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英雄伝説2(3)今回の目標と縛り

今回は以下の条件でやってみる。
(1)セーブ・ロードによるやり直しは、原則としてしない。
(2)攻略情報は、原則として見ない。
(3)すでに始めている無印よりも先に終わらせる。

無印にはいろいろなドロップアイテムがあり、それが魅力だった。

本作にはアイテムを集めるという楽しみがないが、苦しまなくていいとも言える。自由度の低さも割り切ってしまえば、気にならないかもしれない。

英雄伝説2(2)ゲームの入手方法

今回プレイするのは1992年日本ファルコム製。マシンは、PC-9801DA(CPUは80386・20MHz)。ソフト・ハードとも中古であれば手に入るかもしれない。PC-9801VM以降・PC-286/386に対応。メモリは640KB必要。ハードディスクに対応。その際は、MS-DOSのVer2~3が必要(Ver5には非対応と明記されている)。FM音源に対応。ジョイスティックに対応しているが、なくても問題ない。

ハードディスクに対応とあるが、なくても苦痛はない。

全てを確認したわけではないが、ファルコムのゲームで外付けのフロッピーディスクドライブを使うのはやめておいたほうが無難かもしれない。

スーパーファミコン版などもあるようだ。(PC-98版との内容の差は不明)。

プロジェクトEGG(PC-9801などのレトロゲームをWindowsで利用できる)でも配信されている。対応OSについては、各自で調べてほしい。

もし手に入れようとするなら、ソフトの状態・ハードの型式・フロッピーディスクの種類・OSの種類・最近のOSであれば何ビット版かなどに注意したほうがいい。入手元が誠実であっても、20年以上前のフロッピーディスクなどが突然読めなくなるのは驚くことではない。諒とせよ。

英雄伝説2(1)ゲームの紹介と昔の話

無印のアイテム集めに疲れたのと、無印より先に終わらせたいという理由で、「ドラゴンスレイヤー英雄伝説2」をやってみる。RPGでアクション性はほとんどない。

町・野外・ダンジョンなど全てが2D画面。ストーリー進行に応じて敵を掃討していく。謎はよく覚えていないが難しくはなかったと思う。ここまでは無印と大差ない。

ゲームの自由度は無印よりさらに低い。終盤を除くと、同じ敵と戦って手に入る経験値はキャラクターのレベルが上がるにつれて低くなり、最後はゼロとなる。つまり、ストーリー進行に応じたレベル上限がある。なので戦闘難易度のバランスはよいが、こういうやり方は気に入らない。無印をやったことがあればなおさらだ。

呪文システムは変更されている。前作の一般的なMP制ではなく、呪文を使うと「カプセル」を消費するという形式になった。持てる「カプセル」の上限数は決まっており、使った「カプセル」は空になる。時間経過で空の「カプセル」は充填されて、満タンになれば再びその呪文を使えるようになる。

設定上、地下世界の探索が多い。やり方を知っていれば難しくないものの、迷路が嫌いな人はうんざりするかもしれない。

アイテム集めの要素はなくなった。敵はごく少数例外ひとつを除き、店で買えるようなアイテムしか落とさない。無印にはいろいろなドロップアイテムがあり、それが魅力だった。本作にも期待していたのだが失望した。登場するアイテムを募集するという企画が、コンプティーク誌上でもあったはずだ。なぜこうなってしまったのか。

同じ敵と戦って手に入る経験値はキャラクターのレベルが上がるにつれて低くなり、最後はゼロとなる。なので戦闘難易度はバランスがとれている。

もしかしたら、戦闘難易度のバランスにこだわりすぎたのではないか。

ごく少数のひとつある例外は、たいしたことのない武器だ。手に入れた章では役に立つが、店で売っていないドロップアイテムがあることの、アリバイ作りだろう。こうしておけば、表面上は登場アイテム募集の約束を破ってはいない。ますます気に入らない。

ストーリーや背景世界の作り込みは無印以上かもしれないが、自由度が低いのでこれくらいの作り込みは当然だろうと感じてしまう。

なぜ自然な順序に逆らって、無印より先に2を終わらせたいと思い立ったのか。果物を食べる時は、いまいちなところを先にして、おいしいところを後にしたい。それと同じだ。

このゲームは1回エンディングまでいっている。ラスボスはかなり強い。ほかに対抗手段がわからなければないので、レベルを上げるしかない。

ロイヤルブラッド(8)SC1・レッドワルト

シナリオ1「エランとレッドワルト」のライル家・当主レッドワルトでやってみる。難易度はやさしい。

有利な点:当主・家臣が優秀。宝石魔術師が優秀。隣にいいカモがいる。

不利な点:同規模の勢力であるブランシェ家・エランに接している。ブランシェ家より強力な王家にも接している。接している勢力の数が多く、敵のスキを突きづらい。

シナリオ2と違ってクリサリス家は脅威ではない。当主の軍事力がそれほど高いわけではないからだ。むしろ絶好のターゲットになる。島国のクリサリス家を取れば敵に隣接しない安全な領国を確保できる。なによりも二人目の宝石魔術師が手に入る。

