部隊と連携し機動力を活かして側面・背後に回り込めば勝機はある。

11か国しか制していないが先が見えたので、6年目11月の時点で中断することにした。

このシナリオは4時間、累計で32時間かかった。

加賀見俊夫氏は食品偽装を履歴書に書くと思う

ひとつある例外は、たいしたことのない武器だ。店で売っていないドロップアイテムがあることの、アリバイ作りだろう。こうしておけば、表面上は登場アイテム募集の約束を破ってはいない。ますます気に入らない。

個人の記事なので、思い入れによってゲームの紹介記事は長くもなれば短くもなる。「ドラゴンスレイヤー英雄伝説2」には強い負の思い入れがあることを再認識した。

「アリバイ作り」で思い出したことを書いておく。2013年に食品偽装(食材偽装)が問題になった。ところが、批判を受けた企業は多いのに発端となった企業はほとんど批判されていない。

どこかというと、東京ディズニーランドなどを運営しているオリエンタルランドだ。初めて知った人はびっくりしたかもしれないが、しょせんマスコミは営利企業もしくは国の下請け機関だ。公平でなくても驚くことではない。

マスコミ関係者も上司などの制約を受けるだろうが、できることもあるはずだ。たとえば日経新聞では時間をおいた検証記事で、ディズニーについて触れていた。知る限りでは本文(小さい字)1行だけなので、世間に知られることはなかっただろう。つまり「アリバイ作り」だ。

でも、上記のゲーム記事とは状況が違う。筆者のゲーム記事での主張は、実質的に変わらないなら表面だけとりつくろうなということだ。日経新聞の1行には、実質的な意味がある。たとえ読んだのが筆者一人だけだったとしても。

ところで現在2017年5月は、日経新聞「私の履歴書」をオリエンタルランドの経営者・加賀見俊夫氏が書いている。食品偽装問題にどう触れるのか、筆者は注目している。書くのか書かないのか。どの程度まで書くのか。どういう態度を示すのか。

うろ覚えだが、「コンバット」にこういう意味のセリフがあった。

戦場において、一時の感情で逃げるのは卑怯ではない。逃げたことを認めないとき、卑怯になる。

昔も今も、ゲーム業界ではバグや『仕様』などの不都合情報を可能な限り隠そうとする態度がある。エンターテインメントというくくりでは、ゲーム業界もディズニーも同じだ。加賀見俊夫氏には、名実ともに一流の態度を期待している。ゲーム業界の参考になるような態度を。

英雄伝説2(4)序章

無印と同じく、このゲームの攻略情報は多数あるようだ。記事は網羅性よりも独自視点を重視する。

序章は退屈だ。とにかく歩き回って人の話を聞く。戦闘はあるがオートで十分だ。

すっかり忘れていたが、途中で嫌なイベントがあった。金をもらうのを遅らせたり、ワプを使ったりすれば、もしかすると多少の金を救う可能性があるかもしれない。ロードによるやり直しはしないことにしているので、試してみてはいない。

昔読んだ雑誌の記憶では無印にはいくつか仕様の穴があり、できないはずのことができてしまったりした。このゲームでは躍起になってふさいでいる気がする。そういう印象があるので、いろいろと試してみる気になれない。

ストーリーはすんなりとは進行しない。フラグ立てのイベントが多く、面倒くさい。ヒントをすこし書いておく。

  • ワプを使えば時間短縮になる。
  • 国を行き来する必要はない。
  • 洞窟は入り口に入るだけで十分。中は調べなくてもいい。

ようやく本格的なストーリーが始まった。ここに来るまで長すぎると思う。

インストールなどを含めて、ここまでで2時間ぐらいかかった。

英雄伝説2(3)今回の目標と縛り

今回は以下の条件でやってみる。
(1)セーブ・ロードによるやり直しは、原則としてしない。
(2)攻略情報は、原則として見ない。
(3)すでに始めている無印よりも先に終わらせる。