今回も序盤で疫病が重なった。あせらず慎重に進む。ブランシェ家・エランから同盟を打診されたので受けておく。ブランシェ家と王家が争えばありがたいのだが、思ったほど衝突しない。

王家は南方で頻繁に戦争をするので、いつスキがあるのか計りづらい。パスハも手に入らなかった。こういう場合でも時間をかけて兵士数で圧倒すれば問題ない。防備を固めてからクリサリス家を滅ぼす。軍事力の高いギメルシュも手に入った。宝石魔術師を使ったのでしばらくは脆弱だったが、敵は攻めてこなかった。やはり兵士数が物を言っているようだ。

ブランシェ家・エランとの同盟を破棄して侵攻する。こちらにだけ二人目の宝石魔術師がいるのでやりやすい。ブランシェ家を滅ぼして三人目の宝石魔術師を手に入れる。家臣も十分になった。後は順調だ。

縛りとして今回一連のプレイで、全ての第5部隊を使うことにする。今回はオークと契約した。兵士数の初期値は100。400人の一般兵士と共に侵攻する。こうすれば第1~4部隊も100人ずつとなり、オークの強さを推定しやすい。一般兵士と大差ないようだ。

12か国しか制していないが先が見えたので、5年目1月の時点で中断することにした。

このシナリオは3時間半、累計で28時間かかった。

英雄伝説(9)第3章・不思議な壺、ワプ2

2つ目の「ハイパー660」はあきらめたが、まだストーリーは進行させない。まずはレベルアップにはげむ。

ストーリーの進行に応じて特定の怪物と戦えなくなることもある。

進行しすぎるとセリスの町のイーグと戦えなくなる。イーグは「不思議な壺」というアイテムを落とす。必須アイテムではないが他では手に入らないので、欲しければ早期に戦うしかない。しかしイーグはかなり強いので、新しい装備がないと苦労する。

きつすぎるので、すこしだけストーリーを進行させてみる。もちろん事前にセーブしておき、戻れるようにしておく。ナッシュの町で銀シリーズを買えるようになった。

しかし、まだきついのでヨルドの港を解放する。ヨルドの港では水晶シリーズを買えるようになった。セリスのイーグともまだ戦える。つまり、ここまではストーリーを進行させて問題はなかったわけだ。同じようなことを別ゲームの記事で書いた気もするが、半端な記憶のせいで何時間も余計な苦労をしてしまった。

水晶シリーズがあってもイーグは強敵だ。銀の杖、ヒュール3・プアゾ3の呪文が役に立つだろう。「不思議な壺」は割と早く手に入った。

この章での謎解き自体はたいしたことないが、いろいろな場所を巡る必要がある。本来は面倒くさいが、この章から使えるワプ2の呪文があれば楽だ。

ワプ2があれば解放した国に戻るのも一瞬だ。たまに隠しメッセージや隠しアイテムもある。例えば第2章のリーゼルの謎を自力で解いていた場合、リーゼルの北東にあるロエルの家で面白いセリフを聞ける。このセリフは今のゲームにも通用するだろう。また、ラルファの砦では宝くじがもらえる。

もうすこしストーリーを進めればこの章も終わるはずだが、その前にアイテム集めをする。アロマがなかなか金塊を落とさない。飽きてきた。

今回は9時間、累計で34時間かかった。

ロイヤルブラッド(7)SC4・エアドリック

シナリオ4「ロイヤルブラッド」のテュードリア家・当主エアドリックでやってみる。難易度はふつう。

有利な点:宝石魔術師がいる。当主・家臣の政治力は優秀。領国3つのうち1つは他国に接していない。

不利な点:王家に囲まれている。宝石魔術師の強さは中ぐらいなので、より強い第5部隊には対策がいる。当主の軍事力は並み。

今回は不運とミスが重なった。疫病が重なり兵士数が不足したのにあせって侵攻してしまった。王家に反撃されてせっかく取った国を取り返されてしまう。今回のプレイで初めての敗北だ。残念な音楽が鳴る。

残念な音楽には聞き覚えがあるので、かつても敗北したことはあったのだろう。スピードも大事だが、あせるとかえって遅くなる。

態勢を立て直し、じっくり反撃する。第5部隊はピルムスと契約した。ガンナーより弱いが間接攻撃を持っている。それほど強くない代わりに、早期から契約しても離反されにくい。

ある程度の勢力になれば後は順調だ。今回は縛りとして当主は追放することにした。急死などもあってティリアンと王家の一族が滅亡する。後味がよくないので次は別の縛りを考えたい。

6年目6月の時点で残りはブランシェ家とライル家のみとなったので、中断することにした。

このシナリオは5時間半、累計で24時間半かかった。

ロイヤルブラッド(6)SC3・ティリアン

シナリオ3「ティリアンの戦い」のスレテート家・当主ティリアンでやってみる。難易度はふつう。

有利な点:当主・家臣がやや優秀。宝石魔術師がいる。隣接する他国に本国はなく兵士数は多くないので、当面は脅威がない。

不利な点:こちらより大きな勢力に囲まれている。宝石魔術師の強さは中ぐらいなので、より強い第5部隊には対策がいる。

まずはじっくり内政に取り組む。パスハが1つ手に入った。他国は互いに争っているが、こちらにはやってこない。隣接する他国の兵士数も増えていない。ここまでは理想的だ。

このゲームでは原則として、他国の情報はノーコストで手に入る。かかるのはプレイヤーの手間だけだ。隣接国だけでなく、侵攻予定国の隣接国も調べておく。攻め取ったはいいが守り切れないのでは意味がない。

原則には例外がある。他国の第5部隊の情報を調べるにはコストがかかる。たいていは中程度以下のモンスターを雇っているが、宝石魔術師を使ってくることも多いので調べてもあてにはならない。

ライル家には宝石魔術師が二人いる。ブランシェ家とやり合った直後のタイミングで侵攻したところ、弱いほうの宝石魔術師がでてきた。味方バグベア対敵チルではすこし不利だが、兵士数で優勢なので難なく勝つことができた。強いほうの宝石魔術師がでてきたら、損害も大きかっただろう。なので、タイミングを計ることは無駄ではない。

ライル家から同盟を打診される。このゲームの同盟は不可侵条約だ。いきなり攻め込まれることはなくなるので締結することにした。王家とブランシェ家がいるので、ライル家は脅威ではなくなるだろう。

ライル家と組んだので、南下策を取る。王家に腹背をさらすので、守りを固めておく。同程度の軍事力なら兵士数は50上回っていればいいだろう。低いなら100上回るようにしたい。家臣が足りずに直轄領となる場合、たぶん当主の軍事力の半分が適用されるので兵士数でカバーする。

第5部隊はオーガあたりでいいだろう。名声が高くないのに強すぎる部隊と契約すると、離反されることがある。離反される条件は攻略本がないと正確には分からないが、契約金で見当をつけることはできる。

フェリアス家を滅ぼし宝石魔術師を手に入れた。新たに第5部隊のガンナーと契約する。ガンナーは強力な間接攻撃を持っている。ここまでくれば後は順調だ。

6年目4月の時点で残りはブランシェ家とライル家のみとなったので、中断することにした。

このシナリオは6時間、累計で19時間かかった。

ロイヤルブラッド(5)SC2・レッドワルト

シナリオ2「フェリアス家の危機」のライル家・当主レッドワルトでやってみる。難易度はシナリオ1・エランと同様で、やさしい。

有利な点:当主・家臣が優秀。宝石魔術師が優秀。領国4つのうち1つは他国に接していない。自分より小さな勢力に接しているので、弱い敵から攻略できる。

不利な点:同規模の勢力であるブランシェ家・エランに接している。接している勢力の数が多く、敵のスキを突きづらい。なぜなら、隣接する敵の宝石魔術師(王冠ドラゴンを含む)が全て休養期間中ということはまれだから。絶えず敵の侵攻を警戒しなければならない。そしてもうひとつ不利な点がある。

隣接する8国のクリサリス家は島国で、こちらの7国にしか隣接していない。なので必ず7国をターゲットにしてくる。クリサリス家は弱小だが本国である8国の兵士数は7国を上回っている。しかも当主の軍事力は高い。勝てない敵ではないが、不安はある。

いきなり開始直後に攻めてきた。兵数は7国と同程度だが、軍事力が高いので危険だ。宝石魔術師を動員して迎撃する。宝石魔術師を動員してしまえば難しくない。領主を戦闘力の高いガラリアに代えておいたことも有利に働いた。