無印にはいろいろなドロップアイテムがあり、それが魅力だった。

本作にはアイテムを集めるという楽しみがないが、苦しまなくていいとも言える。自由度の低さも割り切ってしまえば、気にならないかもしれない。

英雄伝説2(2)ゲームの入手方法

今回プレイするのは1992年日本ファルコム製。マシンは、PC-9801DA(CPUは80386・20MHz)。ソフト・ハードとも中古であれば手に入るかもしれない。PC-9801VM以降・PC-286/386に対応。メモリは640KB必要。ハードディスクに対応。その際は、MS-DOSのVer2~3が必要(Ver5には非対応と明記されている)。FM音源に対応。ジョイスティックに対応しているが、なくても問題ない。

ハードディスクに対応とあるが、なくても苦痛はない。

全てを確認したわけではないが、ファルコムのゲームで外付けのフロッピーディスクドライブを使うのはやめておいたほうが無難かもしれない。

スーパーファミコン版などもあるようだ。(PC-98版との内容の差は不明)。

プロジェクトEGG(PC-9801などのレトロゲームをWindowsで利用できる)でも配信されている。対応OSについては、各自で調べてほしい。

もし手に入れようとするなら、ソフトの状態・ハードの型式・フロッピーディスクの種類・OSの種類・最近のOSであれば何ビット版かなどに注意したほうがいい。入手元が誠実であっても、20年以上前のフロッピーディスクなどが突然読めなくなるのは驚くことではない。諒とせよ。

英雄伝説2(1)ゲームの紹介と昔の話

無印のアイテム集めに疲れたのと、無印より先に終わらせたいという理由で、「ドラゴンスレイヤー英雄伝説2」をやってみる。RPGでアクション性はほとんどない。

町・野外・ダンジョンなど全てが2D画面。ストーリー進行に応じて敵を掃討していく。謎はよく覚えていないが難しくはなかったと思う。ここまでは無印と大差ない。

ゲームの自由度は無印よりさらに低い。終盤を除くと、同じ敵と戦って手に入る経験値はキャラクターのレベルが上がるにつれて低くなり、最後はゼロとなる。つまり、ストーリー進行に応じたレベル上限がある。なので戦闘難易度のバランスはよいが、こういうやり方は気に入らない。無印をやったことがあればなおさらだ。

呪文システムは変更されている。前作の一般的なMP制ではなく、呪文を使うと「カプセル」を消費するという形式になった。持てる「カプセル」の上限数は決まっており、使った「カプセル」は空になる。時間経過で空の「カプセル」は充填されて、満タンになれば再びその呪文を使えるようになる。

設定上、地下世界の探索が多い。やり方を知っていれば難しくないものの、迷路が嫌いな人はうんざりするかもしれない。

アイテム集めの要素はなくなった。敵はごく少数例外ひとつを除き、店で買えるようなアイテムしか落とさない。無印にはいろいろなドロップアイテムがあり、それが魅力だった。本作にも期待していたのだが失望した。登場するアイテムを募集するという企画が、コンプティーク誌上でもあったはずだ。なぜこうなってしまったのか。

同じ敵と戦って手に入る経験値はキャラクターのレベルが上がるにつれて低くなり、最後はゼロとなる。なので戦闘難易度はバランスがとれている。

もしかしたら、戦闘難易度のバランスにこだわりすぎたのではないか。

ごく少数のひとつある例外は、たいしたことのない武器だ。手に入れた章では役に立つが、店で売っていないドロップアイテムがあることの、アリバイ作りだろう。こうしておけば、表面上は登場アイテム募集の約束を破ってはいない。ますます気に入らない。