問題なのは、ここでほかの国がちょっかいを出してくることだが、そういうことはなかった。力を蓄えてからクリサリス家を滅ぼす。これで宝石魔術師が増えたので楽になった。後の展開は前回と大差ない。

他国を滅ぼすと、家臣になりたいと頼ってくる者がいる。このゲームに登場する人物は寡黙だが、このときはセリフがある。セリフにはいくつかパターンがあり、能力に応じて決まるようだ。たぶん、裏切りやすい人物も推測できる。もっとも筆者の場合、今までに裏切られたことは一度もない。

領国と宝石魔術師の過半を押さえた。残りは王家とかろうじて残っているフェリアス家のみだ。このシナリオは勝ちが見えたので、5年目3月の時点で中断することにした。

このシナリオは6時間、累計で13時間かかった。

ロイヤルブラッド(4)SC1・エラン

シナリオ1「エランとレッドワルト」のブランシェ家・当主エランでやってみる。難易度はやさしい。

有利な点:当主・家臣が優秀。宝石魔術師が優秀。領国3つのうち1つは他国に接していないので軍備を省ける。省いた分は前線国に回せる。

不利な点:同規模の勢力であるライル家・レッドワルトと、もっとも大きな勢力である王家に囲まれている。弱い敵から攻略するということはできない。

序盤は富国を重視する。領主の軍事力が高ければ兵士数は隣接国と同程度でいい。こちらの兵士が多いと敵は競り勝とうとして増やすので、刺激しない。

このゲームで重要なのは取引コマンドによる作物の売買だ。安い時に買って高い時に売る。金に余裕ができたら兵士を増やす。周りの敵国の兵士が200なら、450から500ぐらいに増やしてから半分の兵士で侵攻する。出撃する国も守る必要がある。初戦までに2年はかからないだろう。

第5部隊のうち宝石魔術師と王冠ドラゴンは、出撃すると3か月間は使えなくなる。野球の投手と同じで休養期間がいる。後のことまで考えなければならない。例えば、ライル家へ侵攻した後の休養期間中に王家が侵攻してくると困ったことになる。

対策1:パスハが使えるまで待つ。このゲームでは内政コマンドに力を入れているとよいイベントが起こる。そのうちのひとつに、第5部隊のパスハが使えるようになるというものがある。パスハは強力で王冠ドラゴンとも渡り合える。1回しか使えないが十分役に立つ。

対策2:モンスターと契約して、敵のスキを突く。序盤で契約できるモンスターはそれほど強力ではないが、いないよりはずっといい。宝石魔術師に比べると劣勢だが、敵が休養しているスキを突けばいい。

対策3:時間をかけて兵を養う。第5部隊も無敵ではないので、兵数で圧倒すれば問題ない。兵数で圧倒していれば敵は侵攻してこないはずなので、休養期間を気にせずに宝石魔術師を攻撃に使ってもいい。

たいていは対策1(パスハ)が使えるが運次第で保証はできないので、対策2(モンスターでスキを突く)を基本とする。敵のスキを待っている間に、自然と対策3(兵数)も加味することになるだろう。

ライル家などのほかの貴族を滅ぼせば、彼らの宝石魔術師も手に入る。そうなれば宝石魔術師をローテーションさせられる。控えの投手がいれば、エースの投入にためらいはいらない。

他国に接していない国が増えるにつれて、どんどん楽になる。残りは王家のみだ。王家もほかの貴族を滅ぼしているので、王冠ドラゴンのほかに宝石魔術師がいる。しかし、もはや敵ではない。このシナリオは勝ちが見えたので、6年目5月の時点で中断することにした。

ここまでで7時間かかった。

ロイヤルブラッド(3)今回の目標と縛り

今回は以下の条件でやってみる。
(1)全てのシナリオの全ての当主でプレイする。十分に優勢と感じたら、途中で打ち切ってもいい。
(2)セーブ・ロードを繰り返してやり直すことはしない。
(3)ほかの攻略情報は原則として見ない。攻略本は気が向いたら見てもよい。

シナリオや当主が変わってもエンディングは共通だ。ある程度の勢力になったら、優勢な状況がひっくり返ることはない。全部クリアするのは面倒くさいので、途中で止めてもいいことにする。

今回を最後のプレイにするつもりなので、できるだけ自力でやってみる。でも、攻略本をもう一度見てみたいとも思う。その時は明記する。

もうすこし縛りをかけてみたいが、やりながら考えることにする。