ストーリーや背景世界の作り込みは無印以上かもしれないが、自由度が低いのでこれくらいの作り込みは当然だろうと感じてしまう。

なぜ自然な順序に逆らって、無印より先に2を終わらせたいと思い立ったのか。果物を食べる時は、いまいちなところを先にして、おいしいところを後にしたい。それと同じだ。

このゲームは1回エンディングまでいっている。ラスボスはかなり強い。ほかに対抗手段がわからなければないので、レベルを上げるしかない。

ロイヤルブラッド(8)SC1・レッドワルト

シナリオ1「エランとレッドワルト」のライル家・当主レッドワルトでやってみる。難易度はやさしい。

有利な点:当主・家臣が優秀。宝石魔術師が優秀。隣にいいカモがいる。

不利な点:同規模の勢力であるブランシェ家・エランに接している。ブランシェ家より強力な王家にも接している。接している勢力の数が多く、敵のスキを突きづらい。

シナリオ2と違ってクリサリス家は脅威ではない。当主の軍事力がそれほど高いわけではないからだ。むしろ絶好のターゲットになる。島国のクリサリス家を取れば敵に隣接しない安全な領国を確保できる。なによりも二人目の宝石魔術師が手に入る。

今回も序盤で疫病が重なった。あせらず慎重に進む。ブランシェ家・エランから同盟を打診されたので受けておく。ブランシェ家と王家が争えばありがたいのだが、思ったほど衝突しない。

王家は南方で頻繁に戦争をするので、いつスキがあるのか計りづらい。パスハも手に入らなかった。こういう場合でも時間をかけて兵士数で圧倒すれば問題ない。防備を固めてからクリサリス家を滅ぼす。軍事力の高いギメルシュも手に入った。宝石魔術師を使ったのでしばらくは脆弱だったが、敵は攻めてこなかった。やはり兵士数が物を言っているようだ。

ブランシェ家・エランとの同盟を破棄して侵攻する。こちらにだけ二人目の宝石魔術師がいるのでやりやすい。ブランシェ家を滅ぼして三人目の宝石魔術師を手に入れる。家臣も十分になった。後は順調だ。

縛りとして今回一連のプレイで、全ての第5部隊を使うことにする。今回はオークと契約した。兵士数の初期値は100。400人の一般兵士と共に侵攻する。こうすれば第1~4部隊も100人ずつとなり、オークの強さを推定しやすい。一般兵士と大差ないようだ。

12か国しか制していないが先が見えたので、5年目1月の時点で中断することにした。

このシナリオは3時間半、累計で28時間かかった。

英雄伝説(9)第3章・不思議な壺、ワプ2

2つ目の「ハイパー660」はあきらめたが、まだストーリーは進行させない。まずはレベルアップにはげむ。

ストーリーの進行に応じて特定の怪物と戦えなくなることもある。

進行しすぎるとセリスの町のイーグと戦えなくなる。イーグは「不思議な壺」というアイテムを落とす。必須アイテムではないが他では手に入らないので、欲しければ早期に戦うしかない。しかしイーグはかなり強いので、新しい装備がないと苦労する。

きつすぎるので、すこしだけストーリーを進行させてみる。もちろん事前にセーブしておき、戻れるようにしておく。ナッシュの町で銀シリーズを買えるようになった。

しかし、まだきついのでヨルドの港を解放する。ヨルドの港では水晶シリーズを買えるようになった。セリスのイーグともまだ戦える。つまり、ここまではストーリーを進行させて問題はなかったわけだ。同じようなことを別ゲームの記事で書いた気もするが、半端な記憶のせいで何時間も余計な苦労をしてしまった。

水晶シリーズがあってもイーグは強敵だ。銀の杖、ヒュール3・プアゾ3の呪文が役に立つだろう。「不思議な壺」は割と早く手に入った。

この章での謎解き自体はたいしたことないが、いろいろな場所を巡る必要がある。本来は面倒くさいが、この章から使えるワプ2の呪文があれば楽だ。

ワプ2があれば解放した国に戻るのも一瞬だ。たまに隠しメッセージや隠しアイテムもある。例えば第2章のリーゼルの謎を自力で解いていた場合、リーゼルの北東にあるロエルの家で面白いセリフを聞ける。このセリフは今のゲームにも通用するだろう。また、ラルファの砦では宝くじがもらえる。

もうすこしストーリーを進めればこの章も終わるはずだが、その前にアイテム集めをする。アロマがなかなか金塊を落とさない。飽きてきた。

今回は9時間、累計で34時間かかった。

レトロゲームの思い出と攻略